2014年04月30日

BC系に進路を取れ?

ゴールデンウィーク前半(?)と言えばいいんでしょうか、26-27日は野沢温泉に行ってきました。

26日は、朝6時に関越道寄居PAで仲間と合流し、塩沢石打ICで降ります。
いつもであれば、石丸の脇を通る国道353で十二峠を越えて十日町に抜けるのですが、この道路は4月初めに融雪による土砂崩れが発生し、今も通行止です。
ということで、今回はちょっと遠回りですが、上国の下を潜る大沢山トンネルを利用して、県道76〜334〜国道117と抜けました。
この道、いいですねぇ。急なアップダウンやワインディングが無く、走りやすいです。トンネルを抜けてから県道334に入らず、左折して県道76を走った方が距離は短いようですが、ほんの一部ながら狭い急坂区間がありますので、途中にある上国の当間ゲレンデに行くのでなければ、まっすぐ進んで県道334を利用した方がいいでしょう。

現着は9時。今回のお宿ロッヂゆきやまさんは、長坂ゴンドラのすぐ近くという、大変便利なロケーションです(^^
すぐにお部屋に入れていただけましたので、着替えて出撃。
ゴンドラから見る長坂ゲレンデは、すでに農作業中です(^^;

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今回の目的は、ICI石井スポーツグループさんの試乗会なんですが....、メーカー、試乗板ともやや少なめです。試乗受付に列もありませんし、スキー置き場の板の数を見ても、参加者は例年より少ないようです。

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早速VÖLKLのCDから試乗開始。
使用したコースは、やまびこCとE。天気が良く、大変暖かいので、荒れるのは時間の問題です。

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その後、KEI-SKIのARX15、K2のAMP 80XTiと続いたのですが、次のK2 RICTOR AMP 90XTiあたりから、微妙に方向性が変わってきました。
ランチを挟んで試乗したのは、K2 ANNEX98、そしてANNEX108....。

翌日になると、この流れは加速します。
初っ端に試乗したのは前日同様VÖLKLですが、モデルはBRIDGE。そしてその次はMOMENT、SKILOGIK、4FRNTへと(^^
雪がザブザブだったということもありますが、完全にBC系の試乗になっちまいました。試乗コースも、やまびこCと....、第2フォーリフト下の林の中(^^;

今までもセミファットを何本か試乗したことはありましたが、時間つぶしみたいなものでした。
しかし、今回同行した指導員仲間のご夫妻が、いつも太い板で楽しそうに滑っているのを見て、ちょっと影響されたのかもしれません。
今回は10本近く、スタッフのおにーちゃんのアドバイスを受けながら、結構真面目に(?)試しました。もちろん新雪に入れた訳じゃありませんが、なるほど、こういう板も楽しいですね。
これ一本とはいきませんが、サブで持っていてもいいかもしれません。
ま、おサイフが許しませんけど(^^;
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2014年04月21日

消費税実感@丸沼

前週がかぐらだったので、この土曜日は丸沼にしました。

高速も下道も順調だったので、所要時間は3時間。8時前に現着しました。
天気は曇りを予想していましたが、青空です。

8時15分にリフトの営業運転開始。 
まずはゴンドラでトップに上がりました。
終点から、さらに奥に進む方もいらっしゃいます。

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もちろん私はこっち(^^

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春とは言え、そこは丸沼。夜の冷え込みで、雪面は硬くなってますので油断大敵です(^^;
エッジを立て過ぎないように注意しながら、ベースまで滑走。

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空いているうちは、ゴンドラを使うことにしたのですが、シングルレーンは何時まで経っても混雑しません。ゴンドラを6本ほど回したところで、ゴールドを滑ってみました。

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時刻は10時半を少し回った頃でしょうか。他のコースは、雪が少しずつ緩み始めましたが、こちらはまだ締まっており、真っ平です。リフトはシングルだし、滑る人が少ないこともあるのでしょう。

ローズは端にコブのラインが1本。リフト側にはポールが張られており、やや狭いので、バイオレットを何本か滑ってお昼ゴハンにしました。

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今回購入したリフト券は、4,700円で一日券に1,000円のランチ券と200円のドリンク券が付いたセットです。選んだスタミナ丼は1,030円。
「ん?消費税分か?」
レジでしっかりと30円を徴収されました(^^

