2014年02月24日

2015スキー試乗@ブランシュたかやま

今シーズンの試乗会は、ブランシュたかやまでのHEADからスタートです。

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試乗したのは2/22(土)で、天候は晴れ。ブランシュにしては暖かかったのですが、雪が緩むほどではありません。コースの雪はやや柔らか目ながら、大きく荒れることもなく、良好なコンディションで試乗ができました。

まずはPERFORMANCEラインのi.SUPERSHAPEシリーズから。
来シーズンのモデルは、ラディウスやスリーサイズは今シーズンと同様ですが、トップシートが硬くなったのと、プレート(8点のビス止めのうち、ヒールピース下が固定、残りは半固定)が変わったことの2点が、主な変更点だそうです。

i.SUPERSHAPE SPEED
L170/R14.3/119-66-98
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今シーズンのモデルと比べると、全体的な印象として、しなやかさより、しっかり感があります。テールがやや強いでしょうか。
10%のトップロッカーは変わってませんので、ニュートラルから谷回りに入るところで、ニュルッと雪を捉えてターンインするところは相変わらずですが、低〜中速では舵取りでやや張りを感じます。スピードを上げると、気持ちよく走ってくれました。
エッジホールドはやや強めですが、がっちりと食ったら離さないという感じではありません。エッジングの調整は容易ですから、扱いやすいです。
ターン外側へのズレを意識した滑りでも、特に問題はありません。
大〜小までターン弧を選びませんが、ある程度スピードを出す方に向いていると思います。
また特に難しいスキーではありませんが、今シーズンのモデルを基準に考えたときには、難しさを感じる方がいらっしゃるかもしれません。
あくまでも個人的な好みですが、もう少しだけしなやかさがあってもいいかなと思います。ま、ハイパフォーマンスモデルという位置付けなんでしょうけど。

i.SUPERSHAPE MAGNUM
L170/R13.1/128-72-106
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第一印象は、扱いやすいスキー。SPEEDのような張りの強さは感じません。低速でも安心して操作ができます。高速になっても不安定になることはありませんが、走りはイマイチです。
一昨年までのモデルのような、切り換え時のもっさり感はありませんので、大〜小まで難しさを感じることはないでしょう。また、板のたわみが感じやすいので、雪面との力のやりとりもしやすいと思います。
技術レベルや志向にもよりますが、よっぽどマニアックな方でない限り、オールラウンド性が高いのはSPEEDよりMAGNUMだと思います。しかし、楽しさを感じるかどうかと言えば....、これは滑り手次第ですね。

i.SUPERSHAPE RALLY
L170/R13.6/131-76-109
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最初のターンで感じたのは、切り換え時の自分の感覚とのタイムラグ。ニュートラルから谷回りに入るところで、スキーがちょっとだけ真っ直ぐ走るような感覚がありました。センター幅の広さとフレックス、トーションのバランスによるものでしょうか。今シーズンのモデルでも同様の印象があったように記憶しています。
全体的には、内傾角をとってカービング系で滑ったときは、極端な強さを感じることもなく扱いやすいのですが、大きめのズレを意識したときに、少しテール側の強さを感じました。
高速の大回りでは、トップがやや食い気味ですが、内に入りたがるほどではありません。逃がすことも容易ですから問題にはならないでしょう。
小回りも、自分でスキーを動かすことができる方なら大丈夫だと思います。

i.SUPERSHAPE TITAN
L170/R14.3/133-80-111
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i.SUPERSHAPE最後の1本ですが、一番とらえどころのなかった板です(^^;
もちろん、ごく普通に滑ることができ、決して滑りにくい板ではありません。
強いて言えば、センター付近が食いながら滑走する感じでしょうか。ズレを意識して滑ったときにも、センター〜テールがやや強く雪を捉えますので、少し気を遣いました。
高速の大回りでは、RALLYで感じたようなトップの食いつきは感じません。
試しに前後の荷重ポイントを動かしながら滑ってみたところ、ちょっとだけ前寄り(イメージとしては拇指球の下あたり)に荷重すると、比較的良いフィーリングが得られました。板の抜けが良くなり、走りが出ます。

i.SUPERSHAPEの試乗が終り、次の板を物色していると、白い板が転がってます。
「これは?」
『一応レーシングとなってますが、基礎でも十分使えます。』
「キャンバー?」
『そ。』

