2012年05月31日

マニアックな(?)セミナー

フィジカルトレーナーの飯島庸一さんと、元ワールドカップ選手の大瀧徹也さんとのコラボ企画『フィジカルトレーニングセミナー』が、今年も始まりました。
このセミナーは、スキーのテクニックではなく、身体の機能面に着目して、骨格や関節、筋肉の基本的な構造や機能を理解するとともに、それらの動かし方やスキー操作との関連についての理解を深めることで、雪上での成果につなげようとするものです。もちろん講義だけではなく、実際に身体を動かし、自分の意識と実際の動きのズレを確認したり、自分のクセを認識したりできます。また、各パーツの可動域を広げるためのエクササイズも紹介していただきますが、特別なトレーニングではなく、普段の生活における日常動作を、スキートレーニングに結びつけるポイント等の解説もありますので、オフシーズンに身体機能の向上を図ることができます。
飯島さん自身もおっしゃってましたが、かなりマニアックなセミナーです(^^

5/30は今年の第1回目。テーマは『足裏の荷重コントロールと股関節の可動性エクササイズ』です。
DSC01746.jpg
まずは股関節の可動性向上の重要性について。日常生活においては、身体の外部からの予期しない力に対してバランスをとるのは、主に足首と股関節。しかしスキーにおいては、ブーツで足首が固定されるため、股関節が重要になります。外からの力に耐えようと、股関節を固定するのではなく、股関節をビルの免震装置のように動かせることが大事。といった内容でした。
続いて足裏の荷重意識について。まずは、拇指球・小指球・踵の3つの部位を、点・線・面の3つのパターンで荷重したときの特徴について理解。そして、荷重位置を変えながら、実際に歩行動作を行います。最後に足裏の荷重位置と骨盤の向きを同時に意識。様々なパターンで歩行動作を繰り返しながら、確認をしました。

特に歩行は日常動作の最たる物ですから、これをスキートレーニングとして取り入れることができれば、大変効果的だと思います。
実際に、昨年のセミナーで教えていただいた、ターミナルスタンスを意識した歩行を、常に心掛けた結果、今シーズンは雪上でその効果を実感できた気がします。今回の3つの荷重パターンについても、来シーズン雪上に立ったとき、苦手のターンの中で意識的に確認をしてみたいと思っています。

次回は6/13で、テーマは『GS・ロングターンのカラダの使い方』です。詳しくはこちらに掲載されています。興味のある方は、ぜひご一緒に(^^
posted by スキー中毒者 at 23:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | スキー
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