2021年04月27日

丸沼も2シーズンぶり

野沢試乗会の翌週末、土曜日の天気予報は雨。
カッパを着て滑る熱意はありません。
翌日曜日は晴れるようですが、雨の翌日なんてどうせガリガリだよな、と家に籠って久しぶりに滑らない週末を過ごしました。

その後も暖かい日が続きすが、この週末、丸沼はまだトップからボトムまで滑れるようです。
丸沼、昨シーズンは行かれなかったからなー。
(てか群馬県のスキー場に行ってません。)
久しぶりに行ってみようか。

前々週の状況から、関越も混まないだろうという希望的観測のもと、のんびりと朝6時に自宅発。
予想的中、自然渋滞はありません。
駒寄PAの出口付近での事故渋滞は若干あったものの、ほぼ順調で9時に現着。
この時期になると、駐車料金は無料です。

思ったより車が多いのは、他のスキー場がクローズしちゃったからでしょうか?
それとも、翌日から東京都は緊急事態宣言が発令されますので、その前の駆け込み需要?
ゲレンデも混むんでしょうか....。

センターハウスでリフト券を購入し、まずはゴンドラ乗場へ。
ゲートの外まで列ができていますが、シングルレーンは空いてます。
いや、誰もいません。
そのままおひとり様登山客の搬器に乗り合いをお願いし、トップに向かいました。

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開いてるコースには、かなりしっかりと雪が付いてます。
コンディションは悪くありません。

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バイオレットも雪は柔らかめですが、気持ちよく滑れます。

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午前中のリフト待ちはこの程度。
ほとんど気になりません。

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シルバーはすでにクローズしていましたが....

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ゴールドは問題ありません。
珍しくシングルリフトに列ができていましたが、10人程度です(^^;

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コバルト。
雪は大分緩んでます。

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グリーン。
端にコブが掘られています。
こういう緩斜面のコブなら、下手くそな私にも安心です(^^)

11時半を過ぎたところで、ランチ休憩。
この日営業しているレストランは、中腹のとんふぁんだけです。

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密を避けて着席していますが、まだまだ空席はあります。
ゴハンを食べたら眠くなって、お昼寝zzz

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目覚めた時には、すでに13時を回っていました。
午前中は雲が多めでしたが、青空が広がっています。

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再出撃しましたが、雪はザブザブ。
バイオレットも一部ハゲ始めました。

荒れは大したことないものの、雪が柔らかくてやたらと疲れます。
あと数本滑って撤収か、と思ったのですが、リフト待ちが無くなったため、時計がなかなか進みません(^^;
定時前に体力の限界が訪れ、14時半に滑走終了です。

イエローのゴンドラ連絡路を通ってセンターハウスに戻ります。
警戒していた妖怪板掴みは、終日出てくることはありませんでした。

この日の丸沼は、車はいっぱい駐まっていたのに、コースは空いていて....。
皆さんどこで滑ってたんでしょうか?

世間は春の観光モード
posted by スキー中毒者 at 18:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | スキー

2021年04月13日

2022スキー試乗@野沢

4/10(土)に野沢温泉スキー場で開催された、スキー場主催の試乗会に参加しました。
当日の天気は曇り時々晴れ。
オープンしているのは山頂のやまびこエリアだけですが、試乗にはDコースを使いました。
前日に雪が降ったため、午前中の圧雪バーンは大変良いコンディションでしたが、昼頃から荒れが目立ち始めました。

