2013年05月02日

2014スキー試乗@野沢温泉(1/2)

野沢温泉スキー場でのICI試乗会、4/27分のレポートです。
試乗コースは、やまびこC,A,Eの各コースを1本ずつ。硬い雪の上に前夜の降雪が積もり、それが踏み固められた状態でしたが、終日気温が低かったため、大きく荒れることはありませんでした。

BLiZZARD RCS RACING SUSPENSION
L172/R18.0/115-71-99
DSC02059.jpg
ターンに入りやすく、安定性も良い、大変扱いやすいスキーです。
ただ、基本的には大〜中回り向きでしょうか。小回りでは切り換え時に板が足許に返ってくるような感覚は小さいので、脚だけで操作しようとすると、鈍さを感じるかもしれません。
またテールがやや食い気味です。高速ではこれが走りにつながるのですが、中〜低速では少し気になりました。
ズレをコントロールして滑る場合、エッジングを強めすぎると、スキーをやや動かしにくいと思いますので、マイルドなエッジングを心がけるといいでしょう。
名前にRACINGと付いていますが、一般のゲレンデ滑走にも使用できるスキーです。

KEI-SKI EZO83
L170/R17/120-83-110
DSC02064.jpg
第一印象は素直なスキー。スキーヤーの操作に対して、気持ち良く反応してくれます。
大〜小回りまで、ターン弧を選びません。センター幅がやや広めですから、小回りの切り換えでまったり感があるかと思いましたが、それほどでもありませんでした。
エッジホールドは強くなく、また走る板でもありませんから、刺激は少ないですが、様々な状況でスキーヤーの意図に応えてくれる、良いスキーではないでしょうか。
今シーズンまでのKEI-SKIは、個人的には「悪い訳じゃないけど、特に良くもない。」というイマイチな印象でしたが、来シーズンの板は、菅平で試したARX15も含め、好印象。一緒に試乗した指導員仲間にも好評でした。

K2 AMP 80 Xti
L170/R15/125-80-109
DSC02067.jpg
全体にしなやかさと軽さを感じます。エッジホールドは弱くはありませんが、ターンの入りは容易で、ターン中にも板を動かしやすいため、操作性は大変良いです。
基本的には大〜小回りまで、何でもこなせると思います。80mmという広めのセンター幅にもかかわらず、小回りの切り換え時にもたつきはありません。
操作性と安定性を兼ね備え、どのような滑りにも対応できるオールラウンドモデルだと思います。軽快感のあるスキーですから、中級者でも扱えるでしょう。

VÖLKL PLATINUM UVO
L165/R14.0/122-72-105
DSC02070.jpg
張りの強い板ではありません。しかしターン中にたわみを感じやすいため、作ったたわみを開放するのか、維持するのか、もっとたわませるのか、次の動作につなげやすいと思います。
ターン弧は大〜小まで選びません。大回りも期待以上でしたが、高速大回りは、ちときついかもしれません。(この板に、そんな性能を求めちゃいけませんね。)
このスキーの特徴である、トップに取り付けられた振動吸収パーツ(UVO(『ウフォ』と呼ぶらしい))の効果か、やや荒れた斜面でもバタつきません。しかし、あくまでも個人的な見解ですが、この手の機能は、全ての条件において効果を発揮するとは考えていません。雪面状況、滑り方....、私は今回は効果を感じましたが、人によっては、また状況によってはその効果を感じられないことも充分に考えられますので、過度な期待はしない方がいいんじゃないでしょうか。
極端に弱い板ではありませんが、(自称ではない)上級者は物足りなさを感じるかもしれません。走る板ではありませんが、エッジホールドがほどほどで、操作性が大変良いため、中級者であれば充分扱えると思います。

27日分は、ここまで。
翌28日試乗分のレポートは、別途掲載します。
posted by スキー中毒者 at 17:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | スキー
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