2023年03月29日

2024スキー試乗@菅平(BLOSSOM)

2月25日(土)に菅平高原スノーリゾートで行われたBLOSSOMの試乗会に参加しました。
当日の天候は曇りで、気温は昼間でも-7℃と冷え込みました。
斜面は硬い地肌の上に柔らかい雪がパックされた大変滑りやすいコンディションで、午後になって多少荒れたものの、アイスバーンが出てくることはありませんでした。

BLOSSOM NUMERO UNO N°1 RC
L164/R13.0/121-71-106
IMG_0350[1].JPG
よく撓みます。
そして板のトップからテールまで全体で雪面をホールドしてくれます。
特定の場所のグリップが強いわけではありませんから、挙動のコントロールがしやすいと感じました。
特に急斜面の小回りでは、板全体で雪面を捉えながらズレてくれますから、安心感があります。
スペック上のラディウスは小さめですが、大回りでもトップが内に入り過ぎません。そしてよく走ります。
今回のチューンナップはややカービング寄りに仕上げていたように感じましたが、それがゲレンデのコンディションとドンピシャでした。

BLOSSOM NUMERO UNO N°1 SL
L165/R13.5/123-67-104
FWBN1607[1].JPEG
エッジグリップはかなりいいのですが、突然食い付いたり、外しにくかったりという戸惑いがありません。
センターに荷重すれば素直に反応してくれますし、トップを押さえれば内に切れ込み、テール寄りに荷重すると板が撓んで走ります。
急斜面でも荷重ポイントを意識することで、小回りではトップの回頭性を生かしたコントロールができますし、大回りでもターン弧に気を遣うことはありません。
STÖCKLIもそうですが、SLという名前でも純競技用ではありませんから、反応は穏やかに抑えられており、扱いやすく楽しいスキーです。

BLOSSOM NUMERO UNO N°1 XC
L170/R14.0/121-71-106
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シェイプはRC、内部構造はSLだったかな。
乗ってみると安定性は抜群。
硬くはなく、撓ませやすいです。
そして滑り手の操作に素直に反応するコントロール性の良さがあります。
急斜面の小回りでは、トップから切れ込むというより、スキー全体がズレながら回ってくれる感じ。
大回りは、ギンギンのカービングではなく、適度にグリップしながら走る、しかし勝手には走っていかないという印象でした。
SLでは軽快な楽しさでしたが、こちらは重厚では決してないものの、やや落ち着いた挙動を楽しむことができました。
OGASAKAに例えるなら、RCはKeo's寄りのUNITYのような、XCはTC寄りのKeo'sのような、オールラウンドモデルだと思います。

BLOSSOM TURBO AM74
L172/R15.5/124-74-104
KBIN3880[1].JPEG
めっちゃ軽い操作性です。
エッジを食わせるというより、面で乗っていく感覚がありました。
安定性も悪くはありません。
急斜面の小回りでは、普通の感覚でターンに入ると雪面を捉えるタイミングがやや遅れ気味で、意図以上にズレてしまいますので、切り替え後から積極的なエッジングを心掛けた方が良いと思いました。
大回りは、意外といっては失礼ながら、思った以上に安定していました。
直前がXCだったことも影響しているでしょうが、全体的にはややフワフワした印象です(悪い意味ではありません)。

BLOSSOM TURBO AM77
L170/R14.0/131-77-111
AYUN4501[1].JPEG
直前のAM74より少しだけしっかり感があります。
操作性の軽さは変わりませんし、よく走ります。
小回りでのオートマチック感はありませんが、身体を落としていけば素直に回ってくれます。
大回りではやや荒れを拾い気味で、それほど大きく荒れていない裏太郎でも、飛ばすとちょっと怖かったです。
もう少し重厚さがあってもいいと思います。

BLOSSOM TURBO AM85
L172/R16.0/131-85-112
DVFQ4961[1].JPEG
やや太めですが、普通にエッジを立てて滑っても問題ありません。
ただ小回りだと、切り替えでややもたつきを感じました。
硬い斜面ではテールが逃げ気味です。
荒れ始めた表太郎での小回りは、横方向のズレが大きいターンだと荒れに叩かれますので、大きめのスペースでトップを動かすこと意識した方が良い感覚で滑れました。
大回りでは、切り替えで雪面を捉えるタイミングが若干遅れるように感じます。
中速までなら快適です。

BLOSSOM FOMULA XPLORE85
L172/R17.0/122-85-107
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BLOSSOMには珍しいキャップ構造。
滑ってみると、適度なエッジのホールド感があります。
反応が早く軽快なので、センター幅85mmを感じません。
そしてよく走ります。
急斜面の小回りでは、予想以上に素直に回ってくれます。
谷周りのタイミングから、トップからテールまで全体で雪面を捉えながらズレてくれます。
大回りもAMより安定しており、荒れた斜面でも叩かれることはありませんでした。
かなり気に入りました。