ICELANTIC SABA PRO 107
L177/R20/137-107-127
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ICELANTIC SABA PRO 117
L177/R20/147-117-137
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センター幅が違う2台を続けて試乗しています。
先週の試乗は荒れてボコボコの斜面だったので、整地ではどうなるか気になっていました。
まずは大回り。
多少なりともズレながら回るのかと思ったら、結構しっかり食い付きます。
もっと食わせてやろうと内傾を強めるつもりで、ただの内倒になると外脚がすっぽ抜けるのは、どんなスキーでも同じこと。
小回りではさすがに切り替えでもたつきを感じますが、そこで無理やり回さず、スキーが回頭を始めるのを待てれば問題ありません。
正直、センター幅の違いは、切り替え時のタイムラグの違い程度しか感じませんでした。
この板は、自分から積極的に働きかけてその挙動を引き出すというより、雪面からの抵抗を受け止めるように使うタイプだと感じました。
そのため、普段俗に言う基礎板に乗ってる方の好みは分かれるんじゃないでしょうか。

ICELANTIC PIONEER 96
L174/R17/131-96-118
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踏めば撓む板、と勧められたのがこちら。
踏む〜撓む〜解放する〜走る、という私にとってはお馴染みの動きを見せてくれる板です。
かなり踏み応えがあり、滑走中の足元のしっかり感はなかなかのもの。
バタつきもなく、滑走中は非常に安定しています。
エッジホールドは強めですが、緩めればズレてくれますし、回旋動作にも素直に反応しますから、コントロールはしやすいと感じました。
基本的には大〜中回りが気持ちいい板ですが、板の返りをうまく使えば小回りだって問題ありません。
センター幅の広さを全く感じず、オールラウンドに使える板だと思います。
個人的にはかなり気に入りました。

BLASTRACK FARTHER
L176/R17.6/124-92-112
IMG_3580.jpg
操作性は軽く、安定性も悪くはありません。
ただ直前のICELANTIC PIONEERと比べると、やや足許の重厚感に欠けるようにも思います。
このあたりは良い、悪いではなく、好みの問題ですね。
大〜中回りでは、切れの良い滑りから、ズレの多い滑りまで、対応可能。
小回りでは、ポジションにややシビアさが求められるようです。
また、踏んだだけだと期待したほど回り込んでくれませんから、積極的な回旋が必要だと思います。
全体的に、踏み込んだときに板がもう少ししっかりと、雪からの抵抗を受け止めて欲しいと感じました。

KNEISSL RIDE STAR
L172/R18.5/12.7-88-113
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ここ10年乗っているSTÖCKLIを覗きましたが、目ぼしい板が出払っています。
隣のBLOSSOMは乗り尽くしてますし、スタッフも相手にしてくれません。
仕方なくそのまたお隣のKNEISSLへ。
RED STARのSCは菅平で試したと言ったら、出てきたのがこれ。
何でもできますよ、という触れ込みです。
実際、滑ってみると大回り、中回り、小回り、どれもOKのオールラウンドモデル。
安定性も悪くないし、操作性だってまずまず。
コブにも入れます。
でもねぇ、これ!という特徴が感じられず、あまり面白くないんですよ。
あくまでも個人の感想ですが....。

ROSSIGNOL Super VIRAGE
L166/R13/122-68-104
IMG_3586.jpg
大回り、OKです。
中回り、OKです。
小回り、OKです。
切り替え、早いです。
雪面に吸い付くように安定しています。
ポジションもシビアじゃありません。
何でもできます。
デザイン、ダサいです。
個人の感想です。

STÖCKLI LASER CX
L170/R14.1/101-69-122
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相変わらず扱いやすい板です。
ターン弧も選びません。
走り過ぎない安心感。
仕掛けた分だけ動く安心感。
余計なことをしない安心感。
これを刺激がないと感じる方も多いかもしれません。
柔らかく、返りも強くありませんから、女性やシニアにも向いていると思います。

STÖCKLI LASER SL
L165/R13.6/98-66-120
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現在乗っているのは一世代前のSLです。
それと比べると、テールがやや強くなった気がします。
これを上手く使えばターン仕上げでの抜けが良くなるのでしょうが、油断して切り替えに向かって荷重を抜きすぎるとテールが暴れます。
この返りの強さを手懐けられない私には、前モデルの方が向いています。
ちなみにSLというネーミングですが、普通の人が普通に大回りする分には、何の問題もありません。