お昼ゴハン&お昼寝の後は、シルバーへ。

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雪はまだ充分残っており、谷間にも土は出ていません。
最上部はややリズムが崩れていますが、斜度が緩やかになり始めるあたりから、きれいなラインが数本並んでいます。適度に緩んだ滑りやすいコブのはずなのですが、問題は滑り手。気合、根性、技術、向上心、全てが欠如している中毒者ですから....(^^;;

この日も3時まで滑ると、もうお腹いっぱい。撤収です。

帰路も順調で、往路同様約3時間で帰着。いつもこうならいいのですが....。
野沢に行く今週末はそれほどでもありませんが、奥志賀に行く予定の来週末のGW後半4連休は、渋滞予測がスゴイことになってます。今年はお休みの並びがイマイチなので、みんな後半の連休に集中しちゃうんでしょうか。
まぁ、自分も出かけるわけだし....、仕方ないか(^^;

この時期には
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2014年04月14日

ぽかぽか春スキー@かぐら

土曜日は、かぐらか丸沼か迷った末に、かぐらへ。
指導員仲間のご夫妻をピックアップし、関越に乗ったのは5時過ぎ。前週に菅平に行った時よりも交通量は少なく、朝食のために立ち寄った赤城高原SAも空いてます。

しかし7時過ぎにみつまた駐車場に到着すると、こちらは思ったよりも混んでました。駐めた場所は売店のやや手前、ロープウェイから見た時には、すでに入口近くまで車が埋まっていました。(その後、満車になり、田代に誘導されたようです。)

4か月ぶりのかぐらは、大変いい天気です。
『ぼかぼか春スキー』の横断幕がいいですね。オープン時は確か『わくわく初滑り』だったはず(^^

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まずはメインゲレンデ。
雪は朝イチで硬いですが、ガチガチのアイスバーンではなく、快適に滑ることができます。

続いてジャイアント。
真ん中にコブのラインが一本掘られていますが、あとは荒地。相変わらず午前中は空いてます。

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そうこうしているうちに、パノラマもオープンしました。
斜面の向きによるのかもしれませんが、こちらの雪はかなり柔らかいです。

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コースの混雑はそれほどでもありませんが、利用者が集中する1高が混み始めました。同行のお二人は、かぐらが久しぶりということでしたので、田代にも行ってみることにしました。
とは言え、私も田代は詳しい訳じゃありません。“田代ゴンドラ”の看板を頼りに、緩斜面を滑り、リフトに乗り....。

標高が低いからか、雪はかなり緩んでいます。田代唯一(?)の急斜面、チャレンジにも行ってみましたが、コブというより単なる荒地でした。
コースはどこも空いてます。しかし11時過ぎ、ちょっと早いけどと入ったレストラン・アリエスカは大混雑でした。

ランチ後は、のんびりとかぐらに戻ります。
5ロマを上がってみましたが、コースはボコボコ。新雪狙いじゃなくても、コース外を滑りたくなります(^^;

午後のメインゲレンデは、こんな感じ。

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上部は雪が硬くほとんど荒れることはありませんでしたが、下部は雪が緩んで荒れが目立ちました。
3時半過ぎまで滑って撤収。ゴンドラコースの雪は柔らかかったのですが、まだ妖怪板掴みは出てきません。

みつまたのファミリーコースの荒れも、それほどではありませんでした。

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この日は下山コースがオープンしていましたので、ロープウェイは使わずに駐車場まで下りることができました。前回このコースを滑ったのがいつだったか記憶にないほど、久しぶりです。

5時前にみつまた駐車場を出発し、いつものようにまんてん星の湯に立ち寄った後、月夜野ICから関越道へ。渋滞は全く無く、順調に帰宅できました。

道路交通情報センターの渋滞予測によれば、今週末の渋滞も大したことなさそうです。
天気次第ですが、今度は丸沼にするかなぁ(^^
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2014年04月10日

