2023年03月16日

リフト1本2,000円の八方

土日は八方で技術選の観戦でした。
自分のBlogを遡ると、前回の観戦は7年前、八方は6年前が最後です。
その後、技術選の会場がルスツに移ったり、コロナ禍だったり、その間に定宿が廃業しちゃったりと、技術選からも八方からも足が遠のいていました。

今回の宿泊は、年末年始にもお世話になった信濃大町駅前のホテル。
八方までは当然自分の車で移動するのですが、八方の駐車場って何時頃満車になるんだ?
Twitterで聞いてみたところ、八方の常連さんが教えてくれました。
普段の土日は、名木山近くの第3や第6は7時台であれば何とかなるようですが、技術選のときはもうちょい早く満車になりそうとのこと。
信濃大町の駅前からだと、朝でも30分はかかりますからね。
楽しみにしていたバイキングの朝食は諦めざるを得ません(>_<)

土曜日。
6時半、食堂に向かう宿泊者を尻目にホテルを出発します。
商店街のコンビニに立ち寄り、八方の第3駐車場には7時10分に到着。
直前を走る軽自動車に続き駐車場に進入すると....、えー!満車じゃん。
他にも空きを探してる車がいらっしゃいます。
前の軽は一番奥の通路まで進みますが、付いて行っても仕方ありませんから、私は手前の通路へ曲がります。
え....、あれ....?
1台だけ空いてました、ラッキー!

回りを見ると、登山客も結構いらっしゃいます。
もうそんな季節なんですね。
ゴンドラとリフトを乗り継いでトップまで上がるために、ゴンドラ乗り場まで歩いて行きやすい第3駐車場を利用されるんでしょうか。

一緒に観戦予定の仲間は第6に駐めたようで、あちらはまだ少し空きがあるとのメッセージが入りました。
私も明日は第6にしよう。

車内で朝メシ食って、名木山に向かいます。
仲間と合流。
一般客のリフト乗車は8時からですが、乗り場は長蛇の列です。
列が捌けるのを待って乗車。
名木山トリプル〜リーゼンクワッドと乗り継いで、決勝コートの兎平に到着です。

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懐かしいなぁ、この雰囲気。
競技は兎平の整地と、リフトを挟んだお隣のソデグロで行われていますが、とりあえず兎平のギャラリー席に場所を確保して、観戦開始です。
しばらく技術選をフォローしていませんでしたから、MCによるBib No.と選手名のアナウンスを聞いても、知らない方が多いです。
ちなみにこのMC、フリーの女性アナウンサーとのことでしたが、めっちゃ聞きやすい。
さすがプロですねぇ....。

なお競技ごとのスタートリストは、基本的にはネットで見ることになっているようで、会場周辺に掲示されているQRコードを読み込めば、大会ホームページに接続されると、盛んに案内をしています。
しかしiPhoneの調子がすこぶる悪い。
アンテナは5本立っていますが、ネットに繋がりません。
仕方なく再起動、それでもダメなんでもう一度再起動。

いや、私のiPhoneのせいじゃありませんでした。
周囲からも『繋がらねー』とのボヤキが聞こえてきます。
ネットを積極的に利用するのはいいのですが、であればネット環境がもうちょいマシになって欲しいです。

まぁ最悪、この大会で選手を引退される丸山貴雄さんのスタート順だけ確認できればいいんですけどね。

兎平(とソデグロ)の整地競技が終了した後は、会場移動。
アルペンペアで黒菱のコブに向かいます。

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朝からずっと天気が良く、黒菱で観戦していると太陽が左手からだんだん正面に移動してきました。
気温が高く暑いくらいなので、ウェアのジャケットは脱ぎ、首から上はキャップにサングラス。
屋外だし、密じゃないし、まぁいいかとマスクを外していたら、この時間になって顔がひりひりし始めました。
やべ、雪焼けだ。
時すでに遅し、太陽の動きに合わせて、顔の左半分が右側の5割増で黒くなりました(^^;

この日の競技終了は15時。
黒菱のクワッドで上がったら、あとは名木山まで下りるだけなんですが....

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兎平はコブ、リーゼンもコブ、ウスバもコブ、最後の名木山パブリックもコブ。
そのうえどのコースも下山するスキーヤーでうじゃうじゃしてますから、滑りにくいことこのうえありません。
終日座っていたため、股関節はガチガチに固まっており、ベースまで下りたときにはヘロヘロでした。

日曜日。
前日の第3駐車場の混雑にビビって、6時にホテルを出発し、現着は6時40分。

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まだまだ空きがある第3駐車場を横目に見ながら、この日は第6駐車場です。
私は車内で朝ゴハンのおにぎりにかぶりつきますが、回りでは選手やサポートスタッフが準備をして、続々とリフト乗り場に向かっています。

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一般客の乗車が始まる直前のリフト乗り場はこんな感じ。
なかなかの混雑っぷりですが、トリプル2本でそれなりの機動力がありますから、10分程度でほぼ解消しました。

この日はスーパーファイナル〜ウイニングマッチで、すべて兎平で行われます。

駐車場情報を教えてくれたフォロワーさんから、朝イチでメッセージが入り、ギャラリー席で会うことにしたのですが、ネット環境は相変わらず。
運良く先方からのメッセージを受信できても、こちらからの返信はアップできず....。
それでも何とかお目にかかることができ、短い時間でしたがお話をしながら観戦しました。
momoさん、ありがとうございました!

