朝から雪はザブザブ。だからという訳ではありませんが、この日は終日、BC系のスキーを試乗しました。
普段乗らない板なので、何とコメントしていいやら....。見当違いのことを書いてるかもしれませんが、何卒ご容赦くださいm(_ _)m
VÖLKL BRIDGE
L179/R20.7/128-95-115
雪面はあまり荒れてませんが、雪はかなり柔らかい状態です。
角付けをするだけでもズレながら素直に回ってくれますが、内傾角をとってソール面を内から押すように荷重すると、綺麗なターンが描けます。エッジングや荷重の量を調整することで、ターン弧のコントロールが可能です。
小回りもまずまず。
MOMENT UNDERWORLD
L181/R25.0/132-106-123
板の硬さは感じません。撓ませやすいスキーです。
VÖLKLのBRIDGE同様、内傾角をとって踏み込むと、綺麗に撓んでターンに入ってくれますが、よりカービング的な感覚です。
切り換え時にも太さを感じない、大変操作性の良いスキーだと思います。
ちなみにこのスキー、通常のキャンバーに加え、センターにもうひとつ小さなキャンバーが入っています。結果、大きなキャンバーが小さなキャンバーで分断され、キャンバーが3つ。トリプルキャンバーって言うんだそうです。残念ながら効果の程は実感できませんでしたが(^^;
MOMENT DEATHWISH
L184/R25.0/136-112-129
UNDERWORLDと比べると、スキーの張りは強め。板自体がしっかりと受け止めてくれますので、かなり深い内傾角をとることができ、カービング要素の強い滑りが可能です。
切り換え時にもたつきがありませんので、小回りもゆったりしたリズムであれば大丈夫でした。
個人的には、ここまで張りが強くない方が好みです。
UNDERWORLD同様、こいつもトリプルキャンバーです。しかし、どちらのスキーも構造よりも気になるのはトップシートのデザイン。この顔に見つめられながら滑って、リフトに乗ったときに目が合うっていうのもねぇ....。
MOMENT BELAFONTE
L178/R23.5/133-106-122
整備されたゲレンデを滑走する普通の(?)スキーに良く似た感覚です。
エッジングを強めればカービング的な滑りになりますし、ズレをコントロールした滑りも問題なくできます。ただし、常に板をしっかりと踏んでいることが必要だと感じました。
でも、楽しさではUNDERWORLDやDEATHWISHの方が上かな。
SKILOGIK ROCK STAR
L178/R14.0/142-117-141
良く回るスキーです。
回りすぎて、荒れた斜面ではちょっとキョロつき気味ですが、ターン内側からしっかりと踏んであげれば落ち着きます。しかし、荒地からコブ斜面に育ちつつあるような状況では、やや扱いにくさを感じました。
素材がウッドなので、滑走中に両スキーがぶつかると、足許からカチカチと拍子木を打つような音がします(^^;
4FRNT HOJI
L179/R30.0/129-112-120
MOMENTやSKILOGIKから一転、さわやかなデザインです(^^
しかしコースはすでにかなりボコボコ。残念ながらこういう状況では、本領を発揮できないようです。
細かいコブのピッチに合わせられないと、トップにやや不安定さを感じました。コース内を滑るときは、しっかりと踏む必要があるのでしょうか。
コース外の林に入ると、柔らかく荒れた湿雪に板を取られることがありませんし、妖怪板掴みに捕まることも少ないので、滑りやすいです。
VECTOR GLIDE AVENTURA
L178/R18.2/135-100-120
メタルが入っているやつもあるそうですが、これはグラスタイプ。軽さと柔らかさを感じるスキーです。斜面はボコボコ、滑り手はヘロヘロという状況には、ピッタリの板でした(ま、一番いいのは滑らないことなんですが....)。
コブに当たっても柔らかいトップが吸収してくれますし、板が軽いのでエイヤッと振り回すこともできます。また意識的に内傾角を強めると、思ったよりしっかりとエッジがグリップしてくれました。
突破力はイマイチかもしれませんが、この板にそんなもの求めちゃいけないでしょう。大変操作しやすく、脚力のない方でも十分に扱えるスキーだと思います。