2016年03月31日

2017スキー試乗@丸沼

3/26に丸沼高原スキー場で、ICI石井スポーツさんの試乗会に参加しました。
当日の天候は晴れ。
週後半の降雪により雪面は大変滑りやすい状況で、朝一番でもアイスバーンにはなっていませんでした。また午後になっても気温がそれほど下がらなかったため、やや荒れはしたものの良いコンディションが保たれ、試乗には絶好の一日でした。
試乗コースは、バイオレットの中斜面です。

OGASAKA TC-SH+FL585
L165/R12.8/117-67/104
IMG_8564.JPG
エッジホールドは強めですが、がっちり食って離さないという感じではなく、外してズレでコントロールすることも可能です。
最初は大〜中回りで滑ってみましたが、板がトップから内に入ってくる感覚はほとんどありませんでした。普通にゲレンデを滑る限りでは、大きめのターン弧でも問題にならないと思います。
当然のことながら、小回りは最高です。特に荷重ポイントを気にしなくても、ターンインから雪面を捉えてくれますし、そこからスキーを動かすこともできます。
フレックスはそれほど強いとは感じず、よく撓んでくれます。
また、返りが強すぎないので扱いやすく、失敗が少ないスキーだと思います。

OGASAKA KS-LS+FL585
L165/R15.0/119-70-99
IMG_8565.JPG
直前のTC-SHの印象が強烈だったこともあり、何となくボケた印象になってしまいました。
全体的にはマイルドで、突出した個性は感じません。
ターンインで雪面をトップから捉える感覚は、それほど強くありません。
板の返りも比較的ゆったり目ですが、反応が鈍いということではなく、踏んだ分だけ返ってくる、踏まなけりゃ返ってこない、という感じでしょうか。
乗り手が仕事をしてやれば、きっちりと応えてくれるし、裏切られることも(たぶん)ない、と言えるかもしれません。
斜面の状況が良かったこともあり、大回りでスピードを出しても安定しています。
小回りの操作性も良く、踏めば板が身体の下に返ってきますし、スキーを動かして調整することも容易です。
FMプレートとの組み合わせは試乗はしていませんが、脚力のない方や、1級受験レベルの方は検討の余地があるかもしれません。

ATOMIC BLUESTER DOUBLEDECK 3.0 SX
L165/R11.0/125.5-69-111
IMG_8566.JPG
私、ATOMICって合いません。でも一応試してみると....。
大〜中回りは、予想に反して(?)悪くありません。
エッジホールドが強すぎず、調整しやすいと感じました。
ただこれは、板の張りが強いため、充分に撓ませてエッジを食わせることができなかったから、ズレちゃった結果だと思います(^^;
小回りでは、注意しないと切り換えでスキーに置いていかれます。
これも板の責任ではなく、私の滑りの問題ですね....(^^;
私にとっては、張りが強すぎるようで、やや撓ませにくさを感じました。

VÖLKL PLATINUM CD
L171/R16.6/124-76-105
IMG_8567.JPG
第一印象は、扱いやすい板。
エッジホールドはそれほど強くはありませんが、大〜中回りでは安定感があり、安心できます。
ラディウスの数字だけ見ると、小回りは苦手なように感じるかもしれませんが、スキーを動かしてあげれば素直に回って、身体の下に戻ってきます。
飛び抜けた特徴がある訳ではありませんが、クセが無く、シーズンを通して使うにはいい板だと思います。

ATOMIC BLUESTER DOUBLEDECK 3.0 SC
L165/R11.0/125.5-69-111
IMG_8568.JPG
SXよりしなやかさを感じますし、撓ませることもできます。
そのためか、大〜中回りではエッジホールドがやや強め、特にスキーを動かそうとしたとき、センター〜テールにかけて強さを感じました。ターン弧を調整しにくいというほどではありませんが。
小回りでは、荷重ポイントの問題か、スキーの動かし方が悪いのか、いまひとつ軽快さが感じられませんでした。探っているうちにバイオレット1本滑り終ってしまいましたので、原因は不明です(^^;;
SXか、SCか、強いて選ぶとすれば個人的にはSCですけど....、やっぱり私にゃATOMICは合いません(>_<)