BLOSSOM FORMULA EXPLORE87
L174/R?/123-87-110
ODCD9336[1].JPEG
こちらはオーソドックスなサンドイッチ構造。
XPLORE85と比べると、エッジより面で捉える感覚が少し強いでしょうか。
決して鈍い板ではないのですが、85の軽快さの後ではどうしても反応の遅さを感じてしまいます。
ターン弧を問わず操作性は悪くありませんし、抜けもいいです。
ただ面白みのない普通の板とも感じてしまいます。
試乗を終えて、スタッフから声を掛けられました。
『どっちがいいですか?』
「85!」
即答でした。
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2023年03月23日

富士パラでザブザブ

春分の日はブランシュ、そして土曜日に富士パラに行こうと思っていたのですが、22日から富士パラの第4、第5、第6リフトが営業休止となるらしい。
今の私の体力では、ゴンドラ回しは午前中が限度。
雪が緩む午後なんて、苦行を通り越して拷問です。
仕方ない、先に富士パラに行くか。

5時に自宅を出発し、首都高〜中央道を走り、6時半に境川PAで朝ゴハン。
と思ったら、フードコートはまだシャッターが下りてます。
営業時間は7時からなんだとか。
仕方なく隣のファミリーマートでおにぎりを買って済ませます。

現着は8時前。

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土曜日のかたしな程じゃないけど、空いてるねぇ。
こんな場所に駐められたの、初めてだよ。

チケット売場では、いつものようにNEXCO中日本が提供する「速旅」の予約画面を見せて、リフト券を受け取りゲレンデへ。
ゴンドラはまだ営業開始前なので、シーダーゲレンデを滑ります。

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朝イチのコースは、夜の冷え込みで硬....、くありません。
すでにやわやわです。
あったかいもんなぁ。

シーダーを2本滑ると、ゴンドラの営業開始時刻。
並んで待っていた方もいらっしゃいますから、駅舎の階段下まで列ができてますが、進むのは早いです。
この日はシングルレーンも無く、すべてグループ乗車になってました。

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ちょい雲はかかっていますが、まずまずの天気です。

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アルパインゲレンデはいいコンディション。

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リンデンの壁の大回りも気持ちいいです。

ボトムまで下りると、ゴンドラ乗り場の列はほぼ解消されてました。
その分、休憩時間も短くなります(^^;

相変わらずアルパインはいい感じ。
ちなみにお隣のラーチゲレンデは午前中貸切。

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コブの大会みたいです。

リンデンまで下りると、もう柔らかくなり始めてます。
無理をせず、ゆっくりとボトムまで。
ゴンドラの待ち、無くなりました。

このペースで滑るのはキツイですが、ザブザブのシーダーはもっと疲れますから、仕方ありません。
ゴンドラ6本(?)で昼メシにしようと、山頂レストランに入りますが、こんな掲示が....

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タダでさえイマイチなメニューなのに、縮小しちゃったらどうなるのよ。

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こうなりました。
....、下りるか。

山麓のレストランなんて何年振り?
と、例によって自分のBlogを遡ると、2007年にラーメンハウスに入ってますから、これ以来かなー。
トップシーズンならファミリーで大混雑なんでしょうけど、この日はガラガラです。
こちらも例によってお昼寝とセットで、のんびりとさせていただきました。

せっかく第5リフトの最終日に来たんだからな、1〜2本乗ってから帰るか。
ということで、性懲りもなくゴンドラでトップまで上がり、アルパインゲレンデ。
雪はザブザブですから当然荒れてはいますが、いつものようにボコボコじゃありませんし、林側の小回りロードもできていません。
滑る人が少ないですからね。

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怖いもの見たさで、解放されたラーチゲレンデにも行ってみました。
途中の緩斜面を除き、全面コブ。
例によって調子はいまひとつ、いや、いまふたつ、いやいや、いまみっつ....
このだらしない滑りは何がいけないのよ。
疲れ?
雪質?
いや、技術ですね(^^;;

まぁここまでザブザブだと、疲れているのも事実です。
2時半を回った頃には、気力、体力とも限界となりました。
下山開始です。

この疲れを癒すのは、やっぱり温泉?
ということで、金鵄の湯に立ち寄り帰路につきます。

が、中央道の小仏渋滞が予想以上に酷くてまたまた疲れました。
この疲れを癒すのは、やっぱり....、ね。

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2023年03月21日

瀕死のミッフィー

18日の土曜日。
目覚めてホテルの窓から外を見ると、当然のように雨です。
思ったほどには強くはありませんが、傘を差したくなる程度には降ってます。

この日も片品方面ですが、前日の基礎スキーバリバリ尾瀬岩鞍ではなく、おとなりのファミリーほのぼのかたしな高原なので、急ぐ必要はまったくありません。
前週の信濃大町では食えなかったバイキングの朝食をゆっくりいただいてから出発。