前日同様天気は安定しており、競技は順調に進みます。
八方の技術選っていうと、大抵ガスか爆風で種目のキャンセルやコート変更が発生するのですが、今回はそんな気配もありませんでした。

今回の技術選は、評価の観点とか全くチェックしていませんでしたが、見ていると何となく分かります。
しかし、点が出る滑りが好きかどうかは別の話。
たとえ点が伸びなくても自分が好きと思える滑りに拍手を送りながら、楽しく観戦しました。

この技術選で引退する丸山貴雄さんの、選手としての最後の滑りは兎平のコブでした。
名前がコールされると、ギャラリー席から大きな拍手が沸き起こり、他の選手のサポーターを含め、あちこちからチアーホーンが鳴り響きます。
もうね、点数なんてどうでもいいです(いや、良くはないけど....)。
最後の滑り、しっかりと目に焼き付けました。

すべての競技が終わって表彰式に移ると、撤収する方も多いのですが、私はそのまま待機します。
きっと、いや絶対、丸山貴雄さんの引退ランがあると信じて。

大会スタッフとして参加しているスクールのイントラが、全員で兎の斜面をデラ掛け。
そして最後のコール。
引退ランのスタート....、え?そっち??
貴雄さんらしく、コブでした(^^;

鬼気迫る渾身の滑りは、OGASAKAがinstagramにアップしたこちらの動画をご覧ください。

貴雄さん、お疲れ様でした。
そして素晴らしい滑りをありがとうございました。

この土日は観戦が目的でしたから、フリーで滑ることはありませんでした。
リフト乗車も競技会場への移動のためだけ。
土曜日は名木山トリプル、リーゼンクワッド、アルプスペア、黒菱クワッドの4本で、日曜日は名木山トリプルとリーゼンクワッドの2本です。
一方リフト券は、前夜にWEBショップで購入した2日券が12,000円。
割り算すると....

リフト1本2,000円の八方でしたww
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2023年03月15日

平日栂池、快適なり

先週は八方で技術選が開催されていました。
予選2日目から観戦するつもりで金曜日に有休を入れていたのですが、気が変わり金曜は栂池で滑ることにします。

朝5時に自宅発。
事故渋滞の無い関越は快適です。
順調に9時前に現着しましたが、中央駐車場もガラガラでした。

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午前中の雨予報は外れました。
とりあえずゴンドラに乗車して、トップに向かいます。
途中、1月の栂池訪問時にお目にかかったパトさんから、Twitterにリプが飛んできました。
『来てるんですか』

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ゴンドラトップから上に伸びるリフトに乗って、左手に広がる栂の森ゲレンデを一本。
10cm程度の新雪が踏み荒らされたような斜面でしたが、あまり滑走性の良い雪ではありません。
ちなみに馬の背と林道の両コースは、この日はクローズしていました。

その後パトさんとJACKY'S kitchenの前で落ち合い、何本か一緒に滑ることにしました。
『じゃ行きますか』
向かったのは中斜面が連続するハンの木ゲレンデ。
先行するパトさん、めっちゃ飛ばします。
必死で付いて行きますがじわじわと離され、斜度変化の手前で停まったところでやっと追い付きました。
後で聞いたら、相手の遅れ具合を見て滑るスピードを調整するらしいのですが、それなりに付いて行っちゃったもんだから、その後はあまり手加減はしていただけませんでした(^^;
トップシーズンの雪質ならともかく、それほど荒れてはいないとは言え、かなり柔らかい雪で、普通に滑っても気を遣うようなコンディションでしたが、久しぶりに必死でかっ飛ばしました。

栂池2回目だと言うと、チャンピオンゲレンデも案内してくれましたし、ゴンドラ中間駅乗り場も教えてくれましたし、おかげで別れた後も迷うことなく滑ることができました。
滑走はもちろんですが、リフトやゴンドラでの話も楽しく、栂池に行って良かった(^^)

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午後になると雪はかなり緩みました。
平日ですからお客さんは少ないのですが、それでも斜面は少しは荒れます。
老いた脚には辛いコンディションですね。
スピードの出し過ぎに注意して、基本に忠実なスキー操作を心掛けると、普段いかに雑な滑りをしてるのか良く分かります。
反省....。

スマホでコースマップを見ながら、白樺ゲレンデ、丸山ゲレンデ。
鐘の鳴る丘にも行ってみましたが、この雪質ではターンすると止まっちゃいそう(^^;
ちなみにこちらのゲレンデでは、翌日から一緒に技術選を観戦するスキー大学仲間が、スノーボードの練習をしていたんだとか。
ニアミスでした。

ちょっと長めに16時前まで滑って撤収。
空いてるし、コース幅は広いし、適度な中斜面が多いし、考えてみたら大回りと直滑降しかしていません。
平日栂池、快適でした。
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2023年03月07日

ブランシュでスピード違反?

土曜日は日帰りでブランシュ。
前々週前週の試乗会では現着時刻を意識してちょい早めに出発したのですが、今回はその心配はありません。
5時半前に自宅を出て、首都高〜中央道を走ります。
首都高は空いてましたが、中央道は意外に混んでる?
と思ったら、追い越し車線をのんびりと走る方がいらっしゃっただけでした。
八王子の手前で6時過ぎ。
もうやってるかな?

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石川PAで朝ゴハンです。

相模湖付近でやや流れが悪くなりましたが、概ね順調で8時半ちょい前に現着。
第2駐車場手前から見上げたところ、上段は2/3以上埋まってる雰囲気でしたから下段に入れましたが、それでも半分近く駐まってます。
最近ブランシュも繁盛してるなー。

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クワッド乗り場に列ができても、驚かなくなりました。

いつものように、足慣らしでロマンチック〜ファンタジーを一本。
続いてスラローム。

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なんか、すげーイイ感じです。
あ、滑りじゃなくて、バーンの方....(^^;
トップシーズンのようなカリンカリンではなく、3月末のようなザブザブでもない、適度に噛む所謂勘違いバーンでした。

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ジャイアント。
右側(クライマーズライト)にはフリーのポール(スノーボードのゲートのような短いヤツ)が張られていますが、そちらには入らずひたすら小回り。
このコース、意外と苦手なんですけど、何となく上手く滑れちゃいます。
勘違いバーン、ありがたや(^^)

あまりに気持ちいいので、山頂のスキー地蔵にお参りした後は、スラロームで大回り、ジャイアントで小回りと、ふたつのコースをぐるぐる滑ります。
パノラマは(本格的な?)ポールが張ってあり、貸切でした。

レストランの混雑を見越して、11時にランチ休憩。
12時過ぎに再出撃しても、スラロームとジャイアントの好コンディションに気を取られてしばらく気付きませんでしたが、パノラマもコースオープンしていました。