VÖLKL PLATINUM SW
L166/R15.0/122-74-104
IMG_8569.JPG
相変わらず良く回る板です。
荷重を強めると、トップから内に入ってきたがりますが、エッジホールドはそれほど強くありませんから、グイグイと入ってくることはありません。
この内に入る感覚は、大〜中回りでは、フォールラインから山回りに入ったあたりから感じました。
エッジを逃がしてやればいいのですが、ズレをコントロールするときに雪面からもらう抵抗はやや大きいです。
実用的なターン弧は、大きめの中回り位までではないでしょうか。
小回りは超が付くくらい軽快です。
ただし、ターン後半をあまり引っ張りすぎると、撓んだ板に力が溜まり、強い反動を貰うことになりますから、あっさり目の仕上げがちょうどいいと思います。

FISCHER RC4 THE CURV DTX
L164/R14.0/121-70-105
IMG_8570.JPG
私、SUPERIORは好きなんですけど、PROGRESSORはダメです。
しかし今回のFISCHERの試乗スキーに、SUPERIORは見当たりません。
スタッフのおにーちゃんに聞くと、
『SUPERIOR、なくなっちゃったんですよ。』
「じゃ、いいや。」
と立ち去ろうとしたら引き留められ、こいつを勧められました。
まずは大〜中回り。エッジホールドは強すぎず、弱すぎず、ちょうどいい塩梅です。
小回りもなかなか軽快で、トップを抑え気味にすると素直に回頭してくれますので、楽しいです。
基本的にはネーミングどおりカービング板なんですが、カービングでのコントロールも、ズレを伴ったコントロールも、容易でした。

K2 SUPER CHARGER
L168/R17.0/127-76-107
IMG_8571.JPG
今シーズンまでのVELOCITYが来シーズンのCHARGER、CHARGERがSUPER CHARGER、VOLTがSPEED CHARGERになるそうです。
ちとややこしいですな。
朝イチのパックされた雪が緩み、やや荒れ始めたコンディションですが、良く走りますし、安定性も抜群。
エッジを食わせることも、外すことも自在です。
大〜小まで、どのターン弧でも、笑っちゃうくらいに楽しく、また気持ち良く滑れます。
荒れた雪面を蹴立てて進む力強さからは想像できないくらい、操作性は優しいです。
数字上のスペックと、デザインと、メーカー名に惑わされちゃダメですよ〜(^^)

BLIZZARD QUATTRO 6.9 Ti
L167/R12.0/116-69-100(174)
IMG_8572.JPG
エッジホールドはまずまず。
大〜中回りでは、安定していて、操作性も悪くありません。
直前に乗ったSUPER CHARGERと比べると、乗り味は軽めです。
乗り手に脚力は求められないと思います。
全体のバランスとしては、トップがやや弱めでしょうか。
小回りは軽やかですが、ある程度スピードを出した中でトップを抑えようとすると、やや逃げ気味に感じました。

K2 CHAEGER
L168/R17.0/127-76-107
IMG_8573.JPG
旧VELOCITYです。
大〜中回りでは、どっしり感はありませんが、安定しています。
荒れ始めた斜面でも、それなりのスピードで滑っても、特に不安は感じませんでした。
操作性も軽いです。
小回りも軽快ですが、トップから切れ込むようなターンにはなりません。
力は必要ありませんので、長さを選べば、女性やシニアに幅広く対応できるのではないでしょうか。

NORDICA DORBERMANN SPITFIRE RB EVO
L168/R15.0/.122-72-102
IMG_8574.JPG
滑り出した瞬間。
「ズレねぇ〜!」
これぞまさにカービングマシンです。
エッジホールドは強く、喰い付いたら離しません(^^;
でもね、楽しいんです♪これが。
荷重ポイントを動かしながら、踏み込む量を調整することで、大〜小までコントロールできます。
しかし、私の脚前じゃ、柔らかい雪だから楽しいなんて余裕かましてられますけど、ガチガチに硬い雪面だったら....、想像するだけで恐ろしいです(^^;;
posted by スキー中毒者 at 23:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | スキー

