2018年02月28日

2019スキー試乗@水上高原

初開催となる、ハンドメイドスキー4ブランド合同試乗会に参加してきました。
出展メーカーは、STÖCKLI、BLOSSOM、KNEISSL、CROCです。
会場は水上高原スキーリゾート。
ゲレンデは緩斜面が中心で、急斜面は荒地がガリガリに凍っているか、ちょいパウ状態ですし、中斜面は幅が狭く起伏もあり、あまり試乗向きとは言えませんでした。
天気は朝イチは曇りでしたが、その後湿雪が降り始め、雪面は柔らかくパックされたエッジを食わせやすいコンディションです。

STOCKLI LASER WRT ST
L172/R14.8/118-66-100
JWCG7907[1].JPG
来シーズンからの新モデル。
まず大回りで滑ってみると、LASER SCのようにトップが貼り付いてからエッジ全体で切れ込んでいくという感覚ではなく、トップにはややルーズさがあり、センターからテールに強めのホールドを感じました。
スキーを外に動かしてもどこかで動きにくくなることはありません。
雪を削りながらズレていきますので、コントロールはしやすいと思います。
小回りでは、長さの関係か俊敏さは感じませんが、操作性はいいです。
安定性があり操作性も良く、エッジを食わせても外してもOKという、高いオールラウンド性を感じました。
もうワンサイズ短い板も試乗してみたい気がします。

STOCKLI LASER SX
L170/R15.4/120-70-99
FWWH3524[1].JPG
現行モデルのSXには、やや張りの強さを感じましたが、少しマイルドになったように感じます。
基本的には大回りから小回りまで、ターン弧は選びません。
STと似て、トップから食うのではなく、センターからテールでホールドする感じですが、SXの方がやや抜けがいいでしょうか。
エッジホールドは強すぎませんから、スキーを動かしやすく、大回りではターン弧の調整が楽でした。
小回りでは返りが穏やかで、扱いやすさを感じます。
SCと比べると、ややドライな乗り口ですが、結構気に入りました。

BLOSSOM FLERE PLUS
L165/R13.5/123-67-104
VWXX4187[1].JPG
特に低速ではエッジホールドの強さを感じます。
スキーを動かしても途中で動き渋る感覚があり、ズレでの調整に難しさがありました。
スピードを出すと、この強さが安定感につながりますが、大回りでのターン弧の調整にはやや気を遣います。
小回りでは、思ったより反発は強くはないものの、やはりエッジが食いやすいのが気になりました。
荒れた新雪にも入ってみましたが、取り回しが軽いため、特に滑りにくさはは感じませんでした。
脚力と技術が必要な板だと思いますが、残念ながら私には両方ともありません。

BLOSSOM FLERE
L166/R13.5/116-66-101
MRXN2663[1].JPG
FLERE PLUSと違い、強さは感じません。
スキーは素直に動いてくれます。
エッジを食わせてもズラしてもいいので、大回りから小回りまで、コントロールしやすいです。
また反発が強すぎないので、操作性も悪くありません。
とは言っても、それなりに外力を受ければ返ってきます。
低速ではややマイルド感がありますが、スピードを出しても安定性に問題はありません。
プライズレベルでガンガン滑る方でなければ、不満は感じないでしょう。
私は不満を感じないどころか、めちゃくちゃ楽しいスキーだと思いました。

KNEISSL RED STAR SC
L165/R12.5/118-67-103
BQHP7547[1].JPG
非常に扱いやすいスキーです。
スペック上のラディウスは小さいのですが、大回りも問題ありません。
ターン弧にかかわらず、エッジが噛み過ぎず、素直に動きます。
極端に返りが強い訳ではありませんが、踏めば回ってくれます。
小回りはもちろんですが、中回りも快適です。

STÖCKLI LASER CX
L170/R14.1/122-68-100
FVZO8063[1].JPG
相変わらずしなやかに撓むスキーです。
小回りは、操作性はいいのですが、板の反応が期待より少しだけ遅く感じます。
もうちょい機敏な返りが欲しいと思いました。
大回りでは、低〜中速までは気になりませんが、高速になるとやや不安定さを感じます。
全体的にもう少し強さがあってもいいと思いました。
脚力の強い方や体重のある方は、頼りなさを感じるかもしれません。