STÖCKLI LASER SC
L170/R14.9/104-72-123
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斜面は荒れ始めていますが、非常に安定しています。
ポジションにも良い意味でルーズさが感じられますから、扱いにくくはありません。
エッジングを強めていったときには、ガッチリ食い付いたキレッキレのターンにはならず、微妙にズレながら切れていく感覚がありました。
ただ、SL同様、切り替えで荷重は抜かない方がいいと思います。
CX、SL、SC、どれもオールラウンド性はありますが、SLが若者向け、SCがミドル向け、CXがシニア向けといったところでしょうか。

BLASTRACK VERSANT
L178/R17.3/133-103-120
IMG_3606.jpg
この日10本目の試乗で、テスターの脚力はそろそろ限界。
張りが強めの板なので、しっかりと踏む必要がありますが、それが難しくなりつつあります。
ポジションも全体的に遅れ気味。
そんな状態だと、硬い下地が出始めた斜面で、どうしても安定しません。
ターンの導入ではトップが逃げ、特に小回りに苦労しました。
2年前の試乗での好印象は、元気だったから、なのでしょうか....。

ICELANTIC RIVETER 104
L169/R14.5/139-104-126
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ヘロヘロなんだからもうやめればいいのに、懲りずにあと1本。
この荒れた状況で、好印象だったPIONEERがちょい太目だったらどう感じるのか....。
と思ったら、コレを勧められました
グサグサだったり、ボコボコだったり、ガリガリだったりする斜面ですが、足許のしっかり感は健在です。
板がバタつきませんから、ヘロヘロの脚でも何とかなります。
大〜中回りでは、グサボコ雪を蹴立てるように、切れの良いターンを刻みます。
小回りは....、センター幅が広くなったから?疲れが限界で?いや、そもそもが下手くそなもんで、マトモなターンになりませんでした。
しかしこの板の対応力には驚きました。
朝に試したPIONEERがセンター96で長さが174、このRIVETERはセンター幅が+8の104で長さは-5の169です。
いただいたカタログを見ると、RIVETER 104には177って長さ設定もあるじゃないですか。
こっちだったらどんな印象になるんだろうなー、なんて妄想しつつ、やっぱりカタログなんて貰ってくるもんじゃないと反省しています。
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2021年04月12日

2週続けて日帰り野沢

先週の野沢はドリームゲート主催の試乗会でしたが、この金〜日はスキー場主催の試乗会です。
2週続けて日帰り野沢となりますが、参戦すべく、土曜日の5時前に自宅を出発しました。

関越道の交通量は、少ないというほどではないものの、渋滞はありません。
石打から十二峠を越え、野沢に到着したのは8時20分。
長坂の駐車場に向かいますが、すでに路肩まで車が駐まっているのが見え、入口には係員のおにーちゃんがいらっしゃいます。
「ありゃ、柄沢?」
『はい、すいません、お願いします。』
柄沢にも長坂にも当然雪はありませんから、シャトルバスでの移動です。

やまびこエリア到着は9時。
先週は試乗会の影も形もなくビビりましたが、この日はゴンドラを降りたところから大盛況です。

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受付で、署名済の同意書を提出し、免許証を預けて、試乗用IDカードを受け取ります。
各メーカーの試乗ブースでは、このカードと引き換えに板を借りるという手順は、例年どおりでした。

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会場はなかなかの盛況です。

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ハンドメイド各社は一番奥でひっそりと....。
ちなみに2月に菅平の試乗会でお世話になったイタリアのB社一昨年は新参者だからと一番端っこでしたが、今年はちょっとだけ昇格したみたいです(^^)
そのお隣の国産ブーツメーカーR社は、自前のブーツより、我が愛するスイスS社の板の方が目立ってました(^^;

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試乗はやまびこDコースを使用。
前日に降雪があったため、硬い下地の上に柔らかくパックされた圧雪が乗って、午前中は大変滑りやすいコンディションでした。

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ファット系の板では、自己責任エリアのリフト下にも入ってみましたが、如何せん降雪量が少なく、残念ながら楽しくはありません。

やまびこエリア(小毛無を除く)に架かる2本のクワッドリフトのうち、下側のやまびこ第2フォーリフトは、ほとんどの試乗会参加者が利用します。
乗り場はさぞカオスと思いきや....