2016年03月30日

今シーズン2回目の

26日の土曜日は、丸沼高原スキー場で開催されたICI石井スポーツグループさんの試乗会に参加しました。

ここ数年はこの時期になると、あちこちの試乗会に出没して試乗会中毒者みたいになってましたが、今シーズンは、いつも参加している試乗会が中止になったり、日程が合わなかったりと、ブランシュでのHEAD試乗会にしか参加していません。
ということで、これが今シーズン2回目の試乗会、いろいろなメーカーを試せるものとしては初めてでした。

現着は8時前。
当然途中の道路に雪はありません。と言いたいところですが、スキー場近くの道路脇には、除雪した雪が融け残っていました。先週後半の寒波で、それなりの降雪があったようです。
まずはセンターハウスで受付ですが、私の顔を見たコンペカンのおねーちゃん、
『あ〜、中毒者さんは説明いらないですね。』
そりゃまぁ毎年参加してますけど(^^;

ゲレンデに出ると、目の前の中央リフトは8時15分運行開始なのでまだ動いていませんが、リフト待ちの列は長くなってます。
ふと左を見ると
「あれ?第1リフトが動いてる。」
お客さんも乗ってますし、リフト待ちはありませんので、こちらで上がることにしました。

IMG_8550.JPG

乗り継いだ第5リフトから見たバイオレットコースは、キレイに整備されています。

IMG_8551.JPG

テント村(?)は、第8リフト下のレストラン・ラフォーレ前です。
なんだか年々規模が小さくなっているような気もしますが、各地で試乗会が開催されるようになり、試乗スキーが分散されているからかもしれません。
試乗開始は8時30分となってはいますが、フライングで既に始まってました。

入ってすぐの一等地にはオガサカ。
まだTCやKeo'sの来シーズンモデルが転がってます。
すぐに出払ってしまうのは目に見えてますから、まずはTC-SHからスタート。

板がいいのはもちろんですが、斜面が完璧な勘違いバーン。
分かっていても、
「ん?俺って上手いじゃん♪」
とニヤけてしまいます。

続いてKeo'sを試乗した後は、お目当てのSTÖCKLIへ。
「ん〜と、どこだ?オガの裏はフィッシャー、アトミック。おっとブロッサムにケイスキーか。あとはフォルクル。あっちかな?ロシにディナ、ID oneも来てるんだ。サロにブリとノルディカ、ヘッド、エラン。あとは太いやつとK2ね。あれ?」
見逃したかと思って、もうひと回り。
あれれ??

探索3周目に入る前に、コンペカンのおにーちゃんを捕まえて聞いてみました。
「STÖCKLIはどこ?」
『も、申し訳ありません!今回は来てないんですよぉ。』
「なぁ〜にぃ〜!」
『本っ当に申し訳ありませんっ!来る予定だったのが、直前に来られなくなっちゃて....。』
「なぁ〜んだとぉ〜!!」
『ごめんなさい、ごめんなさい。よ〜く言っておきますからm(_ _)m』
「菅平には?」
『来ます。』
「来週来なかったら、暴れちゃうよ。」

ということで、STÖCKLIは今週末の菅平試乗会までオアズケですorz

試乗にはバイオレットコースを使用しましたが、第5リフトがやや混雑気味。
と思ったら、第2リフトも動かしてくれましたので、もっぱらこちらを使って、バイオレットをぐるぐる。

IMG_8560.JPG

午後になってもピーカンの青空ですが、気温が思ったほど上がらず、斜面は若干荒れた程度で、試乗には絶好のコンディションです。
ランチ前に合流した指導員仲間のご夫妻と一緒に、試乗会終了時刻まで狂ったように試乗を続けました(^^;
試したのは7メーカー11機種。(後日、簡単なインプレッションをアップします。)
残り5分で、気力・体力が限界を迎えました。
はい、撤収です。