CROC SL WORLD CUP
L165/R12.5/118-67-103
NCBZ9315[1].JPG
足許からしっかり感が伝わってきますが、操作性は悪くありません。
エッジホールドは強いものの、スキーの動かし難さは感じられず、雪面との力のやり取りが分かりやすいです。
小回りは、さすがに歯切れの良いターンを刻むことができます。
大回りでは、トップを抑え過ぎると内に入り気味ですが、真上から踏んでやればそれほど気になりませんでした。
純レーシングではありますが、扱いやすさが印象的でした。

ちなみに、このCROCは来シーズンからブランド名が変更されます。
某サンダルメーカーとカブるのが原因らしい。
『イメージダウンなんだって。』
「そりゃワールドカップで活躍するレーシングスキーが、サンダルと一緒にされちゃねぇ。」
『いや、サンダルの方が。』
「へ....?」
スキーヤーとしてはどうしても贔屓目に見ちゃいますけど、一般的にはそんなもんなんですかね(^^;
ということで、新しいお名前は....。
MEDQ3611[1].JPG
AUGMENTだそうです。
なんか、つまんねー名前。

BLOSSOM CROSS WIND
L172/R16.0/131-85-112
BGZV4953[1].JPG
最後にちょいパウの急斜面を滑りたくて、メタボ系の板を試すことにしました。
STÖCKLIのSTORMRIDER?
いや、乗ったことない方にするか....、ということで。
BLOSSOMらしく、乗り味はしっかり目。
エッジホールドはやや強いと感じました。
大回りは、可もなく不可もなく。
小回りでは、センター幅の割には切り換えのもたつきはありませんが、ややテール側に強さを感じます。
板を回旋させたとき、少し動かしにくさがありました。
整地も新雪も意識したスキーなんでしょうが、もう少しソフトでもいいかと思います。
posted by スキー中毒者 at 17:48 | Comment(5) | TrackBack(0) | スキー

2018年02月27日

マイナー?マニアック?いや....

土曜日は水上高原でした。
直近3機種を乗り継いでいるSTÖCKLIや、毎年試乗会でお世話になっているBLOSSOMに加え、KNEISSLとCROCというマイナー、おっと失礼、マニアック、いや違った、ハンドメイドスキー4ブランドの合同試乗会への参加です。
試乗会では、貸出開始直後に人気モデルが出払ってしまうことも珍しくないため、ちょい早めの現着を考えていたのですが....。

通常であれば5時半に練馬から関越に乗れば、高坂や駒寄の渋滞も大したことなく通過できるのですが、この日はすでに高坂が渋滞し始めており、その後、東松山手前で安定の事故渋滞(>_<)
1時間程ロスをして、水上ICを降りたのは8時前です。
下道はナビ任せですが、途中から雪が残り始めた道路を思ったよりも山奥まで走り、30分程でセンターハウス前の日帰り駐車場に到着しました。

準備して、試乗会会場に行くため連絡バスでホテルまで。
ゲレンデの場所が分からず、スクールスタッフに聞いて....。

BOGL7580[1].JPG

やってました(^^)
CROCは少なめですけど、他はそこそこ揃ってます。
STÖCKLIなんて他で試乗会やってないから、試乗用の板をみんな持ってきちゃった感じ(^^)
試乗会参加者は....、逆に少なそうですねぇ(^^;

早速STÖCKLIの新モデルWRT STを借りましたが、初めてのスキー場なんでどこに行っていいのかわかりません。
スタッフに聞くと『いやぁ、私も初めてなんです。』
とりあえず教えていただいた、トップから下りる急斜面(熊ぼっこすコース)に行ってみましたが、コブになりかけの荒地が夜の冷え込みで凍り、お世辞にも試乗向きじゃありません。
結局、効率は悪いですが、クワッドと2ロマを乗り継いで中斜面(かもしかコース)にアクセスするのが一番良かったようです。

NNIS9741[1].JPG

BLOSSOMでソールサイズをあわせているところに、STÖCKLIのスタッフが声を掛けに来ました。
『中毒者さん、榎並さんが一緒に滑ろうって言ってますよ。』
「え?でも、板がBLOSSOM....。」
『いいから、いいから。』
往年の名デモンストレーターで、ストックリーデモチームの榎並雪彦さんと、途中ミニレッスンを挟みながら、何本かご一緒させていただきました(^^)