2015スキー試乗@菅平

4月5日(土)に菅平で開催されたICI石井スポーツグループさんの試乗会に参加しました。
当日の天候は晴れ。寒さも暑さも感じない快適な気温でした。
試乗コースはファミリー、かもしか、裏太郎(シーハイル)。朝一番はきれいに圧雪された硬めのバーンでしたが、昼頃にはファミリー、裏太郎とも荒れが目立つようになりましたが、かもしかは滑る人が少ないため、それほど荒れることはありませんでした。

STÖCKLI LASER SX
L170/R15.6/120-70-99
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適度な張りがあるスキーです。板の硬さは感じませんが、朝の締まった雪をしっかりとグリップしてくれました。荷重すると板がキレイにたわむのを感じることができます。
エッジが急に噛むことはありませんし、グリップも強すぎませんから、ターン中に動かし辛かったり、ミスカービング等の失敗は少ないと思います。
大回りでは、足許が安定しており、安心感があります。板の走りもまずまずです。
小回りでは、返りが強すぎないため、コントロールしやすいと感じました。深回りから浅回りまで、ターン弧の調整も容易。
ズレを意識しても素直に動いてくれますし、大〜小までオールラウンドに使えるスキーだと感じました。
CXとどちらを選ぶか、悩ましいところですが、
適度な張りのSX
しなやかなたわみのCX
といったところでしょうか。

ATOMIC BLUESTER DOUBLEDECK3.0 SC+X12TL
L165/R10-11-12?/125.5-69-111
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私はATOMICとの相性はイマイチなのですが、小回り用のセカンドモデルが転がってましたので、試してみました。
前後のポジションにやや敏感でしょうか。前に乗りすぎると、テールがズレやすいように感じました。
どっしり感はありません。言葉は悪いかもしれませんが、薄っぺらい板に乗っているような感覚です。だからと言って、安定感がないという意味ではありません。
このスキーでは、ズレを意識して滑るとき、エッジングを緩めるような意識で操作しない方がいいかもしれません。ある程度の内傾角でエッジを立てていた方が安定しますし、スキーを動かすこともできます。エッジホールドはそれほど強くありませんから、コントロールしやすいです。
小回りはもちろん、現実的な(?)大回りまで、十分に対応できると思います。

K2 VELOCITY
L172/R13.0/121-72-111
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まだ硬さが残る斜面での試乗だったからでしょうか、
安定性はホドホド、
走りもホドホド、
操作性はマズマズ。
低〜中速で滑っても、もう少し張りが欲しいと感じました。
大回りでは、たわみが解放されても板が走りません。だったらメタルが入っているやつに乗れよ、と言われりゃそれまでなんですが....。
小回りでも、踏んでも思ったより返りが弱いです。だったら自分で動かせよ、と言われりゃそれまでなんですが....。
スピードを上げると、外力の助けを借りることができるのですが、安定性がイマイチ。
昨年の野沢で試乗した今シーズンモデルのような満足感はありませんでした。

VÖLKL PLATINUM SW SPEEDWALL
L166/R15.0/122-74-104
IMG_2596.JPG
最近の試乗は手抜きで、事前の情報収集は全く行っていません。
VÖLKLでオレンジ色のやつが転がってましたので、
「これって、中〜小回りベースのオールラウンドモデル?」
とスタッフのおっちゃんに尋ねたところ、
『そうですけど、このもうひとつ上があるんですよ。』
上位モデルじゃない方がいいのは目に見えてますので、
「いいよ、これで。」
と言おうと思ったその時、試乗を終えた方が帰ってきました。
『あ、これこれ。』
私ゃその気じゃないのに、おっちゃんは完全にその気になってます(^^;
まぁせっかくですから試すことに。見るとSW。
「SWって、フルロッカーのやつ?」
『そうです。』
去年ASAMAで試乗したときは、内傾角だけで簡単に回ってくれるような印象だったような....。
履いた瞬間はスキー自体の重さを感じましたが、滑ると気になりませんし、しっかりとした安定感があります。
そしてこいつは、たわませてナンボのスキーですね。板の上に乗ったズレズレの滑りでも、そこそこいけますが、内傾角をとって板をたわませると、抜けが良く、走ります。エッジホールドが強すぎることもなく、操作性は悪くありません。
小回りでは、油断してポジションが後ろになると、板に置いて行かれちゃいそうです。
大回りも、まずまず。急斜面で目一杯大きく回るのは、さすがにやや苦手かもしれませんが。