それではと早速行ってみると....、あれ、アキヤが出てる?
詳細不明ながら事故があったようです。
コース中間部の踊り場状の緩斜面から再び落ち込んだあたりで、パトが救護中でした。
その後、救急車のサイレン音が聞こえましたので、病院に搬送されたのかもしれません。
大事に至ってないといいのですが....。

午後になっても斜面はほとんど荒れません。
スラロームとジャイアントにパノラマを加えて、3コースをぐるぐる。
あまりに調子いいんで(あ、バーンの方が....)、営業終了まで滑っちゃおうか、なんて気にもなりますが体力が付いてきません。

これで最後、と思ったスラロームの一本を滑って時計を見ると15時5分前。そういやロマンチック〜ファンタジーって、朝イチの一本しか滑ってなかったな。

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のんびり流して終了です。

帰宅したら、スマホにyukiyamaからこんなメッセージが届いてました。

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いや、そんなに出してねーって....
これじゃ完全にスピード違反じゃん(^^;;;
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2023年03月02日

2024スキー試乗@菅平(JSP)

2月18日(土)に菅平高原スノーリゾートで行われたJSP(日本スキー産業振興協会)主催の試乗会に参加しました。
当日の天候は晴れで、気温は極端に寒くはありませんでしたが、斜面はそれほど荒れることなく、終日比較的良い条件で試乗することができました。

STÖCKLI LASER SL
L165/R13.6/120-66-98
IMG_0177[1].jpg
反応が穏やかなので、しっかり感はあっても強すぎるとは感じません。
小回りでは、踏んで撓ませれば身体の下に戻ってきますし、積極的にズレを使ってもトップやテールが引っ掛かることはありません。
大回りでは、踏み込んでもトップが内に入りたがらないので、ターン弧の調整は容易でした。
エッジングの強弱によるグリップ感も分かりやすいです。
私にとっては、現在メインで使用している板の後継の後継。
比較すると、足元が少ししっかりしたでしょうか。
特にハイスピードのとき、撓んだスキーのブーツ下あたりで強くグリップします。
ターン後半に向けて、踵付近に力が蓄えられ、走る感覚がありました。
このあたりは、スピードを出す方には好まれるかもしれません。

STÖCKLI LASER SC
L163/R13.5/123-72-104
IMG_0182[1].jpg
第一印象はマイルド。
大回りでも小回りでも、働きかけに対する挙動が穏やかです。
操作性は大変良く、滑り手の意図に素直に反応してくれました。
中速までならキレとズレを容易に使い分けられますが、ある程度スピードを出すと、エッジを食わせたつもりでもズレながら回っていく感覚があります。
このあたりは慣れで解決すると思いますし、逆に想定以上に食ってしまうよりは失敗が少ないでしょう。
小回りでは、板の返りを使うような滑りだと、ややゆったり目になりますので、ターン弧の調整には積極的な回旋動作を意識したほうがいいかもしれません。
中〜大回りでは、踏み込む量と若干の回旋で、快適なターンが可能でした。
脚力がない方でも十分に使えると思います。

BLASTRSCK ELIXIR/L
L165/R15.4/125-80.5-110
IMG_0186[1].jpg
ターンした瞬間、「あ、間違えた」
試したかったのはLじゃなくてEの方でした(^^;
でもまぁせっかくですからね。
斜面がまだ真っ平らなコンディションだったこともあり、安定性に問題は感じませんでした。
ターン弧は選びませんが、どうしてもトップの捉えの甘さが気になります。
トップロッカーが入っていることと、板の柔らかさの結果でしょうか。
急斜面でスピードを出す場合、しっかりとした荷重と角付けを意識しないと、キョロつき気味でした。
2級程度の技術があれば、女性でもシニアでも楽しめると思います。

BLASTRACK ELIXIR/E
L171/R16.7/125-80.5-110
IMG_0189[1].jpg
Lと比べると、明らかにしっかりしています。
トップが食わないというより、食うまでに若干のタイムラグを感じるといった感覚はありますが、Lのように気になるほどではありません。
私程度の技術でキャンバースキーに乗るような操作をしている以上、トップから切れ込んでいくような挙動は望んじゃいけないんでしょうねぇ。
大回りは、踏み込めば板が撓んで雪面を捉えてくれますが、角付けの調整がしやすいので、ズレを使ってコントロールが可能です。
小回りでは、トップを食わせられない足前がややもどかしいですが、板を自分から動かしてやれば問題ありません。
硬めの整地より、春のグサ雪で楽しみたい板です。

BLUEMORIS S POTION
L165/R12.5/119-65-102
IMG_0192[1].jpg
昨年の試乗では非常に気に入った板です。
今回はBMプレートというセパレート型のプレートモデルを試しました。
軽快ですが、安定しています。
ただ現行モデルよりややポジションに敏感になったでしょうか。
と言っても、ルーズではないという程度ですが....
操作性もいいですが、オートマチックに回ってくれるようなことはなく、荷重と角付け、回旋の操作は意識してやる必要はあります。
小回りでは、板が気持ちよく身体の下に返ってきますが、ポジションが遅れると真っすぐ走り気味です。
大回りでは、想定以上にズレることもありましたが、これは私の技術的問題でしょう。

OGASAKA TC-SB
L165/R12.1/119-65-102
IMG_0197[1].jpg
試乗したのはコンプリートモデルです。
足元をプレートでガッチリ固めなくても安定しています。
逆に極端に強すぎないことで、小回りでもゆとりを持てるように感じました。
踏めば返ってくれますし、返りすぎることはありません。
大回りでは、本気で踏み込むとトップがやや内に入り気味ですが、調整は可能です。(てか、そういう板じゃない....)
中回りはかなり快適です。
今回の試乗バーンはまだ荒れていない整地でしたが、荒れたバーンを滑った場合にどんな挙動を示すのか、ちょっと不安でもあります。