R17、雨です。
昭和村、雨です。
吹割の滝、雨です。

現着してしばらく待機しても止まなかったら、そのまま帰っちゃおうか....。

道の駅、あれ雪に変わった。

まぁそれはいいのですが、R120を走る前後の車はほとんどが鎌田の交差点を直進。
左折した数台も、岩鞍、戸倉方面に向かうようです。
ミッフィーのゲートを潜ったのは私だけ。
坂道を走り駐車場手前、スタッフは駐車料金を集めるそぶりも見せず、左手に誘導します。

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え....?
「これだけ?」
『この天気じゃねぇ』
駐車場整理のスタッフも苦笑い。
「下は雨だもんね、よっぽどの物好きじゃなければ....」

その後も車は入ってきません。
駐車場入口のスタッフも、寒いのか暇なのか、車も来ないのに誘導棒を振ってます。
結局私がゲレンデに向かうまでに入ってきた後続車は1台だけでした(^^;

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減りましたねぇ....
先月滑ったコブなんて、影も形もありません。

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コースはかなり荒れてます。
雪が薄すぎてピステンが入れられないんですね。
この状態でカチンコチンに凍ってるとヤバい斜面ですが、気温が高くグサ雪なので意外に滑りにくくはありません。
中斜面を気持ちよく大回って、緩斜面をリフト乗り場まで流そうとしたところ....
!!!

出たな、妖怪板掴み

荒れたまま凍ったのとは別の意味でヤバい斜面です(>_<)
妖怪退治用ワックスは持ってきませんでしたので、早々に奥のコースに退散しました。
しかし....

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つつじコース、アウトです。

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もくせいコース、アウトです。

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ゲレンデトップから下りるコースで、唯一生き残っているちぐさコース。
最上部はモサモサと降る湿雪で、端っこはプチ片栗粉状態ですが、たかねコースとの分岐から下は、浮石やらプチブッシュで油断大敵でした。

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いつもなら休みなしに走り回っているミッフィー号も、この日は開店休業状態です。
11時半にセンターハウスのレストラン、カントリーチャイルドに入りましたが、さすがにガラガラ。

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かたしなでの今シーズン最後のランチは、けんちんうどん舞茸おこわセットです。
『こんな日に来てくれて、ホントにありがとうございます』
厨房のおばちゃんから声を掛けられました。
「いやー、こちらこそここまで頑張ってくれてありがとうございます。開けてくれなきゃ来ることもできないからね」

ゆっくりと休憩した後、外に出ると雨に変わってます。
もうこのまま帰っちゃおうかなー。
なんて考えながら、あきらめ悪く第2ペアリフトに乗車。
降り場付近まで上がると雪に変わります。
まぁ霙と言った方がいいような雪なんですけどね。

あきらめ悪く数本滑りましたが、ウェアはびしょ濡れ、板は掴まれっ放し。
もういいや、撤収しよう....

営業は予定より短縮されて21日の祝日までとのことですが、ゲレンデは瀕死状態。
何とか最後まで雪が持つといいねぇ。

駐車場に戻ると、私の車の後には10台も駐まっていません。
これじゃ、スタッフの車の方が多いんじゃない?

かたしな高原の皆さま、今シーズンも大変お世話になりありがとうございました。
来シーズンもよろしくお願いいたします。
願わくばミッフィーにゲレンデでお目にかかれんことを....
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2023年03月20日

9年ぶり(?)の尾瀬岩鞍

17日の金曜日。

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なぜか雪上に立ってます(^^;

私の勤務先は数年前から、有休取得促進のために年間数日の計画取得が義務付けられており、今シーズンはスキー大学と技術選に合わせて計画を提出しました。
とは言え、4月に翌シーズンの予定なんて分かるはずもなく、
「技術選は確か3月第2週だったよなー。でも念のため翌週にも入れておくか」
技術選の日程が目論見通りだったので、次週に特に予定がある訳ではありませんが、せっかくなのでそのまま休むことに....

行き先は、普段お隣のミッフィースキー場から場内放送の音声だけ聞いている、尾瀬岩鞍。
関越道の沼田ICからアクセスするスキー場の中では一番の規模を誇りますが、真面目なスキーヤーが黙々と練習するイメージがあって(個人の感想です)、不真面目が板履いて滑ってるような私にとっては居心地の悪いスキー場です。
そんなスキー場ですから、用事が無ければ行かないのですが、用事はありませんでしたから久しくお邪魔していません。
自分のBlogを遡ってみると、乗車中のリフトが故障してパトに救助された9年前以来っぽい。

さて当日、特に急いだ訳でもありませんが、現着は8時前。
ホテル下の第1駐車場もガラガラです。
ゴンドラ駅舎のチケット売り場でリフト券を購入しましたが、周囲には十数名のお客さんが屯しています。
まだ運行開始前らしい。
トイレから出ると、ちょうど入口が開いたところです。
待ち構えていた皆さまが、一目散にゴンドラ乗り場へ。
待ち構えていなかった私も、ヨボヨボと後に続きます。