SALOMON X-DRIVE 8.0 FS+XT12
L168/R15.0/124-80-108
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サロモンを物色しに行くと、大瀧徹也さんがいらっしゃいました。
ショート系オールラウンドモデルのお勧めを聞くと、
『今ちょっと出払っちゃってます。戻ってくるまで、これに乗ってみませんか?』
センター幅はやや太めですが、最近の板は、だからと言って小回りが苦手とは限りません。
やや荒れ始めた斜面を滑ってみると、軽やかながら、驚くほど安定しています。
サロモンは荷重ポイントがそれほどシビアではないという印象ですが、こいつはやや狭いかもしれません。小回りでは荷重ポイントを外すと、思ったように返ってきません。しかし自分で動かせば素直に反応してくれますので、それほど滑りにくいとは思いませんでした。
大回りは....、普通です(^^

SALOMON X-RACE+RACE PLATE XX
L165/R12.6/120.2-70.2-104.2
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昨年も試乗していますが、ほぼ同じ印象ですから継続モデルでしょうか。
斜面は荒れて、ボソボソの雪が溜まっている所もあります。
そんな中で大回りで滑ってみましたが、良く走りますし、安定性もいいです。スペック上のラディウスの小ささは、全く感じません。
小回りでは、雪が柔らかいこともあるかもしれませんが、急激に返ってこないので扱いやすいです。急斜面でも足許に戻ってくれますので、余裕を持ってコントロールができました。
試乗を終えて返却。
『脱ぎっぱでいいですよ〜。』
と言われましたが、ラックに戻そうと手に持ったところ、
「お、重っ!」
滑っている時は全く感じませんでしたが、滅茶苦茶重量があります。ゲレンデまで長い距離を歩かなくちゃいけないスキー場では、ちと疲れるかもしれません(^^;

OGASAKA KS-RS+RC600FL
L165/R15.1/116-70-101
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時刻は12時半。皆さんランチの真っ最中のようで、ゲレンデも空いてます。私もお昼ご飯にしよと思ったのですが、オガサカを覗くと、こいつが転がってました。65はいつも出払ってたのですが....。
ということで、ランチ前最後の試乗。
非の打ちどころがないとは、こういうことなんでしょうか。
大回りから小回りまで、高速から低速まで、滑り手のリクエストに涼しい顔で応えてくれます。それも完璧に。
特に印象的だったのは切り換えのスムーズさ。山回りから切り換え、そして谷回りへと、シームレスにターンがつながります。
アラも見つからず、
「こんなに回っちゃうのかい。」
と難癖をつけるのが精一杯。
しかし....。
スゴイなぁと感心はしたのですが、不思議なことに心からの満足感はありませんでした。
私の勝手なイメージなんですが、Keo'sって、一見乗りやすいんだけど、どこか尖がっているところがあって、ちょっとだけ元気なスキー。尖がったところに文句も言ったけど、それでも楽しかった。
でもだんだん尖ったところが削られちゃって、ちょっとだけ元気なUNITYみたいになっちゃった。
いや、あくまでも私の個人的な勝手な感想です(^^;
性能には文句のつけようがないんです(^^;;

午前中に試したのは、これ以外に
OGASAKA TC-SZ(165)
STÖCKLI LASER CX(170)
の2台。
来シーズンの新板候補のため、再試乗です。

TC-SZは、私にとってはやや強いでしょうか。
LASER CXのしなやかさには、正直ヤラれてます。
が....、LASER SXも、なかなか魅力的(^^;
やっぱり最終決定は、GWの野沢試乗会かぁ。

STÖCKLIの弱点
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2014年04月09日

本題はどっちだ?