BLASTRACK FARTHER
L172/R15.4/139-90-117
IMG_0202[1].jpg
太さのせいもあるかもしれませんが、やや硬さを感じます。
整地の大回りでは、エッジホールドが強くやや外しにくいでしょうか。
少し荒れ始めて、削られた雪が溜まったような場所の方が、板が適度に逃げてくれて、楽しく滑れました。
小回りは私の技術、滑り方では難しさを感じます。
板を撓ませて、カービング的に滑るのは無理。
回旋を使おうとしてもテールが引っ掛かり気味です。
私が持っている7シーズン前の(たぶん)初代のFARTHERからは、大分変りましたね。
今のヤツは別物です。

SALOMON S/RACE SL 12 + X12 TL GW
L165/R13.0/121-68-104
IMG_0206[1].jpg
私、SALOMONは食わず嫌いです。
たま〜に試乗すると、結構いい感じなんですけどねぇ。
スタッフに話すと
『PILOTからですか?』
そういう方、多そうです(^^;
さて、何も分からないのでショート系で勧められた板を試します。
印象はかなりドライな乗り味。
しっかり感はありますが、滑ってみると不思議と硬さは感じません。
操作性は非常に良く、荷重や回旋に素直に反応してくれます。
ただスピードを出したとき、ややエッジの外しにくさを感じました。
どちらかと言えばカービング系の板でしょうか。
小回りの印象は非常に良く、素直に回り、しっかり食ってくれます。
身体も遅れにくいです。
大回りだと、スキー全体というより、足元で食う感じがありました。
悪くはないんだけどなぁ....

SALOMON ADDIKT PRO + Z12 GW
L165/R12.0/120-66-104
IMG_0208[1].jpg
重量も操作性も軽いです。
滑り出すと、SALOMONらしからぬ(?)軽快感さえ感じます。
直前に試したSL 12のようなしっかり感はありませんが、雪面の捉えは悪くありません。
大回りでも小回りでもかなりキレますが、決してエッジが外れないようなキレ方ではなく、微妙にズレを伴いながら食い付く感覚があり、対応力は広そうです。
回頭性が非常によく、小回りは特別なことをしなくても回ってくれました。
大回りでは、踏めば良く走ります。
結構気に入りました。
SALOMONじゃなければな....

STÖCKLI MONTERO AS
L172/R14.8/107-76-127
IMG_0218[1].jpg
昨シーズンの試乗会でMONTEROの評判が良かったみたいで、試乗しなかったのをちょっと後悔してました。
今回の試乗会でも3モデル転がってましたが、いつでも乗れるだろうなんて思ってたら、出払ってたり、他の板を試乗しちゃったりと、結局乗れたのはこの1モデルだけ。
来シーズンからのモデルで、サイドカットをショート系にしたらしい。
乗ってみるとすごくイイです。
センター76mmというのは今では決して太い板ではありませんが、LASERシリーズと比べちゃうとやっぱり太く見えます。
しかし滑ればその太さは全く感じません。
しっかりとした踏み応えは、SCよりも安心感があります。
やや荒れ始めた斜面でも、踏めば板が足元に返ってくれますから、落ち着いて小回りができます。
スピードを出した中〜大回りでは、踏み込んでもトップが内に入りたがりませんし、多少のギャップも面で捉えながら突破していきます。
対応力が非常に高い、大人のオールラウンドモデル。
私はSCより好きです。
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2023年02月28日

のんびりとした試乗会

ブランシュでのHEAD試乗会菅平でのJSP(日本スキー産業振興協会)試乗会に続き、この土曜日は菅平でBLOSSOMの試乗会に参加しました。
ご存じない方もいらっしゃるかもしれませんが、BLOSSOMはイタリアのハンドメイドスキー。
上質な乗り心地のプレミアムブランドです。

今回の試乗会も会場はファミリー下ですが、駐車場は先週のように満車が早いこともありますから、油断禁物です。
土曜日朝の自然渋滞は、6時までに鶴ヶ島を抜ければ避けられることが多いので、ちょい早めに出発。
ただ、事故渋滞だけはどうにもなりません。

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この日も6時前から東松山ICの手前で事故。
鶴ヶ島JCT付近の渋滞末尾から、抜けるのに30分ほどかかりました。
この辺りって、毎週必ずと言っていいほど事故が起きてるわけですから、普通なら注意すると思うんですけど、そもそもこれは毎週スキー場通いをしている変態スノークラスタの考え方であって、一般レジャースキーヤーの皆さまは事故多発区間なんて知らないんでしょうかねぇ....

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現着は8時20分。
ファミリー下駐車場は、まだまだ余裕がありました。

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リフト券買って、受付済ませて、試乗開始。
ゲレンデトップにかかっていたガスは消えました。
こちらの試乗会は、比較的ゆっくりと試乗をさせていただけます。
この日も、
ファミリーのクワッドで上がり、ファミリーイーストで第一印象を確認。
下部の分岐から裏太郎に抜け、トリプルで上がり、反対側の表太郎で小回り。
トリプルで上がり、今度は裏太郎で大回り。
という感じです。

『どっから行きます?』
「ん〜、Great Shape」
『長さは?』
「64で」
『はい』

なんだか今年はずいぶん素直です。
去年は客の言うことなんて聞かなかったのにな〜w

『さあ、次は?』
「Flereかな」

ちなみにこのオーダーで、1本目はRCが、2本目はSLが出てきます。
中身は同じでも、私にとっては昔のモデル名の方が馴染みがあるんですよねー。

ピステモデルをひととおり試乗したところで
「ちょっと休憩するわ」
『コーヒー飲む?』
「あ、いただきます」

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お菓子も付いてきました(^^)
『ホットワインもありますから。アルコールは飛んでますけど』

オールマウンテンモデルの試乗後は....

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小さなおにぎりとお漬物、そしてクラッカーが出てきます。
せっかくですからホットワインもいただきましょうか。
『お菓子も自由に食べてくださいねー』

ホットワインのお代わりをいただきながら、ゆっくりと休憩できました。

最後にフリーライドモデルを試して終了。
試乗も休憩も、の〜んびりとできました。
暫しスタッフと雑談の後、撤収です。

『そろそろSTÖCKLIからこっちに来なよー』
と言われますが、お値段もプレミアムなんだよなぁ。
他社の板だと2本買えるくらいの価格になると、おいそれと乗り換えることはできませんって(^^;;
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2023年02月27日

珍しいことがあるもんだ

木曜日は天皇誕生日でお休み。
家でゆっくりするつもりでしたが、火曜日に各地での降雪のニュースを聞いたら、ウズウズしてきました。
試しに渋滞予測を確認してみたところ、関越の朝の渋滞はなさそうです。
まぁ自然渋滞はなくても、事故渋滞はね....