リフトの上でも、いろいろとお話を伺いましたが、ホテルとスキー場はプリンスが手放して、今は楽天の経営だとか。
立派なホテルで、夏はゴルフ場になるそうですが、
『楽天じゃなきゃ、とてもじゃないけどやってけないよね。』

JNIU3370[1].JPG

ゲレンデとしては緩斜面中心で、一部に急斜面と中斜面があるといった感じです。
お客さんはファミリーがほとんど。
コースレイアウト上、小さなお子さんもクワッドリフトに乗らざるを得ませんので、いやぁよく止まること(^^;
デタッチャブルのクワッドで、こんなに止まるリフトって初めてです。
まぁリフト乗り場のおっちゃんも、手慣れたもんですが(^^)

QROE0183[1].JPG

13時前にランチにしよう思ったら、レストランも大混雑です。
ファミレス方式で、名前と人数を書いて席が空くと案内してくれるのですが、いつになったら入れるか見当も付きませんから、とりあえず昼メシは後回し。

昼前から降り出した雪の中、初体験のKNEISSL、CROCを試しながらレストランが空くのを待つものの、結局混雑は解消されず、14時前に何とかカレーショップに潜り込みました。

ランチ後。

VKPE4334[1].JPG

これだけSTÖCKLIの板が並ぶのって、めったに見られるもんじゃありません。
総額で、いったいいくらなんだろ(^^)

VOLR0627[1].JPG

最後はやや太目のBLOSSOMを借りて、こちら(熊つっとすコース)へ。
ちょいパウの急斜面ですが、ファミリー層には人気が無く、誰も滑ってません(^^;

昼メシが遅かったこともあり、珍しく16時近くまで試乗を続けて滑走を終了しました。

BLOSSOMのスタッフ曰く。
『丸沼はFUSOの試乗会と重なるんで出さないけど、菅平には行くから。』
私。
「はーい、また菅平でよろしくお願いします!」
って、何?この会話(^^;;

日帰り駐車場前のセンターハウスでは、大浴場が無料で利用できますから、出発前に入浴しました。
このお風呂、最終入場が16時半で17時で利用終了ですから、私が利用したときは混んではいませんでしたが、「大」浴場と言うほど大きくはありませんので、時間帯によっては混雑しそうです。

17時過ぎにスキー場を出発し、水上ICから関越に乗ります。
この時間でも渋滞情報は出ておらず、沼田ICの先と赤城ICの手前でやや流れが悪くなるものの、順調(^^)
と思っていたら....、またかよ(>_<)
高坂SAの先で事故渋滞ですorz

今回は、往復とも事故渋滞にハマり、スキー場のコースはイマイチでゲレ食も大混雑でしたが、試乗会ではスタッフとゆっくり話すこともでき、本当に楽しかったです。
合同試乗会としては初開催ですし、会場の関係もあってか参加者はそれほど多くなかったようですが、できれば来シーズン以降も続けていただきけると有難いですね。
会場が長野なら、お客さんだってもう少し集まると思いますよ(^^)
posted by スキー中毒者 at 13:14 | Comment(3) | TrackBack(0) | スキー

2018年02月20日

2019スキー試乗@ブランシュたかやま

2/17(土)にブランシュたかやまスキー場で、HEADスキーの試乗会に参加しました。
当日は曇りでしたが、時おり晴れたり、雪が降ったりという天候で、気温は終日マイナスと低めです。
試乗はファンタジー〜ロマンチックコースの圧雪された中斜面でしたが、部分的に硬い地肌が出ている場所もありました。
午後になると斜面は少しずつ荒れ始めましたが、気になるほどではなく、終始良い条件で試乗できました。

HEAD WORLDCUP REBELS I.RACE
L165/R13.6/121-68-101
SZQE5159[1].JPG
第一印象は扱いやすい板。
滑ってみると張りの強さはそれほど感じませんでした。
エッジグリップは強めですが、食ったら離さないということはありません。
スキーを動かすと、グリップしながら雪を削っていく感覚があり、コントロールしやすいです。
ラディウスは小さめですが、トップから内に入りたがることはありませんし、エッジングの調整がしやすいので、大回りでも滑りにくさは感じません。
小回りは軽快感があります。
板を真上から踏むことができる方であれば、それほど脚力は必要ないと思います。

