2019年03月29日

2020スキー試乗@丸沼

3/23(土)に丸沼で行われた、ICIの試乗会に参加したときのインプレッションです。
天気は曇りのち晴れで、雪は終日大変良いコンディションでした。

OGASAKA TC-SS+FL585
L165/R12.6/120-67-104
EHEE8877[1].JPG
グリップはしっかりしていますが、角付けを強めていっても意図せず噛むことはありません。
もちろん内傾角を大きくとることで、ガッチリと食わせることもできます。
ただスキーを外に動かしたとき、テール側にやや強さを感じました。
このテールの強さを上手く使えば、急斜面での深回りショートなんてできるのかもしれませんが、そもそも技術がない私にゃ無理な話です。
当然のことながら、ショートは大変良いフィーリング。
そして意外と内に入ってきませんので、ミドル〜ロングもそこそこいけちゃいました。

OGASAKA KS-GP+PRD12
L165/R15.0/115-67-99
CFFB2234[1].JPG
プレート無しで、チロのビンディングが直付けになっており、滑ってみるとかなり柔らかさを感じます。
荒れ気味の斜面では、もう少し安定感が欲しい気もしますが、だったらプレート付けろよ、ということでしょうか。
エッジグリップはマイルド気味。
意識的に食わせても、強烈なグリップ感はありません。
OGASAKA特有の雪面への張り付き感もイマイチです。
ミドル〜ロングではあまり気になりませんでしたが、ショートではやや捉えの遅さを感じました。
スピードを出したい方は、プレート付の方がいいと思います。

FISCHER RC ONE 73
L167/R14.0/121-73-103
NVML7837[1].JPG
スキー自体は軽いのですが、グリップします。
でもなんか中途半端なグリップ感。
低速ではまずまずなんですが、硬めの斜面のロングでは思ったほどにはグリップせず、やや不安定に感じました。
良く回るので、ショートはなかなか調子いいです。
ズラすことに問題はありませんから、扱いにくさはありません。

ELAN AMPHIBIO 18 Ti2 FX
L166/R14.5/121-73-104
TNTD2195[1].JPG
とにかく素直に回ります。
強さは感じないのですが、安定しています。
エッジコントロールは容易ですが、結構頑張っても強烈に食うことはありませんでした。
基本的にロングからショートまで使えると思いますが、ショートでは荷重ポイントにやや敏感かもしれません。
ターンインは楽ですが、テールにしっかり感がありますから、切り換えに向けて走らせることもできます。

ROSSIGNOL DEMO ALPHA Ti PLUS
L167/R13.0/127-77-109
EFVQ1154[1].JPG
これも素直に回るスキーです。
そして安定しています。
エッジングに関しては、食わせることも外すこともできますから、キレるターンからズレをコントロールするターンまで、守備範囲は広いでしょう。
数値上のラディウスは小さめですが、内に入りたがりませんので、普通のロングなら大丈夫。
ショートもオートマチック感はありませんが、回頭性がいいので、難しさはありません。
しかし誰だよ、このカラーリングを選んだの....。

OGASAKA TC-MS+FL585
L172/R18.1/113-69-96
WJDO6707[1].JPG
何気に好きな緑のTC。
良く走ります。
エッジグリップは極端に強いとは感じないのですが、安定しており、硬い斜面でも不安感は全くありませんでした。
エッジングの調整がしやすく、ズレをコントロールした滑りは
ロング〜ミドルは言うことありません。
ショートでは、やや反応の鈍さを感じました。

ATOMIC REDSTER S9i+X12TL RS
L165/R12.7/118-68-104
DIBE5374[1].JPG
かなり強くグリップしますが、決して扱い難くはありません。
良く撓んでも、返りが強すぎないので、ヘタクソな私でも板を走らせることができます。
エッジを外すと、力強く雪を削りながらズレていきます。
安定性も良く、ターン弧はショートはもちろん、ミドル〜ロングまでOK。
3シーズン(?)程前までは、強さが勝っちゃう印象が強かったのですが、ここ数年の軽快で操作性の良いモデルに乗ると、「これなら売れない訳ないよな〜」と思います。
「でも買わないよな〜」とも思うんですけど....。

posted by スキー中毒者 at 15:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | スキー

2019年03月25日

カネがかかったゲレンデ?