急ぐ必要はありませんが、念のため早めに出発。
6時に鶴ヶ島付近を通過しましたが、自然渋滞が始まったところでした。
確か渋滞予測は5km以上を表示することになってるはずですから、予測にない渋滞が発生するのは仕方ありません。
そして案の定この後、鶴ヶ島JCT付近と東松山IC先で事故が発生したようですから、出発が遅れていたら酷い事故渋滞に巻き込まれたと思います。

沼田ICで降りてR120を走行し、鎌田の交差点を左折。
私はかたしな高原に向かう道を左折しますが、いつもなら直進する車が多いところ、先行車も後続車も左折します。
「へー、珍しいことがあるもんだ」
なんて思いながら現着。

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8時ですが、誘導された駐車場はこちらです。
「8時でここ?混んでません?」
『今日は大会があるんだぁ。それがなけりゃなー』
とスタッフのおっちゃん。
いやそれにしてもね、珍しいことがあるもんだ。

センターハウスで指導員割のリフト券を購入し、ゲレンデへ。

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この日もウサギは不在でした。
正面のかえでコースにはポールがセットされ、ペアリフト乗り場はかなり混雑しています。
インスぺと重なっちゃったかな。

セパレートされた大会コース内でインスペクションの選手が多いのですが、アップのために一般コースをかっ飛ばす方もいらっしゃいます。
ちと怖いので、1本だけ滑って早々に奥のコースへ。

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こちらはいつものかたしなでした(^^)

場所によっては小さなジャガイモが転がっていますが、コンディションはまずまずです。
混雑とは無縁の第6ペアリフトを使い、もくせいコースとつつじコースをぐるぐる滑ります。
コース幅がコース幅ですから、ほとんど小回り、たまに中回り。

小回りばかりだったからか、歳を取ったからか、疲れます。
レストランも混むかもしれませんから、11時にランチ休憩。
が、センターハウスの食堂に入ると、あれ、もう満席だ....
諦めてもうひと滑り、と思ったらちょうど席を立つ方がいらっしゃいました。

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牛すき焼き丼。
けんちん汁がメッチャ美味しいです。

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午後はこちら。
かえでコースに掘られたコブです。
最初はスクールの先生が整備されたと思いますが、中斜面に適度なリズム、そしてまだそれほど深くありませんので、コブ下手な私でもなんとかなります。

この日はバッジテストが行われていましたので、見学しつつコブをぐるぐる。
最後に1級受検生のコブを拝見しましたが、皆さん上手です。
スタート付近で見ていたので、全員終了するとスタート地点の先生に
『ご協力ありがとうございました』
と声をかけられました。
「みんな、上手いっすね」
『いやー、今日の1級受検の方は、皆さん上手いです』

受検生の後で酒導員が発射する訳にもいきませんから、慎重に一本(^^;

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最後にこんなものを食ってみました。
珍しいことがあるもんだw

朝のスタートが早かったのと、ほとんど小回ってたので疲れました。
定時よりちょい早く、15時前に撤収です。
帰路、白沢の小中学校付近からR120を外れて、片品川沿いの県道に下り....

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昭和の湯。
こちらは珍しくもありませんww
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2023年02月21日

JSP_SKI FORUM ON SNOW 2023

先週のブランシュでのHEAD試乗会に続き、この土曜日は菅平でJSP(日本スキー産業振興協会)主催の試乗会に参加しました。
名称は試乗会ではなく、SKI FORUM ON SNOWとなっており、板以外の用品を展示するメーカーもあります。

去年は9時前にはファミリー下の駐車場が満車だったからな、早めに出発しないと....
ということで、5時前に自宅を出発し、練馬から関越に乗ったのは5時半だったのですが、すでに事故渋滞が始まってます(>_<)

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この渋滞を抜けるのに30分程かかりましたが、その後は順調。
トイレ休憩のためのPAにも立ち寄らず、7時45分に上田菅平ICを降りました。
菅平着は8時15分。
この時間でもファミリー下駐車場はほぼ満車です。
8時半には他の駐車場に回る車が出始めましたから、ヤバいタイミングでした。

ウェアに着替えて、ポールだけ持ってゲレンデへ。
まずはサンホテルのレストランで試乗会の受付。
リフト券売場は長蛇の列です。

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菅平は、WebでICカードにチャージなんて気の利いたことはしてくれませんから、皆さん売場に並ばざるを得ません。
窓口ふたつですから、朝イチだけとはいえ混みますよねぇ。

そして今回は、2/5まで先着60,000名に適用される予定だった「うえだ菅平割」が、3/5まで延長されることになった結果、キッズからグランドシニアまで、どのカテゴリーでも1日券1,000円、2日券は2,000円の割引で購入できました。

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準備完了。
試乗開始です。

今回は、去年参加を見送ったブリやノルディカ、国内勢ではブルモリも出てきてます。
私は一目散にREXXAMのブースへ。
お目当てはもちろんブーツではなく、STÖCKLIです。
使用しているLASER SLが、4年を経過して2度目のモデルチェンジの時期となりますから、試さない訳にはいきません(いや、いいだろ試さなくても....)。

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試乗コースは、ファミリーイーストとシーハイルを使用しましたが、シーハイルコースは中間部から下のコース幅半分が規制されていました。
長野県連の準指導員検定会だそうです。

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逆にファミリーイーストは、雪が少ないからか林側にコブが掘られていませんので、広々と滑れます。