HEAD WORDLCUP REBESS I.RACE
L170/R14.4/122-68-102
RMUS4924[1].JPG
一本目と長さ違い(+5cm)で試してみました。
当然と言えば当然ですが、全体的な印象は変わらず、操作性、安定性とも良好です。
大回りでは安定感がやや上がる印象をうけましたが、反面、小回りの軽快感は少し失われます。
気持ちの問題でしょうが、安心感はありますが、ちょっと中途半端で、個人的には165cmの方が好みです。

HEAD V-SHAPE V8
L170/R13.2/130-75-111.5
KSMM5997[1].JPG
来シーズンからの新しいシリーズです。
このシリーズは、モデル(Vx)によってトップロッカーの位置を変えているそうです。
また、HEADには珍しく、同モデルではレングスにかかわらず、トップ・センター・テールのサイズは同じということでした。
持つと非常に軽いですが、滑っても軽い板で、大回りから小回りまで軽快に滑ることができます。
I.RACEとは違い、ズレながらグリップしていく(I.RACEはグリップしながらズレていく)感じです。
エッジを食わせても、スキーを動かしても、コントロールは容易ですが、やはり後者向きのスキーだと思います。
荷重ポジションにはルーズ感がありますが、センターを踏んでやるとパフォーマンスを引き出せると感じました。

HEAD V-SHARE V11
L168/R12.7/121-65-101
VDZM2618[1].JPG
もう少し安定感が欲しいです。
積極的に踏んでいったときは頼りなさを感じ、その調整にやや戸惑いました。
硬い雪になるとグリップ感が落ちるので、もう少しトーションを強くして欲しいところですが、この板にそんなものを求めちゃいけないんでしょうね。
個人的にはV8の方が好きです。

HEAD WORDCUP REBELS I.RACE PRO(ダンプナー付)
L165/R13.6/121-68-101
MIUO6982[1].JPG
来シーズンからのモデルです。
持つとずっしりと重いですが、滑ると重さは感じません。
硬い雪、柔らかい雪、荒れた斜面を滑っても、非常に安定しています。
エッジを食わせればしっかりとグリップしてくれますし、ズレを使うことも容易です。
グリップが強くなって動かしにくくなることもありません。
ターン弧は大〜小までOK.
決して弱い板ではないと思いますが、全体的にバランスよく強いため、大変操作しやすく感じました。

HEAD WORDCUP REBELS I.RACE PRO(ダンプナー無)
L165/R13.6/121-68-101
ULFD8583[1].JPG
このモデルは、ビンディングのトウピースの前に「ダンプナー」と呼ぶオプションパーツを付けることができますが、直前の試乗板は付いているモデルで、これは付いていないモデルです。
この手のパーツは、人によって、まだモデルによって、効果を感じられたり、感じられなかったりしますが、私はこの「ダンプナー」は効果を感じました。
付いていた方が全体的に安定性があり、逆に付いていないと特にターンインでのトップの抑えがやや甘くなり、板が落ち着かない印象です。
フレックスの変化は感じません。
これらは、乗り比べてみて初めて感じた印象であり、ダンプナー無のI.RACE PROだけしか知らなければ、それはそれで特に不満は感じないと思います。

HEAD WORDCUP REBELS I.SL
L165/R12.2/125-68-109
IEKC2368[1].JPG
基本的にショートターンマシンです。
荷重ポイントはやや狭く感じましたが、外さなければトップから内に切れ込んでくれます。
ポイントを外すと想定以上にズレてしまいました。
スキーを動かすことに問題ありませんが、グリップが強くなると、やや動き渋るようにも感じます。
そのため大回りでは、ゆっくりと滑っているうちは問題ありませんが、スピードが上がると内に入ってくるスキーのグリップを調整するのに、やや苦労します。
小回りでは、エッジを食わしても、外してもOKです。
技術も脚力も、それなりに必要だと思います。

