2013年03月24日

2014スキー試乗@ASAMA2000

今シーズンも昨日の土曜日、ASAMA2000でKANDAHARさんの試乗会に参加してきました。
レーシング系のショップ主催ですから、並んでいるのはほとんどがレーシングモデル。しかし数は少ないものの、上級モデルを中心にオールラウンドモデルもあります。しかもレーサーには人気がないので、他の試乗会ではなかなか順番が回ってこないモデルも、乗り放題(^^v

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天候は晴れ。雪は硬く締まっています。気温が低いため、最後までグサ雪にはなりませんでした。ステージ2はポールを張っていたため、その脇のコースは午後にはかなり荒れましたが、ステージ3は終日良い状態で試乗ができました。

STÖCKLI LASER SC
L170/R14.9/122-72-103
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私が今使用しているモデルが、2年ぶりにモデルチェンジしました。
トップがややロッカーになっているとのこと。『ほんのちょっとですよ。』ということで、“ソフトロッカー”と呼んでました。
またテールの黒い部分は、芯材を抜いてラバーで固めてあるそうです。テールを柔らかくして、スキーの抜けを良くするのが狙いだとか....。
朝イチの斜面はきれいに整備されていますが、かなり硬いです。このような状況で大回りを行うと、テールの柔らかさからか、ややバタつきます。センターのエッジホールドは良いのですが、トップとテールにやや弱さを感じるため、全体のバランスが悪い印象を受けました。もっと柔らかい雪であれば、印象が変わるかもしれません。
操作性は良く、特に小回りは大変にやりやすいです。もちろん中〜大回りもいいのですが、安定性がやや残念です。

ATOMIC BLUESTER AC
L164/R16.6/112-70-96
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他の試乗会では、ATOMICは大人気。なかなか目的のモデルの試乗ができません。でもここなら大丈夫(^^
今シーズンから継続されるAXは、たまたま出払っていました。こいつは来シーズンからの新しいモデルで、AXよりもやや柔らかめだとか。ロッカースキーですから、164cmでは短かいかと思いましたが、ハイスピードの大回りでもしない限り、私の体格(163cm、63kg)であれば問題ありません。ASAMAの狭い斜面では、そこそこに飛ばしても、安定性が大変良いため、164cmという短さを感じません。
大回りから小回りまで何でもこなせて、操作性も大変良いです。スキーの位置づけとしてはミドルターンモデルだそうですが、小回りに好印象を持ちました。
エッジホールドはしっかりしていますが、ターンの中でもスキーを動かしやすいので、ターン弧の調整は自在です。
立っていても、滑っていても、自分の脚の一部のように感じるスキーでした。

FISCHER RC4 SUPERIOR PRO RACETRACK
L170/R15/122-72-104
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FISCHERに行くと、並んでいるのはレーシングモデルばかり。
「オールラウンドモデルは無いんですか?」
『ありますよ。』
スキーバンドで束ねたまま、スタッフの荷物と一緒に転がってます。今回、オールラウンドモデルはやる気がないようです(^^;
『長さはどうします?65と70。』
「あ、70で。」
昨年の丸沼での試乗会で、その乗りやすさに感心したスキーですが、カラーリングが変わってました。
「今シーズンモデルと変わってるんですか?」
『少しだけ硬くなりました。』
「キャンバー?」
『そ。』
大変素直なスキーで、大回りから小回りまで、何でもOK。ターン弧の調整は用意で、安定性もまずまずです。スキーの返りはやや強いですが、手に負えないほどではありません。
切り換え後、谷回りで雪を捉えてから、スキーがやや早く下を向きたがるような印象を受けました。
試乗を終え、返却。
「ありがとうございました。」
『お疲れ様でした。』
板はふたたびバックヤードへ。オールラウンドモデル、やる気なし(^^;;

VÖLKL PLATINUM SW
L166/R15.0/122-74-104
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来シーズンにモデルチェンジする小回り系のオールラウンドモデルで、トップとテールがロッカーになっています。
やや荒れ始めたステージ2を滑ってみましたが、特に何の操作をする訳でもないのに、きれいに丸いターン弧を描いてくれます。ちょっと不思議な感覚でした。
このサイズだと中〜小回り向きでしょうか。大回りの性能も求めるのなら、少なくとももうワンサイズ長い方が良さそうです。
決して悪くはないのですが、すべてにおいてホドホドという印象で、満足感はありませんでした。