いい天気です。
そしてめっちゃ暖かい(^^;

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とりあえずミルキーウェイを1本。
ゴンドラ乗り場に向かうと、お待ちになってるのは2組ほど。
マップと記憶を照らし合わせながら、国体女子、チャンピオンAを数本。
1時間も経っていないのに、雪はもう緩み始めてます。

西山に行きたかったのですが、行き方が良く分からず、再びゴンドラへ。
乗り場にはもう誰もいません。
ゴンドラを降り、ななかまどコースで西山側に移動し、以後はこちらで滑ることにしました。

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西山エリアのトップに上がるには、2本のペアリフトを乗り継ぎますが、下部のやつが9年前にリフトからの救出という貴重な体験をさせてくれたリフトです。

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その上のリフトに乗り継ぐと、すぐ隣のぶなの木コースは一面のコブ。
....、見なかったことにしよう(^^;

一番奥の整地されたとちの木コースに行くには、細い連絡路を通ります。
昔はこんな通路無かったよなー。
リフトが架かってたんだっけ?

平日でただでさえ空いているスキー場なのに、わざわざこんな奥まで来る酔狂な方は多くはありません。
おかげでコースはほぼ真っ平ら。
気持ち良く数本飛ばした後は、すぐ手前のみずならコース。
コブになりかけの荒地です。

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最近は、いや嘘です、前々から深いコブは滅法苦手なんですが、この程度なら何とかなります。
気持ちいいかどうかは別にして、こちらも数本滑って、すぐ下のレストランホルンでランチにしました。
ゲレンデに人がいないんですからね、レストランも当然ガラガラです。
お昼寝をしても罪悪感はありません。

ゆっくり休憩しちゃいましたから仕方ありません、ぶなの木コース上部のコブに向かいます。
休憩しようが何しようが上手く滑れるわけじゃありません。
それでも時々整地を挟みながら、ドタバタと5本程滑って西山終了です。

いや、もう疲れたし撤収しよう。
最後は国体男子で下山。
トップシーズンの朝イチ、カッチンコッチンだと手強いコースですが、これだけ柔らかいと私でも何とかなります。

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いや、柔らかすぎて途中から地肌が顔を出し始めました(>_<)
このコースも時間の問題ですね。

ベースまで下りてリフト券を返却。
ちなみに今シーズン中に返却しないと保証金は返ってこないそうな。
川場もそうらしいけど、夏の暑さで腐るものでもないだろうに。
菅平なんて、数シーズン前のヤツだって問題ないけどなぁ。

帰路は昭和村を抜けるも昭和の湯には立ち寄らず、R17で渋川へ。
翌日は雨予報ですが、とりあえず1泊だけ....
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2023年03月16日

リフト1本2,000円の八方

土日は八方で技術選の観戦でした。
自分のBlogを遡ると、前回の観戦は7年前、八方は6年前が最後です。
その後、技術選の会場がルスツに移ったり、コロナ禍だったり、その間に定宿が廃業しちゃったりと、技術選からも八方からも足が遠のいていました。

今回の宿泊は、年末年始にもお世話になった信濃大町駅前のホテル。
八方までは当然自分の車で移動するのですが、八方の駐車場って何時頃満車になるんだ?
Twitterで聞いてみたところ、八方の常連さんが教えてくれました。
普段の土日は、名木山近くの第3や第6は7時台であれば何とかなるようですが、技術選のときはもうちょい早く満車になりそうとのこと。
信濃大町の駅前からだと、朝でも30分はかかりますからね。
楽しみにしていたバイキングの朝食は諦めざるを得ません(>_<)

土曜日。
6時半、食堂に向かう宿泊者を尻目にホテルを出発します。
商店街のコンビニに立ち寄り、八方の第3駐車場には7時10分に到着。
直前を走る軽自動車に続き駐車場に進入すると....、えー!満車じゃん。
他にも空きを探してる車がいらっしゃいます。
前の軽は一番奥の通路まで進みますが、付いて行っても仕方ありませんから、私は手前の通路へ曲がります。
え....、あれ....?
1台だけ空いてました、ラッキー!

