2009年12月14日

研修会で感じたこと(その1)

教程の改訂に伴い、大きく変更された検定種目。今回は研修会ですから検定種目の解説は主眼ではなかったものの、ちょっとだけ出てきました。あくまでも、種目そのものではなく、種目の求めるものということですから、実際の種目とは要領が若干異なるかもしれませんが、誤解なきようお願いしますm(_ _)m


まず、横滑り。
昔、1級のバッジテストにあった横滑りは、外向傾をつくることにより強めたエッジングを、緩めることにより行っていました。
今回の横滑りは、斜滑降で進行方向の少し谷側に重心を運ぶことにより、落下を導き出すことが目的となります。したがって強い外向傾は出ませんが、重心を運ぶ方向、すなわちスキーが進む方向への若干の外向傾は結果として出ることになります。
また、エッジングのコントロールが目的ではなく、あくまでも重力による落下を導き出すこと、すなわちターン始動のポジションをつくることが目的となります。
種目として考えりゃ、これだけなんですが、『次のターンに入るときは、(大回りでも小回りでも)必ずこのポジションまで身体を運ぶこと。』という講師の言葉が、私にとってはハマりました(^^

続いて、谷回りターン。
斜面に対して斜め方向に立った初心者のニュートラルポジション(つまりスキーは軽いハの字形状をとります)から、重心をターン内側に運ぶことにより内脚への荷重が強まるとともに、内脚のエッジングが緩み(外脚のエッジングは若干強まります)、落下を始めることによりターンを始動します。ターン中、外スキーは止めることなく進行方向に動かし続けます。
新教程に示されているターンのメカニズムを理解して、それを表現することが必要です。逆に言えば、この種目を練習することで、ターンメカニズムへの理解が進むと思います。が、型を求めがちな準指受検生には、ちと難しいかも....。
低速なんで、ゴマカシはききません(^^;

どちらも、検定種目として型を追い求めてしまうと、検定当日の斜面状況の変化に対応できず、イタイ目に会いそうです(^^;

ってな感じで理解したんですが、間違いや誤解等がありましたら、フォロー願います。>廃人さん
教程やオフィシャルブックのDVDを見ていれば、理解がもっと進んだのかもしれませんが、オフィシャルブックの入手は昨日だし、教程のDVDは飲んだくれた状態で見ていたので、な〜んにも覚えてません(^^;

さて(その1)としたのはいいが、(その2)に続くんだろうか....

一週間放りっぱなしになっていたオフィシャルブック。DVDをちょっとだけ見てみました。準指、正指用の「受検者のために」って、この中に入ってるんですね。
で、最初に出てきたのがA単位の「横滑り〜停止」でした。う〜ん、研修会での横滑りとはちと違うような....。まぁ、研修会の横滑りは、あくまでも落下を導き出すためのポジションの確認。

受検生の皆様、種目の要領については、くれぐれも養成講習会でご確認ください。
posted by スキー中毒者 at 11:45 | Comment(0) | TrackBack(1) | スキー
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