アンケートと試乗カードをコンペカンのおねーちゃんに返却。
『充分に試乗できましたか?』
「お腹いっぱいです(^^;」
『最後、ここから下まで気を付けてくださいね。今度はご自分の板ですから。』
「は〜い。じゃ、また来週(^^)/」

結局グリーンとバイオレットしか滑りませんでした(^^;;
posted by スキー中毒者 at 17:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | スキー

2016年03月23日

2016クラブ行事@白馬五竜

所属クラブの今シーズン最後の行事が、この3連休に白馬五竜スキー場で開催されました。
天気予報によれば、初日の土曜日は雨。
例年であれば、「もしかして雪にならないかなぁ」と期待もするのですが、超暖冬の今年は期待するだけムダです(^^;

いつものように、現地入りは前日の夜中。
途中、高速道路は断続的に雨。長野ICを降りても雨。白馬村に入っても....、期待どおりの雨。
翌朝、起きるとやっぱり雨。
土砂降りってほどじゃないけど、滑りたくない程度には降ってます。
ゲレンデで行う予定だった開講式は、とりあえず宿の食堂に変更。
参加者に確認したところ、雨なら滑らないという方もいらっしゃいます。
私の生徒さんは....、全員滑らない組。
シメシメ(^^v

と言いたいところですが、そうは問屋が卸しません。
今回はバッジテスト1級の受検を検討されている方がいらっしゃいますので、検定バーンの目星をつけとく必要があります。
例年なら心配はないのですが、今年は実際に現場を見ないと雪の状況がわかりません。
ということで、出撃(>_<)

1班の皆さまに同行しながら検定バーンを確認し、それをお伝えする予定だったのですが....。

IMG_8475.JPG

ベースから見ると上部にガスがかかっていましたが、テレキャビンでトップまで上がると、ガスを抜け視界良好です。
気合が入った大回りを見せる、地元スクールのプライズ検定事前講習のお隣で、当クラブ講習班はちょっとユルい大回りから。
私もヘロヘロと滑りながら、ビデオ撮影のお手伝い。
と、ひとりの受講生が転倒、膝を痛めたようです。
自分で滑ることができない状態なので、パトがアキヤでベースのパトロールセンターまで下ろしてくれることになりました。
私も付き添いで下山です。
その後、宿のご主人に車で迎えに来ていただき、午後から近所の医院で受診することにしました。

私は宿にいた会長に後を引き継ぎ、再びゲレンデに戻りましたが、既に昼過ぎです。
とりあえず腹ごしらえのため、いいもりゲレンデのシェーンヴァルトへ。

IMG_8476.JPG

窓から見えるいいもりの急斜面は、悲惨な状態です。

IMG_8477.JPG

昼食後に、講習班と合流するためアルプス平まで上がりましたが、ガスで何にも見えません(>_<)
何とか非圧雪エリアのコブを確認し、何本か一緒に練習して、この日はおしまいです。
止むかと思った雨は、結局終日降り続きました。
午後はガスも相俟って、散々な初日でした。

日曜日。
雨は止みましたので、この日はヘッポコ講師。

IMG_8478.JPG

とおみゲレンデに出ると、朝っぱらから大混雑です。
そして見上げる先はガス。
ダメモトでアルプス平まで上がりましたが、やっぱりダメ。
仕方なく、遭難しそうな濃霧の中を、47に移動しました。
まぁお隣ですから、状況が一転する訳もないのですが、中間部から下はガスが薄くなっています。
ということで、午前中はこちらで練習。
午後に予定していた1級のバッジテストはキャンセルされましたので、いいもりまで下りて、とおみゲレンデ隣のパウダースノーコースへ。
あちこちに土が露出している状態でしたが、少しでも良さそうな場所を探して、ビデオ撮影をしながら基礎練習を行いました。
講習終了後、とおみゲレンデで気持ちよくフリー。と思いましたが、そうは問屋が卸しません。
あんな混雑は久しぶりです。避けても避けても、目の前に次から次へとスキーヤー、スノーボーダーが立ちはだかり、面白くないどころか、身の危険すら感じました。
はい、撤収です(^^;