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皆さんお行儀よく並んでます。
ICゲートの外もさることながら、ゲート通過後もそのまま乗り場になだれ込むのではなく、一旦左に曲がり、Uターンして真っすぐ乗り場に向かいますから、割り込まれたり、板を踏まれたりということもありません。
自然発生的にこうなったんでしょうが、ちょっと感心しちゃいました。

いつもならオールラウンド系(俗にいう基礎板)から試乗を始めますが、今回は先週の野沢のグサボコ雪で好印象だったアメリカI社のフリーライド系板を、まずは良い条件の中で試してみました。

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その後、同社のキャンバータイプにも乗ってみたところ、これが驚くほどイイ感じ。
太めの板で整地を滑っても、まぁそこそこの性能だろうなんて勝手に思い込んでいた、自らの不明を恥じるばかりです。

自分の滑走スタイルから試乗メーカーやジャンルを決め打ちするのではなく、スタッフとの対話の中で思わぬ発見ができるようになると、試乗会はもっと楽しいと最近実感するようになりました。

そうは言っても、今乗っているスイスS社の試乗は外せませんし、フランスR社の「チョー曲がる」という名前の板が転がっていれば迷わず乗ってみます。

この試乗会では、毎年誰か知り合いに遭遇するのですが、今年もいらっしゃいました。
指導員仲間のご夫妻です。
こちらはお仲間数名とご一緒でしたが、ご主人以外はややまったりモード。
しかしご主人だけは、ランチ休憩に向かうお仲間を尻目に、ゴリゴリと試乗を続けていました。
この日は泊まって、日曜も試乗だとか。
私よりご年配なのに、お達者なものです(^^;;

かく言う私も、昼メシは後回し、トイレも後回し。
狂ったように試乗を続けますが、脚が言うことを聞かなくなってきました。
ボーコーもほぼ満タンです。

時刻は14時過ぎ。
斜面も荒れてきましたので、最後に再びアメリカI社ブースに行き、好印象だったキャンバータイプをもう一度試すことにしました。
「朝よりちょっと太いヤツを....」
『コレどうです?レディースですけど、構造は全く同じだし、ほらソールがオレンジでキレイでしょ。』
「あー、いいっすねぇ。それお願いします。」

板を返却すると、スタッフさん
『お荷物ですけど、カタログお持ちになりますか?』
「ありがとうございます。いただきます!」

いや、いただいちゃダメだろ、そんなアブナイもの....。

結局先週同様、試乗会終了時刻まで粘ることになりました。
試乗カードを返却して免許証を受け取り、ゴンドラで下山します。
長坂駅からすぐ脇の駐車場まで歩くと、シャトルバスが出発直前でした。
待つことなく乗車して、柄沢まで帰ることができました。
朝は長坂駐車場に入れず残念に思いましたが、もし駐められても最上段でしょうから、ヘロヘロの脚で坂道を上らないといけないところでした。
満車でラッキーだったのかもしれません。

スパリーナでお風呂に入って、昼(?)メシ食って、野沢出発は4時半。
下道はもちろん、関越道の渋滞もなく、順調に帰宅できました。

今週末もこの調子だといいんだけど....。
さて、どこに行くかな?
posted by スキー中毒者 at 18:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | スキー

2021年04月07日

2022スキー試乗@野沢(DREAM GATE)

4/3(土)に野沢温泉スキー場で開催された、ドリームゲート試乗会に参加しました。
天気は晴れ時々曇り。
試乗コースのやまびこAは、暖かさで雪が緩み、昼前には荒れが目立つ、試乗にはいまひとつのコンディションでした。

