2024年04月17日

2025スキー試乗@野沢

4/13(土)に野沢温泉スキー場主催の試乗会に参加しました。
試乗コースはやまびこDとE。
当日の天候は晴れで気温が高めだったため、昼頃になると雪面は大分荒れました。

VECTOR GRIDE CORDOVA Standard
L175 / R20.4 / 120-85-110
IMG_5287.jpeg
低速だとイマイチエッジがグリップしません。
ポジションに気をつけると多少はマシですが、やはり全体的に流れ気味です。
ただある程度スピードを出すと印象は変わり、グリップ感が出始めます。
ターンインでトップを食わせることができたときはいいのですが、そのあたりの感覚が十分に掴めないまま、試乗が終了してしまいました。
この板のフィーリングは、個人的にはあまり合いません。

ARMADA DECLIVITY 88 C
L176 / R17.2 / 131-88-112
IMG_5374.jpeg
滑ってみると普通の板です。
センターの広さは感じません。
直前のCORDOVAとは違い、中低速でもそれなりにグリップしますから、安心感があります。
ターン弧はオールラウンド。
小回りでも撓ませれば意外なほど返ってきます。
グサ雪に入っても安定しているし、踏んで解放すれば走ってくれます。
これ、かなり気に入りました。

ARMADA ARV 88
L176 / R16.5 / 120-88-114
IMG_5375.jpeg
第一印象はDECLIVITYと似ています。
小回りから大回りまで、普通にこなせます。
踏めば返ってくれて、軽快さすら感じました。
ただ突破力はあるのですが、硬めの荒れに入ると、やや叩かれるようにも思えます。
板からの反応は。DECLIVITYの方が分かりやすかったです。

LINE PANDRA 92
L161 / R16.5(@175) / 125-92-115
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何気なくK2を除いていたら、スタッフから声を掛けられました。
センター幅80〜90程度で、踏んで撓ませることができるキャンバー系、メタルの強さは不要、という希望を伝えたところ、隣のLINEに連れていかれて勧められた板です。
ソールサイズを合わせて、さあ履こうというときにL161に気付きましたが、まあいいやとそのまま試乗。
軽いです。
短さは感じません。
グサ雪に入っても安定しているし、ギャップで飛ばされても板だけがすっぽ抜けるようなことはなく、安心感があります。
板の返りは強すぎず弱すぎず、身体の下にスッと戻ってくれるので、失敗が少ないと感じました。
ターン弧は大〜小までOK。
コンディションにもよりますがが、あまり横にせずに縦に走らせたい板でした。
「これ、レディース?」
と聞いたら
『ユニセックス、いやジェンダーレスです』

BLASTRACK BLASER
L176 / R16.5 / 130-97-117
IMG_5307.jpeg
操作性が良く、動かせばその分だけ動き、踏めばその分だけ返ってきます。
荒れた雪に入っても蹴立てていく強さはあるが、決して強すぎることはありません。
ツインチップの板では、たまにテール側が寸足らずのように感じることもありますが、この板はフラットテールのため、テールを使おうとして、グリップせずに流れてしまうことがありません。
ただしテールが勝手に食ってくれる訳ではなく、テールを食わせる操作は必要です。
返りはそれほど強くないので、小回りはゆったり目になりました。

ICELANTIC PIONEER 96
L174 / R17 / 131-96-118
IMG_5311.jpeg
菅平でのNOMADとSHAMANの印象を伝え、改めて踏んで撓む板のリクエストをしたところ出てきた板。
センター86mmが貸し出し中のため、とりあえず96mmを試すことになりました。
希望より太目ですが、全く問題ありません。
ICELANTICの板って、個人的には見た目は硬そうに感じるのですが、決してそんなことはなく、強さとしなやかさが両立している印象です。
踏んだときにブーツ下で、しっかりしたグリップが感じられます。
ただそのグリップは強烈に食うものではなく、ややズレながら力強く削る感じ。
返りは比較的穏やかですが、小回りも十分対応できました。
低速でも高速でもグリップ感が変わらず、分かりやすいです。

ICELANTIC PIONEER 86
L174 / R17 / 121-86-108
IMG_5377.jpeg
あたりまえですが、印象は96とほぼ同じ。
96の操作性がいいので、敢えて86を選ぶ積極的な理由が見つかりません。
強いて言えば、86の方が小回りでクイックさが出てきます。
雪質にもよると思いますが、積極的にズレを使おうとしたとき、ズレないわけではありませんが、センター付近が頑張ってグリップしたがるところはやや気になりました。

ZUMA FLAGEA
L169 / R19 / 113-84-107
IMG_5378.jpeg
やまびこD上部は全面浅いコブ状態になりましたが、硬めのコブに中回り突っ込むとやや暴れます。
そんな滑りしなけりゃいいじゃん、と言われればその通りなんですが....
操作性は悪くありません。
回転性能は素晴らしく、ポジションさえ間違えなければ、荷重と回旋に応じてキレイな丸いターン弧を描いてくれます。
スペック上のラディウスは大きいのですが、小回りも全く問題ありませんでした。

妙高連山 DS169
L169 / R17.1 / 138-100-126
IMG_5321.jpeg
荒れた斜面での安定性は期待どおりです。
ただ操作性にややもっさり感があります。
特に小回りでは積極的に回旋を使っても、板がなかなか回り込んできませんでした。
疲れていたのは確かですが、それだけじゃないはずです。

OGASAKA E-TURN 8.5
L174 / R15.6 / 126-85-108
IMG_5330.jpeg
オガサカらしいセミファット。
成長したやまびこDのコブを舐めるように乗り越えていきます。
エッジグリップも弱すぎず強すぎず絶妙です。
ちなみに踏んでもポンポンと返ってくる板ではないので、小回りでは積極的な回旋が必要でした。
スキーヤーの操作には素直に反応しますが、余計なことは一切してくれない。
なんかこんな板あったよなー、と思い浮かんだのはUnity。
いい板なのにあんまり売れないところも良く似てます(失礼!)