気温はそれほど低くはなかったと思いますが、両コースとも終日ボコボコに荒れることもなく、良いコンディションで試乗できました。

試したのは、お目当ての
 STÖCKLI LASER SL
L163だけど、まあいいかと
 STÖCKLI LASER SC
ちょいと気分を変えて
 BLASTRACK ELIXIR/L
乗りたかったのはLじゃなかった....
 BLASTRACK ELIXIR/E
昨年好印象だった
 BLUEMORIS S POTION
運良く転がっていた
 OGASAKA TC-SB
大分前のは持ってるけど、どう変わったのか
 BLASTRACK FARTHER
食わず嫌いのメーカーをつまみ食い
 SALOMON SL 12
来シーズン、メーカーイチオシらしい
 SALOMON ADDIKT
最後に
 STÖCKLI MONTERO AS
の5ブランド、10機種です。
(STÖCKLIのLASER SLとSCは、繰り返し何度か試乗しています)

妙高連山なんて珍しいブランドが出てましたので、試すつもりだったのですが、すっかり忘れて試乗できず....。

STÖCKLIのお隣にブースを構えるイタリアのハンドメイドブランドBLOSSOMは、翌週単独試乗会がありますから、この日はパス。
『中毒者さん、カタログ持っていきなよ』
何故か2冊渡されました。

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15時少し前に最後の試乗を終え、IDカードを返却しようとサンホテルの方に歩き始めたら、おねーちゃんに声をかけられました。
ナンパじゃなくて、アンケートだそうです。
サンホテルまで行かずに、雪上でカードを返却できるなんて、今年はJSPも気が利いてるじゃん。

ひととおり記入すると、
『YouTube見ます?』
「あんまり見ないけど、見ろと言われれば....」
『"SNOWMAP"で検索して,,,,、あ、それです。チャンネル登録していただくと』

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タオルをいただきました。
『ご協力ありがとうございました』
おねーちゃんはそのまま立ち去ります。
どうやらJSPの気が利いてた訳じゃなく、単なる出展者のアンケートだったみたい(^^;

朝の受付場所でIDカードを返すと、
『こちらのQRコードを読み込んで、アンケートにご協力をお願いします。すみません、何度も....』
他の参加者にも言われたんだろうなぁ。
自宅に帰ってからゆっくり答えればいいとのことでしたので、そうさせていただきます。

「5月の渋谷、またやりますよね」
『あー今年はね、有明なんですよ。渋谷は取れなくて』
ということで、5月のSKI FORUMは有明会場だそうです。
あ、日程聞くの忘れた(^^;

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駐車場に戻ると、白いモノが落ちてきました。
雨じゃなくて雪です。
でも明日は雨だろうなー。

15時過ぎに撤収。
あ、リフト券返すの忘れた(^^;;
posted by スキー中毒者 at 17:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | スキー

2023年02月15日

2024スキー試乗@ブランシュたかやま

2/12(日)にブランシュたかやまで、HEADスキー試乗会に参加しました。
天候は晴れで気温も高めだったため雪は柔らかく、午前中は整地、午後は荒れた斜面での試乗となりました。

HEADはカタログ上の名称と板の表記が微妙に異なる(板の方が端折ってる)ことが多いのですが、忙しいスタッフにいちいち確認するのも申し訳なく、板の表記を記載していますので、写真も見比べながら適当に判断してください。

また、スペックは分かる範囲で記載しましたが、本人はレングス以外はほとんど気にしていません。

HEAD e-SL
L165/R12.9/122-68-107
IMG_0073[1].JPG
トップモデルではないとは言え、一応レーシング系ですから、スピードを出してナンボの板です。
エッジホールドはしっかりしています。
かなり食いやすい雪質でしたが、外すことに難しさは感じません。
スキーを動かすと、テール寄りで食う感じを受けました。
低速のときは、操作にやや重さを感じます。
安定していますし、挙動が穏やかなので扱いやすいと思います。

HEAD e-SLR
L163/R11.2/123-66-107
IMG_0081[1].JPG
手に持ったときの重量が軽くて、ちょっとホッとしました。
全体的な印象は、軽快で扱いやすいスキー。
ただしレーシング系のような力強さはありません。
安定性はそこそこですが、スピードを出すとトップがバタつくことがあります。
低速でも踏めば板が返ってくれますから、特に小回りは楽です。
板の走りはイマイチ。
急斜面でハイスピードの大回りは、ちょっと躊躇われそうです。
SUPERSHAPEでは満足できない1〜2級の基礎系スキーヤーは、候補に入れてもいいかもしれません。

HEAD e-SL REBEL
L168/R12.8/119-68-103
IMG_0086[1].JPG
直前のe-SLRとは違い、持つとずっしりとした重さを感じますが、滑ると重さは全く感じません(まぁHEADのレーシング系はだいたいそんなもんですが....)。
ポジションを間違えなければ、きれいに撓んでくれます。
また返りが強すぎませんから、失敗は少ないと思います。
ただ切り替えで良く走りますので、特に小回りでは身体が遅れないよう要注意。
スペック上のラディウスは小さめですが、大回りで滑ってもトップから内に入りすぎません。
小回りも、ポジションが遅れなければ、安定したリズムで滑れます(私の場合、これが難しい....)。
大回りでは荒れをものともせず突き進んでいきます。
オールラウンドな板だと思いますが、私程度の脚前ではかなりの気合と根性が必要ですし、リフト2〜3本が限度ですね(^^;

試乗終了直前にレングス違い(L158だったかな....)にも乗ってみました。
より撓みやすく、エッジングの調整もしやすいように感じます。
こちらの方が自身で操作する感覚があり、逆にいえばL168では板に乗せられてたんだなぁ....、と反省。

HEAD e-SL REBEL
L165/R12.3/118-67-104
LAGE0227[1].JPEG
来シーズンのモデル、白がRACE系で、青がDEMO系なんだとか。
これは直前の青いヤツと板に書いてあるネーミングは同じです。
プレートが違うのかな....?
エッジホールドは強め。
雪が柔らかいということもありますが、一旦食うと外しづらさを感じます。
大回りではトップがやや内に入り気味。
逆に小回りではトップが動いてくれるのはいいのですが、返りが強めなのでその処理に気を遣いました。
安定性は抜群ですが、やたらと疲れるSLマシーンです。
荒れ始めたコンディションでは、小回りロードができた中急斜面を力強く削ってくれますし、モサモサの雪を蹴立てて突破してくれます。
ただ私には強すぎました。