そして最終日。
とおみゲレンデは、相変わらず大繁盛。
テレキャビンで上がったアルプス平は、相変わらずガスガス(^^;;
移動した47の方が、少しはマシでした。

IMG_8479.JPG

前日、いいもりで練習した基本動作を、中〜急斜面で実践につなげ、午前中はおしまい。

IMG_8480.JPG

昼前にはガスが消えて明るくなってきましたが、クラブ行事は12時で終了です。
いつものように、五竜のエスカルプラザ前で閉講式を行いました。
副会長の『3日間ともこんなに天気が悪い五竜行事は初めてです。来年こそ快晴の五竜でお会いしましょう!』という挨拶で、今シーズンのクラブ行事が全て終了しました。

こんな状況でも午後まで滑るという酔狂なクラブ員もいましたが、私は当然撤収です。
早めに出発すりゃ、早めに帰れるよな♪
と目論んでいたのですが、まさかの関越大渋滞。
いや、渋滞はするだろうけど、もっと遅い時間からかと....。
14時頃には、藤岡JCT手前の上信越道まで渋滞が伸び始めており、たまらず北関〜東北道へエスケープです。
東北道も渋滞はあったもののそれほど酷くはなく、首都高も順調で無事帰宅。

と言いたかったところですが....。

そうは問屋が卸さない(^^;
posted by スキー中毒者 at 13:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | スキー

2016年03月17日

2016技術選観戦@八方

この週末は八方で、第53回全日本技術選手権を、金曜日の本選から日曜日の決勝まで観戦してきました。

金曜日。
昨年は3月とは思えないような雪景色の白馬村でしたが、今年は3月とは思えないような雪の無い白馬村です(>_<)
前日まで行われていた予選種目も、雪不足のためウスバや名木山からパノラマにコート変更されました。

ゲレンデに出る前に、スタートリスト入手のためスクールへ。これが無いと、何が何だかわかりません。
と思ったら、『今年は紙のスタートリストの配布はありません。』だと。
公式サイトからPDFをダウンロードするか、公式掲示を写メしろとのことです。
最初はPDFで見ようと思いましたが、iPhoneでは反応が悪いし、イマイチ使いにくい。
結局、写真に撮ってビューアーで見た方が、スクロールや拡大もズムーズで使いやすかったです。

スタートリストがそんな状態のうえに、本選はウサギとソデグロで同時進行しますから、午前中は誰がどこで何の種目に出ているのか、さっぱり分かりませんでした。

午後は、とりあえずソデグロに腰を落ち着け、小回りの観戦です。

IMG_8389.JPG

女子ではシード選手の上手さが印象的でしたが、特に金子あゆみ選手と佐藤麻子選手は別格と感じる滑りを見せてくれました。
男子はやっぱり丸山貴雄選手、メチャクチャ上手いです。それに対して柏木義之選手は、ちょっと元気が無かったような....。そして青木哲也選手の滑りも素晴らしかったです。

小回りの男子はまだ途中でしたが、ウサギ平に移動し総滑の男子後半を観戦することに。

IMG_8390.JPG

が、斜面上部からガスが下りはじめており、ギャラリー席からはスタート地点が良く見えません。
途中、中断しつつも競技は進行しましたが、あと3人というところで再び濃霧。
20分近く中断したでしょうか、ゴンドラやリフトの営業終了時刻のアナウンスが流れ始めましたが、ガスが薄くなったタイミングで、何とか全員が滑走することができました。
時刻はすでに4時半を過ぎています。
宿に帰ろうと、リーゼンの上部でふと振り返ると、皮肉なことに先程までのガスは、きれいに消えていました(^^;

この日は3月11日です。
東日本大震災から5年が経ちました。
あの日あの時間も、私はこの八方で技術選を観戦していました。
地震が発生した14時46分には、競技を一時中断し、会場の全員で犠牲者に黙祷を捧げました。