VAN DEER FREERIDE 98
L180 / R18 / 138-98-120
IMG_5333.jpeg
ザクザクボコボコの斜面でも走る走る。
成長したコブをガンガン突破します。
ビビると板だけが走っていっちゃいますから、歯を食いしばって付いてってください。
エッジグリップは強めですが、外せるし、外せばズレながらも力強く雪を削ってくれます。
ポジションさえ間違えなければ、踏めば返ってくれますから、小回りだって問題なし。
けど脚力はそれなりに必要です。
もっと元気な時に乗りたかったなー。
posted by スキー中毒者 at 15:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | スキー

2024年04月15日

DとEだけの野沢温泉

土曜日。
久しぶりに気合を入れて、4時半ちょい前に自宅を出発。
目的地は野沢温泉、スキー場主催の試乗会です。

さしもの関越道も、この時期のこの時間だと渋滞はもとより。流れが悪くなることもありません。
アイサイトのACC任せで順調に走行し、湯沢ICを通過して塩沢石打IC直前。
トンネル手前で走行車線をゆっくりと走る長い車列があります。
「そういやここで覆面をブチ抜こうとして、トラックの運ちゃんに助けられたことがあったよなぁ」
なんて考えながら右車線に出て追い越しをかけます。
トンネルを抜ける直前、先頭の車のリヤガラス越しに
『パトカーに 続け』
の赤いLED文字が....
「やべっ!」
白のマークXでした(^^;
後続のミニバンをサイン会場にご案内する途中だったようです。

ブレーキで減速して覆面の前に入り、じわじわと距離を広げながら塩沢石打ICへ。
料金所方面へ右折する信号で待っていると、件の2台も入ってきました。
しかしあの状況で、追い越し車線をかっ飛んで行ったら、どうなったんでしょうね。

最近は塩沢石打IC〜R117間は、十二峠ではなく大沢山トンネルを抜けることが多いですが、この日もこちらのルート。
十二峠のように遅い車に引っ掛かることもなく、というよりたまに対向車はいるものの、私の前後にはそもそも車が走っていません。
8時前に野沢温泉到着。
ダメ元で長坂の日帰り駐車場に行ってみると....

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入れました。
ギリCブロックです。
5分も経つと通路への縦列駐車が始まりましたから、もう少し遅れていたら柄沢に回されたところでした。
まあCブロックだと坂の上り下りがありますから、柄沢からシャトルバスを使うのと、どっちが楽か微妙ですが....

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ゴンドラ待ちはこの程度。
機動力があるのですぐ乗車できます。

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やまびこ駅には8時半過ぎに到着しましたが、試乗会受付にも列ができていました。
そして並んでいても一向に進みません。
調べたら9時受付開始でした(^^;

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会場入り口にはこんな掲示があります。
けどここって入場時しか通らないから、あまり意味が無いような気もするけど....

そして手渡された試乗カードの両側に白の養生用テープが貼ってあり、そこにソールサイズと名前を記入するよう指示されます。
名前はともかく、ソールサイズはJSPの試乗会でも同様でしたが、板を選ぶと
『ソールサイズは?』
「293」
というやりとりが常に発生しますから、やっぱり不要だったかもしれません。

とりあえず会場をひと回りしてから試乗スタートです。
マルセル・ヒルシャーが手掛けた話題のVAN DEERも出展していましたが、SLの165cmは出払ってました。
一番に狙っていた方がいらっしゃったんでしょうね。
スタッフは
『ぜひ朝の良いコンディションのうちに、SLを試してみてください』
とおっしゃってましたが、その後は常に貸し出し中でした。

試乗はスキー一本につき20分程度となっていますので、やまびこAコースに行くと時間をオーバーする可能性もあります。
そのため滑ったのは、やまびこDとEだけ。
1機種につきやまびこ第2フォーリフトを2本で試乗をしました。

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朝イチのコンディションはまずまず。
やまびこDの上部、Cとの分岐までは大〜中回り、Cとの分岐からリフト下までを中〜小回りで、やまびこEは、上部の緩中斜面を大〜中、その後の落ち込みを小で滑ります。

昼前には特にやまびこD上部の荒れが目立ち始めました。
セミファットの試乗板での大回りが楽しいです。

この日は晴れて暑くなるとの予報たったので、ロンTの上にmont-bellの薄手の綿入ジャケットという軽装で上がりましたが、それが良かったのか思ったほどの暑さは感じません。
しかし腹が減りました。
トイレにも行ってません。
それでも狂ったように試乗を続けますが、体力の限界が近づいてきました。

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13時半。
斜面はボコボコです。
STÖCKLIのちょい太目で締めようと思いましたが、珍しく出払ってました。
「もういいや、帰ろう」
ヨボヨボと歩いていると、OGASAKAのE-TURNと目が合いました。
試乗する人もほとんどなく、寂しそうです。
「わかった、付き合うよ」

2本滑って今度こそ撤収、と思ったのですが朝イチに覗いたVAN DEERの太板が何となく気になります。
よせばいいのに
「293でお願いします」
しかし既に脚はヘロヘロ。
脚力さえ残っていれば楽しそうな板でしたが、最後の力を振り絞って何とか試乗するのがやっと。
時刻は14時を過ぎてます。
今度こそ本当に撤収です。

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やっぱり持って上がらなくても良かったな。

この日はVECTOR GRIDEから始まって、ARMADA、LINE、BLASTRACK、ICELANTIC、ZUMA、妙高連山、OGASAKA、VAN DEERの9メーカー(8メーカーか?)11機種の試乗でした。

以前は、太いだけあって反応の鈍さや操作の重さを感じた板も多かったのですが、今回の試乗では、太さによる突破力があるにもかかわらず、基礎系と変わらない操作性を感じさせる板もあり、メチャクチャ疲れましたが楽しかったです。

駐車場まで戻ると、やっぱり暑いです。
車のエアコンを入れると、フルパワーで冷房を始めました。
そのままR117まで下りて、道の駅野沢温泉で遅〜いお昼ゴハン。

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野沢温泉御膳だそうな。
野沢菜漬が付いているのはもちろんですが、コロッケも野沢菜入りです。
提供時にスタッフのおねーさん
『ご飯と野沢菜はお代わり自由でーす』
腹ペコにはうれしいサービスですが、ご飯を2杯、野沢菜も2皿お代わりして腹パンになりました。

さすがに帰路の関越道では渋滞に捕まりましたが、19時半に無事帰宅。

中毒者版スキー安全の11則。

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11.角打ちで飲むまでがスキーです。
posted by スキー中毒者 at 17:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | スキー

2024年04月10日

丸沼やめて岩鞍へ

土曜日は丸沼のつもりでした。
けどあそこ、ゴールド廃止しちゃったんだよなぁ。
それに4月第一週だと駐車場まだ有料だし....