回りを見ると、登山客も結構いらっしゃいます。
もうそんな季節なんですね。
ゴンドラとリフトを乗り継いでトップまで上がるために、ゴンドラ乗り場まで歩いて行きやすい第3駐車場を利用されるんでしょうか。

一緒に観戦予定の仲間は第6に駐めたようで、あちらはまだ少し空きがあるとのメッセージが入りました。
私も明日は第6にしよう。

車内で朝メシ食って、名木山に向かいます。
仲間と合流。
一般客のリフト乗車は8時からですが、乗り場は長蛇の列です。
列が捌けるのを待って乗車。
名木山トリプル〜リーゼンクワッドと乗り継いで、決勝コートの兎平に到着です。

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懐かしいなぁ、この雰囲気。
競技は兎平の整地と、リフトを挟んだお隣のソデグロで行われていますが、とりあえず兎平のギャラリー席に場所を確保して、観戦開始です。
しばらく技術選をフォローしていませんでしたから、MCによるBib No.と選手名のアナウンスを聞いても、知らない方が多いです。
ちなみにこのMC、フリーの女性アナウンサーとのことでしたが、めっちゃ聞きやすい。
さすがプロですねぇ....。

なお競技ごとのスタートリストは、基本的にはネットで見ることになっているようで、会場周辺に掲示されているQRコードを読み込めば、大会ホームページに接続されると、盛んに案内をしています。
しかしiPhoneの調子がすこぶる悪い。
アンテナは5本立っていますが、ネットに繋がりません。
仕方なく再起動、それでもダメなんでもう一度再起動。

いや、私のiPhoneのせいじゃありませんでした。
周囲からも『繋がらねー』とのボヤキが聞こえてきます。
ネットを積極的に利用するのはいいのですが、であればネット環境がもうちょいマシになって欲しいです。

まぁ最悪、この大会で選手を引退される丸山貴雄さんのスタート順だけ確認できればいいんですけどね。

兎平(とソデグロ)の整地競技が終了した後は、会場移動。
アルペンペアで黒菱のコブに向かいます。

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朝からずっと天気が良く、黒菱で観戦していると太陽が左手からだんだん正面に移動してきました。
気温が高く暑いくらいなので、ウェアのジャケットは脱ぎ、首から上はキャップにサングラス。
屋外だし、密じゃないし、まぁいいかとマスクを外していたら、この時間になって顔がひりひりし始めました。
やべ、雪焼けだ。
時すでに遅し、太陽の動きに合わせて、顔の左半分が右側の5割増で黒くなりました(^^;

この日の競技終了は15時。
黒菱のクワッドで上がったら、あとは名木山まで下りるだけなんですが....

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兎平はコブ、リーゼンもコブ、ウスバもコブ、最後の名木山パブリックもコブ。
そのうえどのコースも下山するスキーヤーでうじゃうじゃしてますから、滑りにくいことこのうえありません。
終日座っていたため、股関節はガチガチに固まっており、ベースまで下りたときにはヘロヘロでした。

日曜日。
前日の第3駐車場の混雑にビビって、6時にホテルを出発し、現着は6時40分。

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まだまだ空きがある第3駐車場を横目に見ながら、この日は第6駐車場です。
私は車内で朝ゴハンのおにぎりにかぶりつきますが、回りでは選手やサポートスタッフが準備をして、続々とリフト乗り場に向かっています。

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一般客の乗車が始まる直前のリフト乗り場はこんな感じ。
なかなかの混雑っぷりですが、トリプル2本でそれなりの機動力がありますから、10分程度でほぼ解消しました。

この日はスーパーファイナル〜ウイニングマッチで、すべて兎平で行われます。

駐車場情報を教えてくれたフォロワーさんから、朝イチでメッセージが入り、ギャラリー席で会うことにしたのですが、ネット環境は相変わらず。
運良く先方からのメッセージを受信できても、こちらからの返信はアップできず....。
それでも何とかお目にかかることができ、短い時間でしたがお話をしながら観戦しました。
momoさん、ありがとうございました!

前日同様天気は安定しており、競技は順調に進みます。
八方の技術選っていうと、大抵ガスか爆風で種目のキャンセルやコート変更が発生するのですが、今回はそんな気配もありませんでした。

今回の技術選は、評価の観点とか全くチェックしていませんでしたが、見ていると何となく分かります。
しかし、点が出る滑りが好きかどうかは別の話。
たとえ点が伸びなくても自分が好きと思える滑りに拍手を送りながら、楽しく観戦しました。

この技術選で引退する丸山貴雄さんの、選手としての最後の滑りは兎平のコブでした。
名前がコールされると、ギャラリー席から大きな拍手が沸き起こり、他の選手のサポーターを含め、あちこちからチアーホーンが鳴り響きます。
もうね、点数なんてどうでもいいです(いや、良くはないけど....)。
最後の滑り、しっかりと目に焼き付けました。

すべての競技が終わって表彰式に移ると、撤収する方も多いのですが、私はそのまま待機します。
きっと、いや絶対、丸山貴雄さんの引退ランがあると信じて。

大会スタッフとして参加しているスクールのイントラが、全員で兎の斜面をデラ掛け。
そして最後のコール。
引退ランのスタート....、え?そっち??
貴雄さんらしく、コブでした(^^;

鬼気迫る渾身の滑りは、OGASAKAがinstagramにアップしたこちらの動画をご覧ください。

貴雄さん、お疲れ様でした。
そして素晴らしい滑りをありがとうございました。

この土日は観戦が目的でしたから、フリーで滑ることはありませんでした。
リフト乗車も競技会場への移動のためだけ。
土曜日は名木山トリプル、リーゼンクワッド、アルプスペア、黒菱クワッドの4本で、日曜日は名木山トリプルとリーゼンクワッドの2本です。
一方リフト券は、前夜にWEBショップで購入した2日券が12,000円。
割り算すると....

