2024年02月28日

雪の富士パラ、雪の中央道

三連休最終日は富士パラ。
ホテルのレストランで朝メシを食ってると、窓の外は雪交じりの強風が吹いてます。
ゴンドラ動くかなー。

今回利用したNEXCO中日本の早旅は、富士パラのリフト券がセットになったプラン。
3日間、周遊エリア(今回のプランでは中央道は八王子から諏訪まで、東名も横浜町田から焼津まで)が乗り降り自由で、リフト券も含めると結構お得です。
しかしこのリフト券を利用する日程を、3日間の中から事前に選ばなくちゃいけないのが、やや不自由なところ。

土日は小海と富士パラの予定でしたが、富士パラのリフト券利用を土曜にするか日曜にするか、少し迷いました。
この三連休の最終日(日曜)は降雪予報が出ています。
万万が一、日曜に中央道の須玉〜長坂でチェーン規制が出るほど降る可能性を考えれば、土曜は富士パラで日曜が小海となりますが、さすがにそこまでは降らないでしょう。
ということで、帰宅する日曜は下道が短い富士パラ、土曜日に小海としました。

ホテルをチェックアウトし、出発。
諏訪ICから諏訪南ICまで、まだ冬用タイヤ規制が出ていない中央道を走ります。
諏訪から乗ったときは大したことありませんでしたが、諏訪南に近づくと路面は白くなり始めました。
「これ、規制を出さないとヤバいんじゃない?」
と思うほどです。
下道は圧雪路。
R20までの下り坂は、凍っているところもあり結構怖いです。

8時、富士パラ着。
第2駐車場もまだガラガラです。

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リフト券を受け取り、えっちらおっちら階段を上ってゲレンデへ。
ゴンドラの運転開始前ですが、搬器が回ってますから運行に問題はなさそうです。
そのままゴンドラ乗り場に行こうかとも考えましたが(ウソです、シーダーゲレンデ下部を横切る微妙な上り坂を、徒歩やスケーティングで移動する気はありませんでした)、目の前の第4ペアに乗車。

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シーダーゲレンデにはほとんど人がいません。
滑ってみると、硬い下地の上に朝からの新雪が乗った感じです。
軽い雪なので、思ったより板が走ります。

そのままゴンドラ乗り場方面に滑り込みますが、列どころか乗り場はほぼ無人。
晴天率の高さとアクセスの良さで来場する方も多いようですから、こういう天気だと見送っちゃうんですかね。

ゴンドラの中で何気なく交通情報をチェックすると....

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げ、諏訪〜小淵沢が止まった!
冬用タイヤ規制くらいは出るか(いや、出せよ)と思ってましたが、通行止めとは....
すぐにTwitterで、車5台以上が絡む事故だとリプが飛んできました。
こりゃ長引きそうです。

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トップに上がるとこんな感じ。
いつもはきれいに見える八ヶ岳も雲の中。

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アルパインゲレンデはプチパウダー。
空いているので大回りが楽しいです。
シーダーゲレンデの雪が薄いからか、コブはこちらに掘られてました。

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ラーチゲレンデは相変わらずクローズです。

シーダーゲレンデまで下りてくると、スクールのゼッケンを着けた方が多数いらっしゃいます。
中間部を一部セパレートして検定バーンを用意してますから、バッジテストですね。
本番は午後だと思いますが、雪が降り続くと難しいコンディションになりそうです。

コースは空いているとはいえ、それなりに荒れるところもあります。
気を抜くと内スキーが取られますから、油断大敵。
いや、気を抜いたんじゃなくて、疲れかもしれません。
前日の小海でのひたすら小回りが効いているようです。

ゴンドラ5本目あたりから、脚が重くなってきました。
大した積雪ではありませんが、普段あまり滑らない新雪はやっぱり疲れます。
ゴンドラを6本回したところで時刻は12時過ぎ。
道路も心配ですが、脚の疲労で怪我してもいけませんから、ここらで撤収することにしました。

ちなみにこの時点で、中央道の上りは諏訪IC〜小淵沢ICが通行止め、小淵沢IC〜須玉ICと勝沼IC〜上野原ICがが冬用タイヤ規制です。
スマホで一般道の状況を確認すると、案の定R20はあちこちで渋滞しています。
仕方ないので、八ヶ岳ズームラインからr17に入るルートで小淵沢まで走ることにしました。

富士パラを出発し、R20に出ると上り方面は渋滞中。
逆方向にちょい走り、諏訪南IC方面に右折します。
坂を上ると先行車はIC入口へ左折。
「あれ、まだ開いてないよな」
はい、入口は閉鎖中です。
対向車線にも、高速入口に右折する車が数台信号待ちしてますけど、みんな道路情報見てないの?
いや、道路情報板にも通行止めって表示されてたでしょ。

私はそのまま直進し、御射山を過ぎて次の交差点を右折。
r17を順調に走ります。
しかし小淵沢IC手前2kmあたりから渋滞。
r17に加え、R20方面、小淵沢市街地方面、鉢巻道路方面からの車が集中し、料金所通過まで1時間以上かかりました。
でもR20走ってたら、こんなもんじゃ済まなかったよな。

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中央道に乗ったら、まずは八ヶ岳PAでトイレ。
間に合ってよかった〜

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昼メシがまだだったので、めっちゃキレイになった境川PAの境川食堂で焼魚定食。
勝沼ICからの冬用タイヤ規制は継続中でしたが、タイヤチェックは無く、天気も雪ではなく雨です。
定番の小仏渋滞、八王子先の断続渋滞とも無く、17時半に無事帰宅です。

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角打ちにも十分間に合いました。
あ、にいだしぜんしゅの写真、忘れた....
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2024年02月27日

コースは好調、滑りは不調

三連休中日の土曜日は、富士パラと迷って小海。
諏訪からだとちょっと距離はありますが、今回もNEXCO中日本の早旅を利用していますので、周遊エリア内は乗り降り自由です。
中央道を諏訪ICから長坂ICまで走り、一般道に降りると途中から道路に雪が残り始めました。
R141は圧雪路。
野辺山を越え、スキー場まではずっと雪道でした。

駐車場手前には誘導スタッフがいらっしゃいます。
『ホテル宿泊ですか?』
「いえ、スキー場です」
『では第二駐車場をご利用ください』
ほぼ満車の第二にギリ入れました。