WC REBELS i.GSX
L170/R14.6/116-68-100
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滑り出した瞬間、思わず笑っちゃいました。いやぁ、いいですよ〜、これ!
切り換え後の雪の捉えは、“ニュルッ”じゃなくて“ピシッ”って感じ。もちろん、そのまま食いっぱなしなんてことはなく、エッジングを強めていくことも、少し緩めてコントロールされたズレを引き出すことも、自在です。
キャンバー時代のi.SUPERSHAPE SPEEDの進化版みたいなフィーリングです。
いつでもスキーのレングスをいっぱいに使っているという安心感も、私のような古いスキーヤーには嬉しいところ。
安定性も申し分ありませんし、今回は試せなかったものの硬い斜面でも力を発揮しそうです。
大回りから小回りまで、またカービングからスキッディングまで、これぞ真のオールラウンドモデルと言ってもいいかもしれません。
ただし対象レベルは最低でも1級以上でしょうか。
2級レベルの方はMAGNUMからステップアップしてね。
そして色気のないデザインは....。まぁHEADですから。いいんじゃないでしょうか(^^;

WC REBELS i.SLX
L165/R11.4/121-66-106
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「i.GSXがあるんなら、i.SLXってのもあるの?」
『あります。』
「え、ホントにあるんだ。」
『以前、i.SUPERSHAPEだけの名前の赤いやつあったでしょ。あんな感じです。』
乗ってみると、確かにおっしゃる通り。
ラディウスの数字は小さいのですが、それを感じさせません。ターン弧は大〜小までOK。もちろん内傾角を深くとると、トップから内に入ってきますが、普通に滑っていれば、勝手にグイグイと入ってくることはありません。エッジングの調整は難しくありませんので、ほとんどの状況に対応できるのではないでしょうか。ハイスピードの大回りだけは、ちょっと気を遣いますが....、できない訳じゃありません。
素晴らしいショート系のオールラウンドモデルです。

やっぱりHEADはキャンバーだね!

遅いランチを終えて戻ったのが14時半。時間的に最後の試乗です。
i.SUPERSAPEの中に、ポツンと見慣れないデザインの板が。
「これって、何?」
『あ、レディース。でも、シニアにも売っていこうかと思ってます。』
“シニア”と言われると反応する歳になってきました(^^;
「試していい?」
『レディースのつもりだったんで、短いのしか持ってきてませんけど。』
「いくつ?」
『53。一応設定は70まであるんですけどねぇ。』
「まぁ、物は試しで。」

SUPER JOY
L153/R10.9/127-74-107
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持った時の重さも、乗り味も大変軽いのですが、エッジホールドは意外なほどしっかりとしています。
板の挙動が分かりやすいので、扱いやすいですが、硬い雪だと、ややキョロつくところもあります。しかし、あの長さじゃ仕方ないでしょう。
そこそこのスピードを出しても安定していますし、操作性も大変良いので、メーカーの意図通り、女性やシニアにはピッタリの板だと思います。
デザインも落ち着いていていいのですが、洗剤みたいなネーミングは、何とかならんかったのかねぇ。

以上7本の試乗でした。
今回特に印象的だったのが、i.GSXとi.SLX。それぞれ、ミドル〜ロング系、ショート系の素晴らしいオールラウンド性能を、キャンバースキーで実現してくれました。