土曜日は丸沼でICIの試乗会でした。

去年は諸般の事情でドタキャンしてしまい、野沢のリフト上でコンペカンのおねーちゃんから確認の電話が着信したなぁ....、などと思い出しながら、水曜日の仕事帰りに事前申込のため神保町へ。
靖国通りを左に入り、次の角を曲がると....。
「あれ、暗いよ?」
入口のドアには、火曜と水曜は定休日の旨、貼紙があります。
「うわぁ、マジか。仕方ねぇ、カレーでも食って帰るか....。」
Instagramのフォロワーさんお勧めのお店がすぐ近所にありましたから、気を取り直して晩メシ。
帰りがけに再度コンペカンの前を通ると、お急ぎの方は本店へ、と書いてあります。
「なんだ、本店は営業してんのか。」
無事申込完了です(^^)

そして当日。
7時に沼田ICを目標に、4時半に起きて5時に出発すりゃいいな、と思っていました。
歳取ると朝早く目が覚めます。
枕元の時計を見ると、4時ちょい前。
寝ぼけた頭で、
「数分早いけど、まぁいいか。」
ベッドを抜け出し、顔洗って、時刻は4時過ぎ。
「んー、5時出発だよな。え?あれ??」
30分間違えてました(^^;
二度寝しようかとも思いましたが、起きた時に明るくなってるのは目に見えてます。
「まぁいいや。」
予定より大分早く出発したおかけで、現着は8時前でした。
天気は曇りで、思ったより寒くありません。

準備してセンターステーションに行くと、試乗会受付はまだ空いてます。
直前の参加者が受付を済ませると、
『あ、ちょっと待ってください。説明しますから。』
と、貸出〜返却の要領を説明しています。
私の受付はコンペカンのおねーちゃん。
『次は、あぁ中毒者さん。』
「おはようございます。」
『はい、リフト券と試乗カード。いつもと同じですから....、いいですよね?』
「あはは....、大丈夫です(^^;」

XMPB1970[2].JPG

混雑気味のちょっと登らなくちゃいけない中央リフトを避け、第1〜第5を乗り継ぎ、会場へ。
『おはようございま〜す。』
コンペカンの店長がいらっしゃいました。
「水曜日に行ったらお休みでビックリしたわ。定休日っていつから?」
『申し訳ありませんっ!3月から....。』
「あ、いや、いいんだよ。思ったよりホワイト企業で良かったね♪」

試乗は、オガサカのTC-SSから。
板を借りたら、グリーンを下りて、第5で上がってバイオレットまたはローズと滑りますが、どのコースも雪はしっかり付いてますし、適度に締まった滑りやすいコンディションです。
前日が暖かかったので、夜の冷え込みでガチガチに硬いバーンかと覚悟していましたが、朝イチから全く問題ありません。

LEQE8254[1].JPG

続いてKEO'Sを試した後は、スタッフのおっちゃんと目が合って話を聞いた成り行き上、試さざるを得なくなったフィッシャー。
スタッフが若いおねーちゃんだったからという訳じゃないけど、久しぶりにエラン。
ケバいピンクのカラーリングに吸い寄せられるように、こちらも久しぶりのロシ。