板を担いてスキー場へ。
今シーズンよりリフト券が値上げされたようですが、こちらはJAF割が利用できますのでまだ助かります。

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天気は晴れ。
やっぱり青空が見えると気持ちいいですね♪

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クワッドでトップに上がり、ラバーホーン〜ユングフラウで一気にベースまで滑り下ります。
適度に噛む圧雪バーンが笑っちゃうくらい気持ちいいです。
ユングフラウにはパークは設置されてましたが、雪が少ないからか最後の落ち込み左側(スキーヤーズレフト)のモーグルコースは影も形もありません。
おかげであの中斜面を目一杯使えました。

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アイガーの急斜面は雪が付いておらずクローズ。
トップの緩斜面、ウェンゲンもダメです。
第5ペアでアクセスする独立コースのメンヒは開いてましたが、ポールを張ってましたので滑りませんでした。

結局クワッドに乗ってラバーホーンを滑り、真っ直ぐユングフラウに抜けるか、短い中斜面のHコースから緩斜面のブライトホーンを流すしかありません。
アイガーが開かないと、このバリエーションの無さが残念です。

リフトは、クワッドは終日ほぼ待ちなし。
ブライトホーンに架かる第2ペアはファミリーで、ユングフラウに架かる第4ペアはスクール生で、それぞれ混雑していましたが、待ち時間はそれほどでもなかったと思います(乗ってないけど)。
ちなみにこのスクール生、バッジテストの事前講習かと思いきや、滑りを見たらやったら上手かったので、たぶんプライズ検定ですね。

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11時前にはガスが上がってきました。
視界不良というほどではありませんが、レストランの混雑を見越して11時過ぎに早めのランチ休憩に入ります。
が、レストランはほぼ満席。
5分遅れていたら難民になったところでした。

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シャトレーゼが経営するスキー場ですからね、食後にはいただかないと失礼かな....と。
TwitterやInstagramでフォロワーさんからツッコミが入ったのは言うまでもありません(^^;

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食後、ゲレンデに戻りますが、13時頃になるとラバーホーンのコースが上から下まで真っ白。
雪面も大分荒れてきました。
凹凸とともに、硬い氷の下地が露出しているところもあちこちにあります。
このスキー場のもうひとつの弱点は、このラバーホーン。
いいコースなんですが、どうしても人が集中しますので、午後の荒れは避けられません。
仮にアイガーが開いても、あの急斜面に回る人は少ないですから、変わりません。

そしてこの日は滑りの調子がすこぶる悪かった。
ポジションが決まらなかったんですね。
午前中の真っ平らなバーンでは誤魔化せても、荒れて視界が悪い状況ではどうにもなりません。
特に小回りがボロボロです。
え?ケーキなんて食ったから??
まぁそれもあるかもしれない(^^;;

とても滑りを楽しめる状態じゃありませんから、基本に忠実に、ひとつひとつの動きを確認しながら、ひたすら小回り。

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16時頃になると明るくなり、青空も見え始めました。
滑りの調子も少しずつ戻ってきましたが、体力が限界、撤収です。

ホテルに戻り、あの広いお部屋に....
やっぱり落ち着かねぇな(^^;
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2024年02月26日

コンディション不良からの機器不良

先々週のブランシュのコンディションは、試乗したHEADのスキーがどれも乗りやすく感じられるほど素晴らしかったのですが、その後の暖かさでダメージを受け、特に週半ばの雨でトドメを刺されたようです。
ただ木曜あたりから雪が降りそうだったので、なんとか回復してくれることを期待していました。

23日(金)、5時半に自宅を出発。
首都高から中央道に入り順調に走行していると、お隣(関越道)の渋滞情報が入ってきます。
あちらは安定の事故渋滞っぽい....
そういうこちらも、前夜からの雪の影響で小淵沢から先が冬用タイヤ規制となりました。
小淵沢IC手前の本線上でのタイヤチェック渋滞は、車線規制に加えて八ヶ岳PA先の登坂車線合流も相まって、通過にかなり時間がかかりました。
諏訪南ICを降りた下道は圧雪路。
最初の交差点の御射山(通称ペチカの交差点)は、ごく緩やかな上りのため、信号で停止した車が再発進できずに渋滞となることも多いのですが、幸い大丈夫でした。

9時15分、現着。

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駐車場で5cm程度の積雪、思ったより少ないですね。
準備をしてゲレンデへ。
今回はイエティのオープニング時のガラポン抽選でいただいた無料招待券を利用させていただきました。

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天気は曇り。
気温はクワッド降り場で-3℃とブランシュとしては暖かめですが、日差しが無いためか寒く感じます。

まずは一本。
前日までにダメージを受けた雪面が固まり、その上に10cm程度の雪が乗った状態で、滑ると硬い下地が感じられて見た目ほど滑りやすくはありません。
コース端には、その下地さえ消えてしまったところもあるようで、新雪で覆われただけの場所を滑らないよう、ポールで規制していました。
あとひと降りして圧雪できればコンディションも回復するとは思いますが....。

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スラローム
見えない下地を足裏で探りながら滑りますので、やや気を遣います。

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パノラマ
昼頃になると、中間部までの急斜面では、コース中央の雪が両端に溜まり、小さめのターン弧でないと厳しい状態でした。

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ジャイアント
クローズです。

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降雪祈願のお参り。
車山程度しか見えませんから、ここまで登ってくる方はほとんどいらっしゃいません。

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もみの木樹氷コース
ここが一番良かったかも....

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ファンタジー
終日スノーマシンが稼働してました。

三連休とあってか、レストランは大混雑。
11時半前でレストハウスバウムは満席で、席を探す方があちこちにいらっしゃいました。
私は諦めて滑走継続。
13時過ぎに、もう大丈夫だろうと再びバウムに入りますが、まだ満席です。
しばらく徘徊すると席を立つ方がいらっしゃり、何とか着席できました。
通常の土日なら、ここまで混雑jしないんだろうけどなー。

午後になると、各コースとも荒れが目立つようになりました。
表面の柔らかい雪が押し退けられ、硬い地肌が出るところが目立ちます。
ポジションの遅れだけを注意して、ズルズル大回り、トロトロ小回りで滑らざるを得ません。
それでもこの日は16時過ぎまで滑って撤収しました。

この時期としては珍しいことですが、自然降雪や人工降雪で雪が付いても、暖かさで消えてしまう。
こんなことの繰り返しで、さすがのブランシュも相当苦労しているようです。
今後も冷え込みが続かない限り状況は変わらないと思いますが、予報を見る限り厳しいかもしれません。