SALOMON X-RACE+RACE PLATE XX
L165/R12.6/120.2-70.2-104.2
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最近やっとSALOMONの食わず嫌いが直ってきました(^^
こいつはRACEと名が付いているものの、オールラウンドに使えるとのことです。
午後になって、ステージ2の荒れはだんだん大きくなっていましたが、安定したターンが可能です。スペック上のラディウスは小さいのですが、意外に大〜中回りもいけますし、安定性もまずまずです。小回りでは、さすがに素晴らしい性能を発揮しました。
足許にしっかり感はあるのですが、スキーを動かしやすいため、操作性が非常に良いスキーです。

ELAN SL FUSION
L165/R12.5/123-69-107
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2年前に出たAMPHIBIOは、大変滑りやすいスキーなのですが、如何せん刺激がない(^^;
来シーズンモデルよりSLモデルもAMPHIBIOになるとのことでしたので、試してみました。
「SLのAMPHIBIOになったやつって、あります?」
『これと、これ。』
「違いは?」
『メタルが2枚と1枚。』
「あ、1枚の方で。」(^^
第一印象は、操作性が非常に軽いということ。
直前に乗ったSALOMON X-RACEと同様、小回りは当然素晴らしく良く、また中〜大もそこそこいけます。違いは、SALOMONの足許のしっかり感に対して、ELANのしなやかさ、といったところでしょうか。
板の返りも強すぎませんので、扱いやすいと思います。深回りの小回りでも、板が身体の下にきれいに戻ってくれます。
脚力もそれほど必要ではありませんので、今シーズンまでのAMPHIBIOに物足りなさを感じていた方は、試してみてはいかがでしょうか。

ATOMIC BLUESTER AX
L169/R17.2/113.5-70-97
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昨シーズン大幅に変わり、ASAMAの試乗会で前モデルとの違いに驚いたスキーです。来シーズンのモデルは、今シーズンと大きな変更はないとのこと。
張りの強さは感じますが、操作性が良いので、一見難しさは感じません。しかし、板をしっかりとたわませる必要がありますので、油断できないスキーです。
大回りでスピードを出したときの安定感は、さすがに素晴らしいものがあります。良く走るスキーですから、置いていかれないように注意をすれば、小回りも問題ありません。
AXだけを試していれば、これを選ぶことに躊躇はないかもしれませんが、ACに乗ってみると、一般のゲレンデではACの方が扱いやすいと感じますし、不満を感じることも少ないと思います。
車山の青い悪魔と戦う方はAX、フツーの方はAC、といったところでしょうか。

ROSSIGNOL Demo α
L166/R13.0/122-68-104
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最近のロシの手強さは、仲間のスキー廃人から聞いていたのですが、怖い物見たさでのぞいてみました(^^;
『基本的にはすべて小回りモデルですが、長さの選択でターン弧に対応します。』
と言って勧められたのが、これ。
『今年の技術選で、短いスキーを使ったフリー種目があったんですが、ウチの選手が使ってたのがこのスキーです。』
この時点で手に(脚に?)負えないのは明らかですが、まぁせっかくですから試してみることに(^^;
滑り出すと、足許がしっかりと固められているような感覚です。
中〜大回りについては、スキーが内に入りたがらないため、問題ありません。エッジホールドが強く、安定性も素晴らしいです。
小回りでは、張りがあってエッジホールドが強いので、油断をすると真っ直ぐ走っていっちゃいます。特に荒れた斜面では気を遣いました。

STÖCKLI LASER AR
L175/R15.8/123-78-110
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最初に試したSCと比べ、柔らかく、やや太めのスキーです。
時間が少なかったので、じっくりと試すことはできませんでしたが、大回りに関してはまずまずだと思います。小回りでは、やや鈍さを感じました。もう少し軽快感が欲しいところですが、これは無い物ねだりでしょうか。
スキーそのもののバランスとしては、SCよりも良いと感じました。しかし、荒れた斜面では、もう少ししっかりと雪を受け止めてもらいたいです。やや弱いかなぁ。

今回は、期待していたSTÖCKLIはイマイチでしたが、ATOMICのACの扱いやすさには脱帽でした。また全く性格は違うのですが、SALOMONのX-RACEとAMPHIBIOになったELANのSLも、捨てがたいものがあります。
それぞれのスキーの個性が感じられた、楽しい試乗会でした。

ジャーナルやグラフィック風に
posted by スキー中毒者 at 18:10 | Comment(5) | TrackBack(0) | スキー