HEAD V-SHAPE V6
L163/R12.4/132-78-113
XOMP3985[1].JPG
重量も操作性も軽いです。
センターはやや広めですが、ターンの始動〜舵取りは容易でした。
強いスキーではありませんから、強く踏んだり、ハイスピードで雪面からの力を受け止めたりすると、どうしてもズレやすくなりますが、このスキーのターゲット層を想定すると、それほど問題にはならないでしょう。
それでも荷重ポイントさえ外さなければ、安定性は悪くありません。
整地よりも、グサ雪を滑ると楽しそうです。

HEAD SUPERSHAPE I.SPEED
L163/R12.7/123-68-103
UUJK8343[1].JPG
SUPERSHAPEシリーズは、プレートとビンディングの変更のみ(トップシートの素材も変わったって言ってたかな....)ですから、まぁダメだろうなと思いつつ(^^;
エッジはトップからテールまで均等に食ってくれますが、ホールドは強め。
外すことは難しくありませんが、そこからスキーを外に動かしていくと、途中で動かし辛さを感じます。
特にテール側が踏ん張っちゃう感じ。
角付け命の方にとってはいいかもしれませんが、私には現行モデル前のSUPERSHAPEの方が好きです。
って言うか、現行のSUPERSHAPEシリーズは私にゃ全く合いません(^^;
posted by スキー中毒者 at 12:45 | Comment(3) | TrackBack(0) | スキー

2018年02月19日

皆さま富士パラで熱心に

土曜日は、フィギュアスケートのことなどすっかり忘れて、ブランシュでHEADの試乗をしていたのですが、翌日曜日もオリンピックそっちのけで富士パラに移動しました。

FEFE4057[1].JPG

諏訪のホテルを出発した7時半時点で、車載の温度計は-7℃。
スキー場みたいな気温です(^^;
滅多に使用しないシートヒーターでぬくぬくしながら、富士パラには8時に到着しました。

ゲレンデに出ると、リフトは営業中ですが、ゴンドラは8時半からだとか。

FTUG2398[1].JPG

目の前のセンターゲレンデがあまりにキレイだったので、とりあえず一本。
このコース滑ったのって、かなり久しぶりです(^^)

時計は8時25分ですが、シーダーは滑らず、真面目に(?)ゴンドラ駅舎へ。
営業運転待ちの列は、それほど長くはありません。
せっかくコースが空いているのだからと、トップからベースまでノンストップで一本。
これも久しぶりですが....、老体には応えます(^^;
ノンストップはおしまい。

MFGZ8122[1].JPG

ちなみに上部のラーチゲレンデは、プライズテストの事前講習(検定本番は月曜日)のため午前中はクローズしてますから、アルパインしか滑れません。

少し下ると、とても緩斜面とは呼べない場所をプルークスタンスで滑る怪しい集団。
スキー大学仲間のOさん(スケベな方)でした。
『野郎ばっかりです。野郎ばっかりです。』
と、やけに強調してましたから、おねーちゃんはどこかに隠してたんでしょう(^^)

QIBL3496[1].JPG

前日かなり荒れたのか、リンデンはいつものようにピシッと真っ平ではありませんが、空いていればロングが楽しいです。

10時を過ぎると、珍しく(?)ゴンドラが混み始め、列が駅舎外まで伸び始めました。
しかし、おひとりさまはスタッフがシングルレーンに誘導してくれますので、待ちはほとんどありません。
この混雑も30分ほどで解消し、午前中はゴンドラ6本。

ちょい早めにレストランに入り、FBのTLを確認すると、やはりスキー大学仲間のOさん(酒飲みの方)がプライズテストの事前講習に紛れ込んでるようです。
いよいよ国産高級車なんでしょうか(^^)

ゆっくりと休憩した後、席を立とうとすると、FBのMessengerに着信がありました。
クラブの後輩指導員です。
バッジテスト1級を目指す方のプライベートレッスンで富士パラに来たそうで、同じレストランにいるんだとか。
と、その後輩君が私を見つけて、テーブルまで来てくれましたので、暫し歓談。
結局ゲレンデに復帰したのは、13時ちょい前でした。

滑り出そうとすると、パトロール小屋からパトが2名、ドリルを持って出てきました。
ん?もしや....。
尾行すると、ラーチゲレンデ入口で停止。
1名はコースに入っていきました。