OGASAKA TC-ST+SR585
L165/R12.4/118-65-102
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重さは感じず、むしろ軽いと言えるかもしれません。
操作性も非常に良く、荷重ポイントさえ外さなければ素直に回ってくれます。
当然のことながら、小回り性能は抜群。
浅回りから深回りまで、自在にコントロールできます。
大回りでは、テールからやや内に入る感じがありましたが、気になるほどではありません。
エッジを緩めればその分だけズレてくれますから、対応力は高そうです。
リフト1〜2本で疲れる板じゃありませんが、全体的に遊びが少ない気がします。
個人的にはもう少しルーズさが欲しいと思いますが、この機種にそれを求めちゃいけないことは理解しています。

ATOMIC REDSTER S9i
L165/R12.5/118-68-104
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雪の重さ、荒れの影響もあるかもしれませんが、以前のモデルほどのオートマチック感はありません。
食い付いたエッジを緩めても、ややズレにくいところは気になります。
決してエッジが外れていない訳じゃないのですが、トップが逃げずに、テールも頑張る感じが伝わってきます。
とは言え、試乗でスキーの挙動に意識を向けているから気になるのであり、普通に滑っていて滑りにくいことはないでしょう。
実際大回りで滑っても、板が内に回りすぎることはありません。
小回りでは軽い操作性が印象的でした。
ポジションはそれほどシビアではありませんが、真価を発揮させるためにはやはりセンターに乗る必要があります。

LINE Blade
L176/R不明/154-95-124
IMG_3459.JPG
スタッフと話していて、成り行きで太目のヤツを試すことになりました。
見た目に反して(?)、大回りから小回りまでこなせます。
斜面は湿雪が荒れ始めていますが、ものともせず、蹴立てて進みます。
よく撓みますし、開放するときによく走ります。
太さを感じない扱いやすいスキーでした。

OGASAKA TC-MT
L167/R17.0/111-67-94
IMG_3464.jpg
安定性は抜群。
乗っていてしっかり感があるのですが、操作性は意外に重くありません。
エッジを立てればがっちり食い付きますが、緩めれば素直にズレてくれるので、コントロールしやすいです。
グサ雪が荒れて、特に小回りでは板を振り回しにくいのですが、積極的に身体を落として谷回りから踏み込んでいくと、板は回ってくれます。
中〜大回りは何も考えなくても大丈夫w
TCの中回りモデルですが、この長さであればオールラウンドに使えると思います。

BLUEMORIS S-POTION
L165/R12.3/119-65-101
IMG_3469.jpg
第一印象はキレの良いスキー。
操作性は軽く、安定性も悪くありません。
ズラせないわけではありませんが、エッジを外してもテール側がやや食い気味に感じました。
オートマチック感はありませんので、切り替え後、谷回りからしっかり操作する必要があります。

BLUEMORIS M-POTION
L171/R15.8/115-68-99
IMG_3472.jpg
斜面はかなり荒れていますが、スキーは安定しています。
操作性はS-POTION同様、好印象。
角付けを強めれば食うし、緩めればズレる、エッジング感覚がわかりやすいです。
中〜大回りでは板がよく走り、ターン弧の調整もしやすいと感じました。
板の返りはマイルドですから、小回りでは回旋操作と積極的な重心移動を意識する必要がありました。

ICELANTIC NOMAD105
L181/R不明/140-105-130
IMG_3475.jpg
踏んでも撓みを感じず、戸惑いました。
突破力はあり、荒れたグサ雪での大回りでも安定しています。
積極的に踏み込んでいくのではなく、回る板に乗っていく方がいい感じでした。
小回りもゆったり目のリズムなら大丈夫です。