HEAD SUPERSHAPE e-SPEED
L170/R14.0/12.2-68-104
VTJR5534[1].JPEG
ちょうどショート系に板が出払っていて、たまにはいいかと....
操作性はメッチャ軽いので、踏んでも振り回しても(?)OK。
整地での安定性はそこそこありますが、荒れた斜面ではさすがに暴れます。
ロングでは、エッジが食い過ぎないところは個人的に好印象です。
ショートでは、雪が柔らかいこともあってか、思ったほど返ってきませんでしたが、この板なら自分で動かせば何とかなります。
どうしても弱さを感じてしまうんですが、まぁ直前の試乗板がe-SL REBELですからね、タイミングが悪かった....。

HEAD KORE 93
L177/R16.4/133-93-115
IMG_0096[1].JPG
「今回は太いヤツは?」
『1本だけ持ってきてますけど、出ちゃってますねぇ』
なんて話してたのですが、SUPERSHAPEを試し終わったら返ってきてました。
整地ではただの太い板。
しかし、コースの端の端、モサモサボソボソの雪が溜まったところに入ると楽しいです。
荒れたコース中央でスピードを出すと飛ばされますが、この板ではやむを得ません。
荒れが小さければ普通に大回りができますし、クイックにはならないもののゆったりしたリズムの小回りなら問題ありません。
扱いやすいセミファットだと思います。

HEAD e-RACE PRO
L170/R14.8/117-68-102
IMG_0101[1].JPG
やや長さを感じました。
ポジションも若干シビアで、遅れると真っすぐ走り気味です。
個人的にはもう少しルーズな方が好きです。
エッジホールドは強いというより、やや引っ掛かり気味。
大回りではあまり気になりませんが、小回りでは回しづらさもありました。
斜面がかなり荒れていたから、と言いたいところですが、私の技術的な問題です(^^;
posted by スキー中毒者 at 11:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | スキー

2023年02月14日

大雪後の混雑

この週末はブランシュでHEADの試乗会が開催されました。
私はもう10年以上、毎年参加している恒例行事です。

予定では土曜日に試乗会。
諏訪に宿泊して翌日曜日は富士パラだったのですが....

金曜日。
都内に大雪警報が出ましたが、例によって雪国視点では大雪でも何でもないレベル。
しかしマジで大雪になった地域も多く、午後になると中央道は八王子から中津川までが通行止めとなりました。
9年前の悪夢を思い出します。

FolUMSMaUAE5DQI.png

ちなみに関越道は練馬から関越トンネル手前まで冬用タイヤ規制が出ましたが、何故かトンネルを抜けると規制なし....。
こんなこともあるんですねぇ。

この調子じゃ土曜日になっても中央道が開くとは思えません。
やむなくNEXCO中日本の速旅(富士パラリフト券付プラン)をキャンセル。
ホテルは宿泊前日ですから、キャンセル料がかかりますが仕方ありません。
電話をすると、
『キャンセルを承りました。ネットでお申し込みなのでキャンセル料はかかりませんが、キャンセル通知は送信されせん。』
とのこと。
「キャンセル料、いいんですか?」
と確認するも、不要とのこと。
助かりました。

まぁ明日になれば、関越なら何とかなるんじゃないかな。
ということで、土曜日は日帰りで水上方面に行ってみることにしました。

翌朝。
Apple Watchが手首を叩いて起こしてくれました。
時刻は6時。
「あれ?目覚ましは....」
前夜、目覚ましの時刻はセットしたものの、アラームモードへのセットを忘れたようです。
これから行ってもなー。
と思いつつも交通情報を確認すると....

unnamed (1).png

中央道は、甲府から先が相変わらずアウト。
関越道は、諦めの悪いスノークラスタが集中したのか、すでに渋滞祭りでした。
即、二度寝です。

天気も回復したし、さすがに明日は大丈夫だろう。
ということで、再び予定変更。
日曜日は日帰りでブランシュの試乗会に参加することにしました。

日曜日。
5時過ぎに自宅を出発。
首都高〜中央道は渋滞皆無で、8時過ぎにはブランシュに到着しました。
いつもなら板は車に積みっぱですが、念のため試乗会予定を調べると9時開始とのこと。
仕方ねぇ、持って行くか。

ゲレンデに出る前に、ちょいとスクールに立ち寄ります。
先日のスキー大学でお世話になった小宮山耕平デモにご挨拶....、と思ったらこの日はいらっしゃいませんでした(^^;
手土産だけ預けて、リフト券売場へ。
「あれ、並んでる」
クワッド乗り場にも人がいます、いや並んでます。
こんなに混雑したブランシュ、何年振りだろ。

試乗会はまだ準備中ですから、とりあえず一本。
クワッド降り場の気温は-2℃と、かなり暖かいです。
足慣らしにロマンチック〜ファンタジーを滑り、クワッド乗り場に帰ってきても、まだ準備中。
じゃもう一本と、今度はスラロームコース。
ブランシュらしからぬ柔らかい雪で、平らなうちは快適です。

IMG_0076[1].JPG

受付を済ませて試乗開始。
午前中はロマンチック〜ファンタジーを利用しました。
土曜日に諦めた方が多かった反動か、リフトもコースも混雑しています。
とは言え、他のスキー場基準で考えれば、十分空いているんですけど(^^)

レストランも混雑するだろうと、11時にはレストハウスバウムに入りましたが、すでにほぼ満席でした。
馬鹿の一つ覚えのように湖北さんの角煮定食を食って、12時過ぎに試乗を再開。
斜面は荒れ始めています。
午後は午前中に試した板を、再度ジャイアントとパノラマで試乗しました。

貸出終了の14時まで、7機種を試乗。
最後に一本だけ、自分のSTÖCKLIでのんびり滑って撤収しました。
予想外に混雑したブランシュでしたが、普段乗っている板とは全く違うHEADの試乗は新鮮で楽しかったです。