キャンバースキーは古いスキー?
posted by スキー中毒者 at 17:52 | Comment(3) | TrackBack(0) | スキー

2014年02月23日

諏訪から富士パラへ

昨晩は諏訪に宿泊して、今日は富士見パノラマでした。

ホテルからはR20で30分程ですが、沿道には先週末の大雪の跡がまだまだ残っています。
道路脇には除雪した雪が、多いところでは1m以上積み上げられており、家の屋根にも数十cmの雪が。普段は雪は少ない地域ですから、大変だったと思います。

スキー場には8時に到着しましたが、誘導されたのは第2駐車場の奥の方。相変わらずファミリーで繁盛しています(^^)

ゲレンデに出ても、まだゴンドラは動いていませんので、まずはセンターゲレンデを2本。前回このコースを滑ったのって....、いつだっただろ?覚えてません(^^;

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最初はゴンドラを使いトップからベースまで滑り、ゴンドラ待ちの列が長くなってからは、上部のコースを使いました。しかしラーチゲレンデは検定のため、13時までクローズです。仕方なく隣のアルパインゲレンデを滑りましたが、雪が柔らかいため、午前中から荒れ始めました。

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ちなみに両コースの間に架かっているリフトに乗ると、こんな状態。

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先週の大雪で、リフト下を除雪しないと引っかかっちゃうくらい、雪が積もったんですね(^^

午後は、解放されたラーチゲレンデで小回り。
いつもは午後になるとカリカリになるコースも、大変滑りやすい状態で、良い練習ができました(^^

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そして、今日も定時の15時に撤収。
中央道の車線規制による渋滞を心配していたのですが、諏訪南ICから乗った時点では渋滞情報なし。
「ラッキー!」
と思ったんですが、そうは行かないですね。笹子トンネル手前の車線規制の影響で勝沼IC付近から渋滞に捕まりました。
その後、走行車線の規制は大月JCTまで続きましたが、笹子トンネルを抜けてからは車の流れは良く、首都高も空いていたため、結局3時間で自宅に帰着できました。

高速の通行止が全線で解除されたとは言うものの、車線規制は思った以上に影響があります。来週は車線規制のない高速を走って、スキーに行きたいものです。

富士パラの努力
posted by スキー中毒者 at 23:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | スキー

2014年02月22日

ルーフボックスが!

今週末は、ブランシュでHEADの試乗会が予定されていました。
この試乗会には毎年参加しており、今年ももちろん参加です。

先週は大雪で高速、一般道ともほぼ全滅状態でしたが、さすがに今週は大丈夫。しかし高速では、除雪が不十分で車線が規制されている場所もあるとのことでしたので、念のため、早めに出発することにしました。
板とポール、ブーツは、先週から車に積みっぱですから、荷物を放り込めば準備完了。5時ちょい過ぎに自宅を出ました。数百m走ったところで、何気なくコンソールの小物入れに手を伸ばすと....。
「!」
ルーフボックスのキーが、ありません。
慌てて路肩に停車し、もう一度探しますが、やっぱりいつもの場所にはありません。

先週、八王子から引き返し、練馬で仲間の板とポールをルーフボックスから下ろし....。
「げ、もしかしてキーを抜き忘れた?」
車を降りて確認するも、当然ルーフボックスの鍵穴にキーは差し込まれていません。
「帰りはメチャクチャな悪路だったから、振動で抜けちまったか....。」
とりあえず自宅に戻り、スペアキーを探しますが、スペアも見当たりません。
ちなみに、ルーフボックスの中には板とポールが入ってます。
「今日は試乗会だからいいけど、明日は富士パラでフリーだからなぁ。」
仕方なく、3年前まで使っていたKeo'sと、もう何年使っていないか見当もつかないGOODEのポールを引っ張りだし、リヤシートを倒した荷室に放り込みました。無いよりはマシだろうと、NotWaxも一緒に(^^