ICELANTIC SABA PRO
L177/R不明/147-117-137
IMG_3483.JPG
撓ませようと頑張って踏まなくていい、というスタッフのアドバイスがありました。
内傾軸をつくるだけで、素直にターンが始動し、生まれた遠心力を板で受け止める感覚で滑ると、そのままキレイに回っていきます。
小回りも同様で、頑張って踏んでも期待は裏切られて板は返ってきませんから、角付けと回旋の意識でゆったりと。
グサグサボコボコの斜面ですが、板はバタつきません。
そして疲れず楽に滑れました。

ICELANTIC NOMAD115
L181/R不明/150-115-140
IMG_3488.JPG
斜面のコンディションはますます悪化しています。
慣れないタイプの板ということもあり、特性がわからなくなってきました。
この板も内傾軸だけで回ってくれますが、少しだけ積極的な操作が必要に感じました。
グサ雪の突破力はあります。
頑張らなくていい板も楽しいですね。
posted by スキー中毒者 at 12:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | スキー

2021年04月06日

菅平の代わりに野沢へ

先週の土曜日は菅平で石井スポーツさんの試乗会。
昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、申し込み前に早々に中止になっちゃいましたので、2年ぶりの開催です。

3日前の水曜日、iPhoneに着信がありました。
発信者は、
「ん?カンダコンペカン....」
なんかイヤな予感(^^;
『お申込みいただいている週末の試乗会ですが、』
(あ゛〜)
『ここ数日でスキー場の雪が急激に少なくなりまして、残念ながら中止させていただくことになりました。』
「あらら、菅平もダメですか。」
『本当に申し訳ありません。』
「いやいや、気温はどうにもなりませんからねぇ。カスタムフェア、楽しみにしてます。」

顔本で見ると、ファミリーはこんな感じ
穴ぼこ開いてます。
これじゃ無理だわな(^^;

さて、土曜日はどうすっかなぁ。
まだクローズしていないスキー場を見繕っていると、TwitterのTLに、
『神田の魔窟ベイル擁するドリームゲート主催試乗会』
ってリツイートが流れてきました。
会場は野沢。
毎年スキー場主催で行われるやつとは別口で、神奈川県連の大会と併設して実施するので、事前申し込みは不要なんだとか。
元ツイはICELATIC JAPANさんですから、フリーライド系の板も出てくるんでしょう。
ちょっと遠いけど、行ってみるか。

土曜日。
相変わらず関越道の車は多いですが、幸いお馴染みの事故渋滞は無く、7時過ぎに塩沢石打SA/ICに到着しました。
ここからR353で十二峠を越えますが、その前に朝メシ。
このSAなら空いてるし、おいしい朝定食もある....はずだったんですが、
「えーっ、クローズしてるじゃん!」
フードコートも売店も施設改修中でした(>_<)
仕方なくセブンイレブンでパンを買って済ませ、野沢に向かいます。

現着は8時半。
長坂の日帰り駐車場は無料になってましたが、誘導されたのは3階のCブロックです。
帰ってきたら坂道を上らなくちゃいけないけど、駐められただけマシか。
一昨年は満車で、柄沢に回されたからなぁ。
板は....、まぁ無くてもいいけど、手ぶらじゃカッコつかないから一番軽いBLASTRACKのELIXIRを持っていくか。

そして今回は新長坂ゴンドラに初乗車!
12月に来たときは、大雪による倒木の影響で運休になり、土日とも乗車できませんでした。
いや〜、聞いてはいたけど、静かだし、揺れないし、広々としてる(そりゃ定員10名にひとりで乗ってるからな)し、快適です。
唯一残念だったのは....

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あとひとつでナスキーゴンドラに乗れたのに〜!

新やまびこ駅でゴンドラを降り、右手を見ますが、あれ?旗が立ってないよ。
毎年のスキー場主催試乗会では、(旧)やまびこ駅からヨボヨボと坂を上ったあたりに各社ブースが並んでいるのですが、影も形もありません。
うっそぉ〜ん!