翌土曜日、決勝1日目です。
この日から指導員仲間のスキー廃人が合流しました。

IMG_8391.JPG

前日は終日小雪が降り続く天気でしたが、この日はキレイに晴れています。
コートはウサギ平のみで、本選のような競技の同時進行はありません。

まずは整地大回りから。

IMG_8392.JPG

女子では、本選で5位とやや出遅れた金子あゆみ選手が素晴らしい滑り。2人後に滑った本選1位の佐藤麻子選手も安定していましたが、ポイントではやや及びません。
男子は、本選1位の吉岡大輔選手が288ポイントという驚異的な滑りを見せてくれました。2位の丸山貴雄選手は得点が伸びず、その差が広がります。そして武田竜選手、元WCレーサーとしての実力を遺憾なく発揮し、287ポイントで会場を沸かせました。

続いて総滑。
女子は、上位選手が安定しています。
男子は、この種目でも吉岡選手と武田選手が高得点で1位。丸山選手は1ポイント差ながら4位に甘んじました。

この日の最後は不整地小回り。
言わずと知れた丸山貴雄選手の得意種目です。

IMG_8393.JPG

まず女子では、佐藤選手が素晴らしい滑りでトップのポイント。しかし女子最終滑走者の金子選手も持ち前の元気な滑りで佐藤選手と同ポイントを叩き出します。総滑まで食い下がってきた本選2位の兼子佳代、春原優衣、青木美和の各選手は、引き離され始めました。
男子では、丸山貴雄選手がギャラリーから溜息が出るような滑りで287ポイント。トップの吉岡選手を追撃します。いつもなら丸山選手と死闘を見せる柏木選手は、ここでも元気がありませんでした。

この日の競技は終わりましたが、まだ時間は早いので、廃人とフリーで滑ることに。
まずはスカイラインに行ってみましたが、コースがやたらと混んでます。
リフト待ちはほとんどありませんでしたから、タイミングが悪かったのでしょうか。
続いてパノラマで、予選に使用したコブに入ってみました。

IMG_8394.JPG

我々が滑ったときはそれほど混んでいなかったのですが、しばらくすると愛好家の皆さまが集結し始め、みるみるうちに混雑しました。
それでは、ということで南側の予選整地コートへ。
こちらは空いていて、荒れも少なく、快適でした。

日曜日の天気は薄曇り。
最初の総滑、続く小回りリズム変化とも、男女上位選手が安定して高得点です。

IMG_8395.JPG

特に男子では、総滑で吉岡選手が再び288ポイントで丸山選手を突き放しました。
ちなみに、小回りリズム変化って....、まぁ意図はわかるんですが、最終日の種目としてはちょっと地味でビミョーだよなぁ、と思うのは私だけでしょうか(^^;

そして午後は、今年から行われるスーパーファイナル。
女子10名、男子20名の上位選手のみが出走できる、不整地小回り種目です。

IMG_8396.JPG

女子は、金子あゆみ選手がちと失敗。佐藤麻子選手は貫録の滑りを見せトップのポイントで、優勝に花を添えました。
男子の注目は、最後のふたり。まず滑った丸山貴雄選手は得点がいまひとつ伸びず283ポイント。
これを見たら、安全運転だわなぁ。吉岡選手は無難に滑って同じく283ポイントとなり、優勝を決めました。

今回の技術選では、女子は佐藤麻子選手の安定性が際立っていました。2位になった金子あゆみ選手も本選、決勝とも高得点を連発していたのですが、私が見ていなかった本選1種目目の大回りで何かやらかしたらしく、トップと10ポイント差の22位と出遅れたのが、最後まで響いたようです。
男子では吉岡大輔選手が大回りだけでなく、小回りでも高得点を出していたことが印象的でした。さすがの丸山貴雄選手も、得意のコブを含む小回りで追撃しきれませんでした。
そして武田竜選手の大回り系での強さには驚きました。今後、目が離せない選手ですね。