そーいや岩鞍ってまだやってんだっけ?
とHPを見に行くと、この週末まで営業しています。
駐車場も3/17(日)で土日祝有料は終了した模様。
リフト券のICカードは返却してませんから、チャージ購入すれば多少はお安く購入できます。
こっちにするか。

土曜日。
練馬から関越に乗ったのが6時半ですから、トップシーズンならタダじゃ済みませんが、この時期なら大丈夫です。
多少流れの悪い場所もありましたが、渋滞は皆無。
R120を走り鎌田の交差点を左折しますが、直進する車の方が圧倒的に多いです。
9時前に現着。
第2駐車場はトップシーズンの平日並みに空いてます。

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HPによれば、国体男子とリーゼンを除き、ほぼ全てのコースがオープンしているようですが、さすがに下の方は厳しいですね。

まずはゴンドラでトップまで上がります。
下部の状態を考えると、ミルキーウェイを下りても楽しくなさそうですから、そのまま上部で滑ることにします。

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チャンピオンに行くつもりでしたが、何となく滑り出したコースはななかまど。
西山エリアにまっしぐらです。
まあ行っちゃったものは仕方ない。
一番奥の整地、とちの木コースを2本。

IMG_5196.jpeg

覚悟していたほどにはザブザブでも荒れ荒れでもない、比較的いいコンディションです。
とは言え、雪は柔らかいですし、残ったシュプールはかなり深くなってますから、油断大敵。
無理な操作をすると、エッジを引っ掛けて大爆発します。

次は一旦ゴンドラ降り場付近まで戻り、国体女子を経由して今度こそチャンピオンへ。

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ん?コースの両側にポール張ってる??
まあ真ん中はそれなりの幅があるように見えますが、コースに立つとやぱり圧迫感はあります。
この斜面の上部まで下りてきたとき、ファミリーが立ち尽くし
『これ、ひどい....』
と嘆いていましたが、お気持ちは分かります。
左右どちらかに寄せて、一般コースときっちりセパレートする程度のことができないんでしょうか。
チャンピオンAは3本滑りましたが、最後の斜面の狭さ以上に、中盤の急斜面の荒れが目立ち始めましたので(まあレーサーが移動するんだから仕方ないけど)、再び西山エリアに戻ります。

とちの木に行くと、先ほどよりも雪は緩んでますが、大して荒れていません。
人もいないし快適です。
しかし疲れました。
ランチ休憩にしましょう。

西山エリアのホルンは営業してますが、あとはボトムまで下りないとダメっぽい。
あれ、国体女子の曲がり角のアルプ(だっけ?)もやってそうな雰囲気だったけど....
面倒だからホルンでいいや。

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ミルキーカツウェイミートだそうな。
見た目のインパクトはありますが、メッチャ食いにくいです(^^;;
まあオーダー前にちょっと考えれば分かることなんですけど....
悪戦苦闘しながら完食。
食後のコーヒーを飲みながら、いつものようにのんびりと休憩しました。

せっかくなので、午後は不整地にも行ってみることに。

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まずは、とちの木コース手前を下りる、みずならコース。
こちらは不整地というより非圧雪という言葉がピッタリです。
ピステンは入らないものの、滑る人が少ないのでコブにはならない、微妙な荒れ具合。
暖かくてクラストしていないのだけが救いです。

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よせばいいのにぶなの木コース。
他のどのコースよりも人が沢山いるコブ斜面です。
斜度は大したことありませんが、思ったより深くて苦労しました。

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最後はゴンドラ降り場方面に戻り、ミルキーウェイで下山します。
コース幅一杯に雪が着いていますが、中盤からは雪が汚れて滑る気になるのは1/3程度の幅。

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下部の緩斜面には、大きく土が露出し始めました。
それでも途切れることはありませんし、妖怪も出てきませんでしたが、板の滑りはお世辞にも良くはありません。
ほぼターンをせずにボトムまで下りて滑走終了です。

IMG_5224.jpeg

こちらも久しぶりにお邪魔しました。

IMG_5226.jpeg

風呂上がりの牛乳で、渇きを癒します。
いつまで瓶から飲めるのでしょうか。

帰路の関越道では、東松山から先で断続的な渋滞に捕まりましたが、19時過ぎに無事帰宅。

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もうちょい渇きを癒しましょうか。
posted by スキー中毒者 at 23:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | スキー

2024年04月05日

閑散の富士パラ、渋滞の中央道

土曜日は。諏訪IC近くのルートインに宿泊。
ちなみにJAF会員の場合、JAFナビを経由して予約すると10%割引になりますが、予約手続きそのものはルートインのHPから行うため、HP予約特典として1泊につき1枚のソフトドリンクコインもいいただけます。
館内の自販機で使えるのですが、これが何故か使い忘れる....

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手許に15枚ありますから、今シーズンは各地で延べ15泊したようです。
ルートインさん、お世話になりましたm(_ _)m

そしてNEXCO中日本さん。
いつもなら割引サービス「早旅」で、高速料金と富士パラリフト券がセットになったプランを利用するのですが、世間的にはもうそんな時期じゃないのか、すでに富士パラプランは終了していました。
せめてスキー場が営業している間は、継続してくれないかなー。

日曜日。
朝食は6時半からですが、直後は混雑しますから7時過ぎに1Fのレストランに向かいます。
のんびり食って、部屋で荷物をまとめて....
「早旅」のリフト券がありませんので、ホテルの部屋からネットでリフト券を購入。
富士パラのリフト券はICカードじゃありませんので、送られてきたメールに添付されたQRコードを、チケット売場に提示する必要があります。

なんてやってたら、ホテル出発は8時半になりました。
前日のブランシュ同様、この時期は混雑の心配はありません。
「早旅」が無いので高速は使いませんが、R20を走っても5分程度しか違いません。
9時、富士パラ駐車場着。
第2駐車場に駐まっているのは、1/3程度です。

IMG_5047.jpeg

当然チケット売場もガラガラ。
いつもこれなら楽なんですけど、それじゃスキー場が潰れちゃいます。

板を担いで階段を上ってゲレンデへ。
そこから10mほど雪のスロープを上がると、やっとコースボトムです。
ゴンドラ乗り場に向かうには、そこから微妙な上りが残っており、それがイヤで普段は第4リフトを使ってシーダーゲレンデを下りて、ゴンドラ乗り場に滑り込みます。
今回はその第4乗り場まで上るのも億劫で、目の前のセンターを滑ってシーダー〜ゴンドラと移動することにしました。

IMG_5048.jpeg

このリフト、久しぶりに乗ったかも。
コースは前日のブランシュ以上にやわやわです。
最後はそのまま第4乗り場へ滑り込み....、あれ、動いてない。
シーダーに架かる第4リフトは営業運転を終了していました。
失速しましたが仕方ありません。
微妙な坂をペタペタと上ってゴンドラ乗り場に向かいます。
当然ゴンドラも待ちはありません。

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八ヶ岳に若干雲がかかっていますが、相変わらずの絶景です。
とりあえずボトムまで一本滑ってみます。

IMG_5057.jpeg

ラーチって、今シーズン開いたの?