この日は諏訪IC至近のホテルに宿泊です。
チェックインしてお部屋へ。

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ドアを閉めると、なんかポタポタと音が聞こえます。
どうやらバスルームのようですが、見える範囲で異常はありません。
フロントに電話すると、すぐにスタッフが来てくれました。
『本来であれば別のお部屋をご用意するところですが、生憎本日は満室でして』
「三連休ですからねぇ」
簡単には解消しないようで、
『これから部品を交換させていただいてよろしいでしょうか。20分ほどかかってしまいますが....』
作業が終了して音は消えました。
『何かありましたら遠慮なくお電話ください』
ウェアをハンガーに掛け、グローブとメットとゴーグルを乾かし....
あれ、またポタポタ。
やや遠慮がちにフロントに電話させていただきました。
「すいません、一度消えた音がまた....」
飛んできた先ほどのスタッフ、
『これからお部屋の調整をしますので、もし別のお部屋をご用意できるようであれば、移っていただくことは可能でしょうか』
「そりゃ結構ですが、無理しないでくださいね」

5分ほどして電話が掛かってきました。
『お部屋をご用意できました。荷物はお持ちしますので....』
新しい部屋は別フロア。

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中に入ると、メッチャ広いです。
『何かありましたら遠慮なくお電話ください』
ウェアをハンガーに掛け、グローブとメットとゴーグルを乾かし....
あ、エアコン付けるか。
リモコンを操作すると、本体からゴトゴト音。
再起動しても同じです。
エアコン付けなきゃいいんですが、さすがに寒いよな。
申し訳ないなーとおもいつつ、三度フロントに電話。
「別のお部屋をご用意いただんですが、今度はエアコンから音が....」
三度飛んできた件のスタッフ、状況を確認し
『申し訳ありません!もう一度お電話いたします』
と一旦戻ります。
そして電話。
今度は同じフロアの別の部屋に移れと。

またまた荷物を持っていただき数部屋先のドアを開けます。

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「いや、こんな部屋じゃ申し訳ないから、最初の部屋でいいですよ。酔っ払っちゃえば気にならないだろうし」
『いえ!そういうわけにはまいりません!!』

三度目の正直でやっと落ち着くことができました。
いや、ベッドが広すぎて何だか落ち着きませんでした(^^;

ブランシュではコンディション不良、そしてホテルでは機器不良でしたが、どちらもスタッフが一生懸命対応してくれましたので、感謝しています。
まあこんなこともあるよな。
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2024年02月20日

NASPAで応援

2/18(日)
前日、菅平から移動した沼田のルートインで目覚めました。
レストラン会場の混雑を避けるため、7時に朝食....、のつもりがまだ混んでました(^^;

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朝からもつ煮とヒレカツが出てくるあたり、さすが沼田です。
あ、海苔と豆腐を取り忘れた。
ヨーグルトは食後のコーヒーと一緒に取りに行くか。

お腹一杯でホテルを出発したのは8時過ぎ。
R120を片品方面に走り....、沼田IC入口の交差点を左折。
関越道を新潟方面に向かいます。

沼田では青空にうっすらと雲がかかっていましたが、トンネルの向こうは抜けるような青空が広がっていました。
湯沢ICで降りて、8時40分に現着。
高速を使ったけど、片品方面に行くよりよっぽど早いじゃん(^^)

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NASPAです。
2年前に初めてお邪魔したスキー場ですが、そのときお会いしたTwitterのフォロワーさんご家族で、今回息子さんがJr.1級のバッジテストを受検されるとのことでしたので、応援に駆け付けた次第です。

リフト券は前夜にホテルの部屋でネットにて購入済。
メールで送られてきたQRコードをチケット売り場で提示すれば、発券していただけます。
板を担いで、駐車場をヨボヨボと歩き、階段上って道路渡って、目の前の建物へ。
チケット売場のおばちゃん
『走ってきたんですか?すごい息切れ』
「いやー、この歳になるとね、階段上って歩いてくるだけで息切れちゃうのよ」
QRコードを見せると
『ここだと発券できないQRコードもあるんだけど....、ちょっと読んでみますね。あ、大丈夫。あぁ〜ダメだぁ』
「どこ行けばいいんですか?」
『スキーセンターの中のインフォメーション。スキーセンターわかります?』
「ん〜、わかんない」
スキー場のマップで
『今度は息切れするような場所じゃないから大丈夫。今はここでホテルがここ。隣のこの建物の中にありますから』
「了解、ありがとうございます」

再びヨボヨボを歩いてスキーセンターへ。
さすがニューオータニという雰囲気(しらんけど)に怯みますが、チケット売場はすぐにわかりました。
「このQRコードはこちらで大丈夫ですか」
キレイなおねーさん、私に微笑みかけながら
「はい大丈夫です♡」

後で気付きました。

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キレイなおねーさんは、私に微笑んでくれたわけじゃなくて、ナスキーのゴーグルソック見て笑ってたんだと(^^;

外に出ると、お受検ご家族とNASPAスキースクール元イントラのフォロワーさんがいらっしゃいましたので合流。
午前中の事前講習に向かう受検生を見送り、4人で滑ります。
朝から気温が高く、コースはやわやわ。
日差しも強いので、1本滑るごとにどんどん緩んでいきます。

Gコースは荒れ放題ですが、脇に設定された検定バーンはセパレートされてますから、そんなことはありません。
お父さん・お母さんは、そこで検定種目を滑る受検生を一喜一憂しながら見守っていました。

午前の事前講習は11時半に終了するので、親御さんは集合場所まで迎えに行かなくちゃいけません。
それからだとレストランの席が....、とご心配のお母さんのために、使命感の強い年寄りふたりが
「それでは私たちが席を確保しておきましょう」

11時過ぎにはグサ雪で疲れた身体を休めます。

午後、集合場所に向かう受検生とご両親を見送った年寄りふたりは、リフトに乗ってGコーストップへ。
「デラかけますか」
検定バーンには、どう考えても受検生のものとは思えない、カービング系のターン弧も刻まれています。
入口に『検定中』の横断幕は立っているものの、誰もいないキレイなバーンを滑っちゃったんですね。

10人も入れば一発でキレイになりますが、ふたりじゃそうもいきません。
とりあえずデラ一本。
リフトに乗ると、検定バーンにお客さんの姿があります(^^;
おい、滑るなよ....
続いてデラもう一本。
検定バーン最下部まで横滑りで下りて上を見上げると、滑る気満々のお客さんがふたり、トップで待ってます。
ストックで バツ1 を示して退散します。
三本目のデラで大分キレイになりました。
検定員も到着しましたので、ギャラリーエリアに退避。
総滑、大回り、小回りの順で、皆さんの滑りを拝見しました。

Jr.1級は8名ですから、あっという間に終わります。
「結果は出てるんだからさー、速く発表しようよー」
と思いますが、スクールとしてはそうもいきません。
受検生には発表の午後3時まで事後(?)講習のサービスがあるそうです。
お父さん・お母さんはそれまで滑るということで、リフトへ。
年寄りふたりはレストランにて、デラ掛けで疲れた身体を休めます。

そして合格発表。
儀式ですからね、校長先生のお話から検定員講評を経て、合否と点数が掲示されました。
応援していたフォロワーさんの息子さんは、見事加点で合格。
おめでとうございます!