リフト1本2,000円の八方でしたww
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2023年03月15日

平日栂池、快適なり

先週は八方で技術選が開催されていました。
予選2日目から観戦するつもりで金曜日に有休を入れていたのですが、気が変わり金曜は栂池で滑ることにします。

朝5時に自宅発。
事故渋滞の無い関越は快適です。
順調に9時前に現着しましたが、中央駐車場もガラガラでした。

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午前中の雨予報は外れました。
とりあえずゴンドラに乗車して、トップに向かいます。
途中、1月の栂池訪問時にお目にかかったパトさんから、Twitterにリプが飛んできました。
『来てるんですか』

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ゴンドラトップから上に伸びるリフトに乗って、左手に広がる栂の森ゲレンデを一本。
10cm程度の新雪が踏み荒らされたような斜面でしたが、あまり滑走性の良い雪ではありません。
ちなみに馬の背と林道の両コースは、この日はクローズしていました。

その後パトさんとJACKY'S kitchenの前で落ち合い、何本か一緒に滑ることにしました。
『じゃ行きますか』
向かったのは中斜面が連続するハンの木ゲレンデ。
先行するパトさん、めっちゃ飛ばします。
必死で付いて行きますがじわじわと離され、斜度変化の手前で停まったところでやっと追い付きました。
後で聞いたら、相手の遅れ具合を見て滑るスピードを調整するらしいのですが、それなりに付いて行っちゃったもんだから、その後はあまり手加減はしていただけませんでした(^^;
トップシーズンの雪質ならともかく、それほど荒れてはいないとは言え、かなり柔らかい雪で、普通に滑っても気を遣うようなコンディションでしたが、久しぶりに必死でかっ飛ばしました。

栂池2回目だと言うと、チャンピオンゲレンデも案内してくれましたし、ゴンドラ中間駅乗り場も教えてくれましたし、おかげで別れた後も迷うことなく滑ることができました。
滑走はもちろんですが、リフトやゴンドラでの話も楽しく、栂池に行って良かった(^^)

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午後になると雪はかなり緩みました。
平日ですからお客さんは少ないのですが、それでも斜面は少しは荒れます。
老いた脚には辛いコンディションですね。
スピードの出し過ぎに注意して、基本に忠実なスキー操作を心掛けると、普段いかに雑な滑りをしてるのか良く分かります。
反省....。

スマホでコースマップを見ながら、白樺ゲレンデ、丸山ゲレンデ。
鐘の鳴る丘にも行ってみましたが、この雪質ではターンすると止まっちゃいそう(^^;
ちなみにこちらのゲレンデでは、翌日から一緒に技術選を観戦するスキー大学仲間が、スノーボードの練習をしていたんだとか。
ニアミスでした。

ちょっと長めに16時前まで滑って撤収。
空いてるし、コース幅は広いし、適度な中斜面が多いし、考えてみたら大回りと直滑降しかしていません。
平日栂池、快適でした。
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2023年03月07日

ブランシュでスピード違反?

土曜日は日帰りでブランシュ。
前々週前週の試乗会では現着時刻を意識してちょい早めに出発したのですが、今回はその心配はありません。
5時半前に自宅を出て、首都高〜中央道を走ります。
首都高は空いてましたが、中央道は意外に混んでる?
と思ったら、追い越し車線をのんびりと走る方がいらっしゃっただけでした。
八王子の手前で6時過ぎ。
もうやってるかな?

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石川PAで朝ゴハンです。

相模湖付近でやや流れが悪くなりましたが、概ね順調で8時半ちょい前に現着。
第2駐車場手前から見上げたところ、上段は2/3以上埋まってる雰囲気でしたから下段に入れましたが、それでも半分近く駐まってます。
最近ブランシュも繁盛してるなー。

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クワッド乗り場に列ができても、驚かなくなりました。

いつものように、足慣らしでロマンチック〜ファンタジーを一本。
続いてスラローム。

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なんか、すげーイイ感じです。
あ、滑りじゃなくて、バーンの方....(^^;
トップシーズンのようなカリンカリンではなく、3月末のようなザブザブでもない、適度に噛む所謂勘違いバーンでした。

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ジャイアント。
右側(クライマーズライト)にはフリーのポール(スノーボードのゲートのような短いヤツ)が張られていますが、そちらには入らずひたすら小回り。
このコース、意外と苦手なんですけど、何となく上手く滑れちゃいます。
勘違いバーン、ありがたや(^^)