3/29に丸沼で右手親指を骨折し、3/31に治療
それから一週間経ちましたので、月曜日に経過を診ていただきました。

『先週はどこに行ったんですか?』
「あ、菅平。今回もICIの試乗会です。」

普通なら
『具合はいかがですか?』
と始まるんでしょうが、私の場合、そこに辿りつくまでに時間がかかります(^^;

しばらくのスキー談義の後、やっと本題に。
一週間前と当日のレントゲン写真を見比べながら、
『これが前回で、こっちが今日。撮影の角度が多少違いますけど、今日の方が折れたところがはっきりと見えますよね。ということは、ちょっと動かし過ぎたのかなと。』
「ほうほう。」
『まぁスキーに行けるってことは、それはそれでいいことなんですけど。』
「はあはあ。」
『中毒者さんに行くなって言う訳にもいきませんよね。そうしたら、これでシーズン終わっちゃいますし。』
「ふむふむ。」
『でも動かないようにがっちりと固定したら、グローブ入らなくなっちゃいますからねぇ。』
ということで、前回より少しだけきつく固定してくれました。

私も先生も、滑りにいかないというオプションは想定外ですから、このような会話になりますが、普通の方が聞いたら理解できないかもしれません(^^;
ちなみに診察室での骨折治療に関するやりとりはこれだけ。

『でも、そんな(指が太い)グローブ、良く持ってましたね。』
「年末のフェニックスのファミリーセールで何となく買いまして。ブランド名からすると、スノーボード用みたいですけど。」
『で、今週はどちらですか?』
「ん〜、丸沼か、かぐらか。近場はほとんどクローズしちゃいましたからね。岩鞍も日曜日までだったし。あとは玉原、あ、ガーラもやってるか。GW前半は野沢に行きますよ。また試乗会ですけど(^^;」
『26と27ですか?その日は私も野沢です。土曜日の午前中は診療をして、何事もなければ、午後はフリーで滑ります。日曜も....。』
「先生のお世話にならないよう、注意しま〜す。」

治療とスキー談義、どっちが本題で、どっちがついでなのか....、良くわかりません(^^;;
posted by スキー中毒者 at 17:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | スキー傷害

2014年04月08日

穏やかな菅平試乗会

土曜日は菅平。
前の週に丸沼で右手親指を骨折したにもかかわらず、懲りずに試乗会への参加です(^^

関越に乗ったのは、いつものように5時過ぎ。明らかに車の量が少なくなっています。PAでゆっくりと朝食を済ませても、現着は8時前でした。
ファミリー下の駐車場は、まだ半分も埋まってません。試乗会受付も待ち無しで、8時過ぎには完了。
試乗とリフト運行の開始時刻は8時半ですが、一部のメーカーは既に貸出を開始しています。ICIスタッフの
『リフトが混雑しますので、貸出はもうしばらくお待ちくださ〜い。』
という声もどこ吹く風(^^;

各メーカーの試乗スキーは、昨年はファミリー下に並んでましたが、今年は裏太郎下です。

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試乗コースはファミリーの左側と裏太郎がフリー、ファミリー右側には試乗ポールが張ってあります。

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朝イチの斜面はかなり硬いので、スリップしないように慎重に(^^;
裏太郎もキレイにパックされており、気持ちいいです。コブのラインもできてますけど、今回はやめておいた方がいいかな....。

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天気予報は曇りでしたが、いい天気で、気温も寒からず暑からず。試乗会参加者も思ったほど多くはありませんが、昼前には斜面が少しずつ荒れ始めました。とは言っても、この程度。

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試乗スキーが並ぶ裏太郎下も、参加者が歩き回るのでザブザブです。たまらずコンペ館のおにーちゃんが硫安を撒き始めました(^^;

今回は『エキスパート試乗会』と銘打ってます。どういうコンセプトか、よくわからないのですが、各メーカーとも試乗スキーの種類、本数を絞り込んでいるようです。そのため人気モデルはいつも出払っていて、返却待ちをしないとなかなか乗れません。
私ゃ待つのがキライな人間なんで、基本的に転がっているスキーを試乗するのですが、今回は1台だけ待ちました(^^

ランチ前に試乗したスキーは9台。うち2台は丸沼で試したスキーの再試乗でした。(イマイチ気合が入ってませんが、インプレは別途レポートします。)

13時、偶然(?)遭遇した指導員仲間のご夫妻と一緒にランチ。
その後もなかなか腰を上げず、おしゃべりを続けていたら....。
「あれ?4時だ。」
試乗終了の時刻になっちまいました(^^;;