まだまだ上はあるけど、個人的には検定合格は目標にしなくてもいいと思う。
けど上手くなるとスキーはもっともっと楽しくなるから、その手段として検定にチャレンジするなら、それは賛成です。
まあとりあえずはスキーを楽しんでください!

年寄りふたりはこれにて撤収。
駐車場で別れて、私は15時半にスキー場を後にしました。
関越道上りは、日曜ということもあり多少の渋滞は覚悟していましたが、
『嵐山小川IC〜高坂SA 事故渋滞10Km100分』
なんて恐ろしい表示を見ると、とてもそのまま突っ込む気にはなれません。
崎JCTから北関東道に入り、東北道に逃げるルートに変更したところ、渋滞ほぼ無しにて帰宅できました。

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やっぱり祝杯は上げなくちゃね!
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2024年02月19日

JSP_SKI FORUM ON SNOW 2024

2/17(土)は、菅平でJSP(日本スキー産業振興協会)主催の試乗会でした。
2年前から始まったこの試乗会、プロモーション不足のため参加者が少ないうえに、石井スポーツの試乗会のように殺気立った雰囲気がありませんから、個人的には気に入っており毎回参加しています。

そんな感じですから試乗会自体は急ぐ必要ないのですが、会場となるファミリーゲレンデ下の駐車場に入れないと、ちと厄介です。
そのためちょい気合を入れて5時に自宅を出発。
若干の渋滞はあったものの道路はほぼ順調で、アクセルを踏み込むこともなく、EyeSightのACC任せでのんびり走り、8時半には菅平に到着しました。
裏太郎・裏ダボス方面に大きく左カーブし、シュナイダー下を通過したあたりで、何台かのスキーを積んだ車とすれ違います。
「ん?デジャヴ....」
12月のブランシュ同様、一抹の不安を覚えながらファミリー下駐車場へ。

はい、満車です。
ぐるりと一回りしてみましたが、ダメ。
もう一回りしても、空くはずがありません。
「天狗あたりに駐めて、滑ってくるしかないかー」
と思いつつ裏ダボ下を通過すると、あれ、1台空いてる。

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ニューダボの向かい、道路脇の駐車スペースに1台分だけ空きを見つけました。
ラッキー♪
ファミリー下までは少々歩きますが、山向こうから滑ってくるよりはマシ。
着替えてポールだけ持ってファミリーに向かいます。

ちなみに後で自分のブログを確認したら、一昨年は9時前着で満車昨年は8時15分着でほぼ満車でした。
学習能力皆無ですorz

どうせ受付はサンホテルだろうと、ファミリー側の入口から入ろうとするも、ドアの内側にチェーンロックが見えます。
あれ、ゲレンデ下か?
歩いていくと、あった、いや違うスノーボーディングフェスの受付だ。

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試乗会エリアの手前には、協賛ショップのVictoria、Alpen、オオイワのテントしかありません。
やっぱりサンホテルか?正面から入らないといけなかったのかな。
戻って裏太郎側の正面入口に行ってみますが、やっぱり鍵が掛かってます。
えー、どこよ....
再びファミリー下に戻り、Victoriaのテントでスタッフに聞くと、
『ああ、あの緑の建物です』
満車だったファミリー下駐車場、ゲレンデ側に並ぶ建物の一番端のプレハブだと教えてくれました。
「えー、上だったのかー!」
坂を上り。駐車場を歩いてプレハブへ。
ドアから中を覗きますが、どう考えても受付っぽくありません。
「えっと試乗会の受付はここですか?」
『ああ、そこ下りたところのゲレンデ下です』
「えー、下だったのかー!!」

ファミリー下の結構奥の方にテーブルを出して受付してました。
こりゃ分からん....

並んでいると、すぐ脇のテントからイタリアBブランドのスタッフが近寄ってきました。
『後で寄りなよ。乗りたい板には乗せないけど、乗せたい板には乗らせてあげるから』
「あい、じゃ後で気が向いたらね」

その後も少々トラブルはあったものの、何とか受付終了。

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今回は受付No.が記載されたシールにソールサイズを記入し、ブーツに貼るよう指示されました。
けど、見えねぇだろ、これじゃ。

声を掛けられたBブランドには目もくれず、我が愛するスイスのSブランドへ。
相変わらずスタッフ以外誰もいませんし、板もほとんど残ってます。
昨年最後に試乗して気に入った、MONTERO ASから試乗開始です。

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目の前のリフトは少々混雑していますが、高速クワッドで機動力がありますから気になりません。
ファミリーのウェストとイーストを1本ずつ試乗して返却。
Sブランドはあと2機種を試乗して、一旦離脱しました。

「次はどうすっかなー」
とフラフラ歩き、何食わぬ顔でBブランド前を通過しようとしましたが、見つかりました。
『中毒者さん、素通り?』
わかったよw
『どれにする?XCは?』
「えー、XCかぁ....」
『いいからいいから、長さはどうする?ん〜、76だな』
「えー、70があるじゃん」
『76の方がしなやかに感じるからさ、こっちにしなよ』
相変わらず客の言うことは聞きませんww

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今度はファミリーイースト下部から右に抜け、裏太郎も滑ってみました。
しかし長野県のプライズ検定でリフト側1/3が規制されており、反対側にはコブが掘られています。
その結果、真ん中1/3に一般滑走者が集中しますから、雪面は固い下地が出た滑りやすい(「滑走しやすい」ではなく「滑落しやすい」)コンディションです。
ここは安全に小回り、コブのラインが終わった中間から下は大回りで滑りることにします。

