初日は平日ですし、天気予報では天気も崩れそうにありませんでしたが、朝着では何かとせわしないので、いつものように前日の夜中に宿着とします。
木曜日。
仕事が終わって、速攻で帰宅し、急ぎ風呂と晩ゴハン。
荷物の用意はできてますので、あとは出発直前に冷蔵庫から酒を出すだけです。
途中で2名の仲間をピックアップし、関越道から上信越道を快調に走行。快調過ぎて、途中若干のハプニングはあったものの、長野ICで降りてオリンピック道路に入ります。
しかし道路に雪はありません。道路だけじゃなく、どこにも雪はありません。
ノーマルタイヤでも行けるんじゃないの?なんて思ってましたが、さすがに白馬村に入った頃から白くなり始めました。
最後は圧雪路を走って、深夜0時過ぎに宿着。
とりあえず、缶ビールで乾杯(^^)/□
缶ビールをもう一本(^^)/□
日本酒に切り換えて(^^)/□
前泊は、朝着だとせわしないって理由だけじゃなさそうです(^^;;
金曜日。
まずは、白馬五竜スキー場のセンターハウス、エスカルプラザで受付です。
昨年までとは異なり、クリニック受講者を含めて1班10名となっていました。
私は7班。1名欠席でしたから受講生は9名ですが、うち5名は毎年一緒になるお馴染みのメンバーです。
講師は1日毎に交代するローテーション制。
この日の講師は、昨シーズンの技術選チャンピオン、丸山貴雄ナショナルデモンストレーターです。
貴雄さんには、3年前にも担当していただいたことがあります。
初日に予定していたデモンストレーションは、コース状況を考慮して2日目以降に延期され、即講習開始です。
ゴンドラでアルプス平まで上がりましたが、ガスで視界はイマイチ。

しかし、そこは貴雄さん。初日から実践的な内容で、滑りまくります。
幸か不幸か、コブ斜面のエキスパートコースがクローズしていましたので、コブには入りませんでしたが、もし開いていたら....、初日からヤバかったかもしれません(^^;
そして、この日の締めの一本はプルーク。それも全員にダメ出しってところが、貴雄さんらしかったです(^^;;
土曜日。
2日目の講師は、北川友弥SAJデモンストレーターでした。

やはり朝一でゴンドラに乗車し、お隣のHakuba47に移動します。
講習は、前日とは打って変わって基礎的な内容に。
ひたすら横滑りをトレーニングしながら、大回り、小回り、コブに展開しました。
一見地味な横滑りですが、内容は濃く、大変参考になった一日でした。
講習終了後、トイレで同じ班の仲間と、
『横滑りだけで1日講習できちゃうんですねー。』
「いや〜、さすがデモですねー。」
なんて会話をしていたら....。
講習を終えた北川デモが、個室でホッコリしていたそうで....。
悪口じゃなくて、ホントに良かったわ(^^;;;
ちなみにこの日は、実技終了後に理論研修もありました。
太田具英主任講師から最初に、教程には書いてない『やってはいけない3本の矢』をご紹介いただきましたが、これには受講生全員が大いに納得しておりました(^^)
日曜日。

まずは初日に実施できなかったデモンストレーションが、とおみゲレンデの一部をセパレートして行われました。
そして担当は、お待ちかねの(?)女性講師、高橋直美SAJデモンストレーターです(^^)
この日のトレーニングも基礎的なもの。前日の横滑りに続き、今度はシュテムターンでした。
基礎パラレルターンに繋がるポジションを、徹底的に叩き込まれます。
休日でコースがかなり混雑していたため、大回りのパラレルターンへの展開は難しかったものの、小回りでズレの多い基礎的なものから深回りまで、応用していきました。
実技終了後は班別ミーティングがあり、約1時間にわたり、雪上で確認したポジションについて、詳しく解説していただきました。
せっかくなんで、こちらからも前日の理論研修の『やってはいけない3本の矢』について聞いてみると、
『え〜、知らない!何だろう?』
「ほー、デモなのに知らないんだ。」
『ちょっとぉ、教えてくださいよ〜。』
悩む高橋デモを置き去りにして、復習のためリフト一本滑って終了です。
最終日。
宿で外を見ると、夜から降り始めた雪が30cmほど積もっていました。
テレビでは、都内の降雪による大混乱の様子が流れています。
高速道路も、中央道、関越道、東北道....、あちこちで通行止めです。
そんな状況ですから、14時に予定していた閉会式を12時に繰り上げることになりました。
最後の講師は、徳竹剛ナショナルデモンストレーターです。

雪の状況等を考慮して、上部コースには上がりませんでしたが、とおみゲレンデを使い、再び実践的なトレーニングになりました。
前日まで主に練習していた基礎パラレルターンと異なるため、最初はやや戸惑いましたが、短い時間の中で腰のポジションや荷重のポイントについて、たくさんのアドバイスと課題をいただくことができました。
そして閉会式。
来賓のご挨拶の後、太田主任講師の講評。
『昨日の理論講習で紹介した3本の矢は、デモも知らないことです。どうか皆さんの頭の中に収めて、そのままお持ち帰りください。』
いつものように、修了証に担当講師のサインをいただきました。
徳竹剛ナショナルデモ、丸山貴雄ナショナルデモ。
そして高橋直美SAJデモ。
『3本の矢って、何ですか〜。』
「いやぁ、主任講師にああ言われちゃったらねー(^^)」
高橋デモ、ごめんなさい。
最後に北川友弥SAJデモ....。あれ、いなくなっちゃった。
と、2年前に教えていただいた芳川愛実SAJデモがいらっしゃったので、ドサクサまぎれにサインをいただきました(^^;

解散後は、とりあえず同宿の仲間とお昼ゴハン。

そのまま宿に帰ろうかとも思いましたが、ちょっと明るくなってきたこともあり、午前中の講習の復習にリフト3本。
なんてやってたら、宿に戻ったのは14時近くになりました。
高速道路の状況は朝と変わらず、通行止めが続いています。
とは言え、帰らない訳にはいきません。
14時半に宿を出発。長野ICから上信越道を走行します。
しかし状況は変わらず、休憩に立ち寄った甘楽PAで最終確認です。
「あれ、ここは道路情報のディスプレイって無いのか。」
仕方なくiPhoneでNAVITIMEアプリを起動。
が、通行止めになっている区間が、黒くなっていません。
「電波状況が悪いのかな。データがうまく受信できないみたいだ。」
道路交通情報センターの渋滞マップでは、真っ黒です。
「本庄児玉からは一般道ですね。高速が開いたら、また乗りましょう。」
ということで、出発。
走行中のカーナビに、VICS情報が飛んできました。
見ると、練馬まで110分。
「通行止めなのに、何で時間が出てるんだよ!」
ところが、道路上の情報表示にも練馬までの所要時間が....。
「え?開きました??」
すぐに同乗の仲間がスマホで確認。
『あ、開きました。』
結局その後は順調。
仲間をご自宅に送り届けて、20時半に自宅に到着できました。
相当遅くなることも覚悟していましたが、通行止めが直前で解除されて、本当にラッキーでした。
あと30分早かったら、本庄児玉から一般道に降りていたかもしれません。
ん?ってことは、最後にリフト3本復習してなかったら....。
復習の成果は滑りには出なかったけど、ま、いっか(^^)