あまりに気持ちいいので、山頂のスキー地蔵にお参りした後は、スラロームで大回り、ジャイアントで小回りと、ふたつのコースをぐるぐる滑ります。
パノラマは(本格的な?)ポールが張ってあり、貸切でした。

レストランの混雑を見越して、11時にランチ休憩。
12時過ぎに再出撃しても、スラロームとジャイアントの好コンディションに気を取られてしばらく気付きませんでしたが、パノラマもコースオープンしていました。

それではと早速行ってみると....、あれ、アキヤが出てる?
詳細不明ながら事故があったようです。
コース中間部の踊り場状の緩斜面から再び落ち込んだあたりで、パトが救護中でした。
その後、救急車のサイレン音が聞こえましたので、病院に搬送されたのかもしれません。
大事に至ってないといいのですが....。

午後になっても斜面はほとんど荒れません。
スラロームとジャイアントにパノラマを加えて、3コースをぐるぐる。
あまりに調子いいんで(あ、バーンの方が....)、営業終了まで滑っちゃおうか、なんて気にもなりますが体力が付いてきません。

これで最後、と思ったスラロームの一本を滑って時計を見ると15時5分前。そういやロマンチック〜ファンタジーって、朝イチの一本しか滑ってなかったな。

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のんびり流して終了です。

帰宅したら、スマホにyukiyamaからこんなメッセージが届いてました。

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いや、そんなに出してねーって....
これじゃ完全にスピード違反じゃん(^^;;;
posted by スキー中毒者 at 11:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | スキー

2023年03月02日

2024スキー試乗@菅平(JSP)

2月18日(土)に菅平高原スノーリゾートで行われたJSP(日本スキー産業振興協会)主催の試乗会に参加しました。
当日の天候は晴れで、気温は極端に寒くはありませんでしたが、斜面はそれほど荒れることなく、終日比較的良い条件で試乗することができました。

STÖCKLI LASER SL
L165/R13.6/120-66-98
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反応が穏やかなので、しっかり感はあっても強すぎるとは感じません。
小回りでは、踏んで撓ませれば身体の下に戻ってきますし、積極的にズレを使ってもトップやテールが引っ掛かることはありません。
大回りでは、踏み込んでもトップが内に入りたがらないので、ターン弧の調整は容易でした。
エッジングの強弱によるグリップ感も分かりやすいです。
私にとっては、現在メインで使用している板の後継の後継。
比較すると、足元が少ししっかりしたでしょうか。
特にハイスピードのとき、撓んだスキーのブーツ下あたりで強くグリップします。
ターン後半に向けて、踵付近に力が蓄えられ、走る感覚がありました。
このあたりは、スピードを出す方には好まれるかもしれません。

STÖCKLI LASER SC
L163/R13.5/123-72-104
IMG_0182[1].jpg
第一印象はマイルド。
大回りでも小回りでも、働きかけに対する挙動が穏やかです。
操作性は大変良く、滑り手の意図に素直に反応してくれました。
中速までならキレとズレを容易に使い分けられますが、ある程度スピードを出すと、エッジを食わせたつもりでもズレながら回っていく感覚があります。
このあたりは慣れで解決すると思いますし、逆に想定以上に食ってしまうよりは失敗が少ないでしょう。
小回りでは、板の返りを使うような滑りだと、ややゆったり目になりますので、ターン弧の調整には積極的な回旋動作を意識したほうがいいかもしれません。
中〜大回りでは、踏み込む量と若干の回旋で、快適なターンが可能でした。
脚力がない方でも十分に使えると思います。

BLASTRSCK ELIXIR/L
L165/R15.4/125-80.5-110
IMG_0186[1].jpg
ターンした瞬間、「あ、間違えた」
試したかったのはLじゃなくてEの方でした(^^;
でもまぁせっかくですからね。
斜面がまだ真っ平らなコンディションだったこともあり、安定性に問題は感じませんでした。
ターン弧は選びませんが、どうしてもトップの捉えの甘さが気になります。
トップロッカーが入っていることと、板の柔らかさの結果でしょうか。
急斜面でスピードを出す場合、しっかりとした荷重と角付けを意識しないと、キョロつき気味でした。
2級程度の技術があれば、女性でもシニアでも楽しめると思います。

BLASTRACK ELIXIR/E
L171/R16.7/125-80.5-110
IMG_0189[1].jpg
Lと比べると、明らかにしっかりしています。
トップが食わないというより、食うまでに若干のタイムラグを感じるといった感覚はありますが、Lのように気になるほどではありません。
私程度の技術でキャンバースキーに乗るような操作をしている以上、トップから切れ込んでいくような挙動は望んじゃいけないんでしょうねぇ。
大回りは、踏み込めば板が撓んで雪面を捉えてくれますが、角付けの調整がしやすいので、ズレを使ってコントロールが可能です。
小回りでは、トップを食わせられない足前がややもどかしいですが、板を自分から動かしてやれば問題ありません。
硬めの整地より、春のグサ雪で楽しみたい板です。