UUYJ6973[1].JPG

昼メシを終えて外に出ると、晴れてます。
午後もオガサカからスタート。
そして、人気のアトミック。

お次はブーツのレクザムへ。
各スキーメーカーは試乗希望者が入れ代わり立ち代わりですが、こちらは閑古鳥が鳴いてます。
「来シーズンモデルは、何が変わるんですか?」
ここぞとばかりに、スタッフのおにーちゃんが説明を始めました。
『今回はフルモデルチェンジです。変わった点は3つ。(延々....)』
説明が終ると、
『足入れてみます?』
「お願いします。」
『実は今度はちょっと柔らかくなってるんで、今お使いのPowerREXの110と同じ硬さだと、120ですね。ここには110までしかありませんが、120なら(レストハウスの)中に置いてあります。どうします?』
「あ、いいです、いいです、110で。」

何も調整してませんから、多少きついところもありますが、これならノーマルインナーでもいけるかな?と思えるような感触です。
前回のPowerREXの試し履きでは、とてもじゃないけどノーマルじゃ無理でしたからねぇ。
『よろしかったら、1〜2本、滑ってみてください。』

MQSM0525[1].JPG

お言葉に甘えて、スキー置場から自分のSTÖCKLIを持ち出し、2本試させていただきました。
足幅がキツキツですし、タングにやや違和感がありましたが、ターンマキシマムでのフィーリングはなかなかの好印象♡
「ありがとうございました。トルクとインナーは阿部さんと相談します。」
『あぁ、ブー研なんですね。』

時刻は15時。
最終貸出まではあと30分ありますが、私は撤収の時間です。
「えっと、帰りますけど何か書きます?」
スタッフテントにいたコンペカンのおねーちゃんに聞くと、
『んー、アンケートあるんですけど、いいですよ、どっちでも。』
「そ、今回は勘弁してもらおうかな。じゃ、また来週。」
『はーい、よろしくお願いします。』
入口の店長も
『では来週もよろしくお願いします。』
(^^;;

結局滑ったのは、グリーン、バイオレット、ローズ、そして帰り道のイエローだけですが、見渡す限りいい感じに雪が残っています。
下部がこの状態ですから、上部もまだまだ期待できそうですね。
リフトで乗り合わせたパトのおにーちゃんとも話したのですが、
『今年は自然降雪は少なかったんですけど、気温が低かったんで降雪機でかなり雪を造ってますから、結構いい状態ですよ。』
「ほー、スノーマシンがフル稼働ですか。相当カネがかかったゲレンデですねぇ。」
『あはは、まぁ結構ね。』

4月に入ると、近場では極端に選択肢が限られます。
天候や気温次第ではありますが、なんとか頑張って欲しいものです。
posted by スキー中毒者 at 17:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | スキー

2019年03月18日

2019クラブ行事@白馬五竜

15日から17日まで、今シーズン最後のクラブ行事が白馬五竜スキー場で開催されました。
残念ながら今年は3連休にはならず、初日は平日です。
ということで、やむを得ず私は....、仕事をサボって木曜の夜に現地入りすることになりました(^^)

金曜日。
いい天気になりました。

JPWZ1318[1].JPG

3月半ばの平日ともなれば、さすがの五竜も空いてます。

EKFQ7311[1].JPG

1月のスキー大学のときは天気が悪くて見ることができなかった五竜岳。
武田菱が鮮やかです。

初日は講師を、行事担当の先輩指導員にお願いしましたが、フリーで遊び回るのも忍びないので、講習班に付いて皆さまの滑りを拝見することに。
水曜日に降雪があったおかげで、3月とは思えない良いコンディションです。
そんな中、朝イチで47に移動して、平日の空いたコースを存分に滑走。
五竜に戻っても、グランプリを繰り返し滑る、なかなかハードな講習でした(^^;

土曜日は私が講師を引き継ぎます。
天気は曇り。

JQOQ7409[1].JPG

エスカルプラザ前から見ると、トップはガスの中です。
仕方なく、午前中はいいもりの中斜面を使い、ポジションを確認しながら大回りの練習。

ランチを終えても、状況は変わりません。
「ダメモトで上がってみますか。」
ゴンドラでアルプス平まで上がってみましたが....、ダメでしたorz

「ダメモトで47まで行ってみましょう。」

EREF0295[1].JPG

まっちろ(^^;