結局、再出発は5時40分。
首都高から中央道に入っても、順調に流れていますが、ナビの広域情報では渋滞の赤帯が出始めました。八王子JCTの先から渋滞のようです。
そして八王子JCTの手前。渋滞でピタリと止まり、動きません。
「ま、先週末に一般道を走っていた方から比べりゃマシだよな。」
と自らを慰めつつも、なかなか先に進みません。
小仏トンネルの手前まで走ると、走行車線が規制されています。どうやらこいつが原因、その先は60km前後で流れるようになりました。しかし規制されている車線に雪は無し。なぜ規制しているのか意味不明です。
と、上野原ICの手前から、また渋滞です。先程まで雪が無かった走行車線は....。

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これじゃ規制されても仕方ありません。結局この先も、走行車線は断続的にこの状態が続きます。釈迦堂PAの先あたりで、やっと走行車線が除雪されてました。一宮御坂ICの先からは、車線規制も解除され、普通に走ることができるようになりました。

途中のSA、PAはかなり混雑していましたので立ち寄りませんでしたから、境川PAでトイレ休憩とします。普段より空いている駐車スペースに車を駐め、念のためもう一度、明るい中でルーフボックスのキーを探索します。

小物入れ、グローブボックス、コンソールボックス....、ありません。
助手席の下、ありません。
運転席の下、ありません。
助手席とセンターコンソールの隙間、ありません。
運転席とセンターコンソールの隙間、「!?」
ありました〜\(^o^)/

トイレでスッキリ。気分もスッキリ。ブランシュへ向かいます(^^

諏訪南ICを下りたのは9時50分。
一般道の車線上に雪は残っていますが、心配していたエコーラインはしっかりと除雪をしてくれていました。
逆に大門街道に入ると、白樺湖までは雪はありません。快調に走行して、スキー場に10時半に到着しました。第2駐車場は上下ともほぼ一杯。なかなか盛況のようです。
発見したキーでルーフボックスを開け、ポールを下ろし....。板は下ろさずポールだけ持ってゲレンデへ。今日は試乗以外やる気なし(^^;

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試乗開始は11時頃でしょうか。遅れを取り戻すように、狂ったように試乗を続け、SUPERSHAPEシリーズ4本、WC RREBELSシリーズ2本を試すと、時刻は既に13時半。さすがに腹が減りました。ランチです。

1時間後、再びゲレンデに出て、もう1本試乗。時刻は14時50分。試乗スキーは既に撤収が始まってます。
「もう終わり?」
『3時までですから。』
続けて滑ろうにも、自分の板をゲレンデに持ってこなかったのですから、滑りようがありません。こちらも撤収です(^^

今日は諏訪IC近くのホテルに泊まり、明日は富士パラに出撃します。
(試乗のインプレは、別途アップします。)

ロードコーンの在庫
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2014年02月15日

東京から出られず

今週末はよませの予定でした。

先週に引き続き大雪の予報が出てましたから、高速の状況が心配。仕事中に日本道路交通情報センターのサイトをチェックしていると、夕方には各高速道路が次々と通行止となりました。
よませまでのルートも、関越〜上信越は当然アウト。東北道〜北関経由で関越に入り、大沢山トンネルを抜けようかとも思いましたが、東北道もアウト。超大回りの常磐道〜北関すら検討しましたが....(^^;

最後まで生き残っていた中央道で須玉まで行き、野辺山越えて、菅平越えて、と考え。
とりあえず同行の指導員仲間のご夫妻をピックアップするために練馬へ。状況を確認すると、大月から先がアウトです。
「まぁ、行けるとこまで中央道で行きますか。」
この時点では、状況の深刻さを全く把握できてませんでした。

中央道の調布ICに辿り着いた頃には、八王子から先が通行止になってます。
高速に乗っても当然車はほとんど走っておらず、順調に(?)八王子着。手前の第1出口が渋滞してましたので、第2出口から降りましたが、一般道に出たところで身動きがとれなくなりました。
そもそも八王子で降りることなんてないんで、どちらに向かっているのかもよくわからない状態。助手席の指導員仲間のナビと、交通整理の警官の案内で何とかR20に出ると、あとは順調です。車がほとんど走ってないんですから(^^;

