2週続けて日帰り野沢となりますが、参戦すべく、土曜日の5時前に自宅を出発しました。
関越道の交通量は、少ないというほどではないものの、渋滞はありません。
石打から十二峠を越え、野沢に到着したのは8時20分。
長坂の駐車場に向かいますが、すでに路肩まで車が駐まっているのが見え、入口には係員のおにーちゃんがいらっしゃいます。
「ありゃ、柄沢?」
『はい、すいません、お願いします。』
柄沢にも長坂にも当然雪はありませんから、シャトルバスでの移動です。
やまびこエリア到着は9時。
先週は試乗会の影も形もなくビビりましたが、この日はゴンドラを降りたところから大盛況です。

受付で、署名済の同意書を提出し、免許証を預けて、試乗用IDカードを受け取ります。
各メーカーの試乗ブースでは、このカードと引き換えに板を借りるという手順は、例年どおりでした。
会場はなかなかの盛況です。
ハンドメイド各社は一番奥でひっそりと....。
ちなみに2月に菅平の試乗会でお世話になったイタリアのB社、一昨年は新参者だからと一番端っこでしたが、今年はちょっとだけ昇格したみたいです(^^)
そのお隣の国産ブーツメーカーR社は、自前のブーツより、我が愛するスイスS社の板の方が目立ってました(^^;

試乗はやまびこDコースを使用。
前日に降雪があったため、硬い下地の上に柔らかくパックされた圧雪が乗って、午前中は大変滑りやすいコンディションでした。

ファット系の板では、自己責任エリアのリフト下にも入ってみましたが、如何せん降雪量が少なく、残念ながら楽しくはありません。
やまびこエリア(小毛無を除く)に架かる2本のクワッドリフトのうち、下側のやまびこ第2フォーリフトは、ほとんどの試乗会参加者が利用します。
乗り場はさぞカオスと思いきや....

皆さんお行儀よく並んでます。
ICゲートの外もさることながら、ゲート通過後もそのまま乗り場になだれ込むのではなく、一旦左に曲がり、Uターンして真っすぐ乗り場に向かいますから、割り込まれたり、板を踏まれたりということもありません。
自然発生的にこうなったんでしょうが、ちょっと感心しちゃいました。
いつもならオールラウンド系(俗にいう基礎板)から試乗を始めますが、今回は先週の野沢のグサボコ雪で好印象だったアメリカI社のフリーライド系板を、まずは良い条件の中で試してみました。
その後、同社のキャンバータイプにも乗ってみたところ、これが驚くほどイイ感じ。
太めの板で整地を滑っても、まぁそこそこの性能だろうなんて勝手に思い込んでいた、自らの不明を恥じるばかりです。
自分の滑走スタイルから試乗メーカーやジャンルを決め打ちするのではなく、スタッフとの対話の中で思わぬ発見ができるようになると、試乗会はもっと楽しいと最近実感するようになりました。
そうは言っても、今乗っているスイスS社の試乗は外せませんし、フランスR社の「チョー曲がる」という名前の板が転がっていれば迷わず乗ってみます。
この試乗会では、毎年誰か知り合いに遭遇するのですが、今年もいらっしゃいました。
指導員仲間のご夫妻です。
こちらはお仲間数名とご一緒でしたが、ご主人以外はややまったりモード。
しかしご主人だけは、ランチ休憩に向かうお仲間を尻目に、ゴリゴリと試乗を続けていました。
この日は泊まって、日曜も試乗だとか。
私よりご年配なのに、お達者なものです(^^;;
かく言う私も、昼メシは後回し、トイレも後回し。
狂ったように試乗を続けますが、脚が言うことを聞かなくなってきました。
ボーコーもほぼ満タンです。
時刻は14時過ぎ。
斜面も荒れてきましたので、最後に再びアメリカI社ブースに行き、好印象だったキャンバータイプをもう一度試すことにしました。
「朝よりちょっと太いヤツを....」
『コレどうです?レディースですけど、構造は全く同じだし、ほらソールがオレンジでキレイでしょ。』
「あー、いいっすねぇ。それお願いします。」
板を返却すると、スタッフさん
『お荷物ですけど、カタログお持ちになりますか?』
「ありがとうございます。いただきます!」
いや、いただいちゃダメだろ、そんなアブナイもの....。
結局先週同様、試乗会終了時刻まで粘ることになりました。
試乗カードを返却して免許証を受け取り、ゴンドラで下山します。
長坂駅からすぐ脇の駐車場まで歩くと、シャトルバスが出発直前でした。
待つことなく乗車して、柄沢まで帰ることができました。
朝は長坂駐車場に入れず残念に思いましたが、もし駐められても最上段でしょうから、ヘロヘロの脚で坂道を上らないといけないところでした。
満車でラッキーだったのかもしれません。
スパリーナでお風呂に入って、昼(?)メシ食って、野沢出発は4時半。
下道はもちろん、関越道の渋滞もなく、順調に帰宅できました。
今週末もこの調子だといいんだけど....。
さて、どこに行くかな?