イタリアBブランドでも3機種を試乗。
付き合ってるとキリがないので
「メシ食ってくるわ」
と離脱。

少し歩くけど、研修会で毎回お世話になってるホテルニューダボスの食堂へ。

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調理にちょい時間はかかりますが、まだ空いてるからまあいいか。
カツ丼をいただいて、しばしお昼寝zZZ
目覚めると、13時前。
出口に向かうと、厨房にニューダボのおかーちゃんがいらっしゃいました。
「ごちそうさま」
『ありがとうございました、あぁ驚いた!』
「今日は試乗会、泊まらないからメシだけね」
『そうですってね、ありがとうございます』
「またね〜」

気温が上がり、雪面も大分荒れてきました。
午後の最初は青森のBブランドへ。
ショートターンモデルを借りて、リフトに向かいます。
Bブランド前を通過すると、
『今度は何よ』
「国産品!」
こちらではショートとミドルの2機種を試乗。

大手ブランドにはあまり興味がありません。
再びスイスSブランドに戻り、朝イチで試した機種をグサ雪で再度試乗します。
リフト2本で戻り返却、スタッフと
「やっぱりいいね〜、値段以外は」
『あははは....』

試乗会は15時までですが、気が早い大手ブランドでは片づけを始めたところもあります。
やめりゃいいのにイタリアBブランドに行き
「ちょっと太めのヤツ」
このあたりはどっちでもいいようで、自分で選ばせてくれました。
リフト2本滑ってこの日の試乗終了です。
『来週は来ないんだよね』
「うん、今年は他に行く予定があって」
翌週は同じ菅平ファミリーゲレンデで、Bブランド単独の試乗会が予定されており、こちらも毎年参加していたのですが....
『まあ何かあったら声掛けて』
「あい、それじゃ」

車に戻り、着替えて3時半に菅平を出発。
山道を下りて菅平口を左折、再び山道を上り鳥居峠を超えます。
この日の宿泊は沼田。

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毎度おなじみのルートインさんにお世話になります。
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2024年02月14日

2025スキー試乗@ブランシュたかやま

2/10(土)にブランシュたかやまで、HEADの試乗会に参加しました。
当日の天候は晴れ、コーストップの気温は-8〜-4℃です。
試乗コースは、RACINGとDEMOがスラローム、HIGH PERFORMANCEがロマンチック〜ファンタジーを使いました。
乾いた人工雪が固くパックされた大変滑りやすいコンディションで、両コースとも午後になってもそれほど荒れませんでした。
以下、試乗した順番に並べてあります。

HEAD WORLDCUP REBELS E-SL RD FIS
L165 / R12.5 / 120-66.5-103
IMG_4067.jpeg
全体にやや硬めです。
エッジグリップは強く、角を立てて踏み込むと、しっかり食い付いれくれます。
意図的に角を外せば素直にズレてくれ、トップが食ったり、テールが引っかかったりすることはありませんから、扱いにくさは感じません。
ただエッジがグリップした状態からどこまで動けばどの程度外れるか、やや分かりにくく感じましたが、慣れの問題でしょう。
しっかりと撓ませるためにはそれなりの脚力が必要で、私だったらリフト数本が限界だと思います。

HEAD WORLDCUP REBELS E-SL RD FIS
L168 / R12.8 / 119-68-103
IMG_4076.jpeg
こっちはDEMOモデル。
FISのマークが入っているとは思えない扱いやすさ。
エボプレートという硬すぎないプレート使っているようですが、非常に撓みやすく感じました。
エッジを食わせても外してもOK。
返りも穏やかで、ショートで踏み込んでも強い反発で失敗することはありません。
ロングも全く問題ありませんし、オールラウンドに使えそうです。
結構気に入った一台です。

HEAD WORLDUPC REBELS E-SLR
L163 / R11.2 / 123-66-107
IMG_4160.jpeg
持ったとき明らかに軽いです。
滑っても印象は変わらず、軽やかな乗り心地。
グリップは極端に強くありませんが、一般的なゲレンデで使用する分には実用的には問題ないでしょう。
ショートは板の返りを使っても、自分で回旋してもOK。
ロングでは短さを感じるかと思っいましたが、そうでもなありませんでした。
フレックスとトーションのバランスが良さそうです。
意識的に角を立ててもグリップし切らないマイルドさがあります。
これを扱いやすさと感じるか、甘さと感じるかは、その人次第。
私には扱いやすく感じました。

HEAD WORLDCUP REBELS e-SL RD FIS SPEEDBLUE
L165 / R12.5 / 120-66.5-103
IMG_4082.jpeg
DEMOのSL系トップモデルだそうです。
そう聞いた時点でビビりますが....
角を立てるとしっかりグリップします。
ズラしてもエッジが食いながらズレる感じがあります。
急斜面ショートではそれが安心感につながります。
ロングでもじんわりと踏み続けられますし、思ったほどにはトップから内に切れ込んできませんので、中〜大程度なら問題ないでしょう。
ただこれも疲れる板で、私だったら気合を入れてもリフト2〜3本がいいところ。

HEAD WC REBELS E-SPEED PRO
L175 / R19.3 / 108-65-93
IMG_4161.jpeg
久しぶりのロング系。
ただし大回り専用ではなく、大回り系のオールラウンドです。
大回りは、多少荒れていても安定しており、軽々と突破していきます。
グリップはほどほど。
噛んだらそのまま真っ直ぐ走っていくようなタイプじゃありませんから、扱いにくさは感じません。
ショートだとターンインでややもたつきがありました。
実用的には問題ないと思いますが、積極的な回旋動作は必要です。

HEAD WORLDCUP REBELS E-GSR
L163 / R13.1 / 120-68-101
IMG_4163.jpeg
Gという文字が入っていますが、オールラウンド系でショートからロングまでこなせます。
SLR同様エッジグリップはマイルド。
長さが長さだけに、ロングでは期待したほど安定しませんでしたが、決して不安定ではありません。
ショートではテールをグリップさせる意識が必要で、油断すると流れてやや方向が定まりませんでした。
全体的にちょっと中途半端な印象です。

HEAD WORLDCUP REBELS e-RACE
L170 / R14.8 / 117-68-102
IMG_4101.jpeg
休憩なしで試乗を続けており、乗り手に疲れが見え始めました。
構造はレーシングだが、サイドカットでオールラウンド性を出しているという板です。
エッジを食わせればいいのですが、ズラそうとするとやや挙動不審気味になりました。
ポジションにもシビアで、ポイントを外すとスキーだけが走っちゃったり、テールが流れたりします。
基本的にグリップさせて滑る板のように感じましたが、ロングでもショートでもイマイチ掴みどころがありませんでした。
残念ながら私には合いません。

