2022年04月11日

2023スキー試乗@菅平(ICI)

4月2日(土)に菅平で開催された、石井スポーツさんの試乗会に参加しました。
当日の天候は晴れで気温は高め。
試乗コースはファミリーイーストで、朝イチは硬めの整地でしたが、11時頃から荒れた斜面に変わっていきました。

ATOMIC REDSTER S8i REVO C + X 12 GW
L165/R12.5/118-68-104
IMG_6798[1].JPG
エッジホールドはそれほど強くないのですが、朝イチの硬めの斜面でも不安を感じることはありません。
エッジングを強めれば適度に食ってくれますし、緩めてズレにも入りやすく、扱いやすさを感じます。
スキーを外に動かすと、テール寄りにやや強さを感じますが、動かしにくいことはなく、逆に程よい抵抗を貰うことができました。
ショートターンモデルですからやむを得ないのですが、ロングではやや待ってしまいます。
中級者向けだと思いますが、女性やシニアの(自称を含む)上級者には検討の余地があると思います。

ATOMIC REDSTER X9S REVO S + X 12 GW
L175/R15.2/114-65.5-99.5
IMG_6804[1].JPG
中回り系の板のようですが、大〜小までターン弧を選びません。
特に大〜中回りは最高に気持ちいいです。
オートマチック感がありますので、リラックスしたクルージングにもいいと思います。
エッジは比較的良く食いますが、引っ掛かるような感覚はなく、操作は難しくありません。
小回りにやや鈍さを感じるかもしれませんが、それは無いものねだりというもの。
全体的にはかなりの好印象でした。

ATOMIC REDSTER Q9i REVO S +X 12 GW
L168/R13.5/125-75-109.5
IMG_6806[1].JPG
返りはマイルド。
エッジはトップ〜テール全体ではなく、センターで食う感じがあります。
ターン弧は選びませんが、ショートはややゆったり目です。
板自体は素直に動きますし、雪面からの反動を貰うことももありませんから、失敗は少ないと思いますが、グイグイと自分の滑りに引っ張り込んでいくようなタイプじゃありません。
個性が無いのが個性といったところでしょうか。
残念ながら、私はあまり楽しさを感じませんでした。

NORDICA DOBERMANN SPITFIRE 76RB FDT
L168/R15.0/126-76-106
IMG_6808[1].JPG
ロング、いけます。
ミドル、いけます。
ショート、いけます。
でもよくわからない。
最後までポジションを見つけられなかったようで、エッジホールドも板の返りも、満足できる結果は得られませんでした。
とりあえず自分で動かしてやれば何とかなりますが....。

BLUEMORISS S-POTION TYPE4.5
L165/R12.3/119-65-101
IMG_6822[1].JPG
しっかりとしたエッジホールドで安定しています。
エッジを食わせれば走りますし、緩めれば力強く雪面を削りながら回ってくれます。
緩めたときも、どこかで引っ掛かったり、途中で抜けてしまうようなこともありません。
キレとズレの間がシームレスなので、板の挙動をコントロールしやすく、滑り手の意図に板が素直に反応してくれます。
決して弱い板ではないのですが、硬さではなく、力強さと感じられます。
午後のグサ雪でも1本滑りましたが、印象は変わりません。
これ、結構気に入りました。

ROSSIGNOL SUPER VIRAGE Z LTD R22
L166/R13.0/123-68-104
IMG_6813[1].JPG
荒れて硬い下地が出始めた斜面でも、非常に安定しています。
雪を蹴立てて突破するというより、斜面に張り付いて回る感じで、荒れているにもかかわらず、朝イチの整地を滑っているような感覚でした。
オートマチック感はありませんが、操作した分だけ素直に動いてくれますので、とにかく楽。
大回りから小回りまで、ターン弧も選びません。
贅沢を言うようですが、楽すぎて面白くないとさえ思えてしまいます。
力強さというより、上質さを感じる板でした。

ATOMIC REDSTER S9i + X 12 GW
L160/R11.9/116.5-68-102.5
IMG_6815[1].JPG
荒れた斜面でも安定していますし、板の返りも強すぎず早すぎず、安心して乗ることができました。
ただ良く走りますので、油断すると切替で身体が置いていかれそうです。
ポジションにはやや敏感ですが、センターに乗っている限り、大〜小までターン弧の調整も問題ありません。
スペック上はショートターンモデルですが、キレとズレを上手く使えば、オールラウンド性もあると思います。

ATOMIC REDSTER S9i PRO LTD + ICON24
L165/R12.6/115.9-65.3-101.3
IMG_6817[1].JPG
最初の数ターンは「?」マークが飛ぶほど捉えどころがありませんでしたが、板を撓ませると印象は一変します。
しっかり感のある板が抜群の安定感を発揮しますし、操作も全く難しくありません。
ただ、センターに乗って、切替後からしっかりと踏み込む必要がありますから、そこに難しさを感じる方もいらっしゃると思います。
板自体の重量はかなりありますが、滑り出すと全く感じません。
板が撓むポジションにいることができれば、低速でも操作しやすく、スキッディング操作も問題ありません。
しかしSTÖCKLIユーザーの私ですら目を疑う価格は、おいそれと手が出るもんじゃないですねぇ....。