トップまで上がれば、雪は少しはマシかと期待してましたが、全くそんなことはありません。
ザブザブで荒れ荒れで、やたらと疲れます。

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リンデンの壁も、マトモに滑れたのは最初だけ。
ヘロヘロになってシーダーゲレンデまで下りてくると、いつもの場所にコブが掘られています。
止せばいいのに入ってみたら、めっちゃ深くなってました(^^;

再びゴンドラ乗り場に行くと、改札のおっちゃん
『今日はキツイでしょ』
「いやー、雪が重い!」
『みんな言ってるよww』

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アルパインの上部にもコブレーンが掘られています。
シーダーよりちょっとだけ滑りやすいかな。
ちょっとだけ....

疲れる疲れると言いつつ、午前中はゴンドラ回し。
とは言え途中で休憩しながらですから、本数は大したことありません。
それでも12時前には疲労困憊。
頂上のレストランは前週末で営業を終了してますから、コースボトムのレストランで昼メシです。

IMG_5104.jpeg

なんか味が薄いなぁ。
肉体労働みたいな滑走だったから、身体が塩分を欲してるのかな。

午後になると、ゲレンデコンディションはますます悪くなりました。
こうなると修行というより苦行の世界。
滑っている方の姿も疎らです。

14時を過ぎて、気力・体力とも限界に達しました。
これ以上滑ったら怪我しそうだな、この一本を下りたら撤収しよう....

駐車場で着替えてスキー場を後にします。
10分後にはもう高速道路。
いつもより少しだけ早いから、少しだけ空いてるかな?

そんなことはありませんでした。
前日の朝は事故渋滞でしたが、この日の午後は交通集中による自然渋滞です。
談合坂SA手前から小仏TNまで、そして八王子料金所先から高井戸ICまで....。
首都高が空いていたのだけが救いですが、肉体的にも精神的にもぐったりしました。

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疲れを癒すには、これしかありません(^^)/□
posted by スキー中毒者 at 17:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | スキー

2024年04月03日

渋滞の中央道、閑散のブランシュ

この週末は白樺湖〜諏訪方面。
まず土曜日はブランシュです。

直前の木曜夜から金曜午前は、全国的に天気が荒れ、激しい風雨に見舞われました。
もちろんブランシュも例外ではなく、今シーズン営業最終日の3/31(日)目前の試練です。
雨のブランシュと言うとシーズンインの悪夢が思い出されますが、幸い金曜の昼には天気が回復し、雪が途切れることもなく営業最終週末を迎えることができました。

この時期のブランシュですから、混むことは想定されません。
ゆっくりでいいやと思ってたら、出発はホントにゆっくりになりました。
6時、自宅発。
往路の中央道は、最近は滅多に混むことはないのですが、この土曜日は違いました。
八王子の料金所を通過すると間もなく、小仏TNが先頭の渋滞が始まりました。
ナビで確認すると、×マークが出て車線規制も実施されてるようです。
現場通過まで2時間程度かかったでしょうか。
すでに事故処理のは終了していましたが、トンネルに入ってすぐのあたりに跡が残っていました。

ブランシュ着は10時半。
第2駐車場は、下段も上段も半分弱しか埋まってません。
今回は12月のオープニング時にいただいたクーポン券を使用して、リフト券半額でした。

IMG_4992.jpeg

それにしてもいい天気です。
マイナス2桁気温も珍しくないブランシュですが、この日はプラス気温。
当然雪はザブザブです。
しかし全コースオープンで、土やブッシュが出ているところはありません。

IMG_4995.jpeg

ファンタジー
リフトと反対側に、ピッチの短いコブが掘られています。

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スラローム
まだそれほど荒れてないので大回りが楽しいですが、踏み込み過ぎると板が沈みます。

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パノラマ
コース幅をいっぱいに使うとやや滑りにくいので、中〜小回りが無難でした。

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ジャイアント
苦手なコースですが、ここまで柔らかいと暴走もせず、安心です(^^;

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売却話が出ていることを前日に知った、お隣のスキー場を見に来ました。
休止してからもう何年も経ちますし、集客面でも厳しいとは思いますが、復活の可能性はあるのでしょうか。

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モミの木樹氷
ターンすると止まっちゃいます(^^;

トップシーズンは昼時のレストハウス混雑が激しいですが、さすがにこの日は大丈夫でしょう。
12時ちょい前にレストハウスバウムに入りましたが、まだまだ空席はありました。
今シーズン最後の角煮定食

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『すみません、角煮は先週で終了しちゃいました』

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昨シーズン、8Peaksラーメンバトル(八ヶ岳・白樺湖エリアのスキー場のゲレ食ラーメンバトル)で優勝した、あんかけラーメンを初めていただきました。
休憩後、今シーズンもお世話になった湖北さんのスタッフにご挨拶をして、ゲレンデに戻ります。

お客さんは少なくても、これだけ雪が柔らかいとやっぱり荒れます。

IMG_5032.jpeg

スラロームも上部はボコボコ。
リフト側に掘られたコブに入ってみましたが、疲れが溜まった脚にはキツイです(いや、疲れが溜まってなくてもキツイです)。
スタートが遅かったので16時過ぎまで滑りましたが、腰や膝に痛みが出始めました。
撤収です。

今シーズンのブランシュは、オープニング時の雨による営業休止から始まり、雪がなかなか増えなかったこともありましたが、2月のHEAD試乗会は素晴らしいコンディションで滑ることができました。
今シーズンの暖かさには、さしものブランシュも苦労したようですが、予定通り3月末までコースを維持していただいたことに感謝しています。

