今年はBlossom、kneissl、Bluemorisの3ブランドが参加。
個人的には、渡部三郎・浩司親子がプロデュースしたBluemorisに注目しています。
当日は気温が低く、小雪が降ったり止んだりの天気でした。
試乗コースはスキー場最上部の急斜面、熊ぼっこすコースで、午前中は良いコンディションだったものの、午後には荒れが目立ち始めました。
Bluemoris S.potion TYPE4.0
L165/R12.5/121-67-105
極端な強さは感じません。
エッジは勝手に食いつくことはなく、ズレながらも力強く雪を削っていきます。
板を外に動かしていくと、少しずつグリップが強くなりますが、動き渋ったり、止まったりすることはありません。
小回りはもちろん非常に良いのですが、大回りでも意外にトップが内に入ろうとしません。
操作に対して素直に反応し、扱いやすい板だと感じました。
kneissl RED STAR
特別硬いスキーだとは思いませんが、ややテール寄りに強さを感じました。
エッジはややかかり気味ですが、特に気にはなりません。
小回り系の板ですが、国内の狭いゲレンデで普通に大回りをする分には、問題を感じることは少ないのではないでしょうか。
素直に回るスキーですが、切り換えで走るので、ポジションが遅れるとすっぽ抜け気味になりました。
Blossom FLERE
L165/R13.5/123-67-104
そこそこ元気なスキーです。
張りもそこそこ。
抜けもそこそこ。
エッジホールドもそこそこ。
でもそれがこの板のいいところです。
滑り手の期待には応えてくれるけど、余計なことはしない。
それがツマラナイという人も多いと思いますが、私は好きです。
Blossom FLERE PLUS
L165/R13.5/123-67-104
強い内傾角でターンに入ると、エッジが食いがちで、スキーを動かしにくいです。
切り換えで、板を外に押し動かしながらグリップを探る方が、私には扱いやすく感じました。
私のような高齢者には、FLEREのそこそこ感が安心ですが、硬い急斜面であればこちらの方が頼りがいがあるのは確かです。
大回りでちょっとスピードを出すと、トップが内に入ってきます。
急斜面の大回りには向きそうにありませんが、そりゃ無い物ねだりですね。
Bluemoris B.potion
L167/R17.4/104-70-100
トップ幅が狭いので、最初は捉えどころがなく、やや戸惑いましたが、すぐに慣れました。
操作性は非常に良く、大回りから小回りまで対応できますが、トップが逃げ気味です。
スピードを出したいとは思わないスキーです。
コブをイメージした板のはずですが、コブは無し。
残念ながら、この板が真価を発揮するような条件ではありませんでした。
Bluemoris JAZZY BLUENOTE
L178/R15.9/127-87-103
新雪はありませんから、コース脇のボソボソ雪に入ってみました。
メチャクチャ楽しいです。
コース真ん中に戻って整地を滑ると、あれ?真っ直ぐ走っちゃうよ。
エッジホールドが強いので、板の上にただ乗ってるだけだと、なんにもできません。
試しに狭いプルークスタンスからテールを拡げてみましたが、インエッジが食い付きます。
整地を滑るときは、真面目に(?)板を撓ませないとダメですねぇ。