八王子の商店街を走ってると、歩行者がみんな車道を歩いてます。歩道には屋根もあるのに....。よく見ると、歩道は入口がテープで規制され、入れないようになってます。
『雪で屋根が落ちちゃったとか?』
「まさか。」
いや、まさかじゃありませんでした。雪の重みでアーケードの屋根が歩道に落ちてます。雪のことなんて考えて作ってないでしょうからねぇ。

道路は除雪されてませんから、ボコボコです。走り続けると道路情報の表示板に『通行止』という気になる文字が....。「ん?」と思いつつ先に進みましたが、大垂水峠が雪のため通行止になったようです。引き返すタイミングを逸し、そのまま走り続けましたが結局圏央道高尾山ICの先が封鎖されており、ここでUターンです。

あとは来た道を戻るだけ。幸い、まだ中央道の八王子〜高井戸が生きてましたので、調布まで高速を走ることができました。
調布から練馬までは....、いやぁ、すごかったです。
雪国であれば、一般道の除雪もされますが、東京じゃ除雪車なんて、そうは用意されてません。ですから、ある意味で雪国以上にひどい状況です。
歩行者は道の真ん中の轍を歩いてます。それを避けようとする車がスタックしてます。そんな中でも自転車に乗って走る強者まで(^^;;
走ってる車はほとんどがタクシー。運転はプロですが、車が四駆じゃないんで、相当苦労をされてます。私の車、Legacy Outbackの走破性につくづく感心、感謝しました。

仲間を無事ご自宅まで送り届け、私は目白通りから環八経由で帰宅しました。その環八が走りにくかったこと。降る雪がみぞれに変わり、滑りやすい状況だったのは確かですが、何度かVDC(SUBARUの横滑り防止装置)が作動しました。SUBARU車の場合、よっぼどヤバイ状態でないとVDCが介入してくることはないので、雪の山道でもほとんど作動したことはないのですが(^^;
自宅マンションの機械式駐車場も、ターンテーブルを動かすどころじゃありません。積もった雪がみぞれで締まりかけた状態でしたが、バックで強引に進入し、何とか駐車完了。
板とブーツは積みっぱで、荷物だけ持って部屋に帰りました。

本日TwitterのTLには、各地の状況が生々しく流れてきましたが、長野、群馬、山梨。各地の道路上で身動きができなくなった方も多かったようです。
それらを見るたびに、引き返すことができて良かったと痛感しました。

この状態では明日もスキーどころじゃありませんから、今週末は久々の完全オフになります。
何すりゃいいんだろ?
posted by スキー中毒者 at 23:58 | Comment(2) | TrackBack(0) | スキー

2014年02月12日

2014クラブ行事@斑尾

今シーズン2回目のクラブ行事を、2/9〜11に斑尾高原スキー場で実施しました。
真ん中に平日が入るという日程設定だったため、参加予定者も少なかったのですが....。

私は行事担当のため前日の土曜日の現地入りですが、スキー場への挨拶とコースの下見さえできればいいので、それほど急ぐ必要はありません。関越の渋滞予想を見ながら出発時刻を検討していたのですが、どうやら天気がヤバそうです。未明から雪が降り始め、20年に一度の大雪になるとか。イヤな予感がしたので、早めに出ることにしました。