中間部まで下りればガスは消えますが、それじゃ効率悪くていけません。
諦めて五竜へ戻ると、尾根沿いのパノラマコースは明るくなってます。
「やった!」
喜び勇んでグランプリコースへ。

再びまっちろ(^^;;

今度こそ諦めて、とおみゲレンデまで下り、小回りの練習でこの日の講習を終えました。

最終の日曜日。
この日はお昼までで行事終了です。
皆さまがフリー滑走を希望されましたので、私もフリーとなりました。

DKMD2864[1].JPG

相変わらず曇ってますが、ガスはかかっていません。

GDCC9271[1].JPG

まずは47のロングコースで大回り!と滑り出したのですが....、なんかイマイチ。
いや、コースじゃなくて、私の調子が(>_<)
自分のイメージと運動が噛み合わない感じです。
修正をしても本調子には戻らず、あきらめて中回りから小回りでトロトロと滑る始末。

疲れてるのかなぁ。
え、飲み過ぎ?
いやそれは....、ある(^^;

10時頃から降り出した雪が少しずつ強くなってきましたし、五竜に戻ることにします。
雪はますます強くなり、本格的な降りになりました。
寒いです。
結局エキスパートのコブに入る気にもならず、迂回コースを滑って、とおみゲレンデまで下りました。
時刻は11時過ぎ。

メシ、食うか。
エスカルプラザでラーメンを食べて身体を暖め、11時半に閉講式です。
「ひとりも怪我をすることなく、行事を終了することができ、ありがとうございました。」
と挨拶をしたものの、一番ヤバかったのは私だったのかもしれません。

何はともあれ、これにて今シーズンのクラブ行事はすべて無事終了しました。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!

私は次は週末のICI丸沼試乗会。
あれ、木曜日は祝日だったか。
でも、天気がイマイチっぽいし、どうすっかなぁ。

ま、とりあえずは身体と肝臓を休ませることとしましょう(^^)
posted by スキー中毒者 at 18:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | スキー

2019年03月11日

技術選より子供たち

私の所属するクラブでは、後輩指導員が地域の子供たちを対象に開催しているスキーツアーの中で、スキースクールとバッジテストを実施しています。
このスキーツアーが始まって数年間は、後輩指導員にお任せで、私はばっくれていたのですが、まぁ立場上いつまでもそんな訳にもいかず、一昨年より現場でお手伝いをさせていただくようになりました。
昨年は、参加を依頼が直前だったため、申込済のICI丸沼試乗会を断念することになりましたが、今年は2月に打診されました。
『中毒者さん、3月の9,10なんですけど、またお願いできますか?』
「ん〜っと、第2週か。え!技術選じゃん。....、仕方ねぇな、行くよorz」

金曜日の夜。
予想以上に混雑している関越道を、練馬から塩沢石打まで走り、十二峠を越え、予想以上に空いているR117で、現着したのは23時。
温泉街には雪はありません。
同室で前泊は私だけなので、缶ビール2本で就寝です。

そして土曜日。

APEG9009[1].JPG

いい天気になりました。
週後半の降雪で、ゲレンデコンディションも上々(^^)
早速、初級班の子供たちと練習開始です。
午前中は7名。
広々としたパラダイスゲレンデをトレーンで滑ったり、コース脇に張ったポールに入ったり。
午後は若干入れ替えを行い、9名になりました。
『他のところも滑りたーい。』
ということですが、さすがにやまびこは無理ですから、上ノ平のスノーパークに造られたウェーブへ入りましたが、みんな大喜び。
子供って、こういうところ好きですよねぇ。
希望者にはバッジテスト4級の講習内テストも実施し、お父さん・お母さんにお返ししました。