来シーズンはガッツリと冷え込み、ブランシュらしいソリッドスノーを楽しめることを期待しています。
そして、町議会ではいろいろとご意見も出ているようですが、ぜひとも引き続きスキー専用を続けていただけるとありがたいです。

今シーズンはありがとうございました。
引き続きよろしくお願いいたします。
posted by スキー中毒者 at 17:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | スキー

2024年04月01日

2025スキー試乗@菅平(石井スポーツ)

3/23(土)に菅平で開催された、石井スポーツの試乗会に参加しました。
当日の天候は雪〜晴れ。
午前中は湿雪が降り続き、昼過ぎには積もった雪が踏み荒らされた状態になりました。
試乗コースはファミリーイーストコースです。

OGASAKA TC-S+FM585
L165 / R12.9 / 119-67-103
D4113F48-9318-4792-B4F7-D03820CCCBCE.jpeg
張りの強さをあまり感じないのは、FMプレートだからでしょうか。
踏み込むとキレイな撓みを感じます。
トップを食わせてもテールを食わせても可。
トップを食わせるとインに切れ込む小回りマシーンです。
大回りではテールを意識してトップを食わせすぎないようにしないと厳しいですが、それでもホントに大きなターンは厳しそうです。
普通に滑ってもエッジが噛み、意識しないと外れません。
私はもう少しグリップがルーズな方が好きかな。
技術選を目指すような方はSRプレート付きを選ぶのでしょうが、一般の方はFMプレートで十分だと思います。
いや、一般の方はTCじゃなくても....

ATOMIC REDSTER S9i REVOSHOCK S
L165 / R12.5 / 118-68-104
D79FC6F4-4CFE-4705-BBA1-001D3B99D393.jpeg
もっと小回り寄りの板かと思いましたが、意外にオールラウンドに使えます。
エッジホールドは強め。
低速でエッジを逃がしながら滑っているときは、センター〜テール寄りにグリップを感じましたが、ある程度スピードを出して板が撓むと、トップが強烈に噛みます。
本来の性能を発揮させるためには、少なくともスピードに関わらず板を撓ませる技術は必要だと思います。
ただ乗ってるだけで、板なりに滑っても結構気持ちいいんですけどね。

STOCKLI LASER WRT
L166 / R13,7 / 119-67-101
IMG_4884.jpeg
以前は噛んだらそのまままっすぐ行っちゃうイメージでしたが、そんなことはなく扱いやすさすら感じます。
しかし相変わらず強い板なので、しっかり踏んで撓ませるとグリップの強さを感じます。
小回りでは一回ミスカービングしました。
キレはいいですが,軽やかな操作感ではありません。
エッジを外すこともできますから、大回りもいけそうです(あまり大きなターンは試しませんでした)。

ROSSIGNOL HERO MASTER ST R22
L165 / R13.0 / 118--67-104
D0ACEF57-2927-4404-AA05-67EA8833A1D2.jpeg
コースには湿雪が積もり始めました。
そんな雪でも引っかかることはありませんが、ロシの基礎板にありがちなオートマチック感はありません。
どちらかと言えばMT車のような操作性で、勝手に食ったり勝手に回ったりし(てくれ)ません。
グリップはゆや強めで、若干外しにくさを感じました。
オールラウンドに使えそうですが、個人的にはもう少し軽快な方が好みです。

Vector glide MAXI S13
L165 / R12.5 / 121-67-105
IMG_4893.jpeg
操作性は抜群。
オートマチックではありませんが、滑り手の操作に素直に反応してくれます。
ターンインでは、角を立て始めるとそれに応じてグリップし始め、最後はしっかりとグリップしれくれますので、挙動が分かりやすいと感じました。
エッジを外した時には、バランスよくズレて回ってくれますから、安心感があります。
安定性も素晴らしく、硬い下地がでたところでも、モサ雪が溜まって荒れ始めたところでも、暴れることはありません。
踏めば返ってくれますが、返りを使って操作する板ではないと感じました。
小回りはもちろん、大回りも大丈夫です。

BLUEMORIS M-POTION BMプレート+COMP12
L168 / R16 / 115-70-100
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JSPの試乗会で好印象だったモデル。
ターン弧は小回りから大回りまで対応できます。
操作性も悪くありません。
エッジホールドがやや強めで、雪質の影響もあるとは思うのですが、若干の外しにくさも感じる。
ただ荒れ始めたファミリーでは若干暴れ気味でした。

STOCKLI MONTERO AX
L168 / R14.5 / 123-80-112
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荒れた斜面でも暴れません
反応は決して早くないので、太めのセンター幅とも相俟って、早い切り替えの小回りには向かないと感じます。
ターンインから積極的に回旋動作を意識すれば、決して小回りができないわけではありませんが、小回りを求めるならASを選ぶべきです。
中〜大回りは積極的に角を立てるとしっかり食うし、外しても操作しやすかったです。

STOCKLI MONTERO AR
L175 / R16.3 / 128-84-114
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AX以上に小回りには向かない板です。
ただこの板にそんなものを求めちゃダメでしょう。
スピードとか技術とかはちょっと横に置いて、どんな斜面でもゆったりとクルージングして、ゲレンデパウダーにも迷わず飛び込んでいける。
そういうスキーの楽しみ方もあるし、そんなときには最高の相棒になると思います。

ICELANTIC NOMAD 100
L176 / R17 / 135-100-127
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コース中央から押し退けられた雪が溜まった端っこに入っても、苦もなく突破していきます。
何も考えずに板に乗っているだけでも、ゆったりとターンができますが、そういう滑りだと、小回りではテールが頑張ってトップが回ってこないので厳しかったです。
しかしセンターに乗って踏んでやると板が返ってくれますから、驚くほど普通の(?)小回りが可能でした。
板の返りを使った小回りでは、ややポジションがシビアに感じます。
けど何故カウボーイ?