VÖLKL RACETIGER SL
L165/R12.6/126-67-102
IMG_6819[1].JPG
すぐ隣に"MASTER"というやつもありますので、スタッフに確認しました。
「年寄用?」
『マスターズじゃありません!マスターです!!"S"は付きません。一番上です。』
失礼いたしました....m(_ _)m

良く撓む板です。
切替で踏み込むと、トップが雪面を捉えて回頭してくれます。
これを上手く使えば、ショートの操作性は抜群。
中〜大回りも特に問題は感じません。
足許のホールドは強めで、多少の荒れはものともしませんし、硬い下地が出ていてもしっかりとグリップします。
トップを使える方なら、扱いやすいショートターンモデルだと思います。

ATOMIC BENT 100
L180/R19.5/129.5-100-120
IMG_6827[1].JPG
ファミリーイースト林側に掘られたコブコースの脇には、普段乗っているセンター幅70mm程度の板では決して入りたくない、ボソボソの雪が溜まっていますが、この板は浮力を貰って何の苦もなくターンすることができます。
コース下部のやや荒れた整地でも、踏み込めば回ってくれますので、広いセンター幅を感じさせません。
ただショートターンはやや苦手でしょうか(私が下手なだけ....?)。
滑走感覚は、ややフワフワしたもの。
軽くて柔らかく、踏めば曲がる、基礎系スキーヤーでも普通に乗ることができる太板だと感じました。

ATOMIC MAVERICK 95 TI
L180/R19.3/129-945-113
IMG_6836[1].JPG
足許のしっかり感、踏んだ時の撓み感、ターンの切れ、どれも申し分ありません。
目をつぶって乗ったら、普通のオールラウンドモデルと感じそうです。
センター幅による浮力に加え、突破力もあるので、磨かれた小回りロードから雪溜りに突っ込むような中回りでも、全く問題ありません。
小回りはゆったり目のリズムになりますが、基本的には大丈夫。
私はBENT 100より気に入りました。

NORDICA ENFORCER 94
L179/R17.1/127-94-115.5
IMG_6839[1].JPG
第一印象は、かなりしっかりしているということ。
それだけに安定性は非常に良く、なおかつグサ雪での浮力も感じられます。
これが荒れた整地に入ると、グリップの良さが印象的ですが、操作性にやや重さも感じました。
特に小回りは、私の技量ではやや厳しかったです。

OGASAKA U-FS1
L165/R16.3/119.5-76.5-103.5
IMG_6844[1].JPG
ちょっとシックなデザインですが、所謂ユニティの1番です。
なぜかコレを荒れ放題の斜面で試したくなりました。
浅いコブ、磨かれた通路、雪溜りが散在するコースを、暴れることなく苦もなく滑っていきます。
操作性については折り紙付きのユニティだけあって、余計なことはしませんが、滑り手の操作に素直に反応してくれます。
ただし、攻めようとしても決して付き合ってくれません。
刺激は皆無ですが、この板に刺激を求めること自体間違ってます。
長野県出身の優等生ですから....。

VÖLKL M6 MANTRA
L170/R30-18-24/135-96-119
IMG_6849[1].JPG
すでにヘロヘロに疲れていますが、VÖLKLのスタッフと話してたら、その流れで1本試すことになりました。
全体的にしっかり感があります。
磨かれたところはしっかりグリップしますし、溜った雪は蹴立てて進みます。
ただ、ボコボコになった斜面では、やや荒れを拾いやすいようにも感じました。
ターン弧はミドル〜ロング向き。
ショートは....、脚の疲れ、いや脚前の問題で、できることはできますが、ちょっと厳し目でした。

VÖLKL BLAZE 106
L178/R36-17-28/146-106-128
IMG_6856[1].JPG
脚は限界ですが、前の板を返却する際、ついスタッフと感想なんか話したら、成り行きでもう1台乗ることになりました。
MANTRAの後だからか、かなり柔らかく感じます。
とは言え安定感に問題はなく、グサグサボコボコの雪にも安心して突っ込んでいけました。
板全体というより、足許が安定しているという印象です。
ロング〜ミドルはもちろんですが、ショートも意外にイケます。
センター幅が広いので、切替でのもたつきはあるものの、トップから入ってくる感覚がありました。
posted by スキー中毒者 at 17:47 | Comment(2) | TrackBack(0) | スキー
この記事へのコメント
計15台凄すぎです!
どの板をお買い求めでしょうか?
Posted by えがし〜 at 2022年04月11日 18:20
アホですよねぇ....。
自分でもそう思いますわ(^^;

次週の野沢の結果を踏まえ、ショップとも相談し、見送り??
Posted by 中毒者 at 2022年04月12日 08:43
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