日曜日。

CVLL0895[1].JPG

天気が心配でしたが、青空が広がっています。
この日は講習はありませんから、参加者は、外湯を巡っても、フリーで滑ってもいいのですが、私がフリーになる訳ありません。
1級の前走としてバッジテストをサポートすることになりました。
やまびこエリアで、大回り、小回り、コブ、横滑り。
ある意味、3級あたりの前走より気が楽です(^^)

IMG_7661_2.jpg

終了後の下山ルートは、上ノ平〜パラダイス〜....、よせばいいのにシュナイダー(^^;
久しぶりでしたが、雪が柔らかくて滑りやすかったです。

宿を出た後、アリーナに立ち寄り風呂とメシ。
14時半に野沢温泉を出発し、塩沢石打ICから関越道に乗ります。
駒寄渋滞は渋川伊香保ICまで延びていましたが、ゆっくりと流れてますので、抜けるのにそれほど時間はかかりません。
問題はその先です。
毎度お馴染みの事故渋滞ですが、花園〜坂戸西が2時間以上って....。
とてもじゃないけど付き合ってられませんので、北関から東北道経由に変更し、帰宅しました。

今年は技術選が2年ぶりに八方に帰ってきて、直接観戦・応援するのを楽しみにしていました。
残念ながら日程が重なって、野沢に行くことになりましたが、子供たちと滑るのって本当に楽しいんですよね。
どっちが楽しいなんて比べられるものじゃないけれど、今回は八方より野沢、技術選より子供たちだったんだろうな(^^)
posted by スキー中毒者 at 17:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | スキー

2019年03月06日

2020スキー試乗@鹿沢

3/2(土)に鹿沢スノーエリアで、VIST JAPANによるSTÖCKLI試乗会が開催されました。
雪面は、凍った下地の上に乾いた雪が硬くパックされた状態で、大変滑りやすいコンディションです。
当日の天気は晴れで、気温は極端に低くはありませんでしたが、お客さんが少なかったからか、コースは最後までほとんど荒れませんでした。

STÖCKLI LASER GS
L175/R17.1/118-68-97
AOBI1402[1].JPG
GSの名前は付いていますが、大回り系オールラウンド。
とは言え、ほどほどの脚力と、ほどほどの技術は必要です。
(まぁ私が扱えるのですから、大したことありませんが....。)
スキーを外に動かしていくと、角付けとともにグリップも強くなっていきますが、エッジが雪に喰い付くのではなく、力強く雪を削る感じを受けました。
もちろん内傾角を大きくとれば、しっかりと喰ってくれますので、心配御無用。
働きかけに対して素直に反応し、回頭してくれますので、操作性は大変良いです。
ターン弧は小回りでも全く問題ありません。
強めのオールラウンドモデルとして、170cmに試乗してみたくなりました。

STÖCKLI LASER SC
L170/R14.9/123-72-104
VWWF9813[1].JPG
現在私が使用している板の、来季モデルチェンジ版です。
LASER GSほど力強くはないものの、硬い斜面でも安定しており、不安感はありません。
逆に、グリップが強すぎない分、低速でも操作しやすく感じました。
中から大回りでは、ターンコントロールが自在。
適度な返りで小回りには軽快感があります。
現行のSCは、荷重ポジションにやや敏感で、ポイントを外すとイマイチですが、来季のSCはいい意味でルーズです。
個人的には現行のSCよりも扱いやすく、結構気に入りました。

STÖCKLI LASER SL
L165/R13.6/120-66-97
GPLD7974[1].JPG
小回り系オールラウンドモデルと言うか、小回り専用モデルと言うか....。
グリップは強いのですが、雪を噛む強さではないので、強すぎるとは感じません。
さすがに小回りは最高。
よく走りますが、板に置いて行かれるようなことはありません。
ただ、ターン弧を大きくすると、トップから内に入りたがります。
実用的には中回りまで?
大回りでは相当に気を遣うでしょう。
PGYQ9888[1].JPG
SLはもう1台、少しだけ性格が違うモデルが出ていました。
内部のプレートを調整して、可動域を少し小さくしたタイプですが、見た目では全く分かりません。
まず小回りで滑ると、軽快さではノーマルに分があります。
次にターン弧を大きくしてみると、あれ?できちゃう。
もちろんGSのような大回りにはなりませんが、ノーマルのように気を遣うことはありません。
ノーマルは純粋な小回りモデル、こちらが小回り系オールラウンドモデルという印象でした。

