
休日のジム通いの帰路、自転車で国立博物館前を通過すると、チケット売場はいつも混雑しています。入場待ちが数10分との話もあり、並ぶのが嫌いな私にゃ無理だなぁと思っていたのですが、国立博物館のホームページを見ると、曜日と時間による入場待ちの傾向が掲載されていました。それを見ると、土日の夕方は比較的空いていそう。携帯サイトでは、その日の混雑状況も配信されていますので、夕方チェックしたところ、6時頃になりやっと入場待ちがほぼ無くなりました。早速、上野まで自転車でひとっ走り。
確かに入場待ちはありません。会場内も、中金堂鎮壇具から八部衆像、十大弟子像、四天王像と国宝、重文のオンパレードですが、黒山の人だかりという程ではなく、比較的鑑賞しやすい状況でした。
さて、メインの阿修羅像は一部屋に単独で展示されています。緩やかな上りの通路を通って展示室にはいると....、す、すごい人(^^;
阿修羅像は部屋の中央に展示されており、360°どこからも見ることができるのですが、三重四重に人が取り囲んでいます。が、その中で係員がゆっくりと時計回りに人を動かしているため、自然に像の回りをひとまわりすることができ、また前列の人と後列の人との入れ替わりもスムーズでした。最前列で見ると、ホントにすぐ近くで見ることができます。これがもっと空いていたら、どんなにいいかと思いますが、まぁ、無理なことですね(^^
今回感心したのは、鎮壇具等一部を除きほとんどの仏像がガラス越しの展示ではなかったことです。思ったよりずっと繊細な像を目の当たりにし、よくぞ千数百年の時を越えたものだと感心するとともに、不信心者の私でもちょっとだけ厳かな気持ちになりました。
仏像人気?