HEAD SUPERSHAPE E-SPEED
L170 / R14.0 / 119-68-102
IMG_4106.jpeg
フルモデルチェンジしたSUPERSHAPE。
相変わらず操作しやすい板です。
ターン弧も大から小まで選びません。
ターンインでのトップの捉えも、それほど悪くないと感じました。
エッジングについては、普通に操作すればそこそこグリップします。
ズレのコントロールも問題ありませんが、ある程度外力を受けている状態では、あまりズラすことを意識しなくていいかもしれません。
強い板ではありませんから、雪質にもよりますが、角を立てても勝手にズレてくれます。
外し過ぎると板が負けて、テールが流れ気味になります。

HEAD SUPERSHAPE E-MAGNUM
L170 / R13.1 / 126-72-110
IMG_4164.jpeg
何も考えずに滑れる、楽な板です。
ロングは踏む強さとタイミング、ショートは回旋の量でコントロールできます。
以前は切替で若干のもたつきは感じたこともありますが、そのようなことはありませんでした。
エッジグリップも強くはありませんが、程よく食ってくれます。
キレを求めるならE-SPEEDですが、オールラウンド性ではE-MAGNUMに軍配が上がるでしょうか。
しかし走らねぇな....

HEAD WORLDCUP REBELS E-SL
L160 / R12.0 / 122-68-107
IMG_4117.jpeg
長さが60ということで見送ってましたが、結局気になって試してみました。
聞いてみたらレーシングのSLセカンドモデルだそうです。
滑ると短かさは感じません。
レーシングらしいグリップ感で、やや荒れ始めた急斜面でも安心してコントロールできます。
ショートでは角を立てて踏み込むと、程よい返りが感じられ、軽快に滑ることができます。
ロングではちょっと内に入り気味。
この長さでも安定性は悪くありません。
個人的には結構気に入りました。
65にも乗ってみたいなー。
posted by スキー中毒者 at 17:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | スキー

2024年02月12日

三連休初日に日帰りブランシュ

今年の2月のカレンダーには3連休が2回。
1回目の10〜12日は、どのスキー場もめっちゃ混雑が予想されています。
特に中日の11日は鬼のように混むのではないかと....

ちなみに私は12日の振替休日は出勤日で、社畜として真面目にお仕事をいたします。
ということで、この週末は普通の土日。
まあ先週先々週も、月曜日は休みを取って滑りに行ってたしな。

混雑がキライな私は、少しでも空いてそうなトコロに日帰りで行くことにしました。
空いていると言えば、まず思い出すのはブランシュ。
この週末は、毎年参加しているHEADの試乗会も開催されるとのこと、行き先決定です。

ブランシュなら気合を入れることもありませんから、自宅出発は5時半。
中央道は相模湖付近で若干流れが悪くなりましたが、ほぼ順調。
諏訪南ICからブランシュに向かう下道も、白樺湖ちょい下の工事による交互通行が継続中でしたが、無事9時半に現着。
いつものように第二駐車場の上段に駐めるつもりが、満車のため下段に誘導されました。
その下段も2/3以上埋まってます。
油断大敵、こりゃすぐに満車になりそうだ。

試乗を早めに切り上げたときのことも考え、念のため自分の板も担ぎゲレンデへ。
早めに切り上げたら、そのまま撤収しちゃうと思うけどな。

IMG_4146.jpeg

スイス製の新車は念のためワイヤーロックでスキーラックに括り付け、リフト券を購入して試乗会テントに向かいます。
受付ではお客さんがふたり、手続きを始めたところ。
『それではこちらにご記入いただいて....
 運転免許証等の身分証明書を....
 参加費が1,000円になります....
 ソールサイズは....
 ではこちら(参加証)を見えるところに着けていただいて....』
その後、貸出・返却方法の説明、注意事項等が伝えられ終了です。

次は私の番。
ペーパーウェイト代り(?)にSANのメダルが置いてありますので、その下に免許証と野口英世先生を挟み、申込書を記入。
「はい、お願いします」
『免許証の番号だけ記録させていただきます。えーっと、何度も参加されて....』
「あー、はいはい、いつもと同じですよね」
ソールサイズも聞かれず、説明も省略。
あっという間に受付終了です。
石井スポーツの試乗会だけじゃなく、ブランシュでも面が割れたか(^^;

「あ、ミニカタログいただけます?」
試乗終了後に配布されるミニカタログですが、先にいただいておきます。

目ぼしい板は出払ってましたが、1本だけSL系が残ってました。
「白だからレーシングか。まあ贅沢言っちゃダメだよな」
クワッドを降りてコーストップの緩斜面を滑ると
「あ、これなら大丈夫か」
そのまま真っ直ぐスラロームコースへ。

IMG_4087.jpeg

コンディションは最高です。
スノーマシンの乾いた雪がしっかりとパックされ、硬い下地は全く出ていません。
とは言え一本目ですからね、急斜面はズレズレの小回り、少し緩やかになったあたりから大回り。
「上手いじゃん、オレ♪」

違います、板と雪がいいんです。

そのまま戻って返却、次を物色します。
「これってカタログに載ってます?」
『載ってます。あ、次のページの、そう、その上から二番目』
カタログ上は長ったらしい名前ですが、板には相当端折った記載だけ。
「HEADって、板見ただけじゃ分かんないんだよねー。カタログ何ページの上から何番目とか、書いておいてよw」

次々と板を変え、気になった板は何度か借りて滑りを変えながら試します。
スラロームコースの状態があまりにいいものだから、滑るのはここばっかり。
気付くと時刻は11時半。
クワッド乗り場下のレストハウスバウムの前には、ラック一杯に板が並んでいます。
「後にするか」
中に入ってっも席が確保できそうにありませんから、昼メシはピークを過ぎてからにして、狂ったように試乗を続けます。

GS系を除くRacingとDemoを乗り尽くし、やっとSUPERSHAPE。
「この板で急斜面滑って文句言うのも失礼だしな、あっち行ってみるか」
初めてスラロームコースを離れ、ロマンチック〜ファンタジーへ。

IMG_4111.jpeg

ファンタジー、意外に空いてます。

13時、スクール参加者が集合を始めました。
「空いたかな?」
まだほぼ満席ですが、何とか席を確保。

IMG_4113.jpeg

お決まりの角煮定食、サービスコーヒー付。
いつもなら、のんびりと1時間以上休憩するのですが、最終貸し出しが14時半なので、そうも言ってられません。
1時間弱で雪上に戻ります。

気に入った板を借りて、今シーズンまだ滑っていなかったコースへ。

IMG_4114.jpeg

パノラマ。
いい感じです。

IMG_4116.jpeg

ジャイアント。
なぜか苦手なんだよなぁ、ここ。

時刻は14時20分過ぎ。
L160なんで見送っていた板が、私に訴えかけるように残ってます。
「この青い文字のe-SLって、何が違うの?」
『ああ、SLのセカンドモデルです。まだ60しか入ってこなくて』
最後にもう一度スラロームコース。
「あれ、意外にいいじゃん」

IMG_4144.jpeg

スラロームコースではバッジテストが行われてました。
1級の総滑かな?
横目に見ながら69の滑りにて試乗終了。
試したのは全部で10機種かな?
雪の状態が良かったこともあり、どれも楽しく試乗することができました。
ありがとうございました!