STÖCKLI LASER AR
L175/R16.5/130-83-112
KIMM9320[1].JPG
板の基本構造はSCと同じですが、センター幅がやや広めで、プレート・ビンディングが変更されているとのこと。
全体的にやや鈍さがあり、小回りで特に感じます。
センター幅の関係か、私の脚前の関係か(こっちだな)、切り換えで若干のもたつきがありました。
走らない訳じゃないんですが、大回りや中回りでも印象は薄いです。
この板を選ぶ積極的な理由が見つかりませんでした。

STÖCKLI LASER WRT ST
L162/R13.0/118-66-100
YFZF2900[1].JPG
基本は小回りモデル。
グリップは意外に強く、スキーを動かしていくと、もっと動くかと思ったところでエッジが喰います。
喰ったエッジはやや外しにくく感じました。
板の返りが速いので、テンポの良い小回りが可能ですが、失敗のリスクもあります。
エッジを適度に逃がしてやればいいのでしょうが、それではこの板を選ぶ必要はないかもしれません。

STÖCKLI LASER MX
L156/R11.4/119-65-100
WISB5580[1].JPG
レディースモデルです。
なので、短いのは承知のうえ。
STÖCKLI特有のしなやかさはありますが、普通に滑るにはちょっと柔らかすぎます。
ただ、滑走スピードを落としたり、積極的に踏み込んだりしなければ、素直に反応してくれますから、体重が軽い方や脚力の弱い方にとっては扱いやすさを感じるのではないでしょうか。
女性はもちろん、年齢の高い方(レーサー崩れを除く)にも向いているモデルだと思います。

STÖCKLI STORMRIDER 95
L175/R17.2/131-95-123
IRGZ1787[1].JPG
硬めの整地ではズレます。
大回りではズレに乗ってターンをする感触。
小回りもできない訳じゃありませんが、回旋しても板が回り込んでくれませんので、縦長のターン弧になります。
ということで、整地で使う板じゃないと思います。
整地でも使えるSTORMRIDERだったら、85 motionが最強じゃないでしょうか。

そーいや、STÖCKLIのロゴ、変わったんですね♪
posted by スキー中毒者 at 17:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | スキー

2019年03月04日

20数年ぶりの鹿沢

土曜日は鹿沢。
VIST JAPANによるSTÖCKLIの試乗会です。

鹿沢は、まだスキーを初めて数年で、級も何も持っていない頃に、会社の労働組合主催のツアーで行ったことがあるのですが、それ以来の訪問。
ルートも分からないので、ナビ任せです。

8時半の現着を目標に、6時に練馬から関越に乗ればいいや、と若干の自然渋滞は覚悟の上でしたが....。
まずは新座料金所の先で事故渋滞。
これは大したことなく、10分程度で通過できました。
問題は鶴ヶ島の先の事故渋滞で、末尾が川越ICまで伸びており、坂戸西まで70分とか。
たまらず川越から下道に逃げましたが、再度乗ってからは順調で、何とか9時に現着できました。

駐車場は、普段の状況は分かりませんが、決して混んではいません。
ちなみに、準備を整えゲレンデに向かうまでに、私の後に入ってきた車は1台だけでした(^^;

