2018年02月20日

2019スキー試乗@ブランシュたかやま

2/17(土)にブランシュたかやまスキー場で、HEADスキーの試乗会に参加しました。
当日は曇りでしたが、時おり晴れたり、雪が降ったりという天候で、気温は終日マイナスと低めです。
試乗はファンタジー〜ロマンチックコースの圧雪された中斜面でしたが、部分的に硬い地肌が出ている場所もありました。
午後になると斜面は少しずつ荒れ始めましたが、気になるほどではなく、終始良い条件で試乗できました。

HEAD WORLDCUP REBELS I.RACE
L165/R13.6/121-68-101
SZQE5159[1].JPG
第一印象は扱いやすい板。
滑ってみると張りの強さはそれほど感じませんでした。
エッジグリップは強めですが、食ったら離さないということはありません。
スキーを動かすと、グリップしながら雪を削っていく感覚があり、コントロールしやすいです。
ラディウスは小さめですが、トップから内に入りたがることはありませんし、エッジングの調整がしやすいので、大回りでも滑りにくさは感じません。
小回りは軽快感があります。
板を真上から踏むことができる方であれば、それほど脚力は必要ないと思います。

HEAD WORDLCUP REBESS I.RACE
L170/R14.4/122-68-102
RMUS4924[1].JPG
一本目と長さ違い(+5cm)で試してみました。
当然と言えば当然ですが、全体的な印象は変わらず、操作性、安定性とも良好です。
大回りでは安定感がやや上がる印象をうけましたが、反面、小回りの軽快感は少し失われます。
気持ちの問題でしょうが、安心感はありますが、ちょっと中途半端で、個人的には165cmの方が好みです。

HEAD V-SHAPE V8
L170/R13.2/130-75-111.5
KSMM5997[1].JPG
来シーズンからの新しいシリーズです。
このシリーズは、モデル(Vx)によってトップロッカーの位置を変えているそうです。
また、HEADには珍しく、同モデルではレングスにかかわらず、トップ・センター・テールのサイズは同じということでした。
持つと非常に軽いですが、滑っても軽い板で、大回りから小回りまで軽快に滑ることができます。
I.RACEとは違い、ズレながらグリップしていく(I.RACEはグリップしながらズレていく)感じです。
エッジを食わせても、スキーを動かしても、コントロールは容易ですが、やはり後者向きのスキーだと思います。
荷重ポジションにはルーズ感がありますが、センターを踏んでやるとパフォーマンスを引き出せると感じました。

HEAD V-SHARE V11
L168/R12.7/121-65-101
VDZM2618[1].JPG
もう少し安定感が欲しいです。
積極的に踏んでいったときは頼りなさを感じ、その調整にやや戸惑いました。
硬い雪になるとグリップ感が落ちるので、もう少しトーションを強くして欲しいところですが、この板にそんなものを求めちゃいけないんでしょうね。
個人的にはV8の方が好きです。

HEAD WORDCUP REBELS I.RACE PRO(ダンプナー付)
L165/R13.6/121-68-101
MIUO6982[1].JPG
来シーズンからのモデルです。
持つとずっしりと重いですが、滑ると重さは感じません。
硬い雪、柔らかい雪、荒れた斜面を滑っても、非常に安定しています。
エッジを食わせればしっかりとグリップしてくれますし、ズレを使うことも容易です。
グリップが強くなって動かしにくくなることもありません。
ターン弧は大〜小までOK.
決して弱い板ではないと思いますが、全体的にバランスよく強いため、大変操作しやすく感じました。

HEAD WORDCUP REBELS I.RACE PRO(ダンプナー無)
L165/R13.6/121-68-101
ULFD8583[1].JPG
このモデルは、ビンディングのトウピースの前に「ダンプナー」と呼ぶオプションパーツを付けることができますが、直前の試乗板は付いているモデルで、これは付いていないモデルです。
この手のパーツは、人によって、まだモデルによって、効果を感じられたり、感じられなかったりしますが、私はこの「ダンプナー」は効果を感じました。
付いていた方が全体的に安定性があり、逆に付いていないと特にターンインでのトップの抑えがやや甘くなり、板が落ち着かない印象です。
フレックスの変化は感じません。
これらは、乗り比べてみて初めて感じた印象であり、ダンプナー無のI.RACE PROだけしか知らなければ、それはそれで特に不満は感じないと思います。

HEAD WORDCUP REBELS I.SL
L165/R12.2/125-68-109
IEKC2368[1].JPG
基本的にショートターンマシンです。
荷重ポイントはやや狭く感じましたが、外さなければトップから内に切れ込んでくれます。
ポイントを外すと想定以上にズレてしまいました。
スキーを動かすことに問題ありませんが、グリップが強くなると、やや動き渋るようにも感じます。
そのため大回りでは、ゆっくりと滑っているうちは問題ありませんが、スピードが上がると内に入ってくるスキーのグリップを調整するのに、やや苦労します。
小回りでは、エッジを食わしても、外してもOKです。
技術も脚力も、それなりに必要だと思います。

HEAD V-SHAPE V6
L163/R12.4/132-78-113
XOMP3985[1].JPG
重量も操作性も軽いです。
センターはやや広めですが、ターンの始動〜舵取りは容易でした。
強いスキーではありませんから、強く踏んだり、ハイスピードで雪面からの力を受け止めたりすると、どうしてもズレやすくなりますが、このスキーのターゲット層を想定すると、それほど問題にはならないでしょう。
それでも荷重ポイントさえ外さなければ、安定性は悪くありません。
整地よりも、グサ雪を滑ると楽しそうです。

HEAD SUPERSHAPE I.SPEED
L163/R12.7/123-68-103
UUJK8343[1].JPG
SUPERSHAPEシリーズは、プレートとビンディングの変更のみ(トップシートの素材も変わったって言ってたかな....)ですから、まぁダメだろうなと思いつつ(^^;
エッジはトップからテールまで均等に食ってくれますが、ホールドは強め。
外すことは難しくありませんが、そこからスキーを外に動かしていくと、途中で動かし辛さを感じます。
特にテール側が踏ん張っちゃう感じ。
角付け命の方にとってはいいかもしれませんが、私には現行モデル前のSUPERSHAPEの方が好きです。
って言うか、現行のSUPERSHAPEシリーズは私にゃ全く合いません(^^;
posted by スキー中毒者 at 12:45 | Comment(3) | TrackBack(0) | スキー