2012年04月08日

2013スキー試乗@丸沼

今週は、丸沼でICIカンダコンペカンさんの試乗会。中止になった菅平試乗会のリベンジということで、土曜日に、先週同行した指導員仲間とその奥様をピックアップし、丸沼に向かいました。

現着すると、思ったより駐車場が混んでます。誘導されたのはR120冬期通行止ゲートのすぐ脇。試乗会は、ゴンドラ乗場のちょい上でやってますので、結構長い距離を登ることになりました(^^;
心配していた天候は薄曇りで細かい雪が降っていました。気温は低く、雪面は4月とは思えない、大変良い状態でした。
そして時には青空が顔を出すことも。
DSC01616.jpg

今回の試乗会はスキーが約30台という小規模なものですが、各ブランドの主要モデルは揃ってます。参加者も多くはないのですが、仲間のお目当てだったOGASAKA KS-TKは、すでに出払ってました。私はといえば、まずは嫌いな(?)サロモンから試乗(^^;

SALOMON 24 X-KART+Z12 Speed
L171/R13.6/122-72-107
DSC01603.jpg
ショートターン系のロッカースキーです。
特筆すべきは操作性の良さ。ターンに入るときに、板のたわみで雪面を捉える感覚が伝わってきますので、コントロールがしやすいです。
ショートターンは大変やりやすいのですが、ターン弧を大きくしていくと、どうしても板が内に入って来たがります。ホントの大回りをするには、このあたりの調整が必要ですが、日本のゲレンデ事情を考えると、それほど大きな問題ではないかもしれません。
安定性はまずまずですが、板の走りはイマイチでした。ワクシングの問題でしょうか?

SALOMON 24 MUSTANG+Z12 Speed
L170/R15.1/119-72-103
DSC01607.jpg
もうちょいオールランドなモデルを試してみたくて、選びました。こちらはキャンバースキーです。
大〜中回りは、大変気持ちよくターンできます。小回りではちょっとだけテールの抜けが悪いように感じました。操作性、安定性ともまずまずですが、スキーの走りはやはりイマイチでした(^^;
ターンの入りでは、X-KARTのエッジとたわみで雪面を捉える感覚に対して、MUSTANGはエッジで捉えてトップからターンに入っていく「お馴染み」の感覚です。
MUSTANGの方が『捉えが早い』と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、雪面の捉えはどちらも変わらず早いと思います。ただし、X-KARTのようなロッカースキーの場合、ターン始動後に板全体をたわませることにより、本来の長さを生かした性能が引き出されますので、脚力の弱い方や、技術的に自信のない方は、そのあたりも考慮に入れて試乗されると良いと思います。
個人的にはロッカー系の操作性を気に入っていますし、失敗も少ないと思います。しかし、一般スキーヤーにとっては、ロッカーとキャンバーはどちらが良いということではなく、好みの問題だと考えています。

ATOMIC BLUESTER A
L169/R17.2/113.5-70-97
DSC01611.jpg
ASAMAの試乗で好印象だったBLUESTER AXより、ちょい柔らかいタイプです。
こちらも操作性は大変良く、ターン弧も大から小まで全く問題なし。安定性はまずまずで、エッジホールドはやや強めでしょうか。
ATOMICの場合、まずスキーの個性(性能)を尊重して、そのうえで操作をすると、大変良い感覚が得られました。逆に言うと、無理矢理操作をしようとすると、難しく感じるかもしれません。これは、今シーズンのD2 DEMO X TYPE-Aでも強く感じたことではありますが、BLUESTER A(X)ではかなり抑えられているようです。

OGASAKA TC-SV+RC600FL
L165/R12.8/117-67-104
DSC01620.jpg
白樺高原国際でTC-MVの扱いやすさに驚きましたので、ショートターンモデルを試してみることにしました。
当然のことながら、小回りは文句なしです。エッジホールドは強いのですが、決して扱いにくくはありません。
中〜大回りでも、思ったほど板が中に入ってこないため、調整も楽です。ショートを重視したオールラウンドスキーとして使えると思います。
LVやMVと違いロッカーにはなっていませんが、まるでロッカースキーのような操作性を感じました。トップのエッジが喰ってターンに入るという感覚が薄れており、コントロールしやすいスキーだと思います。

FISCHER RC4 SUPERIOR RACETRACK
L165/R14.0/122-72-104
DSC01623.jpg
普通に滑りやすいスキーです(^^
ちなみにこれは、私にとっては最大限の讃辞です。
大〜小まで、何でもこなせます。
「捉えが早すぎない」と表現したいのですが、OGASAKAのTC-SVと同様、トップで捉えてターンに入るという感覚が小さいということであり、決して捉えは遅くありません。
クセがなく、素直なスキーなので、大変操作しやすく感じました。

フィッシャーを返却に行くと、並んでいる板の数が少なくなっていました。時刻は3時で、この日の試乗会は終了。そして我々の滑走も終了です。普通なら「もうひと滑り。」というところかもしれませんが、自分の板は車に積みっぱですから(^^;

帰路、同行の御夫妻に教えていただき、花咲の湯に立ち寄りました。大変大きな日帰り温泉施設ですが、駐車場には車が一杯。それでも『今日は空いてる。』ということでした。お風呂はもちろん、館内は大変きれいで明るく、気持ちよく利用できます。入浴後に大広間で休憩、そのまま夕食もいただきました。
料金は5時間で600円ですが、片品のスキー場の当日リフト券を持って行くと、100円割引になります。丸沼はリフト券がICカードなのでスキー場で返却してしまいましたが、ちゃんと3名分の「来場証明書」を貰ってくれてました(^^
帰りはR120に戻らず、川場村を抜けて沼田ICへ。車の量も少なく、どこまで走っても渋滞はありません。結局練馬ICまで順調に走行。同行の御夫妻をご自宅に送り届けて、12時ちょい前に帰着しました。単独行のときは、スキー場から脇目もふらずに真っ直ぐ帰ることが多いのですが....、こんなふうにノンビリするのもいいなぁ(^^
posted by スキー中毒者 at 19:25 | Comment(2) | TrackBack(0) | スキー
この記事へのコメント
スキー中毒者さんのコメントを参考に、2モデルまで取り揃えているお店でついにスキーを購入しました!12−13モデルのAtmic Bluester Aというモデルです。5万円を切っていたこと、ここのコメントを読んで店員さんのコメントも似通っていましたので間違いないと思い購入した次第です。冬が待ち遠しいです。有難うございました。
Posted by 小野田 隆 at 2014年10月11日 22:16
スキー選びに少しでもお役に立ったのであれば嬉しいです。
実際に滑るのが楽しみですね(^^
Posted by 中毒者 at 2014年10月12日 11:34
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