CVTX4402[1].JPG

「開きます?」
『今コースチェックしてますから、ちょっと待ってください。あと1分。』
「待ちま〜す♪」

VOQO3235[1].JPG

開きました(^^)
プライズ組が滑った後ですが、ほぼ真っ平です。
コースになだれ込んだ方々は、全員ロングターン。
私も負けじと、柄にもなく(自称)高速ロングターン(^^;
でも、すぐにビビッてショートターン(^^;;

その後も、ラーチ3本にアルパイン1本のペースで、上部ゲレンデをぐるぐる....。
結局、練習らしい練習はしませんでしたが、滑り込んだと思えば、まぁいっか(^^)

それにしても皆さま熱心だなぁ....。
トロトロとお気楽に滑ってるのって、私だけじゃん(^^;
posted by スキー中毒者 at 17:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | スキー

2018年02月17日

フィギュアに目もくれず

今日はブランシュたかやまでHEADの試乗会でした。
毎シーズン楽しみにしている試乗会ですが、これが始まるとシーズンも終盤に入ってきちゃうんですよねぇ....。

会場はブランシュですから、スキー場自体が混むことは考えられませんが、試乗会は最近人気があります。
いつものようにのんびりしていると、到着したときにはめぼしい板が出払ってるなんてことにもなりかねませんから、ちょい気合いを入れて出発しました。
関越道は事故渋滞がひどかったようですが、中央道は順調で、現着は予定通り8時です。
第2駐車場の下段は1/3ほど埋まってましたから、そのまま上段に向かいましたが、こちらも同様。
なかなか繁盛してます(^^)

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天気は曇りですが、細かい雪が舞い始めました。

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9時に試乗会開始。
こんなに板が揃っているのは、開始時だけです(^^;
スタッフのおにーちゃんに話を聞くと、来シーズン新しくなるのは、軽量モデルのV-SHSPE、そしてi.RACE PROとのこと。
『フルモデルチェンジです!』
と強調してましたが、プレートも変更とか、トップシートのみ変更とか、多かったもんねぇ。

試乗会が始まると、受付の列はみるみる長くなり、試乗板も上級モデルは出払い気味になります。
しかし、V-SHAPEシリーズは比較的多めに用意していただいたので、こいつを間に挟みながらRACEラインの試乗を続けました。
それでも板が出払い気味になりましたので、まだ11時ですが早めのランチにしましょう。
レストハウスは、かなり混雑しています。
ワンパターンですが、湖北で角煮定食。
そしてサービスのコーヒーを飲みながら、ゆっくりと休憩して12時半に試乗に復帰しました。

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午後は、新たな板を試しつつ、午前中好印象だった板を再確認。
青空が出たと思えば、雪が降り出したり、風が強くなったりと、天気は不安定でしたが、コースコンディションは良好でした。

14時。
最後にSUPERSHAPEは私には合わないことを再確認し、試乗を終了しました(^^;
と、スタッフのおにーちゃん。
『宇野君、銀だって。』
そーいや、TwitterのTL、フィギュアスケートの話題で盛り上がってたな。
おそらくは日本中が固唾をのんで見守っていたときに、私ゃそんなもんには目もくれず、スキーの試乗をしていたという....。
すいません、スキー中毒者なもんで(^^;;

定時の15時まで、自分のSTÖCKLIで数本。
この日の試乗は、リフト1本と指定されてましたので、ずっとロマンチック〜ファンタジーを滑っていました。
他のコースは滑っていません。

まずは初ジャイアント。
雪が風で飛ばされ、地肌が露出してますが、意外に滑りやすいです。
続いて、ポール練習が終わりオープンしたパノラマ。
油断すると、地ガキのレーサーが掘った溝に脚を取られますが、こちらも悪くありません。
そしてスラローム。
うん、スラロームだ(^^)

今シーズンでは一番混雑したブランシュでしたが、大変楽しく試乗できました。
羽生選手、宇野選手、応援忘れてゴメンね(^^)
posted by スキー中毒者 at 20:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | スキー