時刻は14時40分。
自分の板を置いたスキーラックに戻り、ワイヤーロックを外して....
そのまま担いで駐車場へ(^^;

定時にはちょっと早いけど、今日はいっぱい滑ったからいいだろ。

さすがに三連休初日だけあって、帰路もほぼ順調でした。
ナイター1本行くか。

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4本行きましたした(^^)
posted by スキー中毒者 at 15:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | スキー

2024年02月07日

初津南

今週も月曜日は計画有休を取得しました。
ということで、中野のホテルからの出撃です。
「平日だし急ぐ必要ないよな」
いや、休日でも急がないんですけど....

ホテルでのんびり朝メシ食って、出発は8時過ぎ。
R117を往路とは逆方向にひたすら走ります。

IMG_4007.JPG

9時半、本日のホテル着。

IMG_4008.JPG

違います、本日のスキー場着。
グリーンピア津南です。
こちらもお初のスキー場。

Twitterのフォロワーさん情報では、リフト券は安いし、リフト待ちは無いし、といいことずくめなスキー場らしい。

リフト券売り場にて
「外にJAFの旗が出てるけど、何かサービスあるんですか?」
『リフト券が1,000円割引になります』
大人だけでなく、小人やシニアでもいいとのこと、適用すると一日券がそれぞれ3,000円、1,500円と爆安です。

そしてリフト待ちが無いほどゲレンデは空いて....、あれ?
お揃いのウェアを着た方々がたくさん、そして『歓迎夙川中学校』の看板。

IMG_4021.JPG

黄色い軍団で緩斜面はエライことになってます(^^;
リフト待ちが無いほど空いてるんじゃなかったのかよ。

前日の反省を生かして、この日はマップをいただいてきました。
リフトの上で確認してコースに出るのですが....
スキー場あるあるで、マップと実際のコースがイマイチ合致しません。
まあ軍団の皆さまがいらっしゃるところが緩斜面、いらっしゃらないところが中斜面と思えば間違いないでしょう。

IMG_4012.JPG

第6高速ペア沿いのコース。
ここが一番楽しいかな。
と言うより、緩斜面ばかりでここ以外に楽しめるコースはほとんどありません。

黄色い軍団は、ビブNo.が1桁(3級程度)の方々以外は緩斜面に迂回しちゃいますから、中斜面はほぼ独り占めにできます。

IMG_4020.JPG

軍団の皆さま御用達の緩斜面下、真っ直ぐ進むと短い非圧雪ゾーンがありました。
迂回が面倒なので突っ込んでみましたが、ちょいガリった荒地で、お世辞にも気持ち良くはありませんでした。

昼前に軍団の皆さまが休憩に入ると、ゲレンデから人影が消えました。
数少ない一般のお客さんとも、リフトでもコースでも滅多にお目にかかれません。
雪も降り始め、めっちゃ寒いです。
私も昼メシにしよう。

IMG_4027.JPG

マグマソースのつなんジオカツカレー。

昨日もカツカレーだったけど、今日のヤツは辛口でキャベツ付き。
津南がホームのフォロワーさんによれば、子どもと年寄りには旗を立ててくれるんだとか。
小柄だから子どもと思われたのかな....

食い終わって外を見ると、雪はゴンゴン降ってます。
寒そうだなぁ、出たくないなぁ、なんて思ってたら何やら賑やかです。

IMG_4031.JPG

軍団の皆さま、大はしゃぎ。
若いっていいなぁ(^^)

年寄りも、いつまでもレストランに引きこもってる訳にはいきません。
軍団の皆さまがゲレンデに戻りつつあるのを見て、混雑前にリフト乗り場に向かいます。
首元は久しぶりにネックウォーマーで防寒対策。

コースには新雪が積もり始めています。

IMG_4040.JPG

午前中に独り占め状態だった中斜面もフカフカ。
さすがにリフト一本でリセットとはいきませんが、滑る人が少ないので食い残しだらけです。
中毒者、心の中で大はしゃぎ。

雪が降り出すのはもうちょい遅いと思ってましたので、まさかパウダーを楽しめるとは考えもしませんでした。
しかしこれだけ降ってるということは、問題は帰りの道路です。

IMG_4034.PNG

レストランで高速道路情報を調べたところ、こんな状態。
中央道や東名はすでにアウトですが、関越道は冬タイヤ規制で踏み止まってます。
早めに撤収しなくちゃと思いつつも、パウダーが楽しすぎて2時半過ぎまで滑っていました。
車の雪を落として、帰途についたのは3時過ぎ。
朝はドライだった路面も、一面真っ白です。
さすがに十二峠を越える気にはなれず、大沢山トンネルを抜けて関越道塩沢石打ICに向かいます。

IMG_4045.JPG

SAに入って先の状況を確認すると、関越道も本庄児玉から先、練馬まで通行止めになりました。
やむを得ず高崎JCTから北関東道に入り、伊勢崎ICから下道へ。
湿雪が降り続く中、多少詰まるところもありましたが、比較的順調。
しかしナビの誘導に従い、東北道岩槻IC付近から側道に入ろうとした直前でピタリと止まりました。
おそらくは1時間以上、ほとんど動かなかったと思います。
前方で立ち往生でも発生していたのでしょうか。
結局自宅に帰着できたのは11時半。
津南から8時間半かかったことになります。

中央道は中津川から高井戸まで、上信越道も松井田妙義から藤岡までが不通でしたから、長野方面に行ってたらとんでもないことになっていたでしょう。
いや、会社に
「道路が不通で帰れません」
と連絡して、翌日のパウダーを食ってたかも。
そっちのほうが良かったかなー。
posted by スキー中毒者 at 23:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | スキー

2024年02月06日

初戸狩

この週末は長野、ワンチャンパウダー狙いで北信でした。
中野に宿を確保し、斑尾あたりに行こうと思っていたのですが....