結局午後は試乗せず。
もちろん自分の板で滑る訳もなし。そもそも板を車から下ろしてないし。

ここ数年、菅平の試乗会は荒天続きでした。
昨年はゲレンデコンディション悪化のため、スキー場の営業が土曜日で終了。
一昨年は雪はあったものの、強風のためリフトが動かず、試乗会が中止になってます。
今年は好天に恵まれ、久しぶりに穏やかな菅平試乗会でした。
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2014年04月04日

2015スキー試乗@丸沼

丸沼高原スキー場で開催された、ICI石井スポーツグループさんの試乗会に参加しました。
試乗日時は3月29日(土)の8時30分〜15時30分。終日快晴でした。
試乗コースはローズとグリーン(一部ゴールドとバイオレットも使用)で、朝一番はきれいに整備され、硬くしまった雪でしたが、時間と共に気温が上がり、午後になると荒れが目立つようになりました。

OGASAKA TC-SZ+RC600FL
L165/R12.8/117-67-104
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『技術選小回り』というラベルが貼ってあるため、一瞬怯みますが、頑張れば私程度でも何とか乗ることができます(^^;
当然のことながら小回りは素晴らしいです。朝イチの硬い斜面で、中速(私にとっては充分に高速ですが....)の小回りで滑ってみましたが、返った板がすっぽ抜けることなく、大変コントロールしやすいです。
中〜大回りでも、トップからグイグイと内に入ってくることはありません。エッジホールドはしっかりしていますが、決して強すぎるとは感じませんでした。
低速でズレを意識して滑ったときに、やや板の張りを感じますが、慣れれば問題ない範囲でしょう。
強さとしなやかさを兼ね備えたスキーで、一見難しさを感じないかもしれませんが、板をしっかりとたわませないと失敗することがありますので、注意が必要です。
このスキーは、15時過ぎにもう一度試してみました。
雪が緩み、荒れた斜面でしたが、安定性は素晴らしく、スピードに乗った中〜大回りでも全く不安は感じません。小回りでは、急激な荷重やエッジングを行うと、やや強い反応が返ってきます。
小回りでも大回りでも、スキーは軽くしない方がいいようです。

BLiZZARD RACING SRC TITANIUM
L165/R13.0/121-70-106
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小回りでの切り換えは、非常にスムーズです。切り換え後の雪面の捉えはマイルドですが、その後のエッジホールドは決して弱くありません。ただコントロールはしやすいので、難しさは感じません。
大回りで滑っても、トップから内に入りたがるスキーではありませんから、基本的に問題はないのですが、常にスキーを軽くしないように心掛けた方がいいと思います。
低速では、やや強さが出てきます。スキーを動かそうとすると、動きに重さを感じますが、このスキーの性格を考えれば、やむを得ないでしょうし、特に不自由するほどでもありません。
全体的には、スキーに荷重をしていれば素直に動いてくれますし、エッジホールドも強すぎませんので、扱いやすいと思います。

STÖCKLI LASER CX
L170/R14.1/122-68-100
IMG_2534.JPG
小回りベースのオールラウンドモデルで、大変しっとりとした乗り味です。
小回りベースとは言え、大回りでも全く問題はありません。板の柔らかさを感じますが、エッジホールドはしっかりしていますので、安心できます。エッジングの調整も容易です。
小回りでは、切り換えのしやすさが印象的でした。オートマチック感には乏しいものの、舵取りではスキーを動かした分だけ素直に回ってくれます。
走りは普通ですが、特に不満は感じませんでした。フレックスは柔らかいのですが、硬い斜面にも負けません。きれいにたわませることができ、それを感じ取りやすいので、どのような状況でも失敗が少ないスキーだと思います。

STÖCKLI LASER AX
L175/R15.8/123-78-110
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大回りは非常に良いと感じました。ロッカーだけにターンインはスムーズです。谷回りでの捉えが強すぎず、調整がしやすいです。走りもまずまず。
小回りの切り換えで、ややもっさり感があるのは、直前にCXを試したからでしょうか。谷回りでは思ったよりテールが回ってきませんので、自分で動かす必要がありました。そのときも、やや鈍さを感じます。

