2013年03月18日

快晴の技術選でしたが....

週末は、八方で開催された技術選の観戦に行ってきました。
目的はもちろん、スキー大学でお世話になった丸山貴雄選手の応援です(^^

金曜日の朝、現地入りすると大変良い天気です。
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昨年は、ガスのため種目が変更されたり、キャンセルされたりしましたが、どうやら今年は大丈夫。と思ったのですが....。

金曜日は本選。兎平での急斜面整地大回り、隣の兎平ソデグロでの急斜面不整地小回り、ウスバでの中急斜面整地フリーの3種目です。
まずは兎平の大回りコートへ。
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選手の皆さんは、漕いでスタート、すぐにクローチングを組んでスピードをつけ、カッ飛んでいきます。が、コース解放後にスタート地点に立つと分かりますが、とてもじゃないけど漕いだり、クローチングを組んだりなんて、普通の人じゃできません....。怖くて(^^;
続いてソデグロで不整地小回りを観戦。例年のようなボッコボコのコブ斜面ではなく、中央に一本のラインができている状態です。ほとんどの選手はそのラインを滑りますが、その脇の荒地を滑る選手もチラホラ。丸山貴雄選手は一瞬のリズムの乱れがあったものの、さすがの滑りでトップの得点をたたき出しました。
そして午後はウスバのフリー。使用するスキーに規制があり、短い板による競技となりました。私が試乗会で短い板を履くと、「大回りでは板が中に入ってきたがります。」なんてインプレッションを書くのですが、トップ選手ともなれば小回り系の板でも見事な大回りを見せてくれます。やっぱ上手いわ(^^
それにしても、この日は暖かかったです。一般のコースは、どこもザブザブの雪。しかし競技コート内は、スタッフの整備により荒れることはありませんでした。

翌土曜日。この日もいい天気です。宿でのんびりしていると、別宿に泊まった♀マグロから状況報告が入りました。朝イチで兎平まで上がったものの、強風で上部のリフトが動いていないとのこと。
ゲレンデに向かおうと外に出ても、ほぼ無風です。宿のご主人曰く、
『尾根沿いに白い雲みたいなものが見えますけど、あれ雪が舞ってるんですよ。軽い雪ならともかく、今の重い雪が飛ばされるんだから、上は相当強い風が吹いてますね。』
スクールでスタートリストを入手し、公式掲示板を見ていると、オオイワスポーツのツイッター・アカウント@oiwa_sportsから最新情報が入りました。
『発表がありました! スタート10時半! 選手、関係者はハイクアップ!!!』
リーゼンクワッドリフトに乗ると、上がるにしたがい風が強くなってきます。リフトを降りて斜面を見ると....。
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登ってます、登ってます(^^;
強風で、とにかく寒いので、兎平テラスは大混雑。女子の滑走がスタートしても、ガラス越しに観戦する方が沢山いらっしゃいます。もちろん私もそのひとり(^^;
選手は左にねじれた片斜面をものともせずに、次々に滑ってきます。と、その急斜面を凄まじいスピードで滑り降りる選手が....。金子あゆみ選手でした。他の選手と比べると、倍速のビデオみたいに見えます。私の後ろで観戦しているギャラリーから、
『こいつ、馬鹿だな。』
と呆れながら絶賛する声が上がるほどの、圧巻の滑りでした(^^
隣のソデグロで予定されていた、ナチュラルバーン大回りは翌日に順延されることになりましたので、午前中は急斜面小回りのみ。競技終了後、お昼ゴハンを食べようと、リフトが止まっているパノラマコースを滑り、サンテラスぱのらまに向かいます。強風で飛ばされた小さな雪の塊が顔に当たって痛いこと(>_<)そしてレストランの中にいても、風の唸りが聞こえるほどの強風でした(^^;
ランチ後は、中急斜面整地フリーが行われるウスバに行くのですが、パノラマのリフトが動いていないため、リーゼンコースに出ることができません。仕方なく吹き飛ばされそうになりながら、セントラルから名木山に下り、ウスバに移動しました。
観戦席では、1月のスキー大学で同じ班だった仲間に遭遇。しかしこの日の貴雄さんの得点は伸び悩み、吉岡大輔選手に逆転を許してしまいます。

競技終了の少し前から、上部の風も治まりリフトが動き始めました。それじゃ、ということで兎平を何本か滑ることに。めったに滑れない兎平の整地。大回りをしなかったのは、他のスキーヤーで混雑していたからだけではありません。選手の滑りと比べるとスロー再生のような小回りでヘロヘロと降りるのが関の山です(^^;

再びアルペンクワッドリフトに乗車しようとすると、目の前の搬器に赤いウェアの方がいらっしゃいます。足許を見ると、
「あれ?オガサカの来シーズンモデルだ。」
と、隣の仲間が、
『丸山貴雄さん?』
翌日の最終調整でしょうか。リフトを降りて後を追うと、コブ斜面の上で追いつきました。コースが空くのを待っています。そして深いコブに向かって飛び出すと....。
「は、はえぇ〜!」
五竜のスキー大学でも、コブで異次元の滑りを見せていただきましたが、その比じゃない、凄まじいスピードです。コブ斜にいた他のスキーヤーは、いったい何が起きたのか、理解できていません。呆気にとられ、ラインの両側に立ち尽くし、貴雄さんの滑りを呆然と見送るだけでした(^^;;

そして日曜日。風は止みました。空も快晴。そして暖かいです。
午前中は、昨日から順延となったソデグロで行われる急斜面ナチュラルバーン大回りと、兎平の整地急斜面フリーが並行して行われました。
最初はソデグロを観戦。初日の深いコブは均されたものの、大きく荒れた、正にナチュラルバーンで、選手たちは信じられないスピードの大回りをします。
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そして兎平のフリーが行われているすぐ隣では、最終種目の不整地急斜面小回りが行われる競技コースが、一般スキーヤーに解放されていました。様々な方が滑った結果、コブのピッチが長くなったり短くなったり、急にリズムが変わったりと、不規則な部分もあるラインが3本出来上がりましたが、結果的にはこれが午後の競技を面白くした面もありそうです(^^
その最終種目直前の、丸山貴雄選手と吉岡大輔選手の得点差は7ポイント。両者の得意、不得意を考えると、逆転の可能性もあるかと思いましたが....。ありませんでした。
貴雄さん、お疲れ様でした!
そして吉岡大輔さん、初優勝おめでとうございます!

今年の技術選は、歴代の優勝者がジャッジに入ったり、解説を我満嘉治さんや渡部三郎さんが行ったり、また種目も見ていて分かりやすいものが多く、少しだけ変わったかな?という印象があります。
特に昨年までの、一般スキーヤーが聞いたら引いてしまうような、肩甲骨の話(今年だったら副交感神経の話だったのだろうか....)が出るような解説が姿を消したことは、個人的には大正解でした(^^
技術選は採点競技ですから、レースのように分かりやすい結果を出すことは、なかなか難しいかもしれませんが、レースとは違う側面の上手さや楽しさを伝え、スキーに親しみを持ってもらうきっかけになるような大会に変わっていって欲しいと思います。
posted by スキー中毒者 at 18:51 | Comment(2) | TrackBack(0) | スキー