2018年02月14日

2018クラブ行事@斑尾

この3連休は、斑尾高原スキー場で、所属クラブの行事に参加しました。
『参加しました』って言っても、私が行事担当ですから、そんなノンビリしたもんじゃありません(^^;
万が一にも遅刻はできませんので、今回も前乗りで前日夜中に現地入りです。

金曜の夜、関越道を走っていると、iPhoneに着信がありました。
Bluetoothで転送されたカーナビからハンズフリーで応答すると、今回参加予定の後輩指導員でした。
『すみません、仕事でトラブりました。明日はその対応で....。』
「現着予定は?」
『何とか夜にはと思ってます。』
げ....。
今回は参加する指導員が少ないため、講師役としてカウントしてたんですけどorz
ちなみにこの後輩指導員、気の毒なことに3年前にも斑尾滞在半日で仕事に引き戻されてます
講習担当、再考しなくちゃ。

BQOQ0125[1].JPG

1時前、到着。

MFKY3390[1].JPG

3時半、就寝(^^;;

翌朝、まずはホテルにご挨拶。
続いてスキー場事務所へ。
連日、日本海側の大雪のニュースが流れてますので、どこのスキー場も雪が多いように思っちゃいますが....。
『ここ数日は毎日雪の予報なんですけど、降らないんですよねぇ。』
道路に雪がないのは助かりますが、ゲレンデに雪がないのは困ります。
いや、ゲレンデには充分雪があるのですが、このスキー場はMADAPOWと呼ぶパウダースノーを売り物にしてますから、コースが白くなる程度じゃダメなんですね。

去年は半日パウダーで遊ばせていただいたんで、今年も念のため(?)BLASTRACKのセミファットは持ってきたのですが....。
雪以前の問題として、遊んでられないよなぁ(^^;

そして、いつもスキー大学でお世話になっている北川友弥デモにお会いするため、スクールへ。
慌ただしい時間帯でしたが、ご挨拶できました。

VSGL6237[1].JPG

初日は、青空が広がるいい天気です。
講師の担当を再編した結果、私の生徒さんは、この日が人生2日目のスキーという女性になりました。
人生初スキーは、半月ほど前、中里のスクールだったそうですが、まずは超緩斜面で基本動作を復習。
そしてホテル下の迂回コース、ユートピアを繰り返し滑ります。
当然私もひたすらバックプルーク(^^;
ちなみにこの生徒さん、中里ではスノーエスカレーターしか乗らなかったそうで、
『リフトに乗れた!』
と喜んでました(^^)

2日目。

KPWV3350[1].JPG

朝は斑尾らしからぬ大粒の雪がモサモサと降り、上部はガスってます。
まずは前日同様、ユートピアを滑ってゲレンデのベースへ。
そして第2クワッドと第3を乗り継ぎ、クリスタルの緩斜面を目指します。
途中の中斜面でやや苦労したものの、何とか辿りつき、こちらで練習。
第11が混んでいたため、微妙な上り坂でリフト待ちをするという伏兵に四苦八苦しながらも、午前中は終了です。
午後は、ビデオ撮影。
その後、青空が出てきたので、第11〜第15で尾根まで上がってみました。

CDFU1669[1].JPG

やっぱりこの景色を見てもらわなくちゃね。
「上手くなるとね、いろんな斜面を滑れるようになって楽しいけど、トップからの景色だって楽しめるようになるんですよ。」
『頑張りま〜す!』
初級のスカイビューコース、やや苦労する場所もありましたが、3本滑って終了しました。

最終日。

VILK6133[1].JPG

斑尾らしい細かい雪で、寒いです。
この日はお昼で終了なので、リクエストに応えることにしました。
「どこか滑りたいコース、ありますか?」
『昨日の....。』
スカイビューコースを苦労しつつも転ばずに滑れたことが、楽しかったようです。
「はい、行きましょう。」

スーパークワッドを降りて、まずはクリスタルコースへ。
『ここ初めてですよね。』
「いえ、昨日滑りました。」
トラバースコースからの合流付近は、やや斜度が増すところもあり、前日は滑るのに必死で周囲が目に入っていなかったようですが、この日は大丈夫です(^^)

そして、ご所望のスカイビューコース。
少しずつスピードを出すこともできました。
斜度変化にも何とか対応できました。
大転倒(?)もあったけど、
「またスキーに行きたい。」
って言ってくれたことが、私にとっては何より嬉しかったです(^^)

12時に閉講式。
スキー場事務所に行事終了の報告後、駐車場に車の様子を見に行きましたが、雪は5cm程度しか積もってませんので、払う程度で雪下ろし完了です。
今年もホテルがお部屋のオーバーステイ対応をしてくれましたので、ゆっくり着替えて出発できました。

斑尾の皆さま、お世話になりました。
また来シーズン、お会いしましょう!