ICELANTIC SHAMAN2.0 99
L176 / R15 / 149-99-119
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NOMADの感想を聞いたスタッフのオススメ。
走る、切れる、返る!
乗ってるだけのクルージングから、センターを踏み込む真面目な(?)滑りまでOKのオールラウンダー。
ファミリーイーストはそこそこ荒れてますが、スピードを出した大回りでも全く不安はありません。
もちろんエッジを外してて、積極的にズレを使っても大丈夫。
回旋を使った小回りは難しいですが、踏めばNOMAD以上に返ってくれますから、センター幅を感じさせない小回りができます。
ただこういう滑りはそれなりに脚力も使いますから、普段は板任せ、たまに気合を入れてビュンビュンという使い方が良さそうです。
お歳を召しても気合を入れっぱなしじゃないと気が済まない方は、疲れちゃうと思います。
ちなみに、板はともかくこのコスメはどうよ、と思ったのですが、スタッフによればデザインだけで予約を入れた方が3名いらっしゃるとか。
ホントかよ(^^;;

OGASAKA U-FS+FFT12
L165 / R16.3 / 119.5-76.5-103.5
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重量が軽ければ、乗り味も軽いです。
操作に対する反応は、やや遅め、というか一瞬のタイムラグの後に反応するような印象でした。
ある意味このルーズさは、ギリギリまで攻める方には向かないかもしれませんが、一般スキーヤーが様々なゲレンデコンディションを滑るには、好ましいものだと思います。
乗り手の操作に対しては素直に反応してくれますが、余計なことは一切してくれません。
これを安心と感じるか、刺激がないと感じるかは、乗り手次第ですね。
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2024年03月27日

パンプス8で大回り

石井スポーツ菅平試乗会翌日の日曜日。
佐久のホテルをのんびりと8時半に出発。
目的地は八千穂です。
暫定開通の中部横断道を終点の八千穂高原ICまで走り、下道に降りるとスキー場方面に走る車はいません。
そりゃちょっと遅めだけどさー、そんなに空いてるの?

9時過ぎに現着。
広い駐車場ですが、車はかなり埋まってます。
やっぱり遅かっただけか....

昨年初めてお邪魔したスキー場です。
駐車場から道路渡ったら、階段上がって、センターハウス(?)抜けて、ひだりっかわにリフト券売場。
短〜いリフトに一本乗らないと、上に行くリフトに乗れません。
いや、ちょこっとハイクアップすればいいんだけど、その気が全くありません。

うん、ちゃんと覚えてます。

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まずは一番左(クライマーズレフト)の緩斜面(第4コース)へ行ってみました。
リフト側にはコブのラインが何本かありますが、めっちゃ短いピッチでモーグルな皆さまじゃないと、数ターンでコースアウトしそうです。
見なかったことにして、整地でウォーミングアップ。

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その手前の第3コースはポールが張ってあり貸し切りっぽいですが、撤収を始めてます。
コースオープンのアナウンスが入りましたので、こちらも一本。

林を挟んだ隣のコースに行こうとしたら、あれ?リフト乗り場、結構上だよ。
また下から上がり直さないとダメなんだっけ?
(ちゃんと覚えてねーじゃん....)

こちらのリフトを使うと、中斜面のバリエーションを楽しむことができます。
ただし真ん中は、バンプス8と言う名前のエグいコブ斜面。

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のはずが、なんと真っ平らです。
ラッキー♪

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喜びを抑えつつ、まずは第2コースへ。
緩斜面がしばらく続いた後、ポンと落ち込む急斜面。
比較的幅がありますが、大回りだと数ターンで終わっちゃう短さが残念です。

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そして第2の途中から、リフト下を潜ってパーク方面に下りる短い急斜面のトライアルコース。
幅があまり広くないし、合流もありますからスピードを抑えた小回りで、
まあこの長さだと暴走する前に終わっちゃいますけどね。

お次はリフトを降りて右手に進みます。

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真っ平らなバンプス8。
何故か滑る人が少なく空いてますので、大きめの中回りが楽しいです。
ただ最後にパークと合流しますので、「SLOW」のフラッグ手前で確実に減速しないとダメです。
気持ちいいのでもう一本。
そしてアゼリアコース。

朝はコンディション良好だった各コースも、暖かさで少しずつ雪が緩み始めます。
それでも前日の菅平ファミリーのように、人が集中するわけではありませんので、コースが大きく荒れることはありません(第3と第4は朝イチしか滑ってないので分かりませんが)。
午前中は気持ちいい整地滑走で終了。

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ランチはベースのレストラン、モンブランでエイトカレー。
去年利用したジョイナス同様、昭和な雰囲気で落ち着きます。

午後、緩斜面の雪が滑らなくなってきました。
それでも妖怪出没というほどではありませんので、何とかなります。

バンプス8も真ん中ほぼ平らですが、コース両端に押し退けられた雪が溜まり始めています。
大きめのターン弧で突っ込んでみましたが、とりあえずは問題なし。
けどこの後は雪は緩む一方で、アウトエッジを引っ掛けたりすれば大転倒は免れません。
もう止めておくか....

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ということで、その後はアゼリアの緩斜面コブ。
思ったより深くなってましたが、リズムがいいので滑りやすいです。
上部の緩斜面部分は、コブに合わせるだけで板が勝手に回ってくれますが、最後にちょっと落ち込みますので要注意。
落ち込みに入った瞬間に土の出たコブがひとつだけ見え、逡巡したら失敗しました(^^;
次からは、ここだけ外目のラインで回避します。

緩斜面コブまで下りてくるのがちょっと面倒だけど、ぐるぐる回して最後の一本。
7〜8人のグループが滑りを撮影しながらレッスンしてました。
最後だしな、時間かかりそうだけど待つか....
グループの後ろで拝見していたら、スタートでカメラを構えていた女性イントラ(?)が
『よろしかったらお先にどうぞ、すみませんお待たせしちゃって』
と譲ってくれました。
「ありがとうございます!」
遠慮なく間に入れていただきましたが、こういう配慮ができるってステキです。
しかし、皆さんが見ている前でスタートするって、ちょっと緊張しますね(^^;
無事完走できてヨカッタ

今回の八千穂、思いがけずバンプス8で大回りができて、結構楽しかったです。
また来たいなーとは思いますが、できれば昼メシをもうちょい頑張ってね。
posted by スキー中毒者 at 23:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | スキー

2024年03月25日

一週早い菅平試乗会

しばらく前、所用で石井スポーツのカンダコンペカンに行くと、レジ横に試乗会のリーフレットが置いてありました。
「あ、決まったんだ」
『今年は一週間早くしました。去年はご迷惑をおかけしまして....』
「一週間で大丈夫かなー」
スタッフのN川さん、シャレにならねえって顔で苦笑いしてます。
『申込していきます?』
「んー、ちょっと様子見ます」
最近の3月下旬の菅平って、シャレじゃなく雪がヤバい可能性あるしな。