自宅出発は4時40分。すでに雪は降り始めていますが、まだ道路が白くなるほどではありません。
関越に乗ったのは5時15分頃でしょうか。道路はうっすらと白くなり、轍が見え始めてます。チェーン規制はかなり先の横川からですが、しばらく走ると、全線チェーン規制をかけてもいいんじゃないかと思えるような状態になってきました。
上信越道に入り、トイレ休憩に立ち寄った甘楽PAは一面真っ白。長靴に履き替えて車外に出るような状態です(^^;
そして松井田妙義を過ぎると渋滞。全車が横川SAに誘導された影響のようですが、すでにノーマルタイヤで走れる状態ではなく、意味不明の規制でした。
雪は降り続いていますが、気温が低く、乾いた雪ですから走りにくくはありません。しかし油断大敵。峠を越え、佐久まで下りたあたりから事故が頻発します。まず小諸の先で1件目。続いて上田菅平の手前で2件目。そして坂城で3件目。その先も、対向車線の事故も含めると数えきれないくらいです。
結局、豊田飯山ICを降り、お宿の斑尾高原ホテルに着いたのは10時。私と同じく、急遽早朝に出発した指導員が先着して、ロビーで待ってました。
部屋に入りひと息ついたところに、クラブの会長が乗る車から電話が入ります。上信越道が閉鎖となり下道に降ろされたため、軽井沢を走行中とのこと。先は長いですが、頑張ってもらうしかありません(>_<)

仕方なく、私一人でスキー場事務所にご挨拶。そして永年お世話になった元パトロール隊長さんが、定年を迎え今年はキッズパークの責任者で頑張っていらっしゃるということでしたので、こちらにも顔を出したところ、大変喜んでいただきました。
その後、各コースを滑り状況を確認しましたが、非圧雪コースの一部にやや状態の悪い場所があったものの、ここ数日の降雪によりまずまずのコンディションになっていました。しかし雪が柔らかいので、午後になると圧雪コースも荒れてしまい、疲れること、疲れること....。

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ひととおり下見をして、頂上の新雪で少し遊んで、宿に帰り、風呂から上がると、一般道を走って来た会長達がようやく到着しました。所要時間は10時間だったそうです(^^;
それでも来られただけマシかもしれません。この頃には関東甲信越の高速道路はほぼ全滅です。そのため行事参加を断念したり、高速の開通まで自宅で待機する参加者も出てしまいました。
朝早く出発して、本当に良かった....(^^

翌日、行事の初日です。
今回は私は講習を担当せず、サポートに回る予定でしたが、そうも言っていられません。雪の中、講習開始です。

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土曜日ですが、スキー場自体はそれほど混雑していません。去年まで無料だった小学生のリフト代が有料(それでも1,000円ですが)となったからでしょうか?それとも高速が閉鎖されてスキー場に辿り着けない方が多いから?
しかし、頂上に向かうシングルリフトだけは大混雑。パウダー狙いのスノーボーダーや、ファットを履いたスキーヤーで長蛇の列です。せっかくだから私達も新雪を楽しもうかとも思ったのですが、生徒さんにやんわりと断られたので、終日真面目に(?)レッスンを行いました(^^

行事2日目は晴天になりました。
私にとって斑尾の印象は毎日「吹雪」ですから、嬉しい誤算です。

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この日から、講習は1日遅れで到着した指導員に任せ、私はビデオ撮影でサポート....するつもりだったのですが、朝イチで先輩指導員から声がかかります。
「おい、ちょっと滑りを見てくれや。会長、一緒にやろうよ。」
ということで、午前中は大先輩と一緒に滑ることになりました(^^;
会長の滑りを拝見すると、特に急斜面ではエッジングを強めてコントロールしようとしています。若い時ならともかく、85歳という年齢を考えると、ちと無理な話。しっかりと荷重した横滑りをつなげるようなイメージのパラレルターンで滑るよう、一緒に練習をしました。それでも、すぐに対応できるところは、さすがです。
イイ感じの滑りになったことを確認して、午後はビデオ撮影に。ついでに自分の滑りも何本か撮ってもらいましたが、夜、確認すると....、何と無様なこと(>_<)