続いて来週と再来週は菅平での試乗会に参加します。
いよいよ試乗会シーズンが始まりました。
posted by スキー中毒者 at 11:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | スキー

2023年02月07日

小海で初コース

土曜日は佐久まで下りて宿泊。

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スノークラスタ御用達の例のホテルです。

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日曜日、いつものようにバイキングの朝メシを食い過ぎ、腹いっぱいで出発。
8時過ぎに小海に到着しました。
ちなみにこのスキー場、先シーズンまでは「小海リエックススキーバレー」だったのが、今シーズンから「シャトレーゼスキーバレー小海」に変わってます。
オーナーであるケーキ屋さんの名前が前面に出てきてはいますが、中身の変更はありません。

リフト券はあらかじめ公式サイトから購入済みです。
年寄り券だと、1,000円のランチ券とセットで3,500円と爆安。
こちらもスノークラスタ御用達のJAF割よりも安くなりました。
他のスキー場でリフト代の値上げが相次ぐ中、有難いことです。

Web販売はアソビュー!のシステムを利用していますので、チケット売り場でリフト券とランチ券を発券していただき、ゲレンデへ。
団体さん(千葉県連かな?)がいらっしゃいますので、クワッドにも列ができていますが、大したことはありません。

クワッドを降りて右手に進むと、いつもは休止しているペアリフトが動いてます。

IMG_9993[1].JPG

林を抜けると広がる緩斜面。

IMG_9994[1].JPG

小海で初めて滑るウェンゲン(Aコース)です。
ただの緩斜面なんですけど、なんかいいですね。
あと基礎練習なんかには最高だと思います。
この日は団体さんが開きモノやらなんやらをやってましたから、その前で基礎練するのは憚られましたけど....。

とは言え、このコースをぐるぐるリピートする気にはなれませんので、そのままメインバーンのラバーホーン(Bコース)へ。

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空いていて、まだ荒れていないこのコース、最高です。
俗にいう勘違いバーンってやつ。
思いっきり勘違いさせていただきました(^^)

そのまま真っすぐユングフラウ(Cコース)に滑り込みますが、最後の中急斜面のコンディションも上々。
お次はユングフラウからHコース(なぜかここだけ色気のないコース名)〜ブライトホーン(Eコース)に抜けます。
ブライトホーンの緩斜面では、子どもたちが沢山楽しんでいますので、できるだけ端を滑ってクワッド乗り場へ。

降りたら今度は左手に進み、アイガー(Dコース)の急斜面です。

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晴れるとホントに眺めのいい斜面です。
ピステンが入ってますから、コンディションも最高。
ショートターンで下り、
「お、オレって上手いじゃん♪」
いえ、ただの勘違いです(^^;;

小海のネックのひとつは、ゲレンデ内のレストランがエーデルワイスというベースのデカいヤツだけということ。
この日は天気が良かったこともあり、席の混雑はそれほどでもありませんでしたが、料理の注文〜提供カウンターの混雑は相変わらずです。
こればかりは時間をずらすしかありませんね。

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せっかくシャトレーゼに来たのですから、食後にはケーキなんていただいちゃいます。
普段滅多に食べませんから、食べ方はすっごい下手くそですが(^^;

午後になると、メインバーンのラバーホーンは少しずつ荒れ始めました。
転んだり、手こずるお客さんも多いので、スピードを落として中回り、大回り。
しかし滑る人が少ないからか、アイガーはほとんど荒れませんでした。

IMG_0018[1].JPG

そろそろ緩んだかな?
とHコースに掘られたコブにも入ってみます。

緩んじゃいませんけどリズムがいいので、コブが超下手くそな私でもなんとかなります。
ただ最後に斜度が少しだけ増すところは、要注意。

小海のコースって、それなりに斜度はあるし、幅はあるし、距離もあるんですけど、なんか単調に感じちゃうんですよね。
しかし前日が超コンパクトなスキー場だったこともあってか、ウェンゲン〜ラバーホーンとアイガーを交互に滑ると、爽快です。

この日は個人的定時の15時よりちょい前に終了。
駐車場で着替えて、ホテル併設の温泉に向かいます。
駐車場が満車で入れないこともありますが、大丈夫でした。

IMG_0023[1].JPG

リフト券を提示すると、通常800円のところ500円で、アイスのおまけ付き。
フロントでロッカーキーだけでなく、タオルも貸してくれますから便利です。
遮るものの無い開放的な露天風呂は、天気がいいと景色が抜群で、遠くに浅間山を眺めながらのんびりできます。

けど私は烏の行水(^^;;

さっぱりとして帰路に就きます。
覚悟を決めて佐久方面へ。
上信越道を走っていると、情報板に関越道の状況が表示されます。
寄居から高坂の先まで渋滞だとか、所要時間は70分だとか90分だとか....。
甘楽PAに入りスマホで渋滞情報を確認するも、渋滞が伸びることはあっても、短くなることはありません。
が、東北道に渋滞は無し。
よし、北関東道を使って東北道に抜けよう。
こういうオプションが考えられるのが、こちらのルートのいいところです。

本線に戻り、藤岡JCTで関越道を高崎方面に向かい、崎JCTから北関東道に入ります。
しばらく走ると、東北道の渋滞情報が入りました。
加須で2km。
仕方ない、自然渋滞か。
でもこの程度なら....。
と思っていたら、すぐに「事故」の2文字が付け加わります。
距離も4km、6kmと伸び、通過時間も70分だとか。
こっちに迂回した意味ないじゃん(>_<)
渋滞通過には60分ほどかかり、現場通過時にはまだ事故処理が終わっていませんでした。

結局4時間かかって、20時過ぎに帰宅。
洗濯機回して、買物行って、

IMG_0042[1].JPG

こちらにも間に合いました。
四代目の若主人とスキー談義をしながら一杯、いや4杯(^^)/□

お家に帰るまでがスキーという方や、お家に帰って洗濯機を回すまでがスキーという方もいらっしゃいますが、私の場合、お家に帰って洗濯機を回して角打ちで飲むまでがスキーです。
posted by スキー中毒者 at 12:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | スキー