前日に降雪があったようで、雪面はかなり柔らかく、午後には荒れが目立ちました。
WORLDCUP REBELS e-RACE PRO
L165/R13.5/121-68-102
テール側にやや強さを感じます。
ポジションには敏感で、センターに乗って板を撓ませることができればコントロールしやすいのですが、身体が遅れると真っすぐ走り気味です。
私には全体的に難しさを感じました。
WORLDCUP REBELS e-RACE
L165/R13.5/121-68-102
直前に乗ったPROのようなテールの強さは感じません。
低速でも板を撓ませやすいので、ターンの導入は楽です。
エッジを食わしても外してもOK。
PROほどポジションにシビアではありませんが、身体が遅れるとバタつき気味です。
ターン弧は大〜小まで、そこそこにこなしてくれます。
HEAD WORLDCUP REBELS e-SL
L165/R12.3/123-68-103
踏み込むと素直に回頭してくれる操作性の良さが印象的でした。
張りがそれほど強くないので、返りが穏やか。
中〜低速でも踏んだ分だけ撓む感覚がありました。
扱いやすいショートターンモデルだと思います。
HEAD WORLDCUP REBELS e-SL RD FIS
L165/R12.3/118-67-104
一本前に試したe-SLより、強さを感じます。
雪面を力強く削り、頼り甲斐がありますが、エッジを外しにくいことはなく、決して扱いにくくはありません。
HEADのレーシング系全般に言えることですが、センターに荷重して板を撓ませることができないと、真価は発揮できないと思います。
逆にこれができれば、板が足元に気持ち良く返ってくれる、楽しいSLマシンです。
HEAD SUPERSHAPE e-SPEED
L170/R14.0/122-68-104
レーシング系のようなどっしりとした安定感はありませんが、荒れ始めた斜面をいなしながら滑っていきます。
とは言え、滑っていて頼りなさを感じることはなく、軽い操作性も相まって、女性や年配の方でも充分に扱えると思います。目安となるレベルは2級程度以上でしょうか。
整地であれば、エッジを食わせたキレの良いターンを楽しめますし、ターン弧を選びません。
ポジションもそれほどシビアではありませんから、失敗が少ないスキーだと思います。
HEAD SUPERSHAPE e-MAGNUM
L170/R13.1/129-72-111
e-SPEEDほどではありませんが、軽快なスキーです。
ショートでは、切替時に板が返るのを一瞬待つ感覚がありました。
人によってはこれを鈍いと感じるかもしれませんが、決して鈍い板ではないと思います。
ロングでは、e-SPEEDより粘りを感じます。
荒れた斜面では、個人的には好印象でした。
HEAD SUPERSHAPE e-ORIGINAL
L163/R11.1/129-66-107
何でもそこそこにはこなしてくれます。
ただ踏んでも思ったほど返ってきません。
とは言え、積極的に動かさないと回ってくれない訳でもなし。
やや捉えどころのない板でした。
安定性はイマイチ。
HEAD KORE99
L177/R17.0/134-99-120
まぁこのシェイプですから、切り替えに早さを求めませんが、もっさり感はありません。
ゆったりしたリズムを心掛けると、素直に回ってくれます。
ロングは何も考えなくてもOK。
ショートでは縦に落とすより、横のスペースを意識するといい感じでした。
HEAD KORE105
L177/R16.5/132-103/123
KORE105というからセンター105mmなのかと思ったら、103mmらしい。
雪面は大分荒れていますが、面で捉えることを意識すると、なかなかの突破力を発揮してくれます。
コース端に残る幅1〜2mのグサ雪にも入ってみましたが、さすがの浮力で楽しく滑れました。
いい意味で見た目を裏切る、扱いやすいファットスキーです。