気を取り直してiPhoneを取り出し確認すると、会場は『やまびこフォーリフト乗場付近』だって。
ありゃ、上か。
板、持ってきて良かったわ。
危うく駐車場まで取りに戻らなくちゃいけないとこだったよ(^^;

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やまびこ第2フォーリフトを降り、やまびこCを滑って会場に向かいます。
野沢と比べたら菅平が気の毒ですが、穴ぼこどころかブッシュさえ出ていません。

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受付手続きをしている人はいないし、板を物色している人も疎らです。
皆さん、お目当ての板を試してる真っ最中でしょうか。

とりあえず国産O社へ。
どうせ目ぼしい板は出払ってるだろうけどね。
豈図らんや、TCが転がってます。
ラッキー♪とTC-STから試乗開始。

戻ってくると、お隣に墺国はA社の板が並んでいます。
こちらも試乗会では瞬殺のメーカー。
話題のニューモデルが手招きしているじゃありませんか。
せっかくですから試してみましょう。

なんか拍子抜けするくらいに空いてます。
スタッフさんは、
『皆さん、まだここ(会場)までたどり着いていないのかも』
なんておっしゃってましたが、試乗会マニアみたいな私ですら直前で知ったくらいですから、周知しきれなかったのかもしれません。

昼前になると、やっと参加者が増えてきました。
試乗に使うやまびこAは、緩んだ雪が荒れ始めます。
試乗板は、それまでの基礎系からフリーライド系にスイッチ。

Twitterでこの試乗会を告知してくれ、TLでの誉れも高い米国I社を覗きます。
「確か爺ガ岳を運営してるんですよね。」
『よくご存じで(^^)』
「鹿島槍に行く途中、」
『そうそう!』
「通り過ぎました。へー、ここかぁと。」
『あはは、皆さんそうおっしゃいます(^^;』
こちらのスタッフさん、扱ってる板が本当に好きなんですね。
ひとつ聞くと、三つも四つも答えが返ってきます。
板の特性だけじゃなく、開発のポリシーまで、熱く語ってくれました。

昼を過ぎましたが、メシを食おうとすると一番近くても、旧やまびこ駅のレストランまで下りる必要があります、
往復を考えると結構な時間ロス。
メシより試乗だ!(かっけーww)

とは言え、雪が雪ですし、何より歳が歳です。
狂ったように試乗を続けたら、身体が持ちません。
午後は、ややまったりモードの試乗を14時過ぎまで続け、終了です。

とても乗れないと思っていた人気板も試せましたし、気になっていた板を思い入れたっぷりのお話を聞きながら試すこともできた、楽しい試乗会でした。

やまびこEを滑って下山開始。
ゲレンデマップを見る限り、上ノ平〜パラダイス、そこからはチャレンジと林間が開いているようですが、やはり下部のコンディションは悲惨なようで、場内放送では
『下山コースは大変雪が少ないため、ゴンドラでの下山を強くお勧めします。』
とアナウンスしています。
もちろん私は、下まで滑って帰る気なんて端からありません。
再び新長坂ゴンドラの搬器を独り占めしての下山です。

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ICELANTICのファットを試した後では、BLASTRACKのELIXIRが基礎板に見えます(^^)

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駐車場を出てすぐのスパリーナに立ち寄り、まずは汗を流します。

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そして遅〜いランチ。
窓際では外を眺めながらビールを飲んでる方がいらっしゃいますが、私は帰るまでガマンです。

帰りの関越道が心配でしたが、ストップ&ゴーを繰り返すような渋滞は嵐山小川IC付近のみで、あとは混雑していても50〜60km程度で流れていましたので、予想より早く帰宅できました。
菅平の代わりに野沢と考えたときは、ずいぶん遠いように感じましたが、往路は3時間半、帰路は渋滞があっても4時間ですから、それほどでもないですね。

今週末の野沢温泉スキー場主催の試乗会にも行ってみようかなー。
まぁ今度こそ目ぼしい板にはありつけないと思うけど....。
posted by スキー中毒者 at 12:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | スキー