そして先週、どうやら雪は大丈夫そうなので、申込に行ってきました。
申込書に必要事項を記入し料金を支払うと、控えを渡されます。
『こちらを当日お持ちください』

金曜の夜、荷物の準備をして、リフト券のICチャージ購入を完了し、NEXCO東日本のウィンターパスの申込を....忘れました(^^;

土曜日の朝、車を機械式駐車場から引っ張り出し、荷物を放り込み....、あ!八千穂の割引券忘れた!!
イエティオープニングで1,000円の割引券をいただいたので、日曜日は八千穂に行く予定でしたが、部屋に忘れました。
まあJAF割でも金額は同じだからいっかなーとも思いましたが、せっかくだからいただいた割引券を使うかと、部屋まで取りに戻ります。
あーーー!!試乗会の申込控えも置きっぱじゃん!
戻ってきて良かった(^^;

そんなことしてたら出発は5時。
目白通りの谷原交差点先の陸橋での車線規制による渋滞は迂回して練馬ICへ。
関越〜上信越道は渋滞もなく、現着は7時50分。
ファミリー下の駐車場は、8割方埋まっていたでしょうか。
8時を過ぎてたらヤバかったかもしれません。

駐められたのはいいんですけどねぇ、雪が降ってるんですよ。
さみぃ....

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試乗会テントは、今年もファミリー下ではなく裏太郎下。
裏太郎を見上げると、なんかコース規制をしているみたいです。
ヨボヨボ歩いて受付テントに行くと、私の顔を見たN川さん、何も言わずに名簿を確認し始めます。
試乗カードが手渡され、はい、完了。
そのまま立ち去ろうとすると、あわてて隣のスタッフが
『お帰りの際、カードだけ回収しますので』

さて、どうすっかなー。
STÖCKLIはJSPの試乗会で乗ったし....
奥に歩いていくとOGASAKAがあり、まだ試乗板の争奪戦も始まってません。
とりあえずTC-Sをお借りして試乗開始。
ファミリーイーストを滑り、途中から裏太郎へ。

え?あれ??
誰も滑ってないよ....

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裏太郎に架かるリフトから見ると、コース規制というクローズっぽい。

IMG_4874.jpeg

トップに都連スタッフがいらっしゃったので、念のため確認。
「終日?」
『はい』
ジュニアとマスターズの大会でした。

仕方なくファミリーに戻り、その後はイーストをぐるぐる。
雪はだんだん強くなり、コースに積もった雪が押し退けられて荒れ気味です。

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しばらくすると林側を規制して、コブを掘り始めました。
協力しろと言われなくても勝手に掘削を始める、ボランティア精神旺盛な方も多いですから、あっという間にラインが出来上がります。
皆さん、好きねぇ。

前夜の寝不足もありランチ後に爆睡してたら、午後は出遅れました。
STÖCKLIのMONTEROからICELANTICと、やや太めの板を試乗します。
昔は敬遠していましたが、乗ってみると楽しいものです。

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そのうちに雪もやみ、だんだん明るくなってきました。
再びノーマル系のUnityに乗っていると時刻は14時半。
貸出終了の時間になりました。
この日は7メーカー、11機種の試乗でした。

昨今の暖冬の影響で、試乗会スケジュールを一週間程度前倒しした程度でどうなのよとは思いましたが、今回に限っては3月とは思えない、真冬のようなコンディションで滑ることができました。

ちなみに今後の菅平の営業スケジュールは、ゲレンデによっても違うものの3月末までとなっていますが、ファミリーだけは4/21までの営業を予定しているんだとか。
シーズンインで上手く動かなかったICSを稼働させるらしいですが、大丈夫かなー(^^;;

受付で試乗カードを返却した後、サンホテルのレストランで展示されているマテリアルをちょいと覗き見。
スワンスのスタッフから、ゴーグルについて情報収集です。

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駐車場に戻ると、車の雪はほぼ融けていました。
15時過ぎにスキー場を出発し、佐久まで1時間ほど下道を走ります。

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ルートインさん、今回もお世話になります。
posted by スキー中毒者 at 16:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | スキー

2024年03月22日

風とガスと雪と霰の小海

20日の春分の日は、天気予報では長野県北部は荒れ模様。
そんな北に行かなけりゃいいんだよな。
どうせ日帰りだし....

久しぶりにサンメも考えましたが、あそこリフト券高いしなぁ。
小海のJAF割っていくらだっけ?と確認しに行くと、すでに3/11から春料金になっていて、大人3,000円、シニア2,500円と爆安です。
ICからちょっと距離はありますが、まあ許容範囲内だし。

朝、駐車場から車を引っ張り出し、荷物を積んで、あ!スマホ忘れた!!
なんてやってたら時刻は5時45分。
すでに明るくなっており、春を感じます。

首都高〜中央道は順調。
須玉ICで降りる頃、フロントガラスに細かい雨粒が落ち始めました。
R141を走っていると雪に変わり、清里付近からはゴン降り。
道路も圧雪路に変わります。

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8時45分、現着。
駐車場は第1も空いてそうでしたが、ガラガラの第2に駐めます。
出撃準備を始めますが、風もあって寒いです。
ネックウォーマー使うか....
と、いつも入れているウェアの背中のポケットに手を突っ込みますが、あれ?無い??
忘れちゃったかー
首元のファスナーを目一杯上げれば、まあ何とかなるだろ。
何とかならなくても、どうしようもありません。

チケットを購入してゲレンデへ。
駐車場があの状態ですから、当然空いてます。
クワッドに待ちはありません。

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上部が曇ってますが、見通しが悪いほどではありませんので問題なし。
コース上には10cm程度の新雪が積もっていますが、すでに荒れ放題。
滑ってみるとガリガリの下地に底付きします。
足裏にはかなり凹凸を感じますから、お世辞にも滑りやすくはありません。
新雪滑走でも整地滑走でもない、要するに荒地滑走です。

1本目はラバーホーンから真っ直ぐ進み、ユングフラウへ。
モーグルコースは今回も設置されていません。
2月に来たときは、雪が少なくて作れないのかと思ってましたが、今シーズンは作成しないことが決まったと、Twitterのフォロワーさんが教えてくれました。
おかげでコースは広々と滑れますが、なんか寂しいですね。

雪が降っており、風もありますから、やっぱり首元が寒いです。
先週末に使って、洗濯後にウェアに入れ忘れた....、いや先週末は全然寒くなかったはず。
もう一度背中のポケットに手を突っ込みます。
ありました!
奥の方に丸まって入ってました(^^;
助かった....