これにて今シーズンの技術選は終了。
気が早いようですが、来シーズンの観戦が楽しみ、....と言いたいところですが、次回は会場が八方からルスツに移ります。
来シーズンは白馬で国体が開催されるからでしょうか?
これまでと同様であれば、技術選は2年間は同じ会場で開催されます。
さすがに北海道までは....、無理だよなぁ(>_<)
3年後は八方に戻ってこいよ〜!
posted by スキー中毒者 at 12:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | スキー

2016年03月07日

SURF&SNOWで丸沼へ

しばらく前に、SURF&SNOWのアンケートに答えたところ、抽選でリフト券のプレゼントがあるとのこと。
対象のスキー場は微妙なところが並んでましたが、時期が時期のうえに、今シーズンは雪がこの状態なので、日帰りができて営業期間ができるだけ長そうなところ....、ということで丸沼一択となりました(^^;

全く期待はしていなかったのですが、何と当選(^^)

IMG_8263.jpg

先週初めに賞品が郵送されてきました。

ということで、土曜日はかたしなの予定を変更して、丸沼に行ってきました。
それほど遅い出発ではありませんでしたが、関越は川越、鶴ヶ島、高坂、嵐山、駒寄、赤城と、ほぼフルセットの渋滞です(^^;
それでも何とか9時前には現着できました。
天気は良く、暖かいです。

センターハウスでリフト券を受け取り、まずはイエローのリフト....、まで登るのが面倒なのでゴンドラへ(^^;
朝一の斜面はカリカリというイメージの丸沼ですが、この日はトップでも柔らか目です。
まぁこの歳になると、その方が有難いのですが(^^;;

駐車場にはそこそこ車が入っていましたが、リフト、コースとも空いてます。

IMG_8256.JPG

バイオレットとローズでは、心置きなく大回りできます。

IMG_8257.JPG

ゴールドにはリーゼンのポールが張られていますが、その脇は滑走可能。
小回りバーンですね。

IMG_8258.JPG

シルバーは下から見ると微妙な雰囲気。
しかしこの歳になると、硬いコブは身体に悪いので、雪が緩むのを待ちましょう(^^)

10時を過ぎると、ゴンドラが混雑し始めました。
シングルレーンに並んでも待ち時間が長くなりましたので、ゴンドラ回しは3本で切り上げ、中間部のリフトを利用することにします。
その後、午前中はバイオレットとローズ、たまにゴールドという感じで、気持ちよく大回り、小回り。

IMG_8259.JPG

ランチを終えてコースに戻ると、雪がかなり緩んでいます。
バイオレットとローズには妖怪板掴みが出始めました。

妖怪斜面か、コブ斜面か....。
せっかくだからシルバーに行ってみましょうか(^^)

IMG_8260.JPG

なんか、あんまりシルバーっぽくないです。
浅いコブで拍子抜けというか、ひと安心というか(^^;
愛好家の皆さまの姿もありません。

IMG_8261.JPG

ゴールドのポールは撤収されました。
こちらには妖怪さんはいらしゃいません。
シングルリフトが敬遠されるんでしょうか、コースも空いてます。
ということで、午後はシルバー〜ゴールドをぐるぐる。
って言っても、この歳ですから、4〜5本回した程度ですが(^^;

そのうちに、次の予定(?)が気になりだしました。
いつものように15時で撤収です。

朝は散々でしたが、さすがにこの時間ならと思った関越道、車の量は多いですが順調に流れています。
が、高坂SAの脇あたりで追い越し車線がピタリと止まりました。
何だか変な止まり方です。
少しは流れている走行車線に移り、しばらく走ると追い越し車線で追突事故が発生していました。
まだ警察車両も来ていませんから、発生直後ですね。
もう少し遅ければ、ここでかなりの足止めを食らったはずです。

その後は順調で、帰宅は18時半でした。
洗濯機を回して、風呂に入って....、次の予定に出撃!
え?次の予定??
うん....。
コレ(^^)/□

IMG_8262.JPG
posted by スキー中毒者 at 12:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | スキー