そして行事3日目。祝日ですが、ゲレンデは空いてます。
この日も大変天気が良かったのですが、斑尾で2日続けて晴天なんて、記憶にありません。

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行事はこの日のお昼まで。
前日同様、朝イチから2時間程は会長たちと一緒に滑りました。会長の滑りは絶好調で、とても85歳の爺さんの滑りとは思えません。ビデオで撮っておけば良かったなぁ(^^
その後、1時間程フリーで滑走。

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そして12時に閉講式を行い、無事(?)斑尾行事が終了しました。

今年も斑尾高原スキー場、そして斑尾高原ホテルの皆様には大変お世話になりました。ありがとうございました。
そして人数が少ないながらも何とか行事を実施できたのも、大雪の中、斑尾まで集まってくれた参加者の皆様のおかげです。大変お疲れ様でした。

次回のクラブ行事は、3/21〜23の白馬五竜です。多くの皆様のご参加をお待ちしております(^^)/
posted by スキー中毒者 at 22:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | スキー

2014年02月03日

寒くないサンメ

1日の土曜日は、サンメドウズ清里でした。
ここは近くて便利なのですが、寒いうえに、コースがやや単調というイメージがあり、あまり足が向かないスキー場です。前回の訪問は、ちょうど2年前、前々回は....その5年前でした(^^;

ルートは中央道経由ですから、朝の渋滞はそれほど心配ありません。だったらゆっくり出発すればいいものを、5時半に自宅を出たら、飛ばしたつもりはなくとも、8時前には到着しちまいました。駐車場からセンターハウスに通じる入口は、まだシャッターが閉まってます(^^;
朝イチはそれなりに冷え込むかと思ってましたが、車から外に出ても寒さは感じません。ということで、アウタージャケットの下は、薄手のインナー一枚という、普段のサンメでは考えられない恰好で出撃することにしました。

この時期はまだスキー専用の期間ですし、ファミリーも多く、ほのぼのとした雰囲気です。
雪の状態は、夜の冷え込みで硬いかと思いましたが、予想に反して柔らか目。エッジが適度に食い付く大変滑りやすい状態でした。

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しかしこの日は小回りの調子が悪かった(いや、正確には「この日も」か....)。
大回りの調子もイマイチだった(まぁ、これもよくあることで....)。
Aコースをブンブン滑り、Dコースをノタノタ滑り、間にプルークや横滑りでポジションの確認。
と書くと、マジメに練習しているようにも見えますが、かたしなほど一生懸命じゃありませんでした。ミッフィーちゃんがいなかったから、気合が入らなかったのでしょうか(^^

レストランの混雑を避けるための早めのランチを終え、12時半にコースに戻ると、Aコース上部の荒れが目立ち始めました。斜面自体はそれほど滑りにくい状態ではないのですが、様々なスピード、様々なターン弧のスキーヤーがコース全体にばら撒かれていますので、油断できません。
新教程の基本に則り、コントロールした滑りを心掛けて(^^

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午後もAコースとDコースを行ったり来たりして滑ってましたが、定時の15時になると気合が一気にしぼみました。はい、撤収です。
駐車場に戻ると、車はほとんど減ってません。皆さん熱心です。親御さんは上がりたいけど、お子様が頑張ってるのかもしれません。

帰路も順調で、中央道では小仏トンネルの渋滞も始まってませんでした。首都高に入ると、さすがに都環は渋滞してましたが、往路と同じく2時間半で帰着。もちろん、帰りも飛ばしたつもりはありません(^^

今度の週末は、クラブ行事で斑尾高原です。9〜11日と平日の月曜を挟む変則的な日程を設定したら、み〜んな参加できなくなっちまいました。過去にも記憶がないくらい、少人数での行事になりそうです(^^;
私ゃ、前のりで土曜日に現地入りしますが、ルートは関越道。悪名高い高坂渋滞は、最近では6時前から始まるみたいです。いったい何時に家を出りゃいいんだよ(>_<)
posted by スキー中毒者 at 17:46 | Comment(2) | TrackBack(0) | スキー