リフト券売場でSAJの会員証を提示して500円割引。
最近では少なくなった、四角いICチップです。

GAMP3986[1].JPG

「おはようございまーす。」
『あ、お久しぶりです。』
スタッフと挨拶を交わし、受付を見ると、誰もいません。
机の上に参加者の受付名簿らしきものがありますので、勝手に名前を書いて受付は完了です(^^)
お目当てのオールラウンドモデルは出払ってましたので、GSモデルから試乗を開始します。

ADRF6525[1].JPG

「えっと、20年以上前に来ただけで全然わからないんですけど、この正面のコースがいいんですかねぇ?」
『そうですね。リフトを2本乗って、真っ直ぐ降りてくるのがいいと思います。』

1本目のリフト乗り場では、ゲートは開きっぱで、チップをかざしても反応しません。
「ま、いっか。」
そのまま乗車。
降り場のおっちゃんは、やたら低姿勢です。
『ありがとうございます。試乗会、ご苦労様です。』
2本目のリフト乗り場では、ちゃんとチップに反応してゲートが開きました。
スマホをいじりながら、ぼんやりと乗ってると、足許からショックが....。
「あ、中間降り場なんてあったんだ(^^;」

KQXB1180[1].JPG

雪は締まっていますが、硬い下地が出ているところはありません。
そして何より空いてます。
かたしなやブランシュだと、リフトは空いていてもコースには人がいるのですが、こちらはどちらにも人は疎ら(^^;
試乗には最高のコンディションです。
午前中に試乗したのは、LASER GS、SC、SL(ノーマルとアブノーマル(?)の2種類)、AR、WRT ST、MX。

11時半を過ぎましたので、昼メシ。
まぁ食堂が混雑することもないでしょう。

PZDP8635[1].JPG

昭和の香りが漂うメニュー。

NWZS6626[1].JPG

最近ではお目に係ることができないレトロな雰囲気です。

午後は気になった板を再度試乗します。
SC、SL、GS。

EMII3353[1].JPG

午前中は正面のコースしか滑りませんでしたから、ゲレンデトップから右側に拡がるコースに行ってみました。
マップを確認すると、ライトコースらしい。
コースの名前は野球用語を使ってるみたいですね。
リフトは単純に第1とか第2とかって名前ですが、何故か2人乗りリフトで「ロマンスリフト」と「ダブルリフト」があります。
後者はロマンスとは無縁なんでしょうか(^^)

試乗会は14時半が最終貸出なので、最後にSTORMRIDERのセンター幅95mmのやつを試して終了とします。
コースは最後まで荒れることはありませんでした。
気温が低めだったこともありますが、何よりもお客さん(=雪を削る人)が少なかったからでしょうねぇ。

IGFE6426[1].JPG

スキー場内のあちこちに、「とべの湯」という日帰り温泉施設の案内が掲示されていたので、リフト券売場で割引券(通常600円が500円)を購入して、帰路に寄ってみました。
玄関を入って受付を見ると、誰もいません(またかよ....)。
『ちょっと席を外してますので、利用券は隣のボックスに入れてね。』
ということなので、購入した割引券を投入。
『←大浴場』
の表示にしたがい進もうとするも、通路は真っ暗ですが、一歩足を踏み出すと明るくなります。
人感センサーに導かれ、風呂場に到着。
大浴場とは言うものの、洗い場が五つの小規模なお風呂です。
トップシーズンには混雑するかもしれませんが、この日はおじーちゃんがひとり、浴槽に沈んでるだけでした。
入浴を終えて玄関から出ようとすると、受付には誰もいません(ちょっとじゃないじゃん)。
長閑な午後です(^^)

帰路は、さすがに順調。
上信越道も関越道も渋滞はありません。
と思ったら、下道が意外に混んでました。
目白通りも環八も、イマイチ流れが悪いです。
それでも、帰宅後の角打ち反省会には充分に間に合いましたから、まぁ順調だったと言えるでしょう。

しかし、来季のLASER SC、良かったなぁ。
次の試乗会で気に入らないところを見つけないと、ヤバいぞ....。

posted by スキー中毒者 at 17:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | スキー