ATOMIC BLUESTER Ti ARC
L164/R13.6/123.5-76-103.5
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大回りでのターンインは楽です。操作性も悪くはないのですが、安定性はイマイチでした。トップが雪面をしっかりと押さえつけていないような感覚です。
小回りで普通に滑ったときは、テールがやや食い気味に感じました。ターン後半に荷重ポイントをややテール寄りにすると、抜けが良くなるような気がします。

FISCHER RC4 SUPERIOR PRO
L165/R14.0/122-72-104
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斜面は荒れが目立つようになってきましたが、大回りで滑っても素晴らしく安定しており、操作性も非常に良いと感じました。エッジホールドは極端に強い訳ではありませんが、エッジが食い付いて、スキーが外に動かなくなることがありませんし、調整も容易です。
雪が柔らかくなってきたこともあり、小回りではやや鈍さを感じました。ターン後半の抜けもいまひとつでしたが、荷重ポイントを変えることで、ある程度は対応できると思います。

K2 CHARGER
L172/R16.0/122-74-106
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今シーズンまでは見た目で損をしているところもあったと思いますが、来シーズンからは白をベースにした軽やかなイメージに変身します。
スキーの性能は、相変わらず素晴らしいの一言。直前のFISCHERも良かったのですが、荒れた斜面の大回りでの安定性は特筆すべきものがあります。そして、とにかく良く走ります。
小回りでもきれいに回ってくれますし、板が抜け渋ることもありません。悪雪に詰まることを警戒して、おっかなびっくり滑ってると、スキーに置いて行かれそう(^^;
滑り手の操作に俊敏に反応してくれるため、乗っていて気持ちいいです。
今シーズンまでのCHARGERは、やや重さを感じる(重量も、操作性も、....見た目も、)ことがありましたが、来シーズンのモデルは軽快さすら感じます。
操作性が良く、安定していて、走る。悪いところは見当たらないのですが....、しっとり感を求める方にはどうでしょうか。もうこうなると、性能の話じゃなくて、相性みたいのものかもしれません。

ELAN SLX FUSION
L165/R12.5/123-69-107
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AMPHIBIOのスキーっていうのは、極端なことを言えば、板が勝手に回ってくれるような印象だったのですが、こいつは違いました。
メタルが2枚入っていることもあるのでしょうが、しっかりと荷重してやらないと、イメージ通りのターンになりません。いい加減な操作で小回りをすると、内スキーが真っ直ぐ走り、両スキーが交差しそうになります。大回りでも安定性はイマイチ。そして走らない。
昨年試乗したSL FUSIONと比べて、印象が違い過ぎます。恐らくは、スキーの性能ではなく、この時点の滑り手の性能に問題があったのでしょう。
お互いの名誉(?)のためにも、機会があれば、もう一度試してみたいと思います。

来シーズンは、小回りベースのオールラウンドモデルを狙っています。
現時点での候補は、OGASAKA TC-SZとSTÖCKLI LASER CX。K2のCHARGERもすごくいいんですが、数日間楽しむならともかく、1シーズン乗り続けるのはちょっと違う気が....。

今週末の菅平の試乗会で、もうひと悩みしてきます(^^;
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2014年04月01日

丸沼でポッキリ

29日の土曜日は、ICI石井スポーツさんの試乗会に参加するため、丸沼に行ってきました。

自宅を4時過ぎに出発。練馬で同行の指導員仲間をピックアップし、関越に乗ります。走行する車はやや少なく感じましたが、朝食のために立ち寄った赤城高原SAは予想以上の混雑。時刻はまだ6時半なのに....。

沼田ICで降りると、R120は空いてます。8時前に現着し、ゲートを入ってすぐの第2Pに駐車。板を担いで受付に行くと、それほど、いや、全く混んでません(^^;
受付はすぐに終了しましたが、リフトがまだ動いていないため、しばし待機。

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その後リフトが動き始め、試乗会会場の旧レストランラフォーレ前に到着したのは8時半。まずはお目当てのオガサカへ。試乗開始は一応9時からとなっていますが、試乗スキーが決まれば、すぐに貸し出してくれます。

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試乗コースは、最初はゴールドを滑ることにしました。試乗用のポールが張ってあるため、やや狭いのですが、きれいに整備されており、中〜小回りで気持ち良く滑れます。

