担当するのは医事・安全対策委員会です。

ん?「医事」って、ただの安全対策委員会じゃないのか?
猪谷会長のご挨拶(代読)によると、意図せぬドーピングにより善意の選手が不利益を被らないような対策が必要とのことで、今シーズンより「医事」を追加したそうです。
ということで、まずはアンチ・ドーピングのお話からスタート。
そして、『スポーツ科学におけるケガと予防』。講師の富樫茨城大学教授には、昨年に引き続き膝の傷害防止を中心にお話しいただきました。
私も5年前に左膝の前十字靱帯を痛めた時、主治医の梅澤香貴先生からハムストリングスを鍛えるよう指示を受けましたが、その理由が良く理解できました。
続いて、都連加盟クラブが昨シーズン実施したスキー学校における傷害事故の報告を集計した結果報告。所属クラブ主催のスキー学校で講師を担当する立場では、大変参考になります。
休憩を挟み、最後に心肺蘇生法及びAED取り扱い実習を行いました。

実習に使う人形は、心臓マッサージを行うとペコペコと音がして、正しく行えていることが確認できます。AEDも、本物と同様に音声での操作指示が流れます。
街中にはAED設置のステッカーが目立つようになりましたが、操作できる人がいないんじゃ意味がありません。ま、今回の実習で実際の現場で使えるかどうかは別にして、1年に1回、このような体験ができるのは、貴重な機会でしょう。
この安全対策講習会は、各クラブの安全対策担当者に3年に1回の受講が義務付けられていますが、これからも都合さえつけば毎年出席したいと思います。