BLUEMORIS S POTION
L165/R12.5/119-65-102
IMG_0192[1].jpg
昨年の試乗では非常に気に入った板です。
今回はBMプレートというセパレート型のプレートモデルを試しました。
軽快ですが、安定しています。
ただ現行モデルよりややポジションに敏感になったでしょうか。
と言っても、ルーズではないという程度ですが....
操作性もいいですが、オートマチックに回ってくれるようなことはなく、荷重と角付け、回旋の操作は意識してやる必要はあります。
小回りでは、板が気持ちよく身体の下に返ってきますが、ポジションが遅れると真っすぐ走り気味です。
大回りでは、想定以上にズレることもありましたが、これは私の技術的問題でしょう。

OGASAKA TC-SB
L165/R12.1/119-65-102
IMG_0197[1].jpg
試乗したのはコンプリートモデルです。
足元をプレートでガッチリ固めなくても安定しています。
逆に極端に強すぎないことで、小回りでもゆとりを持てるように感じました。
踏めば返ってくれますし、返りすぎることはありません。
大回りでは、本気で踏み込むとトップがやや内に入り気味ですが、調整は可能です。(てか、そういう板じゃない....)
中回りはかなり快適です。
今回の試乗バーンはまだ荒れていない整地でしたが、荒れたバーンを滑った場合にどんな挙動を示すのか、ちょっと不安でもあります。

BLASTRACK FARTHER
L172/R15.4/139-90-117
IMG_0202[1].jpg
太さのせいもあるかもしれませんが、やや硬さを感じます。
整地の大回りでは、エッジホールドが強くやや外しにくいでしょうか。
少し荒れ始めて、削られた雪が溜まったような場所の方が、板が適度に逃げてくれて、楽しく滑れました。
小回りは私の技術、滑り方では難しさを感じます。
板を撓ませて、カービング的に滑るのは無理。
回旋を使おうとしてもテールが引っ掛かり気味です。
私が持っている7シーズン前の(たぶん)初代のFARTHERからは、大分変りましたね。
今のヤツは別物です。

SALOMON S/RACE SL 12 + X12 TL GW
L165/R13.0/121-68-104
IMG_0206[1].jpg
私、SALOMONは食わず嫌いです。
たま〜に試乗すると、結構いい感じなんですけどねぇ。
スタッフに話すと
『PILOTからですか?』
そういう方、多そうです(^^;
さて、何も分からないのでショート系で勧められた板を試します。
印象はかなりドライな乗り味。
しっかり感はありますが、滑ってみると不思議と硬さは感じません。
操作性は非常に良く、荷重や回旋に素直に反応してくれます。
ただスピードを出したとき、ややエッジの外しにくさを感じました。
どちらかと言えばカービング系の板でしょうか。
小回りの印象は非常に良く、素直に回り、しっかり食ってくれます。
身体も遅れにくいです。
大回りだと、スキー全体というより、足元で食う感じがありました。
悪くはないんだけどなぁ....

SALOMON ADDIKT PRO + Z12 GW
L165/R12.0/120-66-104
IMG_0208[1].jpg
重量も操作性も軽いです。
滑り出すと、SALOMONらしからぬ(?)軽快感さえ感じます。
直前に試したSL 12のようなしっかり感はありませんが、雪面の捉えは悪くありません。
大回りでも小回りでもかなりキレますが、決してエッジが外れないようなキレ方ではなく、微妙にズレを伴いながら食い付く感覚があり、対応力は広そうです。
回頭性が非常によく、小回りは特別なことをしなくても回ってくれました。
大回りでは、踏めば良く走ります。
結構気に入りました。
SALOMONじゃなければな....

STÖCKLI MONTERO AS
L172/R14.8/107-76-127
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昨シーズンの試乗会でMONTEROの評判が良かったみたいで、試乗しなかったのをちょっと後悔してました。
今回の試乗会でも3モデル転がってましたが、いつでも乗れるだろうなんて思ってたら、出払ってたり、他の板を試乗しちゃったりと、結局乗れたのはこの1モデルだけ。
来シーズンからのモデルで、サイドカットをショート系にしたらしい。
乗ってみるとすごくイイです。
センター76mmというのは今では決して太い板ではありませんが、LASERシリーズと比べちゃうとやっぱり太く見えます。
しかし滑ればその太さは全く感じません。
しっかりとした踏み応えは、SCよりも安心感があります。
やや荒れ始めた斜面でも、踏めば板が足元に返ってくれますから、落ち着いて小回りができます。
スピードを出した中〜大回りでは、踏み込んでもトップが内に入りたがりませんし、多少のギャップも面で捉えながら突破していきます。
対応力が非常に高い、大人のオールラウンドモデル。
私はSCより好きです。
posted by スキー中毒者 at 23:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | スキー