そんな中でも10月20日(金)、今年も日本一早くイエティがオープンしました。
ちなみに日本最速オープンは25年連続だそうな。
今年は菅平がICSを導入して早期オープンを宣言していましたから、一部スノークラスタの間では『イエティ危うし』の声もありましたが、日本初導入のフランス製ICSが不調で造雪がままならず、勝負の舞台に上がることすらできませんでした(菅平にはそのつもりもなかったと思うけど)。
例年同様、イエティのオープン当日は平日ですから、勤勉な会社員である私は当然滑りには行かれません。
オフィスのPCでTwitterに繋ぎ、現地からの動画を眺めることしかできませんでした。
そして翌21日(土)。
板とストックとブーツ、そして荷物を担ぎ、自宅マンションのエレベーターで1階に下ります。
幸い誰にも会わずに駐車場まで行くことができましたが、以前他の入居者と顔を合わせたときには、
『えー、もうスキーできるんですか!いったいどちらで....』
「えっと富士山の....」
『あぁ、富士山。やっぱりねー』
たぶん大いなる誤解があるとは思いますが、そこでICSの説明をしても話がややこしくなるだけです。
それにね、イメージされてるような富士山の自然降雪で滑ったら、確実に死にますから....
6時前に出発。
首都高から東名に入り御殿場を目指します。
しかし大和TN付近を先頭に、安定の自然渋滞。
大和TNの4車線化でボトルネックが解消することを期待したのですが、手前の付加車線の工事が一向に進まないため、あまり効果は出ていません。
大井松田の先ではリニューアル工事で左ルートが閉鎖されており、ここでも渋滞。
現着は8時半でした。
最上段の駐車場は当然満車ですが、中段にはまだまだ空きがあります。
お客さん、少ないんでしょうか。
それでも入場ゲート前にはそれなりの人だかり。
9時の開場前には結構な列になってました。
並ぶのがキライな私は、混雑が収まった頃を見計らい、チケット売り場に向かいます。
メルマガ会員の400円割引は健在なので、HPからログインして会員ページのQRコードを窓口で提示。
何故か500円割引でした(^^)
偶数回目の入場は半額、10回目だと無料になるメンバーズカードも健在です。
入場すると、スノーバーズクラブ加盟の3スキー場がガラポン抽選をやってました。
クジ運はめっちゃ悪い私ですが、お客さんは誰もいらっしゃらないので、ちょいと立ち寄ることに。
まずは五竜・47。
『五竜、行ったことありますか?』
「今年もスキー大学でお邪魔する予定です」
『おぉ、お待ちしてます!』
クラシカルなガラボン抽選器を回して、半額券をいただきました。
お次は八千穂。
「去年この場所でスタッフさんと話をして、行ったことないって言ったら、熱心にお誘いを受けたんで、初めて行きましたよー」
ジャンケンポン1回勝って、1,000円割引券をいただきました。
最後はブランシュ。
「ブランシュさん、いつもお世話になってます」
『今年は何とかスキーオンリーでイケますから』
「あー、町議会で....」
『はい、ボード解禁を主張する議員さんもいらっしゃいまして。でも白樺高原さんが解禁したらウチのお客さんが増えたんですよ。続けられるよう頑張ります』
タブレットをタップするハイテク(?)なガラポンで、無料招待券をいただきました。
これで入場券のモトは取ったなww
コーストップに立ったのは9時半。
雪の厚みはありますが、コース幅は例年より狭いです。
まずは今シーズンの一本目。
あー、悪いクセが....
左ターンで、重心を自ら内に入れてしまうので、外脚が軽くなるんですよねぇ。
すでに荒れている場所もありますが、雪との力のやりとりを楽しみながら何本か滑ります。
そうこうしているうちにコース上のクラッシュアイスは少しずつ融け、締まって滑りやすくなってきました。
朝イチはまだ慣れていなかったからか、飛んだり跳ねたり回ったりな方は少なかったのですが、グラトリを楽しむスノーボーダーさんも少しずつ増え始めます。
コースコンディションは、中盤までは問題ないのですが、最後の落ち込みがヤバくなってきました。
土が出始めて危険な場所をネットで規制するのはいいのですが、それにより滑走可能な場所の雪が削られるという悪循環。
それでもパトさんが硫安を入れ、クラッシュアイスを撒いてと、修復に努めてくれます。
昼前、最下部の大穴は埋まりませんが、落ち込み中間部の茶色かった場所は白くなりました。
リフト待ちはこんな感じ。
想定よりも並んでます。
そうこうしているうちに、ナイター前の整備に向けて、何カ所かに雪山もでき始めました。
ほぼコースをふさぐように造られていますので、ここだけ極端に狭くなってますが、渋滞することはありません。
グループで横に広がって滑っていた方も、ここでは一列にならざるを得ませんから、むしろその後の流れは良くなるような気もしました。
この日の天気は、下界は明るいのですが、富士山二合目は曇り。
たまに青空が顔を出すこともありましたが、日差しが無く、やや寒さも感じました。
残念ながら、富士山は終日雲の中でした。
いつものように、15時撤収。
コース幅は狭いし、斜度は緩やかだし、雪はザブザブですから、敬遠する方がいらっしゃるのも理解できます。
でも滑ってみると、やっぱり楽しいです。
もちろん一日も早く天然雪で滑りたいのですが、今年は暖冬予報が出ていますから、いつになることやら....
しばらくはイエティで楽しませていただきましょうか。