土曜日、明るくなっても自宅にいます。
いや、寝過ごしたわけじゃありません。
年一回の自宅マンションの雑排水管高圧洗浄作業の予定が、ちょうどここに当たっちゃったんです。
室内での作業になりますから在宅の必要があり、しかも私の部屋の作業予定は午後ですから、この日は完全にアウト。
宿の予約はキャンセルせず、作業が終わる15時過ぎに自宅を出発することにしました。
急ぐわけじゃありませんから、関越道塩沢石打ICから峠を超えて、信濃川〜千曲川沿いのR117をひたすら走るルートです。

IMG_3966.jpeg

ホテル着は19時過ぎ。
ルートインさん、今週もお世話になりますm(_ _)m

シーズン当初は雪が少なかった斑尾も、ようやく積雪は増えたようですが、残念ながらパウダーを楽しめる状態じゃありません。
部屋で酒を飲みながらGoogle Mapを眺めていると、木島平が目に入りました。
今シーズンからスノーリゾートロマンスの神様という、気恥ずかしくなるような名前に変わったスキー場です。
ただあそこって緩斜面ばっかりなんですよねぇ。
名前が変わっても、これは変わりようがない。
とりあえずHPを見に行ってみましたが、最大46°のパイオニアコースはクローズ。
一度滑ったことはありますが、降雪後じゃないととてもじゃないけど滑りたくないコースですから、これはこれでいいのですが、リンクをクリックするたびに表示されるページがどれもピンクで萎えます。

と、近く(でもないけど)に戸狩があります。
指導員仲間からは『つまんない』とは聞いていますが、スキー場直下には北光正宗の角口酒造店さんの直営店があります。
初めてだけど、行ってみるかな(スキー場に....)。

ホテルから30分もあれば行かれるはずですが、寝過ごした結果、現着は9時半です。
リフト券を購入して、さてどうするか....

IMG_3972.jpeg

いや、どうするも何も、まずは目の前のクワッドリフトに乗るしかありません。
「で、これ、どこに行くのよ」
初めてのスキー場なんだから、コースマップを貰ってくればよかった。
スマホで戸狩のHPからコースマップを表示し、ピンチアウトしながら現在地を確認します。
このリフト沿いが中級者コースっぽいですが、乗り場が混んでたし下りたくありません。
幸い奥にも中級者コースが伸びてますから、そちらに行きましょう。

あれ?
行ってみたら、中級者コースと言うより細い連絡通路。
スノーボーダーのおにーちゃん、おねーちゃんがパタパタと倒れる横を
「はい、ちょっくらごめんなさいよ」
とすり抜けながら進むと、今度こそコースっぽいところに出ました。
頭の上にはクワッドリフトが架かっています。
これに乗ればいいんだな。

リフトの上で再びマップを確認。
「あぁ、これでトップまで上がれるのか」
降り場の目の前にはトップエリアに架かるクワッドリフト降り場があります。
奥にはペアも1本掛かってるらしい。
しばらくはここで遊ぶか....

ちなみにトップエリアは「とん平」、下部は「ペガサス」という名前のようですが、このギャップは一体何なんですかね。

コーストップから、とん平のクワッドリフト乗り場に向かうコースは、中盤までは緩中斜面、最後だけ短い急斜面。
2本のクワッドから降りたお客さんが集中する緩中斜面は結構混んでいて、滑走スピードもまちまちなので気を遣います。
気持ちよく滑れるのは最後の急斜面(城山コース?)だけ。
そして一番奥のペアリフトは短かすぎました。
とん平ゲレンデ、イマイチだな。

IMG_3976.jpeg

城山コースの入口から反対側にも中急斜面が延びていて、そのまま2本目のクワッド(ラビットリフト)沿いの緩中斜面を滑ることができます。
林間コースという名前ですが、林間の雰囲気はありません。
こっちの方が楽しいかな。

ちなみにラビットリフト沿いには、2本の非圧雪コースもあります。

IMG_3978.jpeg

ジェットコースは最初の落ち込みだけコブ気味になっていますが、後は荒地。
一旦踊り場のような平らな場所で一休みして、また急斜面が続きます。
深いコブになっていたら、かなり手ごわい斜面でしょう。

IMG_3980.jpeg

もうひとつのラビットコースは、ジェットコースよりやや短い全面荒地。

どちらも降雪後、深雪になったら楽しいだろうな。
ただし最後は林間コースに合流しますから、そこだけは要注意です。

IMG_3990.jpeg

一番下のクワッド(ビートルリフト)に乗ってると、左手に白い構造物が見えたのですが、行ってみるとお地蔵さまでした。
スキー場開設30周年記念に安置されたスキー地蔵だそうです。
比べるもんじゃありませんが、ブランシュのスキー地蔵とはかなり違います。

IMG_3999.jpeg

ランチはベースのスキー学校隣にある、こちらにお邪魔しました。
レストランでランチと言うより、食堂で昼メシといった雰囲気です(個人の感想です)。

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かつカレー。
レストランのカレーと言うより、実家の母ちゃんのカレーといったお味です(個人の感想です)。
でも、この味、好き♡
注文時にテーブルの番号を伝えると、席まで配膳してくれるのはありがたいですね。

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この日は終日曇りでしたが、3時ころには少しだけ明るくなってきました。
最後にペガサスゲレンデの一番右端(クライマーズライト)のコース、イモハコースを滑ってみました。
コース入口にポール専用の看板が出てたから入らなかったんですが、下から見たらポールは張ってないし、普通に滑ってる方もいらっしゃいます。
コース自体は単調ながら、朝イチで雪が良ければ高速ロングターンが楽しそうな中斜面でした。

初戸狩の感想ですが、スキー場自体はそこそこの規模なのに、意外にコースは少なく、コース幅もそれほど広くは感じませんでした。
迂回コースが上手く配置されてますから、初級者やファミリーでも安心な反面、長い急斜面は非圧雪コースだけで、やや物足りなさを感じる方もいらっしゃると思います。
このエリアなら、私だったら野沢か斑尾に行くかなぁ....

そして何よりも残念だったのは、帰路に立ち寄ろうと思っていた角口酒造店さんの直営店が休業日だったことかもしれません(^^;
posted by スキー中毒者 at 23:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | スキー