天気がやや心配でしたが、直前のウェザーニューズによれば午前中が晴れで午後は曇りとのこと。
ま、雨が降らなきゃいいや、と思っていたのですが、関越道の東松山ICの先から雨。上信越道に入っても雨。八風山TNを抜けても、まだ雨。
こりゃレインウェアか?と覚悟したところ、佐久ICの先でやっと雨は止みました。
現着は8時10分。ファミリー下の駐車場は、馬さん鹿さんの車で8割以上埋まってます。
そしてコースにはガス(>_<)
しかし、1時間もするとガスは消え、青空も見えてきました。
この日、試乗に使用できるのはファミリー。
そして裏太郎。
朝イチからかなり柔らかい雪でしたが、気温が上がった昼前には春のグサ雪に変わってました。
SALOMON X-PRO SW+XT12
L169/R14.0/119-72-104
サロモンらしからぬ(?)、雪面に吸い付くような感触がありました。
良く走るスキーですが、返りは強くも弱くもないため、扱いやすかったです。
エッジホールドはそれほど強くはありませんが、安定性はあります。
スキーを動かしてコントロールしやすいのですが、良く撓むのでX-MAXのような動かしにくさは感じませんでした。深回りもしやすいです。
大回りから小回りまで、オールラウンドに使えると思います。
個人的には、X-MAXよりこっちの方が好きかもしれません。
Blossom Flere
L170/R14.0/116-69-101
エッジホールドはやや強めですが、食い過ぎるほどではありません。
切り換え後、ターンにトップから入る感覚がありますが、スキーを動かすことができ、方向付けがしやすいので、扱いにくさは感じませんでした。
比較的軽い乗り味ですが、やや雪面の荒れを拾いやすいでしょうか。
2年前の試乗で感じた手強さは全くなく、ちょっと驚きました。
BLiZZARD RC TI
L172/R14.5/121-71-104
ブリザードらしいどっしり感が感じられませんでした。
ターン前半で、しっかり踏んで撓ませないと、スキーが真っ直ぐ走ります。
返りはそれほど強くありませんので、特に小回りでのオートマチック感はありませんが、トップを抑えると板が内に入ってくれます。
残念ながら、私には全く合わない板でした。
ELAN AMPHIBIO 14 Ti fusion
L172/R15.7/121-72-104
相変わらず楽なスキーです。
特に何も考えなくても、何も操作しなくても、自然にターンに入ってしまいます。
ターンインでトップから入る感じはありませんが、捉えは悪くありません。
安定感はまずまず。
ターン弧の調整もしやすく、エッジを立てればキレてくれますし、外せば素直にズレてくれます。
非常に操作性が良いスキーだと思いますが、メリハリが感じられないため、イマイチ面白くありませんでした。
VÖLKL PLATINUM SC
L165/R14.0/122-72-105
斜面は荒れ始めており、165cmとやや短めのグラスタイプなので、安定性が心配でしたが、大回りでも全く問題ありませんでした。
しかし、直前に試乗したAMPHIBIOのように、オートマチックに回ってくれるわけではありません。
スキーを操作したときに、テール側にやや強さを感じたのが気になりました。これは硬いということではなく、バランスの問題ではないでしょうか。
トップから回っていこうとするのを、テールが抑える感じですが、雪質も関係しているかもしれません。
ちなみにこの感覚は、操作のスタイルに依ると思いますので、そのようには感じない方もいらっしゃるはずです。
FISCHER RC4 SUPERIOR PRO
L165/R14.0/112-72-104
キャンバーらしい捉えの早さで、小回りではトップから内に入ってきます。
張りは弱くはありませんが、安定性は高いです、
全体のバランスが良く、スキーヤーの操作に対して、非常に素直に動いてくれます。
低速での操作性も抜群でした。
FISCHERのエキスパートモデルを試乗される方は、ぜひPROGRESSORとSUPERIORを両方試してみてください。
そしてこのSUPERIOR、シックなカラーリングはシニア向き....、と思ったのですが、最近のシニアはハデな方が多いので、もしかしたら評判が悪いかもしれません(^^;
Blizzard LatiGo
L177/R18.0/115-78-102
せっかくだから、トップを揃えた写真も(^^)
斜面は完全に春のグサ雪です。
こういう状況では、デモ系のトップモデルなんて、試乗してもよくわかりません。いや、わかる人にはわかるんでしょうが、私にゃ無理です(^^;
ということで、ブリのスタッフお勧めを試すことに....。
グサ雪での大回りでも、驚くほど安定しています。飛ばしても全く怖くありません。
小回りは、18mというラディウスからは想像できないくらい、素直に回ってくれます。
荒れた重い雪でも、引っ掛かったり、動き渋ったりすることがありませんので、ストレスなく操作できました。
また、板の挙動がわかりやすいので、安心感があります。
性能がどーのなんて言うのがバカらしいくらいに、メチャクチャ楽しいスキーでした(^^)
K2 PINNACLE 105
L177/R?/137-105-121
結局最後はこういう板になっちゃいます(^^;
グサ雪の荒れた斜面を、まずは大回りで滑ってみましたが、非常に安定しています。スピードを上げても、全く問題ありません。
小回りでは、センター幅の広さによる切り換え時のもっさり感は、少し感じる程度。見た目からは想像できないくらい、取り回しは楽です。ただ、トップがややキョロつき気味に感じました。
NORDICA NRGY 90 EVO
L177/R19.5/128-90-110
グサ雪にもかかわらず、板の抜けが良く、走ります。
大回りでも小回りでも、切り換え後の捉えが早く、谷回りでのコントロールがしやすいです。
小回りは、センター幅が広めにもかかわらず、切り換えでのもたつきはありません。トップを抑え気味に操作すると、キレの良いターンができます。
こいつも楽しい板でした(^^)
見た目やスペックからは、やや鈍さすら想像してしまいましたが、実際に乗ってみると全く違います。
やっぱりノルディカだねぇ。
ELAN SPECTRUM 85
L176/R16.3/127-85-110
エランにも太目の板が2本置いてありました。
うち1本は、AMPHIBIOのセミファット。面白そうなので、ちょいと試してみることに。
AMPHIBIO効果でターンインは楽、そして太さで安定性もあります。
この板も、小回りの切り換えでもたつきがなく、太さを感じさせません。
切り換え後の雪の捉えはマイルドで、そこからの調整は楽です。
しかし、それ以上にテールでのコントロールのしやすさが印象的でした。
15時までに試乗したのは10機種。
雪が雪だけに、さすがに疲れました。
試乗会終了までには、まだ少し時間がありますが、これでおしまい。撤収です。
大分汗をかいたので、普段は行かない真田温泉に立ち寄ることに。
シーズン中はかなり混雑しているという噂ですが、さすがに空いてました。
そして今後の試乗会。きっと雪は朝からザブザブでしょう。
試乗する板も、太目のやつにシフトしていく予感(^^)
分類間違いの件、ご指摘ありがとうございました。
最終的には手作業のため、間違いがちょいちょいあります。
気をつけてはいますが、指摘していただかると本当に助かります。
あれだけ膨大なデータを、収集・分類するというのは、大変なご苦労だと思いますが、私自身いつも楽しみにしておりますので、これからも期待しております。
今後も気付いた点がありましたら、「お手伝い」の意味で指摘させていただきますので、よろしくお願いいたします。