マックアースが....
posted by スキー中毒者 at 17:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | スキー

2018年02月04日

マニアックなかたしな

土曜日の出撃先....。

ブランシュと富士パラが頭をよぎりましたが、何となく却下。
「そーいや、ハンターって行ったことなかったよな。」
調べてみたところ、思ったより遠くはありませんが、リフト代は高いし、駐車場は有料だし、根拠はないけど混みそう。
ということで、こちらも却下。

結局、へっぽこ指導員でもリフト券を安くしてくれ、会員カードで駐車場が無料、ゲレ食もまずますのかたしなに行くことにしました。

関越で予想外の事故渋滞(まぁ事故渋滞は予想外だよな、普通....)に引っかかったものの、現着は8時半。
9時にはゲレンデに出ることができました。

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天気はこれも予想外の晴れ。
正面バーンには、先週のようにポールは張っていませんが、日曜日に某都連のマスターズ技術選が開催されるため、この日から調整に入っている出場選手もいらっしゃいます。

『おはようございます。』
リフトを降りると、早速声を掛けられました。
五竜のスキー大学で一緒の班だった仲間です。
『出るんでしょ。』
「出ません。私ゃそんな前向きじゃありませんし。」
『ダメですよ。前向きも後ろ向きもないんです。これはイベントなんですから。』
怒られちゃいました(^^;
『で、何しに来たんですか?』
「コソ練。」
『エライ!』
褒められちゃいました(^^)

前向きな皆さまの邪魔をしちゃいけませんから、私は早々に上部のコースへ退避します。
しかしこちらも、いつもとは雰囲気が違います。

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滑りをビデオ撮影するマニアックな、いや、熱心なグループがいくつか....。
そういや、↑とは別のスキー大学仲間が、今日はここでクラブ行事だって言ってたな。
「あ、いた。」
熱心な皆さまの邪魔をしちゃいけませんから、できるだけタイミングをずらして、鉢合わせしないようにします。

リフト上でTwitterのTLをチェックすると。群馬県連の研修会も行われており、フォロワーさんが参加されているようです。
いつもならお隣で滑っているような皆さまが、今日はこちらにいらっしゃってるんですね(^^;

と、今度はTwitterにDMが入りました。
スキー仲間ならぬ酒仲間(?)が、こちらに向かっているらしい....。
やっぱり、いつものかたしなじゃありません(^^;;

その後、関越の渋滞で到着が遅れた酒仲間と合流して滑り、ランチ。
午後は再びコソ練に復帰しました。
スキー大学で習ったスキーの動かし方や切り換えの要領、指摘された私のクセを、大回り、小回りで確認します。

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ウェアの左ポッケに常備する所謂「餌付け用のチョコレート」を自ら囓りながら、滑り込みました。
とはいえ、不要不急の残業はいけません。
定時の15時に上部ゲレンデでの滑走を終了しました。

最後に広い斜面を一本滑るかなぁとも思いましたが....。
メインバーンでは、マニアックな、いや、ビブを着けた皆さまが、加齢な、失礼、華麗な滑りを見せています。
後ろ向きな私はいたたまれず、そのまま駐車場に向かい撤収です(^^;

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帰路は、最近こちら方面に来たときの定番、昭和の湯に立ち寄りました。
R120を武尊方面に入って5分程の花咲の湯は、いつもスキーヤーやスノーボーダーで一杯ですが、こちらは地元のお年寄りがほとんど。
昨シーズンに初めて行ったとき聞いてみたら、シーズン中は混雑するとのことでしたが、それほどでもありません。
ここに来るのは、やっぱりマニアックなんでしょうかねぇ....。

posted by スキー中毒者 at 16:28 | Comment(2) | TrackBack(0) | スキー