次はHコースからブライトホーンに抜けます。
緩斜面はファミリーで賑わっています。

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Hコース下からみたアイガーは、一見白くなってますが、よく見ると草が隠れきってません。
今シーズンはダメですかねぇ。

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久しぶりにメンヒも滑ってみました。
他と比べると狭めのコースは、両側が林ということもあり、開放感がありません。
他のコースから独立しているだけに、斜度も長さも中途半端で、滑りごたえを感じることはできませんでした。

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天気は、風が吹いたり止んだり、ガスが出たり消えたり、雪が降ったり止んだり。
11時過ぎには青空も見えてきましたが、先週末の滑走の疲れが思った以上に残っています。
少々早めにランチ休憩にしましょう。

前回は大混雑だったボトムのレストラン、エーデルワイスも閑散としています。
緩斜面の様子から、もう少し混んでると思ったのですが....

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リフト券だけでなく、ゲレ食も大幅に値上げされたスキー場も多いのですが、こちらはそれほどでもありません。
シェフが目の前で焼いてくれるハンバーグ、美味しかったです(^^

ランチ休憩を終えて外にでたときは明るかったのですが、すぐに雪が降り始めました。
2時半頃になると、雪というより霰のような白い塊が、強風で横殴りに降り出しました。

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リフトに乗ってると、こんな具合です。
滑ってるとヘルメットに当たる音がしますし、顔に当たると痛いし....、もういいや、撤収しよう。

雪のスキー場を出発すると、雪はすぐに止みました。
心配だった道路状況は、朝の圧雪もすっかり融けて、ほぼドライコンディション。
スキー場のコンディションは散々だったけど、帰路が順調だったから、まあいいか。
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2024年03月20日

妖怪と戦いしさのさか

日曜日。
二日間の滑走でかなり疲れてますし、帰りの運転もありますから、この日は早めに上がる予定です。
そもそも昼過ぎから雨予報だしな。
こういうときにはさのさかです(そうなのか?)。

朝メシ食って、荷物まとめて、チェックアウトしたのは8時過ぎ。
信濃大町駅前の商店街を抜けたあたりで、フロントガラスに雨粒が落ちてきました。
天気が崩れるのって、午後じゃなかったの....?

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30分もかからず、さのさかの駐車場に到着。
決して強くはありませんが、雨ですねぇ。

こちらのスキー場、ファミリーもいらっしゃらない訳ではありませんが、ガチなスキーヤー、スノーボーダーが多いというのが私の印象。
その印象を裏切らぬように、周囲の車では雨をものともせず準備をして、黙々とゲレンデに向かう方ばかりです。
例外的なお気楽スキーヤーの私は、もちろん車の中で待機(^^;

その甲斐あってか、しばらくすると雨はほとんど止みました。
多少のポツポツには目をつぶり、私もヨボヨボとゲレンデに向かいます。

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踏切を渡ってセンターハウスへ。
チケット売場では迷わず
「4時間券お願いします」

時刻は9時ですから、13時まで滑れます。
いや、滑ることはできますが、もちろんもっと早く撤収するつもりです。

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まずは正面のカービングゲレンデ。
中間部リフト側がセパレートされ、スノーボードの三角フラッグがセットされてますが、特に狭くは感じません。
けど1本滑ってクワッドリフトへ。

リフトを降りて上部が見えるところまで移動。
トップに上がるリフトの乗り場は、もう少し上です。
あ、レイクダウン側のリフト経由じゃないとダメなんだっけ?

レイクダウンへの連絡コースとは反対側にゆるゆると下りちゃいましたが、再び上がる気は毛頭ありません。
そのままリフト沿いにパラダイスを下り、再度クワッドに乗車。
今度はレイクダウンに向かいます。

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レイクダウンのクワッドでコーストップに上がると、眼下に青木湖が広がっています。
かぐらのパノラマコースから見る田代湖もキレイですが、こちらの方が間近に見えて迫力が違います。

先ほど上がろうとしたニューパラダイスゲレンデは後回しにして、レイクダウンを数本。
その後、ニューパラダイス側への連絡通路を通ってトップに上がるペアリフトに乗車します。

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リフト下に掘られたコブは見なかったことにして....

やや急な斜面ですが、雪が柔らかいのでそれほどスピードは出ません。
しかし滑ってる人が少ないので、転んだらこっ恥ずかしいよなーと思いながら大回り。
無事下りられたことに満足して、こちらのコースも数本滑ります。

再びレイクダウンに行くと、上部はともかく、最下部の緩斜面になるととたんに滑りが悪くなります。
早くも妖怪板掴みが登場した模様。
昨日も妖怪退治に使ったワックス、黒固形を塗ってみますがあまり効果はありません。

ニューパラダイス側に戻り、パラダイス〜パラダイスダウンヒルと滑りボトムまで下りても、こちらは板の滑りは悪くありません。
なら、こちら側で滑ってりゃいいじゃんとも思いますが、やっぱりレイクダウンにも行きたいんですよねぇ。

両方のゲレンデを行ったり来たりしているうちに、レイクダウンの妖怪さんは少しずつ斜面を上がってきたようです。
黒固形を塗って、中間部までは妖怪との騙し合いのように滑ることはできますが、下部の緩斜面も滑らない訳にはリフトに乗れませんし、センターハウス側に帰ることもできません。
直滑降でも止まり、スケーティングでも進まない、超ストップ雪に苦しめられます。

疲れ切ってセンターハウスに戻り、ひと休み。
再びゲレンデに出て、よせばいいのにまたまたレイクダウンへ。
緩斜面の妖怪に捕まりながらも何とかリフトに乗車し、コーストップ。
滑りだした瞬間、悟りました。
「ダメだ、こりゃ」
レイクダウンでの妖怪との戦いは完敗です。

ニューパラダイスを数本滑ると、時刻は12時半です。
リフト券はあと30分使えますが、もういいや、撤収しよう。

年始に来たときには、雪不足でまともに滑ることができない状況でしたが、今回は予想以上に雪はしっかりと付いていました。
誤算は妖怪の跋扈です。

ここ数年、なかなか良いコンディションで滑れないさのさかですが、それでもやっぱりキライじゃないんだよなぁ。
posted by スキー中毒者 at 05:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | スキー