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その後、大回りのためにバイオレットに移動。第5リフトから見ると、ローズコースの方が滑りやすそうでしたので、こちらで大回り。

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が、思ったより雪が硬かった。右ターンでやや逡巡し、内倒気味になったところでスキーがスリップして転倒。左スキーが外れ、頭が下になっちゃいましたので、もう何にもできません。そのまま背中で滑りながら滑落していきました。

相手が氷のような雪でも、摩擦熱って発生するんでしょうか、背中が熱いです。バランスを取るために雪面に触れている手首も熱いです。数十メートル滑落して、何とか停止。外れて斜面の遥か上に残された左スキーは、後ろを滑っていたスキーヤーが拾ってくれました。
『大丈夫ですか?』
「ありがとうございます。大丈夫です。」
痛むのは左頬と左手首、そして右手親指。板を履いてリフト乗り場で同行の仲間に追いつくと、
『どうしたんですか?』
「あはは、転倒。背中で滑りました。」
『顔、少し擦りむいてますね。』
アイスバーンに頬ずりしちまったようです(^^;
左手首内側の痛みは、火傷?小さな水ぶくれができてました。
右手親指は、関節じゃないな。でも、ちとヤバそうな痛み....。ま、滑る分にゃ関係ないか(^^

テンションは一気に下がりましたが、試乗継続。
時間と共に、左手首の水ぶくれは少しずつ大きくなり、右手親指も内出血し腫れてきました。しかし幸か不幸か脚は元気そのもの。右手もメモ程度は取れる状態。ということで、ランチを挟んで3時半過ぎまで目一杯試乗を続けました。
まぁこんな状態での試乗ですから、インプレッションはイマイチですが、後日別途レポートします。

帰路は、いつものように花咲の湯で温泉に入り、三芳PAで夕食。渋滞がそれほどでもなかったため、思ったよりも早く帰宅できましたが、さすがに酒を飲む気にもなれず、洗濯だけして、そのまま就寝。
日曜になっても親指の腫れは退きません。しかし指に力を入れなければ痛みませんので、午前中は部屋と風呂の掃除。この日も日本酒を浴びるように飲む気にもなれず、ビール2本だけで就寝。

そして昨日。会社を早退して、左膝の主治医、梅澤先生に診ていただきました。
撮影したレントゲン写真を見ながら、
『親指、先っぽが折れてますね。でもここ(関節)じゃなくて良かった。』
「あはは、やっぱりね。」
第一関節の先が、ポッキリといっちゃってました(^^;

『手術は要りません。キャップで固定しようと思います。」
「ん〜、そのキャップして、グローブ入ります?」
『入るか入らないかと言ったら....、黄色いやつなんかは無理でしょう。』
「あ、土曜日に使ってましたけど、腫れてきたら親指がきつくなりましたからね。ありゃ無理だ。」
『大きめの。オーバーミトンとかね。それでストックを握って....、まぁ大丈夫か。』
当たり前のように滑る相談をしています。

「くっつくまでに、どの位かかります?」
『ひと月半位ですかね。いつまで滑るんですか?』
「5月末のかぐらクローズまでかなぁ。」
『その後は?』
「月山しかないですよね。今のところ予定はありません。」
なんて話をしながら、こんな感じに固定してくれました。

IMG_2561.JPG

暖めて柔らかくなったメッシュを指に巻きつけ整形。冷えると固まります。ま、シダスのインソールみたいなもんですね(^^

『濡らしても、何してもいいですけど、暖めると柔らかくなっちゃうんで、お風呂に入るときは指だけ外に出しておいてください。』
「へ〜、こんなのあるんですね。これならグローブも何とかなりそうだし。」

ついでに手首の火傷の手当てもしてくれました。
看護師さんが湿潤療法用のパッドと防水フィルムを貼りながら、
『こんなふうにして、自分で交換できます?』
ん〜、親指が固定された右手だけでやるのかぁ。と思っていると、梅澤先生、
『できますよ。安対でしょ。』
いや、安対は関係ないと思いますが....(^^;;

ということで、怪我の手当は万全。
今週末は安心して菅平の試乗会に参加できます(^^v

入った!
posted by スキー中毒者 at 17:57 | Comment(2) | TrackBack(0) | スキー傷害