2016年03月02日

2月なのに4月のような野沢温泉

この週末は野沢温泉でした。
毎年12月に野沢で滑る仲間と、今回はトップシーズンの雪を楽しもうということだったのですが....。

土曜日。
4時に仲間のご夫妻をピックアップし、関越に乗ったのが5時ちょい前です。
そんな時間でも車の量はかなり多く、高坂SA手前では渋滞の一歩手前という感じ。
朝食&トイレ休憩のために赤城高原SAに立ち寄ったのは6時過ぎですが、駐車場はほぼ満車状態でした。
建物内の情報ターミナルを見ると、通過してきた関越道は真っ赤。
出発が遅れていたら、とんでもないことになっていました(^^;
しかし塩沢石打ICを下りると、十二峠〜R117は車は少なく(って言うか、ほとんど走っておらず)、8時過ぎには野沢温泉に到着できました。

温泉街に雪は皆無で、とても2月とは思えません。
遊ロードで日影に出て、斜面を見上げるとシュナイダーには地肌が出ています(>_<)

IMG_8193.JPG

それでも、やまびこエリアまで上がれば、さすがに雪は充分にあります。
今回はBLASTRACKのFARTHERで滑りましたが....、セミファットの意味はほとんどありません(^^;;
上部のやまびこフォーリフトの混雑にやや怯みましたが、昼前には空きました。
Aコースは滑走者がそれほど多くなく、斜面も荒れていないので快適です。

IMG_8194.JPG

リフト乗り場付近のトイレはこんな状態で、12月と比べると積雪量の違いは一目瞭然です。

IMG_8195.JPG

やまびこBコースのコブ。
柔らかそうだと思って入ってみたら、意外に硬かった(^^;

IMG_8201.JPG

上ノ平ゲレンデにある有名な(?)道路標識。
雪が多いときは、手を伸ばせば届くのですが....。

そして日曜日。

IMG_8197.JPG

朝一スカイラインです。
いつもは下山に使うことが多いこのコース、朝っぱらから滑ったことってあったかな?
空いてるし、雪面はフラットだし、最高です(^^)

が、雪不足のため長坂方面には下りることができず、途中からタヌキコースで柄沢ゲレンデに下りるしかありません。
柄沢も10年以上滑っていなかったかもしれません。
幅の広い緩斜面ですが、雪不足のためリフトの反対側は段々畑の地形がモロに出ていますから、こちらに迷い込むとエライことになります(^^;;

ふたたびトップに上がろうと長坂ゴンドラに向かう途中、ジャンプ台で競技が開催されていました。
どうやら高校生のノルディック複合の大会らしいです。

IMG_8199.JPG

ゲレンデ滑走コースが、ジャンプ台の下を潜っていますから、目の前で踏切りを見ることができました。
90m近く飛ぶ選手もいらっしゃいますから、なかなかの迫力です(^^)

その後、午前中はやまびこエリアを滑走。午後は再びスカイラインを下りて日影に移動し、最後は仲間7名のフォーメーションで遊び、終了しました。

IMG_8200.JPG

お宿に戻って温泉で汗を流し、出発したのは5時近くです。
道路情報を確認すると、関越は大渋滞。
往路と同じく石打に出たのでは、みすみす渋滞に突っ込むようなものですから、豊田飯山ICから上信越道に乗り、北関東道〜東北道に抜けるルートを選択しました。
珍しく(?)東北道が渋滞しなかったため、結局往復とも渋滞に遭うことがありませんでした(^^v

今回は残念ながら、求めていたトップシーズンの雪に巡り合うことはできず、1ヶ月以上シフトした4月のような野沢温泉でしたが、楽しい2日間でした。
そんな野沢温泉にも、昨日また降雪があり、コンディションは回復したようです。
しかし、この後はまた全国的に暖かくなるとか....。
GWまでの営業を予定しているはずですが、どうなるんでしょうか....。
なんてスキー場クローズ時期の心配をするのは、いつもなら2月じゃなくて4月のはずなんですけどねぇ(>_<)
posted by スキー中毒者 at 17:59 | Comment(4) | TrackBack(0) | スキー